【心臓破り】においてサリバンに次いで厄介な教師はそれぞれ、【位階】8であるナベリウス・カルエゴとバラム・シチロウの二人であった。
しかして、どちらも入間が用意していた諸々があって真っ先に対処されてしまった。
そうして入間は自分のチームであるチマとギャルソンの二人を合流したケロリにエリザベッタのチームに預けつつ、単独行動をし始めた。
当然、教師陣を倒していくためである。
「勝負……」
そんな入間に対し、新人の教師になるシーダが挑戦を申し込んできた。
「堂々としてますね、シーダ先生。じゃあ踊りましょうか」
「ふっ!!」
笑みを浮かべてシーダの挑戦を受けながら入間は手招きをする。
そうして、シーダは走りつつその勢いを加えた蹴撃を繰り出す。
「しっ!!」
その蹴撃を手で払い捌くと蹴撃を返した。
「っ!!」
「へえ、慣れてはいるようだ」
入間の蹴りに対し、逆らわずに圧に流されるようにして入間の蹴撃の炸裂を回避しつつ、後ろに下がって間合いを取る。
「話通り、強いね」
「それは勿論」
「でも倒すっ!!」
シーダは言いながら、入間へと再び舞い踊るようにして蹴撃の乱打を繰り出していった。
「出来ねぇよっ!!」
入間はシーダに対し、同じく舞い踊るようにして襲撃の乱打を繰り出し、シーダの蹴撃を打ち落とす。
「さて、身体も温まって来たし本気でやり合おうかっ!!」
入間はそうして、シーダと本気でやり合おうとして……。
「はっはぁー、面白そうな事してるじゃーん。俺もイルマちゃーんっ!!」
アトリが入間の死角から襲い掛かってきた。槍のように鋭く貫手による攻撃を繰り出す。
「あ? 野暮な事してんじゃねえよっ!!」
入間はその一撃をアトリのほうを見ないままに手で捌き、それと同時にシーダの蹴りも微細な体捌きで回避していく。
「
「があああっ!!」
「うあっ!!」
そうして、シーダの攻撃を捌いていきながらアトリとシーダに対し、拳と蹴りの超絶的な乱打を浴びせていく。
そうして、アトリを吹っ飛ばしながらシーダを叩きのめしつつ、地面に倒れさせた。
「アハハハ、良いじゃーんイルマちゃーんっ!!」
吹っ飛ばされたアトリは腕を六本に増やしながら、高笑いしつつ入間へと襲い掛かるも……。
「別にお前を愉しませるためじゃねえんだよ」
『グオオオオッ!!』
入間が侮蔑すると共に入間の改造によって超巨大な双頭の犬の魔獣になった『オルトロス』に進化したそれが巨大な爪撃を叩き付け、あまりの威力にアトリの身体が地面を跳ね上がり……。
『ガアアアアッ!!』
無抵抗なアトリに対して強烈な尾の攻撃を繰り出し、遥か彼方へとアトリを吹っ飛ばしたのであった……。