【心臓破り】において生徒達にとっては一番の問題点である『SOS』を達成したアリスにシルビアとゼゼのチームとカムイにフィーネとウズのチームは理事長室から移動しており……。
「いくぞっ!!」
その二チームの前にカルエゴが立ちはだかった。彼はケルベロスを出したが……。
『グオアアアアアアアッ!!』
アリスは超巨大であり、青い炎で構成された巨人こと『アグニ』を出せば……。
『グルオオオオッ!!』
入間により、数体の魔獣の細胞を融合して作り出された巨大な
『ガアアアアアッ!!』
入間の魔術によって『ブリザード・トライドラ』も普通に異次元の門を通るようにして出て来たカルエゴへと襲い掛かる。
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁっ!!」
一度、『ブリザード・トライドラ』との戦闘で疲弊し、続けて入間によって仕掛けられた罠の数々、今のアグニにキメラ、ブリザード・トライドラとの戦闘でカルエゴは疲弊していき……。
「そろそろ退場、願おうかカルエゴ先生」
入間は遠いところからカルエゴの様子を見ながら、弓を構え……。
「グッバイ」
入間はカルエゴに向けて矢を放つ。それは自由自在、変幻自在な軌道で進みながらカルエゴへと向かっていき……。
「うぐあああああああああああっ!!」
体力的にも精神的にも疲弊したカルエゴに入間の矢が直撃して射抜かれ、そうして『ブリザード・トライドラ』の冷気の息によって凍らされたのである。
「ふふ、流石はイルマ様……惚れ惚れするような容赦のなさです」
「さ、流石っすね」
「容赦ないというか、非情というか……」
「しっかし、色んな魔獣を作っていますなぁ、イルマ君は……」
「本当、イルマ様は規格外すぎですわね……前に一対一でカルエゴ卿を倒していましたし」
「サリバン様の孫なだけはあります」
入間の作戦による容赦の無さにアリスは改めて忠義の念を抱き、シルビアは汗を流しながら苦笑。ゼゼはライバル視する以前の問題である事を悟りながらもカルエゴに同情した。
カムイはアリスのアグニもそうだが、モモノキに用いた魔術、魔力メタな魔獣、そしてキメラにブリザード・トライドラも含めて超強力でありながらしっかりと制御できるし、暴走もしない魔獣を作り出せる入間の技術力を凄いと思いながら呟く。
フィーネにウズは只々、驚愕するしかなかった。
こうして、この【心臓破り】で厄介なバラムとカルエゴはどちらもあっさりと対処されたのであった……。