悪魔たちの学校であるバビルスにて長年使用されていなかった『魔王』デルキラが使用していた教室である『王の教室』を入間は手に入れ、『問題児クラス』の教室として使用される事となった。
それだけでなく、今までにも色々と学園生活を楽しんでいたが……。
「では、明日から授業は短縮される。時間が空くからといつも以上に調子に乗るなよ。イルマ……」
ホームルームの時間帯、担任であるカルエゴが予定表を見ながら、そう言った。
何故、授業が短縮されるのかと言えばもうじき、この魔界において魔王がその多忙さから悪周期のストレスを発散できず、限界を迎えてしまい三十日間もの間、暴れ回り大規模な焦土を作ったという逸話を元にして設けられた長期のストレス発散期間である『終末日』となるからだ。
人間界で言うなら、夏休みや冬休みのようなものだ。
「酷いなぁ、先生。俺は調子になんか乗ってないでしょう。先生だけの主観で俺を語らないでください。本当、見解の相違は悲しいなぁ」
「……もう、突っ込むのも疲れてきた。ともかく、もうすぐ終末日だ。各自、準備をしておくように……と言ってもその前に座学の一斉テストがあるがな」
入間の返しに疲れ切った言葉で返し、良い顔で笑いながら終末日の事とそれに向けた座学のテストについて言う。
大体の生徒が座学テストを聞いた瞬間、絶望したりするからだが……。
『はい、この教室とカルエゴ先生の生徒として相応しい点を取れるよう頑張ります!!』
大変、良い顔で入間達、『問題児クラス』の生徒全員がそう言い切った。
「ごふっ!?」
瞬間、カルエゴは又何か入間がろくでもない事を考えているのだと悟り、拒絶反応で軽く吐血する。
「イルマ……貴様、又、ろくでもない事を考えているだろう」
「いいえ、全然」
カルエゴに対し、平然とした顔で言ってのける入間であるが実は事前に魔界の常識やバビルスの事を幾つもサリバンやオペラから聞いている入間は勿論、座学のテストの事も聞いているので勉学に励んでいるし……。
『(座学のテスト、頑張るぞ)』
入間以外の生徒たちも又、勉学に励んでいる。それは主に個人による者だけでなくなんと特別に入間が用意した空間の中で入間が先生となって勉学会を行っているのである。
因みに勉学会にはクラスの違うエイコも誘っている。
そして、テストにて目標としているのは『全員が満点を取る事』であり、更に入間は全員が取った際の褒美として……。
『ウォルターパークで派手に遊びたいかぁっ!!』
『遊びたいでーすっ!!』
魔界において一番のアミューズメント施設であり、遊園地である『ウォルターパーク』にてVIPとして様々な特典や恩恵を受けられ、豪遊出来るようになるのを約束したのだ。
そもそも『ウォルターパーク』を経営しているロノウェの父から支配権を奪い取る寸前までいっていたし、更にはロノウェ・ロミエールは入間の使い魔なのでどうとでもできるからこそVIP待遇を受ける事も約束できるのであった。。
故に『問題児クラス』とエイコは一丸となって座学のテストで満点を取るために勉学に励む。
因みに……。
「くぅ……ぐふっ、し、しんどいロノウェ。でも、目立つためなら……」
「な、なんで
ロノウェ・ロミエールに関しては入間は彼が使い魔だからこそ、責任を持ち、かつてはアメリの自称親衛隊であるエリゴス・シネル達の事も又、魔具研究師団の団長として責任を持って彼らも又、満点を取れるように勉学会に参加させていたりするのであった……。