ビルドダイバーズRe:RISE After Stories   作:Φ30

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Aiki178さん、お気に入り登録ありがとうございます。
今話で、ヒナタのガンプラが完成します。

1/17 19:20後書きにオマケを追加。
21:50耐久値の項目を改訂。


2話 ヒナタ、ガンプラを作る 中

2話

 

「ミルキーホワイトでお願いします」

 

カラースケールを前に暫し唸った結論。

良い感じの白とはミルキーホワイトだったらしい。

 

「じゃあ、早速マシーンにかけてみよう」

 

塗料を受け取ったケンさんは嬉々とした様子で塗装機を操作する。

 

「いくぞぉ、塗装開始ィ!」

 

ポチッとボタンを押すと、串に刺してあるパーツがゆっくりと回転を始める。

回転に合わせ、シューっと塗料が吹き付けられていき、パーツが色づき始めていく。

 

「すごい!段々、色が変わっていくね、ヒロト」

 

「ああ」

 

色ムラもかなり少ない。コレは良いモノだ。全塗装はかなり高度な技術。

これ程までできれば、ガンプラやGBNの間口はもっと広くなる筈だ。

 

「一気に乾燥させるよ」

 

ゴォオオオ!

 

「わっ」

 

かなりの爆音だ。

 

「よしっ、完成。はい、どうぞ!」

 

既に乾燥し、すぐにでも組み立てられる状態だ。

 

「ありがとうございます」

 

おぉ、とヒナタは受け取ったパーツをまじまじと様々な角度で見つめる。

その顔に自然と笑みが溢れている。

独自に色を塗ってこの世に1つしかない機体の完成に近づいていく。そう考えたら笑みが溢れるのも当然だろう。

 

「最初からこの色だったみたい」

 

「この調子で次の色も塗っていくよ」

 

 

 

※※※

 

 

「いよいよ組み立てだね。腕と頭は説明書通りに組み立てれば良いんだよね」

 

 

「小さいパーツが多いから慎重にな」

 

結局、アーマーに対応させるにはかなりのパーツはコアガンダム由来になってしまった。

 

「大丈夫大丈夫・・・あっ、と危ない。ナイスキャッチ、私」

 

その後も危なげながら何とか組み立ては成功。

コアガンダム由来のオリジナルパーツは説明書がないため、苦労したが、後一息というところまで何とかたどり着いた。スミ入れも平行して行った。

 

「最後に全部組み合わせてっと・・・。できたー、完成♪」

 

完成した機体を作業台に置き、ムフーと満足そうな笑顔。

そこへ、完成の一報を聞いたケンさんがやってきた。

 

「お、完成したのかい?!ウーンドウォートとコアガンダムが良い感じに組合わさったね」

 

コアガンダム由来のパーツは多いものの、細い腕に小さな胴体には不釣り合いなウサギを模した長い足。ウーンドウォートらしさは全く損なわれていない。最大の特徴であるコンポジットシールドブースターも健在だ。最もシールドはアーマーフレームをベースにしたため、別物と化してしまったが。

 

「しかも、かなり丁寧に仕上げたね。初心者とは思えないよ」

 

「そうですかー、えへへ。どうかなヒロト」

 

はにかむような笑顔がこちらに向いた。

 

「よくできてると思う。手足の色合いとかアバターの姿、そのものみたいで良いセンスだと思う」

 

「でしょー。とっっても頑張ったんだからね。伊達にヒロトのガンプラをたくさん、見てきたんじゃないんだよ」

 

彼女はエヘンと胸を反らす。頑張ったのはよくわかるが、俺のガンブラを見たのが何か参考になったのだろうか。

 

「ともかく、最後の仕上げといこう」

 

「?何かあったっけ?」

 

ケンさんに目配せすると、ケンさんは鷹揚に頷く。

 

「GBNに機体の登録をしないとね」

 

「ああっ!そっか!」

 

 

 

※※※

 

ガンプラを登録するために私が案内されたのは、いつものGBNの機械だった。

ログインしないと始まらないみたいなのでダイバーギアを機械にセット、ガンプラをその上に置く。

すると、緑の光線が下から上へとガンプラを照らしていく。

 

「ああやってガンプラをスキャンするんだ。初回だから少し時間がかかると思う」

 

「そういえばヒナタちゃん、このガンプラの名前は決めた?名前も登録できるから決めておくと良いよ」

 

「はい、ウーンドウォートだから、うーちゃんで」

 

ポカンとする2人にえっ、と思わずたじろぐ。変だったかなぁ。

 

「いや、まぁヒナタらしいが・・・」

 

「ボクらガンダムファン目線だと、珍しいなぁって」

 

「んー。じゃあウーちゃんは呼び名にして。ヒロト、何か良い名前ある?」

 

「そこで俺に振るのか・・・。そうだな・・・、コアガンダムTR-X[ウーンドウォート]・・・は長いな」

 

「長いね」

 

ヒロトはコア、プラネッツ、サンシャイン・・・などと考えこみ・・・。

 

「ウーンドウォート ニフリス・・・、はどうだろう?」

 

「ニフリス、綺麗な響きだね。うん、この子は[ウーンドウォート ニフリス]のウーちゃんで」

 

ニフリスの意味はよく分からないけど。

あれ、ヒロトはケンさんとコソコソ話してる。|《「ヒロトくん、ニフリスって被ってない?」

「こっちは正午の意味だから大丈夫です」》まあ、いいや。

 

ピー

 

「うん、スキャンが終了したようだね」

 

「これで、この子をGBNにつれて行けるんだね」

 

わくわくしてきたよー。

 

「ああ、後は細々とした事がいくつかと、プラネッツシステムに対応させないといけないんだ」

 

まだあるんだ。

 

「日も傾いてきたし、後は家でやろうか」

 

「そうだね」

 

外はもう夕暮れ。1日中、作ってたんだなぁ。

楽しかったけど、疲れたよ。

なので、後の事は全てヒロトに任せた。

プラネッツシステムのプログラムとかよくわかんなかったし、スキルとか、スキルポイントとか、ちんぷんかんぷん。

 

 

※※※

 

ダイス ターイム!

 

?「ここから、ガンプラの能力を設定していくぞ!できるだけ原作再現しつつ、ゲームっぽいステータスにしていくぞ。まず最初の参考資料はこちらだ!」

 

ガンプラをスキャンした際にGrade、Power、Armor、Nimble、Unique、LuxuryからAIが10段階で判定する(HGBD ダブルオーダイバーの説明書より)。

 

「このSSでもこの6つのパラメータを機体完成度として設定していくぞ。パラメータの設定計算はこんな感じだ!」

 

Grade:総合的な完成度。ゲート処理やスミ入れの丁寧さ、塗装レベルの平均値を10段階で算出。

Power:可動範囲・合わせ目のなさ・ゲート処理の平均値を10段階で算出。

Armor:ゲート処理、合わせ目のなさ、塗装レベルの平均値を10段階で算出。

Nimble:可動範囲とブースターの数によって10段階で判定される。

Unique:独創的なシステム。オリジナル機構などの特殊なシステムであると外見から判断できる場合に加点される。当SSでは1d10のダイスで評価。

Luxury:機体の豪華さや美しさ。当SSでは1d10のダイスで評価。

 

 

「まずは新しく出てきたゲート処理や、合わせ目のなさ、可動範囲、スミ入れの丁寧さ、塗装レベルとUnique、Luxuryを10段階でダイスを振っていくぜ!」

 

1d10

ゲート処理(3~8):3[1]、4[2,3]、5[4,5]、6[6,7]、7[8,9]、8[10]:1d10   (4) 

合わせ目のなさ(3~7):3[1]、4[2,3]、5[4,5,6]、6[7,8.9]、7[10]:1d10   (5)

可動範囲(4~8):4[1,2]、5[3,4]、6[5,6]、7[7,8]、8[9.10]:1d10    (9)

スミ入れの丁寧さ(3~7):3[1]、4[2,3]、5[4,5,6]、6[7,8.9]、7[10]:1d10  (6)  

塗装レベル(5~8):5[1,2]、6[3,4,5]、7[6,7,8]、8[9.10]:1d10    (4)

Unique(3~7):3[1]、4[2,3]、5[4,5,6]、6[7,8.9]、7[10]:1d10    (7)

Luxury(3~7):3[1]、4[2,3]、5[4,5,6]、6[7,8.9]、7[10]:1d10    (1)

 

ゲート処理5、合わせ目のなさ5、可動範囲8、スミ入れの丁寧さ5、塗装レベル6、Unique6、Luxury3

 

 

「ってなったぜ!初心者にしてはなかなか上手いじゃねえか」

 

 

Grade5 Power6 Armor5 Nimble7 Unique6 Luxury3 重量4(初期設定)

 

 

「ここからゲームらしいパラメータに変換していくぜ。まずは各パラメータの紹介だ!」

 

・耐久値(HP):耐久値が0になると撃墜される。機体本体と武装毎に設定されている。シールド以外の各パーツにクリティカルが出るとその部位が破壊される。コックピットエリア以外の部位が破壊されると、通常ダメージに加え、現在耐久値の1/8を失う。また、コックピットエリアにクリティカルヒットすると撃墜される。シールドは本体の80%の耐久値が、武装には本体の10%の耐久値が設定されている。

・エネルギー値(EP):ビームの使用、ダッシュなど、特定の動作で消費される。

・ゲージ値(GP):ゲージポイント。この値が高いほど、ゲージが貯まりやすくなるだけでなく、必殺技の使用で消費される。EPの回復率にもかかわっている。ゲージの割合によって挙動が変わる動力や武器がある。

・格闘攻撃力(F-ATK):値が高ければ高いほど、格闘攻撃がヒットした場合のダメージ量が増加する。

・射撃攻撃力(S-ATK):値が高ければ高いほど、射撃攻撃がヒットした場合のダメージ量が増加する。

・防御力(DEF):値が高いほど、受けるダメージは減少する。

・機動力(AGL):いわゆるスピード。機体本体の地上・空中を問わず、移動速度が向上する。

・物理耐性(PRES):高ければ高いほど、物理ダメージを軽減する。

・ビーム耐性(BRES):高ければ高いほど、ビームダメージを軽減する。

・反応性(REA):ラグの少なさ。上げすぎると機体のコントロールが行いにくくなるため、注意が必要。

・センサー精度(SDEX):レーダーの性能。性能が高いほど、射撃武器の射程も増加する。

・重量:パラメータに直結しないが、軽い程、運動性能にプラス補正が入り、重い程、出力にプラス補正が入る。

 

「ちなみに重量は4の設定だ。早速以下の計算式を用いてパラメータを変換していくぜ!」

 

・耐久値(HP):(Grade×2.7+Armor×2.3+ボーナスポイント×0.2)×200

・エネルギー値(EP):(Grade×2.9+Unique×1.1+Luxury+ボーナスポイント×0.2)×200

・ゲージ値(GP):(Grade×2.1+Unique×1.4+Luxury×1.5+ボーナスポイント×0.1)×200

・格闘攻撃力(F-ATK):(Power×2.7+Unique×0.7+Luxury×0.7+重量×0.2+ボーナスポイント×0.1)×200

・射撃攻撃力(S-ATK):(Power×2.9+Unique×0.7+Luxury×0.7+ボーナスポイント×0.1)×200

・防御力(DEF):(Armor×2.5+Unique×0.7+Luxury×0.9+重量×0.2+ボーナスポイント×0.1)×200

・機動力(AGL):(Nimble×4.0+Unique×0.8+Luxury×0.7-重量×0.1+ボーナスポイント×0.1)×200

・物理耐性(P-RES):(Armor×3.0+Unique×0.5+Luxury×1.0+ボーナスポイント×0.1)×200

・ビーム耐性(B-RES):(Armor×3.0+Unique×1.0+Luxury×0.5+ボーナスポイント×0.1)×200

・反応性(REA):(Grade×2.0+Nimble×1.2+Unique×0.9+Luxury×0.9+ボーナスポイント×0.1)×200

・センサー精度(S-DEX):(Grade×2.8+Unique×1.1+Luxury×1.1+ボーナスポイント×0.1)×200

 

「初期ボーナスポイントはモチーフ機体ボーナスが入って110。ヒナタとヒロトは更にボーナスポイントをHP10、EP10、S-ATK40、S-DEX20振ったようだぜ」

 

耐久値(HP):5400(5000+400)

エネルギー値(EP):5220(4820+400)

ゲージ値(GP):4680

格闘攻撃力(F-ATK):4660

射撃攻撃力(S-ATK):5500(4700+800)

防御力(DEF):4040

機動力(AGL):6860

物理耐性(PRES):4200

ビーム耐性(BRES):4500

反応性(REA):5300

センサー精度(SDEX):5180(4780+400)

 

 

「実にゲーム的なパラメータになってきたぜ。これにモチーフボーナスで全能力が0.25%、雀の涙位アップしているぜ。残りは各15ポイントを消費して背部、盾のスキルスロットを増やしたみたいだな。スキル関連は設定集を読んでくれ。んじゃ、本編に戻るぜ」

 

 

 

※※※

 

翌日―――、

 

「かなり様になってきてるじゃねぇか」

 

俺程じゃないがな、と格好をつけるのはカザミ。

 

「ありがと。このミッションで何とか動かし方が分かってきたよー」

 

 

翌日、俺達BUILD DiVERSの面々はGBNのメインエリアに来ていた。

まだまだモビルスーツの操作に慣れないヒナタに初心者用ミッション、『基本演習ミッション』を受けさせるためだ。

それも何とか一段落して、みんなで受けるクエストを探そうということになった。

 

「うーん、どれにしようか迷いますね。あ、これなんてどうでしょう」

 

パルが指差したのはSDガンダム系の拠点攻撃ミッション。

そのクエストなら制約がないし、敵の数もちょうど良い。

 

「俺はそれで良いと思う」

 

「決まりだな。くぅ~、良い動画を撮りたいぜ」

 

「では私が受け付けを・・・」

 

メイがホロウィンドウに手を伸ばそうとしたその時、背後からハスキーな声が響く。

 

「アンタ達、今動画撮るって言っていた?」

 

 

振り返った先にいたのはアマゾネス風の女性、そしてその隣にいたの戦士風の男性、エルドラでのミッションで共に戦った仲間、シドだった。




GBN機体パラメータ集は、こんな感じで使っていく予定です。使用は自由ですので、使っていただけると嬉しいです。

オマケ
ヒロト「ウーンドウォート ニフリスだけだと、コアガンダム感が薄れるし、正式名称はコアガンダムTR-X[ウーンドウォート ニフリス]にしとこ。ヒナタ、ウーちゃん呼びだし」
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