座学のテストでカンニングを行なったシャオロン達四名を『万魔殿』と化している入間が所属する元『問題児クラス』の教室にて作り上げた孤島のような場所へと送った入間は彼らに対し、ゲームを仕掛けた。
クリアすれば四人が目標としている『我々師団』の師団としての正式な認定と四人それぞれが望む事を叶えるというものだが、失敗すれば入間が作り上げた拷問器具を拷問学の教師であるマルバス・マーチが使っての拷問タイムの開始。
更に実際にゲームを開始したと同時に入間の使い魔となっている『金剪の谷』の長と子供の襲撃を皮切りに……。
『ガアアアアアアッ!!』
『う、うわあああああ、な、何だこいつらはッ!?』
入間がその超絶的な能力を用いて魔獣の骨の一つから魔術を使って骨格全体を復元や拾うなどしたものを素体として、金属を加工する事で作り上げた超最硬合金(サブノックに提供もしている)性のメインフレーム、DNAコンピュータの基幹にするなど様々な改造を行なって誕生させた魔獣のサイボーグが群れを成して襲い掛かったのである。
「早いし、強いし、硬ッ!?」
「魔術が効かないんだけどッ!?」
ブースト噴射やセンサーと言った物も活かした超絶的なスペックの発揮、なにより、高すぎる防御性能とおまけに魔力無効化の処置までされていた。
『どうしろってんだ、こんなのぉぉぉぉッ!?』
必死で叫びながら、逃げ回るシャオロン達。すると……サイボーグ魔獣それぞれのバイザーや器具が外れたかと思えば、粒子がサイボーグ魔獣の体から生じ、それが形を成せば……。
『ちょおおおおおお、なんか兵器が出てきたんだけどぉッ!?』
ガトリングガンやキャノン砲、ミサイルランチャー、超音波噴射砲、火炎放射器、電流放射器と言った遠距離武器もあればチェーンソーブレード、ヒートクロー等々、どこからどう見ても兵器や武器が出現した。
『あああああああ、死ぬ、死ぬってぇぇぇッ!!』
とにもかくにも逃げ回るシャオロン達だが、そうしながらも自分たちが時間いっぱいまで弄ばれているのは理解していた。さもなければとっくに死んでいるのだから……。
『うわぁぁ……』
そんなシャオロン達の弄ばれっぷりは入間によって、バビルス関係者限定でテレビや通信機器へと配信されており、大体がドン引いていた。
『良く頑張ってるじゃないか、よぉし、お前たちの頑張りに免じて特別にこいつを参戦させてやろう』
どこからともなく、鳴り響く入間の声……それと共に……。
五M以上の巨体であり、人型。全身は鋼鉄、身体の至る所に装着されてるのは武器や兵器の数々という物体が姿を現す。
『オオオオオオオッ!!』
『ロ、ロボオオオオオっ!?』
そう、ロボットであった。
「お前、本当いい加減にせぇよイルマぁぁぁぁっ!? もう別ジャンルの代物やんけこれぇぇぇっ!!」
シャオロンは文句言うも無慈悲にロボは襲い掛かり、シャオロン達に絶叫を上げさせ続けるがやはり、弄ぶ程度だ。
『(こうなったら、絶対に生き残ってやる)』
意地でも最後まで生き残り続けてやるとシャオロン達は意志を奮い立たせた。
『喜べ、終了まで後十秒……九……八』
カウントダウンが開始された事で更に意思を奮い立たせたシャオロン達……そして……。
『三……二……』
『(良し、これで……)』
終了間近となった事で自分たちはクリアできるのだと確信したその瞬間……空から四本の矢が降り注ぎ……。
『うぎゃあああああっ!?』
シャオロン達は爆発に巻き込まれ、気を失い、倒れてしまった。
そうして、シャオロン達が倒れている場所から遠く離れた場所に……。
「最後の最後まで意識を張り詰めなきゃ駄目だぜ。絶望ってのは意識の外から、予期せぬ瞬間にやってくるもんだ」
超合金製にして全てを食らい尽くさんとする牙を連想させるデザインの弓を持った入間が呟き、そして消えると……。
『あー、惜しかったなぁ。皆、シャオロン達の頑張りに拍手を送ってやってくれ』
そう、シャオロン達のゲームを見せている皆へと呼びかけた。
絶対にカンニングや不正行為はしないというのは勿論、『イルマ君にはマジで逆らわないようにしよう』とゲームを見ていた者たちは生徒も教師も認識を一致させた。
そして……。
「それじゃあ、拷問始めるよー」
「大丈夫大丈夫、拷問は殺したらアウトだから、死ぬ事はないぞ。治療だってちゃんとしてやるよ。心置きなく拷問を堪能してくれ」
『い、嫌ああああああああああっ!!』
拷問室にて拷問器具に拘束されているシャオロン達にマルバスは興奮気味に宣言し、入間はまるで泣いている赤子を安心させるような口調で説明する。
当然、シャオロン達は悲鳴を上げ……。
「あ、そうそう。これを言うの忘れてた……GAME OVER」
入間はそう、シャオロン達に告げるのだった……。
活動報告でも言いましたが今日は作者の誕生日です。
今後も頑張って更新していきますのでよろしくお願いします。