悪魔学校である『バビルス』に眠るデルキラの遺物――在学中に創った物、書き記した書物からその時使った万年筆まで、デルキラに関する物全てを持ってくるように『13冠』の一人、バールから彼の同胞である『六指衆』のアトリとシーダは指示を出された。
そうして、バールと繋がりがある魔関署特別警備長であるナベリウス・ナルニアの推薦によってアトリとシーダは教師として潜入したのである。
主に担当するのは『問題児クラス』であり、その理由はデルキラが学生だった時に一番長く使っていたために封印されていた『王の教室』を使っているからだ。
デルキラの遺物を取るなら『王の教室』に入るのが最適出し、合理的である。
また、潜入する際に王の教室を使っている問題児クラスの生徒は上手く使えとバールは言ったが、邪魔になるなら2、3人なら消してもいいと許可を出した。
ただし、サリバンの孫である入間はバールたちを翻弄し続け、痛い目に何度も遭わせている。なので下手に勘繰られないようにするのと下手に手を出すなと厳重に言われているた。
刹那的な快楽主義者、あるいは愉快犯的な面が強いアトリだが、バールが本気の殺意まで込めて厳重に言い渡されているのでこれに関しては従うのは絶対としていた。
シーダの方は以前、ウォルターパークで動物たちとの触れ合い方を教えられたりしていて良い思い出が出来た事は喜んでいるし、そんな入間や入間の仲間を騙すような事をしたくはないと考えている。
彼女たちの仲間である隠蔽魔術の使い手によって、入間から自分の記憶が消えている事も悲しんでいた。
密かに入間達を守る事さえ、決めているくらいだ。
しかして、その二人の正体に気づいている入間はそうしたシーダの精神状態もであるが、ウォルターパークで触れ合った際にまともな悪魔の女性であると判断している。
敵に対する最良の手段の一つとして一番良いのは戦わず、自分の側に取り込む事である。
その相手が女性ならば、自分に好意を抱かせて惚れさせ、愛を抱かせて篭絡させ、依存させてしまえば良いのだ。
要は逆ハニートラップだ。
こうして、丁度シーダが一人で行動していたと時に接触し、自分が用意した異空間に捕らえると……。
「ひゃ、くふ、んきゅ……あふ、く……」
「シーダは可愛いな、大好きだ」
鎖で吊るすように拘束しながら感覚を敏感にした状態で愛を囁きながら、優しくゆっくりと愛撫していった。
「ぁ……わ、私も……」
「なら、俺の物になるか」
「な、なる。君のモノにしてぇっ!!」
「ああ、喜んで」
そうして拘束を解くと徹底的に愛と快楽を与え尽くす。何度も快楽の極致を体感したシーダは蕩けに蕩け……。
「お前は俺の物だ、シーダ」
「はい、イルマ様ぁぁ……」
入間の声にシーダはよがりながら、彼の物になる事を宣言した。これは契約となり、シーダの身体に刻印が刻まれた。
「これからもっと楽しく遊べそうだ」
入間は自らに身を委ねるシーダを抱き締めながら、バールに向けて宣言するのであった……。