昨日、学校生活において自分のクラスの担当教師であるナベリウス・カルエゴと本気の決闘を行い、見事勝利を納めた入間は……。
『イルマくーん、昨日は勝利、おめでとう!!』
『凄かったよーっ!!』
『また、何か楽しい事してね』
『俺、一生イルマ君についていくよ』
今日、バビルスへの登校中に入間とカルエゴの決闘を見た観客である生徒たちは珍しくゆっくりと歩いて、バビルスへと登校する入間(アメリから事前に今日は生徒会の仕事を休んでいいと言われている)へと彼の勝利を讃える声や歓声などを送った。
又、入間の傍にはアリスとクララ、エリザベッタ、ケロリも居た。
「おう、ありがとうよお前ら」
入間は皆の声に応えて手を上げる。
「いやー、モテモテだね。入間ち」
「入間様の威光をようやく、皆が理解した証拠だ。まったく、遅いにも程がある」
すげーと漏らしながら呟くのはクララであり、アリスはやれやれといわんばかりにクララの言葉に続く。
「ふふふ、昨日の入間君はいつもより、格好良かったわ」
「……まあ、確かにそうですね」
エリザベッタは恍惚とした表情を浮かべ、ケロリも顔を赤らめながら呟いた。
そうして、『万魔殿』の中にある『問題児クラス』の教室へと入れば……。
『カルエゴ先生との決闘、勝利おめでとうイルマ君!!』
『決闘、勝利おめでとう!!』、『入間、最強!!』などとのれんや様々な飾りつけられた教室の中でクラッカーを鳴らして入間のクラスメイト達が入間を讃えた。
「おう、派手な歓迎ありがとうよ」
入間は笑顔を浮かべて応える。
「まさか、教師との決闘に勝ってしまうとは……お前には先を越されっぱなしだな。だからこそ、己のライバルに相応しいが」
「あはは、まさか一撃でカルエゴ先生を倒すなんて……いやー、ますます、イルマ君には逆らえないな」
「イルマ君の恐ろしさが改めて分かったよ」
「まさか、殴り合いでも強いとは……」
「男らしくて、良かったでござるよ」
「派手な決闘過ぎて思わず、目が醒めちゃったよ」
「文句のつけようがない勝ちっぷりだったね」
「正しく 一撃必殺だった」
サブロにジャズ、リードにカムイ、ゴエモン、ピケル、プルソンにシュナイダーらが口々に感想を言っていく。
「俺も結構、ぎりぎりだったんだぜ。少なくともケルベロスの一撃をどうしても耐える必要があったからな」
入間はそうクラスメイトに応えていると……。
「粛に、さっさと席につけ」
カルエゴが教室へと入り、声をかけた。
「ホームルームの前に……イルマ、こっちに来い」
「?」
カルエゴは入間を手招きし、自分の前に立たせると……。
「互いに本気の決闘はお前の勝ちだったからな……ならばランクもこうするしかない。一年のうちにここまで昇格するとは……まったくつくづく異常な奴め」
カルエゴは入間に自分と同じ、『
『て、8ぉぉぉぉぉぉぉ!?』
クラスメイト達は当然、驚いた。
「別に昇格するつもりは無かったんだが」
「お前はそうでも、結果としてはこうするほかないんだ。我が校は実力主義だからな。せめてやった事の責任は取れ」
「あいよ」
「で、お前は俺に何を頼むんだ?」
入間が勝てば頼み事をカルエゴは叶えなければならない条件であったために嫌そうな顔をしながらも訪ね……。
「ああ、それは……これにサインをしてもらいたいなって」
入間は懐から学生時代に魔王であるデルキラが通っていて、現在は封印されたままである『
しかも決闘までの期間に密かに同様の書類を、彼以外の理事長であるサリバンや用務員達も含めた人数分用意していてサインも当然、してもらっている。
「ほら、転移とかなんだとかしてますけど……結局、校舎にある教室を使うのが一番だし使わないままなんてもったいないじゃないですか」
「……やはり、貴様は大っ嫌いだ。くっそおおおおおおおおおおおおおっ!!」
トロフィーの如く、新たな自分たち専用の教室として『王の教室』を勝ち取り、カルエゴは断末魔の如き叫びを上げた。
そうして、今日の放課後にはアメリにスモーク、クララにエリザベッタ、ケロリにエイコ、ライムにアムリリスが入間を甘やかしと可愛がりで癒そうとしたのだが……。
「もう、覚悟は出来た」
入間は決闘で勝利した余韻もあって、アメリたちの気持ちに応える覚悟もしているため……。
「い、イル……むっ、ん、ふ……んむぅっ!!」
「ふ、う、あ……」
「イルマちぃ……」
「や、やさしくして……」
「あぅ……」
「んく、ふぁ、イル……マ……さ……」
「あく、ふふ、上手……」
「んんぅ、ようやくその気になってくれたのね」
「全員、愛し抜いてやるから覚悟しな」
入間はアメリたちに対し、悪魔らしく貪欲に自らの愛をたっぷりと愛を与え、そうする事で逆に自らしか愛せないようにしたのであった……。