理事長室にて、サリバンが封印から解放されるニ十分までに器具に魔力を注ぎ込んで破壊をしようとするフィーネとシルビア、ゼゼとウズを理事長室にやって来たモモノキからカムイは守ろうと入間から預けられた魔獣を出した。
その魔獣は魔術を吸収して魔術に使われた分、スペックを強化したり、魔術を反射する能力を持っているというモモノキにとって天敵であった。
どうにもならないのでモモノキは逃走したのである。その後、エイトを倒したアリスも理事長室にやって来て合流する。
こうして、一年生四人が器具の破壊に魔力を注ぎ込む間、アリスとカムイが警戒する。
無論、他の教師も理事長室へと向かっていたのだが……。
『はあああああっ!!』
「ぐおっ!!」
治癒能力を持つ教師プルシェンコは相手する上で特に厄介だ。なので入間の指揮の元、サブノックにケロリ、ケロリのチームであり、一年生のゲバティ・ヤンが鉱物を出現させ、自身も鉱物へと変化させる事が出来る家系能力【
そうして武器から武器を創造する事により、、プルシェンコの周囲を囲んで檻とした上でそこにケロリが氷の檻を重ね、更にヤンが鉱物の檻を重ねる事で実質、プルシェンコを封印状態にしたのだ。
「見事だ……」
こうして、戦いにおいて重要な回復役を潰した事で教師陣の継戦能力を奪った。
「ハァハァ……ふふふ、この瞬間こそ狙い目だ。せめてハートを一つだけでも奪ってやる」
次々と自分を狙ってきた攻撃を何とか潜り抜けたロビンが射手として【一射必中】を使う事で未だ奪えていないハートを一つでも奪おうと弓を構えて、そして放とうとしたが……。
「うん、使い魔を出しても無駄だよ?」
カムイがシールを使って翼を生やし、大きな鏡の腹部を有すして飛行する使い魔を出した。しかし、いくら障害があっても【一射秘中】の前には無駄である。
「
ロビンは【一射必中】を使い、矢を放とうとする数秒間において先に鏡の腹部を有する魔獣がロビンの存在を映し、それにロビンは矢を放ってしまう。
というか、放とうとしたところで姿を映したので矢を放つのを止める事が出来なかった。
そうして……狙った者を絶対に射抜くロビンの矢はなんと、理事長室に向かったかと思えば、軌道を変えてロビン自身へと向かう。
「(嘘だ)」
そうしてロビンは肩を射抜かれながら倒れるのであった。
カムイが出した使い魔は鏡に映した相手に攻撃の対象を入れ替える能力を有していたのだ。
そうして……。
『やったぁぁぁぁっ!!』
器具は壊れ、サリバンの解放は無くなった。
それを喜ぶアリスチームとカムイチーム、放送を聞いた他のチーム……そんな中、『SOS』達成のボーナスとして入間のカプセルから液体が抜けていき……そして、カプセルが開いた。
そう、入間が制限時間よりも早く解放されたのだ。
「皆、良くやってくれた。さあ、ショータイムの始まりだっ!!」
入間は告げ、そうして封印されていた部屋からチマとギャルソンと共に試験に参加し始めたのであった……。