タイムリミットであるニ十分までに理事長室に行き、カプセルに封印されているサリバンの近くにある機械に魔力を込めて壊さなければサリバンが解放されてしまう。
それは【心臓破り】において全員が生き残ってこの試験を達成するという入間達、生徒の目標の達成が困難になるという事だ。
そうしてアリスがエイトの相手をしている間にカムイチームとアリスのチームであったゼゼにシルビアが理事長室にいけばサリバンの近くに研究員の恰好をしたオペラがいたので皆、びびったがオペラはサリバン(入間もだが)のSDであり、教師では無いために試験での戦闘は駄目なようで棒読みで無抵抗なのを示した。
こうして、二つの装置に一年生であるフィーネとシルビア、ゼゼとウズのペアで装置に魔力を込める。
「うわっ、眩しいし重いっす……」
「滅茶苦茶魔力が吸われますわ」
「キッツ、何なの、この球はっ!!」
「ゲージも貯まるのも遅い……これは時間がかかる」
装置の設定は中々に厳しい物になっており、かなり生徒に魔力を使わせる仕様になってしまっていた。
「っと、来ましたね」
「ええ、残念だけど装置は壊させないしそろそろ、ハートをたくさん食べてあげる。貴方達の快進撃も此処で終わりよ」
「ふふっ、こうした事は既に何度もイルマさんによる訓練でシュミレーション済みです。いきますよぉっ!!」
カムイたちの前に現れた教師は魔術基礎学教師のモラクス・モモノキだ。
家系能力である『
「オオ……」
そうして二Mはあり、無骨なフォルムで二足歩行の魔獣が召喚される。
「妙な魔獣ね……しっ!!」
モモノキは魔術で攻撃した。すると魔獣に魔術が直撃した瞬間、反射しモモノキに迫る。
「ちょっ!?」
反射された魔術をモモノキは別の魔術で防ぐ。更に幾つかの魔術を放てば……。
「がぶ」
「いいっ!?」
魔獣はモモノキの魔術を吸収してしまう。
「ふふふ、その魔獣は魔術を反射したり、吸収したりする能力を持っていますよ。お気をつけを」
「本当、イルマ君はとんでもないっていうか、私の天敵過ぎるんだけどぉぉっ!!」
モモノキはカムイが出した入間が作りし、魔獣の性能が自分に対するメタであった事で悲鳴を上げる。そうして襲い掛かってきた魔獣に対し、どうにもならないのでとりあえず逃げながら、魔獣を相手取るしか無いのであった……。