魔界における長期休暇の『終末日』もいよいよ最終日となっていた。
「今日でいよいよ、終末日も最後か……楽しかったな」
「はい、とても楽しかったです。でもそれはイルマ様の力あってこそですよ」
「宿題終わらせるのに協力してくれたり、こういうレジャー施設連れて行ってくれたりしたもんね。本当、ありがとうイルマち」
「今年は今まで以上に楽しめたわ」
「確かに……とても良かったです」
「えへへ、本当に良い思い出が出来ました」
「私達やバビルスの生徒達だけでなく、魔界の皆を楽しませたからな……流石だ」
「やる事も実力も飛び抜けているよねぇ」
「うふふ、誰にでも優しいイルマ君が好きよ~ん❤」
「私もよ、イルマ君」
魔界のレジャー施設の一つである『レデイ・レヴィのアクアケース』という水族館とプールを合わせた施設を入間はアリスにクララ、イクスにケロリ、エイコとアメリとスモーク、アムリリスにライムたちと……。
「私達まで誘ってくださってありがとうございます、イルマ様」
「イルマ様、ありがとうございます」
「私達の事まで良くしてくださって、ありがとうございます」
「本当に良くしてくださり、ありがとうございますイルマ様……この恩は必ずいずれ……」
「ありがとうな」
「ありがとう」
「うー」
「だー」
「まさか、チマだけでなく私達まで……娘たちの言うように色々と凄い悪魔ですのね、イルマさん」
「孫たちの事、いつもありがとうございます」
「ありがとうございます」
「この礼は本当に必ずお返しを」
「イルマさんはとてつもなく、優しいですね」
アリスの親戚であるビオレとリリーにクララ一家、ケロリの母に祖母、妹であるチマに兄、エイコの弟であるエイタと関係者も全員、招待している。
代金は全部、イルマもちでだ。
「良いって、良いって……金なら幾らでもあるしな」
色んな分野に業務と手を出し、魔界へ発表などしている入間はその過程で幾つものレジャー施設や店の株などを持っていたりもするし、色々と儲けている。
ただでさえサリバン家の財産は破格であるのに、これも加わって億万長者の段階を何段階も飛ばした大金持ちであるのだ。
『(説得力があり過ぎる)』
入間が軽く言ってみせた言葉であるが周囲の者達は遥かに凄まじい説得力を感じたのであった。
そうして、『レデイ・レヴィのアクアケース』を大いに楽しんだ後……。
「終末日もいよいよ最後よ。燃え尽きるぐらい騒ぎなさい」
「いっくよお、皆ぁぁっ!!」
サリバン家の屋敷を会場とし、入間はアクドルの『リン』となり、分身を『DJ.MAIRU&イマジナリーシンガーEGII』へと変身させ、ケロリはアクドルの『くろむ』にそして、彼らが所属している事務所のアクドルも呼んでの生中継ライブを行った。
更に魔術による仕掛けで生中継を見た悪魔たちが実際にこのライブをリアルに体験できるようにした。
そのライブは夕方から夜遅くまで行われ、悪魔たちを大いに楽しませたのであった。
しかして……。
「あぁ……明日からまた地獄だ……」
「地獄が……始まる」
明日からバビルスでの日々が始まる事にカルエゴとオリアスが嘆いたのであった……。