魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百七十九入

 

 入間は『問題児クラス』の皆に『飛行試験』で優秀な成績を示した一年生二十六人とバビルス学園の全てを試験会場に行われ、教師陣と戦う『心臓破り』に備えて鍛錬に戦略を考えた。

 

 組み分けが決められていない時はあらゆる組み合わせで十三チームを試していき、組み分けが発表されるとそのチームで鍛錬に戦略を練っていったのだ。

 

 そんな時……。

 

「良し、それじゃあみんな……今から『心臓破り』のためのPV撮影を始めるよぉー」

 

 サリバンが『王の教室』にやってくると『心臓破り』のPVを撮影すると言い出した。

 

 教師陣全員とルールがあるとはいえ、生徒が戦う試験はこれまでのバビルスの歴史において初であるし、『問題児クラス』はそもそも注目度が高いのだ。

 

 PVの内容はこうだ。

 

 時は混沌(カオス)――無法地帯に犯罪蔓延る終末の魔界。そこでは怖ろしい怪魔たち、バビルス・キョーシが日々暴れ回っていた。

 

 キョーシ達の大好物は『悪魔の心臓』。そう、バビルース・キョーシはすごく怖いのだ。

 

 

 

『心臓をよこせ~っ!!』

 

『キャー!! 助けて、誰かー!!』

 

 バビルース・キョーシの一人が少女悪魔に近づいて襲い掛かろうとしたが……。

 

「怪我はないか?」

 

『は、はい。貴方達は?』

 

 少女悪魔を入間が守りながら容体を問う。そうして、彼の傍に問題児クラスのアリスにクララとエリザベッタにケロリ、シャックスとリード、サブロにゴエモンとアロケルにアガレスとカイムにプルソンも集う。

 

 混沌とした魔界にもまだ一筋の光に希望があり、気高く強い者達が残っていた。

 

 そう、彼等こそ怪魔を挫き、悪魔を守る正義の悪魔達。

 

 それが『問題児(アブノーマル)13(サーティーン)』である。

 

 そのナレーションと共に入間達は思い思いの決めポーズをとってみせた。

 

 こうしたPVの撮影を超一流の俳優たちにスタッフと共に豪華なスタジオで入間達は行ったのであった。

 

 

 

「いやあ、こういう撮影は楽しくて良いな」

 

『めっちゃ楽しい』

 

 PV撮影を終わった後、入間達が楽屋でケータリングの物で食事をしては飲み物を楽しんでいった。

 

 

 

 『心臓破り』に挑むための準備、それに準じたPV撮影などを済ませていった入間達。

 

 時間というのは魔界であっても過ぎるのは早い。来週末が訪れるのは本当に速いのだ。

 

「いよいよだな……さて、とっておきの魔術を使うか」

 

 入間はそうして『心臓破り』に勝つため、試験前日にサリバンの屋敷にて、魔法陣に入間特性の祭具を置き、入間はかなり大規模な儀式魔術を使い始めるのだった……。

 

 

 

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