無冠の王ーアナザーライダー戦記ー   作:カグ槌

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「この本によれば普通の青年 常葉ハルト、彼は未来において裏を統べる時の王者アナザーオーマジオウとなる未来が待っている」

「前回、新しい世界にやって来た我が魔王だが何を思ったのか、いきなりアナザーキバの力でアームズモンスターを呼び出すなり喧嘩を始めました…本当に困った魔王です」

「ウォズ?」

「おっと失礼、そして我が魔王はこの世界において貴重なものを手にするのですが、おっと話しすぎました…此処から先は皆様にとって未来での事でしたね」



WAKE UP!コウモリの王

前回、アナザーフォーゼとなりアームズモンスター達と拳で語り合った結果

 

「ハルトもう少しお湯を、ゆっくり回せそしたら美味いコーヒーになる」

 

「なるほど……まぁタンポポコーヒーなんだけど、そんなんで変わるもんなの?」

 

「気持ちの問題だ、この状況では俺も贅沢なんぞ言ってられるか」

 

「代用品とは言えコーヒー飲める贅沢に感謝しろよな狼」

 

「黙れ、貴様がコーヒー豆とミル、ドリッパーをあのバイクもどきに入れてないのが悪い」

 

 

取り敢えずある約束の元、当面は俺について来てくれる事になってくれた…まぁ試用期間らしいが仲間が増えたのは良い事だ、因みに3人には人間態でいて貰っている

 

「おーい、魚取ってきたよー!」

 

「メシ……」

 

魚を持ったバッシャーとドッガが来たので

 

「良いねぇ〜食事にしようか!焚き火で焼く魚とか初めてだ〜よしバッシャー!魚捌くから頂戴、俺が捌く!」

 

「よろしく!」「ハルト…いそげ…」

 

「待てよドッガ、焚き火の遠赤外線的な効果で魚を焼くと普通に焼くより何倍も美味しくなるらしい」

 

「おぉ!」

 

「ネットでは言ってたから根拠はない!!」

 

「おぉ……?」

 

「肝心な情報が抜けてるな」

 

「しかしタイムマジーンに生活に必要なものが揃ってて良かったよ…お陰で魚の塩焼きが美味い!」

 

「コーヒーに関した物は無かったがな」

 

「あの時の魔王様に嗜好品を求めたら俺は消されてるわ」

 

本音を言えば醤油が欲しいが…贅沢は言えない…逢魔時王必殺撃など二度とくらいたくない分身してなきゃ粉微塵だったからな

 

「我が魔王、我々はサバイバルを楽しみに来たのではありませんよ?」

 

と魚を刺した枝を焚き火で焼き始めるハルトにウォズがすかさずツッコミを入れる

 

「分かってるよウォズ」

 

「それは良かった」

 

「アウトドアを楽しみに来たんだよな!いやぁ今まで縁がなかったけどやったみると楽しいな!キャンプ!」

 

とハルトは串焼きにしている魚を見て笑みを浮かべている、今の彼にはAタイムマジーンがキャンピングカーに見えているのだろう

 

「何も分かっていない…しかも普通に楽しみ始めてる」

 

「よし……焼けたよ皆で食べようか!頂きます…」

 

良い焼き上がりとなった焼き魚を天に掲げ、皆に配る

 

「ふん…」「うん!」「いただき……もす…」

 

先程まで喧嘩してた4人で焼き魚を食べ始める光景に思わず

 

「まぁ…良いのでしょうか?」

 

取り敢えず納得したウォズである、そんな彼の心情を知らないハルトはウォズを呼ぶ

 

「ウォズー!早くしないと焼き魚無くなるよー!」

 

「すぐに参ります我が魔王」

 

 

閑話休題

 

「さて……腹も膨れたしこれからどうするかなぁ…」

 

ボーッと空を眺めていると

 

『おいハルト、検索終わったぞ』

 

調べ物を頼んでいた仲間から連絡が入った

 

「アナザーW、ありがとう」

 

『早速だが要点だけ纏めておくとこんな感じだ』

 

そこからアナザーWの話をまとめるとこんな感じだ 

 

今、俺達がいる場所は1000年近くも続いてる帝国の辺境らしい

 

その帝国は1000年という年月で腐敗しておりオネスト大臣なる人物を筆頭に貴族達が皇帝を傀儡にして好き勝手しているらしいと

 

そして現在、小さい規模だが徐々に反帝国の革命軍が出来上がりつつあるらしい

 

またこの世界には48個しかないロストテクノロジーで出来た帝具なるものもあるらしい

 

「成る程…取り敢えず革命だの何だのは過激なインテリ達に任せて俺達は世捨て人になって、ゆるくキャンプを楽しもうか!」

 

関わりたくないと言わんばかりにタンポポコーヒーを飲むハルトだが興味本位でアナザーWに訪ねてみる

 

「因みに帝国って、調べてわかるくらいに腐敗してんの?」

 

『ハルトにわかりやすく言えば、さっきまで命だったものが辺り一面に転がるくらいの世界だ、電鋸男の話みたいに人の命が紙風船のように軽い世界だぜ』

 

「マジの地獄絵図じゃん……あ…」

 

何つー世界に来てしまったんだと頭を抱えるが、ふと疑問に思った事がある

 

「なぁ、この世界にアナザーライダーっている?」

 

   ・

『ん?今はいないぜ』

 

「そっか、じゃあ暫くはゆっくり出来るね」

 

それは旅する前にオーマジオウから依頼された事の一つだ アナザーライダー達を探して捕まえろと、いるなら見つけて捕まえる必要があるのと…

 

「移動用エネルギー溜まるまでは静かに暮らしたいよ…そうだなコレで帝国から離れた所で過ごすか?」

 

Aタイムマジーンで帝国から逃げようと考えるが

 

『よした方が良いだろうなぁ…このタイムマジーンはこの世界の連中からすりゃ帝具って奴よりも貴重なんだからな、バレりゃ命を狙われるだろうな』

 

「そうなったら返り討ちにしてやるまでよ、その時は力を貸せよ」

 

『ま、お前さんにゃ皆、あの世界から助けてくれたのとオーマジオウから庇って貰った貸しがあるからな返すまでは力を貸してやるよ』

 

「そりゃ良かった……んで?いつまで其処で見てるつもりです?」

 

既に3人は臨戦態勢で構えており、ウォズもハルトを守ろうと構えているのでハルトが声をかけると茂みがガサガサ動き出し

 

「おやおや、まさか財を隠しに来たら新しい財を見つけるとはね」

 

と現れたのは仕事の出来そうな感じのメガネの男と護衛してる男が何名かいる、しかし何処となく値踏みされてるようで不愉快だ

 

「財?」

 

「あぁ貴様が持ってるその巨大な乗り物、実に素晴らしい!帝国で…いえ、私の私財として使わせてもらう!」

 

「やなこった」

 

「貴様のような下民の言葉など求めていないそれに…あれ以外にも持ってるようなら寄越して貰うぞ、私はこう見えて大臣の側近だ逆らえば貴様等のような羽虫の命などあっという間に消し飛ぶぞ」

 

成る程、こりゃ腐ってる…重症だ側近でコレなら大臣は俺の嫌いな人間の最たる例だろう

 

吐き気を催す邪悪だ、ならば慈悲はないしアームズモンスター達と交わした契約を遵守するとしよう

 

そして教えてあげようか、ここは帝都ではないのだと…そして

 

「さぁ、分かったら早くよこ「お前ら食って良いぞ」は?……ぎ、ぎゃあああああああ!!」

 

誰に喧嘩を売ったのか

 

ニヤニヤと目の前の男から財を巻き上げ隠れ里に隠しておこうと皮算用をしていた貴族 サイキュウは高らかに接収しようとした時、場に合わないような軽薄な声音で合図すると青い何かが疾走し自分の右腕を食いちぎったのだ 背後を見れば青い人狼が自分の右腕だったものを咥えていた

 

「不味いな、腐ってやがる」

 

青い人狼は自分の腕を地面に吐き捨てた

 

「あ……あぁ…私の…私の腕ガァああ!」

 

「サイキュウ様!は、離せ!!」「が…がぁ…」

 

と護衛達が動き出すが背後から何かに持ち上げられる

 

「おまえら……じゃま…」

 

持ち上げてる紫の大男 ドッガは掴んでる護衛からライフエナジーを吸い取ると地面に落とすとガラスのように体が砕け散った

 

「ひ……ひぃいいいい!!」

 

「ば、バカ!逃げるな!!」

 

その光景を見て1人の護衛が恐怖に駆られ逃げようとしたが

 

「つーかーまーえーた!」

 

川から奇襲したバッシャーが拘束し、そのまま川に引きずり込みライフエナジーを吸収しその亡骸はそのまま川に流れていった

 

これが契約内容だ、力を貸してくれる変わりに衣食住の保証と、俺が許可した人間を襲っても良いというものだ まぁ悪人限定だけど

 

「こ、このやろうがぁ!」

 

と最後の護衛がハルトに向かって剣を持ちを走り出すが

 

「まったく「待ってウォズ、俺がやる」畏まりました我が魔王」

 

「くたばれえええ!」

 

「ねぇ、何をしたいの?」

 

「………へ?」

 

そのまま護衛が剣で斬りかかるが、手応えがない良く見ると刃が全部食べられているよく見ると周りに黒いコウモリが纏わりついていた、目の前にいた青年だがハルトは姿を変えると周囲が暗転し夜へと変わると人の身から外れたアナザーライダーへと変身した

 

「ば、化け物ダァ!」

 

「誰が化け物だコラァ!」

 

その姿はさながらコウモリの怪人 ステンドグラスのような綺麗さはあるが何処か見せかけのように見えてしまう歪さを兼ね備えたアナザーライダーである

 

『キバ』

 

「祝え!全アナザーライダーの力を統べ!時空を超え世界を統べる裏の王者!その名もアナザーキバ!また1人王たるアナザーの力を使いし瞬間である」

 

「ドッガ!」「ん」

 

短く返すとドッガは小さな彫像になったかと思うとアナザーキバの手元に行くなり彼の身の丈に匹敵する程の拳の形をした鉄槌に姿を変えた 

 

「ぬん!」「ぐがぁ!」

 

そのまま魔鉄槌・ドッガハンマーを思い切り振り抜くと護衛はそのまま吹き飛ばされ樹木に体を強く打ち付けたのであった

 

「葬らん」

 

「今のはホームランと葬らんをかけた駄洒落ですか?」

 

「いや、ちょっ!狙ったわけじゃないよ!!」

 

「冗談ですよ我が魔王、では」

 

「わーってる…はっ!」

 

怯えながら逃げようとするサイキュウに目掛けてドッガハンマーの力を解放する、すると鉄槌部分サンダーフィンガーに隠れた瞳 トゥルーアイから放たれる力でサイキュウの動きを封じた

 

「か、からだが……」

 

「んで、誰の財を使うって?」

 

「ひいいい!」

 

一歩、また一歩と返り血を浴びているドッガハンマーを引き摺りながら歩み寄ってくるアナザーキバなどホラーでしかなくサイキュウは年甲斐もなく涙を流している

 

「た、頼む!先程までの事は謝るから助けてくれぇー!」

 

「ヘェ〜君さ、それ同じ事を俺が言ったら助けた?」

 

「そ、それは勿論「嘘だよねぇ」そ、そんな事は!」

 

「羽虫の命乞いに耳を傾ける馬鹿はいねぇよ…ねぇトドメ行くよ良い?」

 

ドッガハンマーを放り投げるとドッガに戻りバッシャーが同じような彫像になると今度は魔海銃 バッシャーマグナムになりサイキュウの額に銃口を押し付けた

 

「や、やめてくれ……そうだ!何が欲しい!金か?地位か!私は大臣の側近だ!金ならあるし…そ、そうだ!この近くに私の隠れ里がある!そこに行けば欲しいものなどいくらでもくれてやる!だから助けてくれ!!」

 

「答えは聞いてない」

 

何を切り捨てるようにアナザーキバはバッシャーマグナムの引き金を引いたのだ

 

ドサッとサイキュウの体が動かぬ骸になったのを確認したアナザーキバは変身解除すると

 

「………」

 

何とも言えない顔をするが直ぐに切り替え

 

「簡単に弔ってから移動するぞ急げ」

 

と指示を出すなりガルル達は埋葬の準備を始めた

 

「我が魔王」

 

「何、ウォズ?今は時間が大事だよ用件なら早く」

 

「此方を」

 

とウォズが恭しく渡したのは一冊の本だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この本 何かわかりますか?マイナーだと思うのですが…

さてこれからアナザーライダーが帝国の歴史にバタフライエフェクトを起こします!

アンケート協力ありがとうございます!

新キャラ 誰と組み合わせが良い?

  • 仮面ライダーアバドン 断罪兄弟
  • 仮面ライダーシノビ 風間レヴィ
  • アナザーゲイツ オリキャラ
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