何においてもとにかく、誰よりも目立つ事を目的として風紀委員長として活動しているバビルスの二年生の一人、ロノウェ・ロミエール。
彼は今まで生徒会と似たような活動をしながら、生徒会のライバル(自称)をしてつっかかっていた。
しかし、ここ最近において入間が生徒会長代理となってバビルスの中心となり始めたのでそれを阻止し、更に言えば本来の生徒会長であるアメリの威光もあって手を出せなかった生徒会を乗っ取ろうとも思って行動に出る事にしたのだが……。
「(こ、これは何が起こっているんだロノウェぇぇぇぇっ!?)」
誰も居ない生徒会室の扉に刻まれていた警告文を無視して侵入しようとしたがその瞬間に付き人のミギとダリの二人諸共、校庭の中心に転移させられた上に黄金の石像に変えられてしまった。
しかも身体は動かせないが、意識だけはあるという地獄状態だ。
「何だ、この石像?」
生徒中の注目は受けられたが、当然ながらそんな注目のされ方はロノウェの望むところではない。
どうにもできない状態のまま、下校時間となると……。
「はっ!! も、戻った」
石像状態は解除され、元に戻るとすぐさま生徒会室へとロノウェはミギとダリの二人と急行する。
「随分と酷いことしてくれたじゃないかっ!!」
「いや、警告しといたのにそれを無視するからだろ」
ロノウェは生徒会室の扉を開けて入間に対して叫ぶも入間は唯々、事実を告げる。
「それで、目的は何なんですかロノウェ先輩?」
次いで入間はロノウェ達の石像状態が解けるまでにロノウェ達の情報を調べていたので名前を呼び、目的を問う。
「ほう、僕の名前を知っているとは感心だ。目的は単純だよ、我ら風紀師団は生徒会を乗っ取りに来たのさ」
堂々とロノウェは入間達、生徒会へと宣戦布告する。
「へぇ、どうやって乗っ取る気です?」
「それは勿論、
複数の生徒が現生徒会に不満を持った場合、代表の師団を選んで現生徒会と一騎打ちの全校投票を行う事で勝敗を決める。
敗れた師団は即時解散になるのだ。
「ほら、署名もこの通ーり、流石ロノウェ人望の塊!!」
ロノウェは正式な解散選挙における署名文を自慢げに掲げる。しかし、その署名文に署名した者たちは……。
「うわー、見事なまでにうちが取り締まった師団ばっかりだ」
そういう事であった。
「断る事は無理でしたよね?」
「ああ、そういう規則だからな」
入間はグシオンに質問するとグシオンは頷き、答えた。
「ふふふ……今まで解散選挙の申し出が生徒会に無かったのはひとえに、会長だったミス・アザゼルの威光が絶大だったからに過ぎない」
ロノウェはそう言い……。
「君のような
「……」
『あ』
次に挑発混じりに言ってのけたロノウェの言葉に入間は無言であったが、アメリ以外の生徒会のメンバーは明らかに入間の周囲の空気がヤバい感じになっていくのを悟る
「……ふふふ、言ってくれますね。分かりました。それでは生徒会の権威はアメリ会長の物だけじゃないと解散選挙で証明してみせますよ」
「やれるものならね」
入間は苦笑するとロノウェに宣言し、ロノウェは返答する。
「では、用が済んだようなのでお引き取りを」
『え?』
入間がそう言って、指を鳴らすとロノウェとミギとダリの足元に空間の穴が開き……。
『ぎゃああああああああああああああああああああああっ!?』
そのまま、一時間ほどずっと異空間を落ち続けて、最後にはロノウェの自宅前に落ち、地面に叩きつけられる事となった。
そして、生徒会室では……。
「さて、デートに行くか」
「あ、僕も行くよ」
「俺も行こう」
「アメリ会長、私たちも行きましょう」
「え、でも……」
ザガンたちは入間の雰囲気がヤバいものへと変わり始めているので巡回に行く事にし、スモークも戸惑うアメリを連れて巡回へと向かった。
「ふ、ふふふ……ふふふふふ、くくくくくく、はははははははははっ!!」
入間は忍び笑いから大笑いをすると……。
「おめでとう、ロノウェ・ロミエール。あんたは俺にとって『敵』となった。そして俺は敵に対して容赦しない。ありとあらゆる力と手段を使ってこれ以上に無いくらいの敗北を与えてやるから、覚悟しろっ!!」
そう、凄まじい気配を放ちながらロノウェへと告げるのだった。
「ひ、ひぃぃぃ……い、イル坊が怖いいっ!!」
「クゥゥン」
入間の内部に普段は存在するアリクレッドとヘルハウンドは入間の凄まじい意思に恐怖し、怯えるのだった……。