早朝、それぞれの生徒たちへの授業の準備など生徒である若い悪魔たちへの教育の準備をするために早い時間から教員を務める大人悪魔たちは職員室へと集まる。
「おはようございます……はぁぁ」
入間が通うクラスである『問題児クラス』の担当、カルエゴは珍しくいつもより遅い時間に登校して、凄く気分悪いのを隠せないままに挨拶をしながら、溜息を吐く。
「あれ、珍しいですねカルエゴ先生。いつもは僕たちが来る前には登校してきてるのに」
ダリがカルエゴへと問いかける。因みに教員としてはダリが先輩であり、新人であったカルエゴの教育を務めたのも彼である。
「ええ、ちょっと……寝付けなかったもので」
カルエゴはダリからの問いかけに答えた。
実際、その通りで昨日から何やらイルマが自分に対していつもよりも更にとんでもなく、ろくでもないことをしようとしている予感であり、確信があるせいで胃が疼いているし、何なら吐血もしたりして疼きまくっているので眠ることが中々、出来なかったのである。
「もう、カルエゴ先生ってばー。夜更かしするなんて……教員たるもの体調にには気を付けなければいけませんよ」
カルエゴへと呑気に明るく言うのはバルス・ロビン。しかもその態度があまりにうざかったので……。
「ああ、そうだな。体調には気を付けないとこんなミスをしてしまうようになる」
「うぎゃあああああっ、こ、これミスなんですかぁぁぁぁっ!?」
ケルベロスにロビンを襲わせた。
「本当に体調悪そうですね……そのままだとあれですから、ミルク入れておきますね」
体調が悪いカルエゴと彼氏彼女の関係にあるモラクスが近寄り、ミルクを入れたコーヒーを出した。
「ありがとうございます」
カルエゴはそのコーヒーを受け取り、飲み干した。そうして、自分の机に移動すると……。
「それで実際のところはどうなんです?」
「奴が碌でもないことをしようとしているのを感じ取ったので……」
「あぁ……」
オリアスが近づき、問いかけてきたので同じ『入間が原因で胃を痛める仲間』としての答えを出した。
当然、オリアスは納得する。そうして……。
「おはようございまーす」
教員との朝の打ち合わせのために『生徒会』が職員室を訪れる。当然、入間もだ。
「あれ、カルエゴ先生。えらく辛そうな様子ですけど、大丈夫ですか?」
「お前に言われたくも無いし、心配されたくもないわ」
入間は体調悪そうなカルエゴへと声をかけ、カルエゴは凄く嫌そうに答えた。
「また、そんな照れちゃって……ストレスは抱え込んじゃ駄目ですよ。発散しないと」
「誰のせいだと……」
「そういう訳で先生の主である俺がストレス発散できるようにしてあげましょう。『決闘』で」
入間はカルエゴに『決闘状』を叩きつけた。
「脈絡が無さすぎるんだが……」
「まぁまぁ……この前の『処刑玉砲』だと物足りませんでしたし、一度は完全にやり合いたいじゃないですか。カルエゴ先生もすっきりできるでしょう」
「……何を企んでいる?」
「別に何も……それに安心してください、決闘中は使い魔としての誓約も解除してあげますし、何より、俺に勝てば使い魔契約を完全に破棄して解除してあげますし、その時は今後、先生に従いますよ」
「使い魔の契約を解除できるのか!?」
カルエゴはさらっととんでもない事を言った入間へ問いかける。
「勿論、世の中、『不可能』や『絶対』なんて無いですからね。後、俺が勝ったら俺の言う事を何でも一つ、やってもらいます。どうですか?」
「良いだろう、お前からの挑戦を受けてやる、それで決闘はいつやる?」
「一週間後にしましょう」
こうして、入間とカルエゴが決闘を行う事が決まった。
「おお、これは面白い事になって来たぞ」
教師たちは面白くなりそうな事が起きたのでそれを喜び、期待し始めた。
「イルマ、ちょっと来い」
「ぇ」
職員室を出た直後、入間はアメリによって後ろから抱え上げられ、そのまま空き部屋へと連れて行かれ、当然の如く、スモークもそれに同行する。
「なぁ、イルマよ……どうして、無茶をしようとする?」
「もしかして、こうやって私達に駄目駄目にされるのが嫌だからなのかな?」
アメリは入間を後ろから抱き締めながら愛撫や擽り、掻くような刺激で入間の顔や身体を弄り倒していき、スモークも入間の口や首元などいつも以上に入間をアメリと共に甘く責め倒す。
「そ、そんな事は……ただ、野望のために挑戦したいだけで……」
「そうか、まぁ、ともかくお仕置きだ」
「甘えるのが癖になるようにしてあげるからね」
「んんんんんっ!!」
入間はそうして、授業が始まるまでたっぷりと蕩かされ尽くしたのであった……。