魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百八十二入

 

 バビルスの二年生のクラスの一つ、『問題児クラス』十三名と『飛行試験』で優秀な成績を納めた二十六人が合同で教師陣相手に戦う試験、『心臓破り』が始まった。

 

 早速、リードのチームとロビンが戦う事になったが、心臓破りに向けた準備と鍛錬で鍛えられたリード達は入間の指示もあって、彼が放つ矢を回避しながら逃げおおせた。

 

 それに対し、ロビンは家系能力を使ってまで当てようとしたが、入間の仕込みによってダメージを与えられながら吹っ飛ばされたのである。

 

 そんな中、バビルスの中庭には一チームがいる。

 

「それじゃあ、頑張って行こうね皆。デビデビオー!!」

 

「デビデビオー!!」

 

「デ、デビデビ……オー!!」

 

 そのチームとはウァラクチームであり、クララの声に頭の右側に花が咲いており、髪は長く、耳の尖った一年生の女子で明るい雰囲気を有しているストロー・フワトロと帽子を被っており、背も高いが人相の悪い顔つきで不愛想な雰囲気を有しているマルバス・F(エフ)・ヤバシが応じる。

 

 フワトロは明るく、ヤバシは多少照れながらだ。

 

 フワトロの家系能力は『花吹(ハロー)』であり、どんな場所でも花を咲かせるものだ。

 

 ヤバシの家系であるマルバスの家系能力は『完璧把握(カチカチ)』であり、あらゆる物質の構造を把握出来るものだ。

 

 そんな二人とクララはチームを組んでいるが……。

 

「ふい、あららら。美味しそうなハートちゃんたち発見~」

 

「あっ、スーちゃん」

 

 スージーがウァラクチームの前に姿を現した。

 

「逃げましょう、先輩。あの悪魔は植物の母と呼ばれていて……」

 

「その頭の花……うちと近しい家系の子のようね。でも、親戚筋だからといって容赦しませんよぉ」

 

 スージーは種子を弾丸みたいにして飛ばす巨大な花でありながら花弁の中心にガトリングが付いている『弾丸草(ガトリングスイセン)』と更に同じく、巨大でありながら翼を生やしたようにも見える花でありながら、茎を翼みたいにする事で棘を飛ばす『トゲアカヒメ』を出し、笛で操る事で弾丸と棘の弾幕を放つ。

 

「よっとぉっ!!」

 

 クララは一旦、自販機をポケットから沢山出して壁にして防ぐ。

 

『(クララ、渡していた種に魔力を込めて地面に埋めろ。フワトロはそれに花を咲かせるんだ)』

 

『はいっ!!』

 

 そうして入間の指示に従い、クララはポケットから種を出し、魔力を込めて地面に埋める。すると直後に巨大な蕾を有する茎が生えてそれにフワトロが家系能力で花を咲かせる。

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』

 

「ふいいぃぃっ!? な、何ですかぁの植物はぁぁぁぁぁっ!?」

 

 クララが地面に埋め、フワトロが花を咲かせたのは入間が作り出した植物である『捕喰植物――ドラコプレデター』だ。

 

 超巨大でありながら、凶悪な龍の姿をしているドラコプレデターは地面からその足を出しながら立ち上がり、弾丸草の弾丸とトゲアカヒメの棘が通じない鱗が如き樹皮の硬度によってその炸裂に動じず、スージーと彼女が操る植物に襲い掛かったのであった。

 

「逃げるよ」

 

 そうしてクララたちは後は『ドラコプレデター』に任せてその場から逃げるのであった……。

 

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