「ウォズ、暇か?」
「ガルル殿、私は今、我が魔王の話をしているんだ後にしたまえ」
「そうか」
「改めて、組織拡大を目指す我が魔王は外部から暗殺結社オールベルグに依頼を飛ばす。果たしてこの決断は吉凶どちらなのか…そしてその中にいる1人の女性とは…おっと話し過ぎました、ここから先は皆さまには未来の出来事でしたね?…それでガルル殿一体何用で?」
「暇なら少し面を貸せ、人手が足りないんだ」
「えぇでは付き合いましょうか」
オールベルグ本部にて
「メラ様、変わった依頼が入りました」
「聞かせて貰えるかしら、ドラ?」
「はい、要約しますと防諜としてオールベルグから何名か派遣を希望するとな事です。金額に関しては此方になります」
と渡されたリストを見て、オールベルグ首領メラルド・オールベルグは少し驚いた顔をする
「この金額…正気なの?」
法外な値を請求する自分達でも驚くような金額なのだ、しかも前金でこれ月に払う金額も一回の依頼料よりは安くはなるものの利益で見れば安泰と言えるだろう
「これは何処かしらの勢力がバックにいるのかしら?ダニエル、貴方の意見は?」
と話しかけられた初老で燕尾服を着ている男性 ダニエルは毅然とし
「は、依頼人を調べた所どうやら元将軍のリヴァが関与している人物らしいですな…それと風の噂ですが帝国貴族の隠し財産をかなりの量、確保しているとの事です」
「成る程、だからこその報酬な訳ね…そうなると帝国貴族の道楽か間接的な護衛って所かしら?」
「その可能性は低いかと…その組織に関してですが妙な事に依頼人である組織の頭目に関しての情報が全く入らないのです」
「へぇ…それは変な話ねぇ」
「噂では東国出身で黒髪との事ですが名前や情報は徹底的に秘匿されているようで」
「面白そうね女の子なら尚更、秘密のある子は良いわぁ…」
と恍惚とした表情を浮かべているが
「男性であるらしいです」
「ちっ、それなら早く言いなさいよ」
このメラルド、生粋の同性愛者である。その守備範囲はかなり広い反面、男性に対してはかなり冷徹である
「しかしどうするんスか?この報酬本当なら美味い依頼じゃないですか?」
隣に控えていたメイド ギルベルダの意見にメラルドは
「けど美味い話には裏があると言うわ、この報酬本当に払えるか調べる必要があるわね」
踏み倒すならオールベルグの名の下に冥府に送るまでである
「でしたら、ワシが行きましょうか?」
「良いのババラ?」
「えぇ踏み倒すなら始末するだけですし、仮に本当に依頼通りならタエコやチェルシーの訓練にもなりますからの」
「成る程、確かに命の危険はあまり無さそうだけど油断は禁物よ?」
「当然ですとも、では準備が整い次第動くとしましょうかの」
と離席したババラを背にメラルドは再度依頼書を見る
「本物かホラ吹きか楽しみにさせてもらうわ
魔王さん」
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場面は変わり魔王軍(仮)の拠点にて
「ハルト様、予備の拠点の完成ですが目処が立ちそうです」
「本当か良かったぁ〜」
「帝国軍の妨害がないだけで簡単に出来ますよ」
「その辺は元将軍の知識とこの帝具の組み合わせなら連中の監視網を盗んで作るなんて訳無いさ」
とロンゴロンゴをヒラヒラと見せるハルトは書類を見ながら呆れながらも嬉しそうな声音で
「それと商隊の売り上げも順調だな、流石貴族だね金だけはある…そうだオールベルグからの返事は?」
「えぇ受けるとのことで何名か派遣されているとの事、何日かしたら到着するとの事です」
「そっかぁ…」
とハルトは外をチラチラ見ている
「迎えに行かれるなら護衛を付けて下さい、推薦したのは私ですが信用出来るまでは本来は対面して欲しくありませんので」
「そうは言うけど、俺達の依頼に応えてくれたオールベルグにも誠意で答えるのが人の心意気でしょ?」
「誠意で応えても依頼次第で牙を剥きますがね」
「そん時はそん時、やる時はしっかりやるから安心しな」
「だと良いのですが」
「心配なら付いてく?」
「構いませんがウォズ殿達は?」
「あ〜アイツ等なら…」
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別室にて
「これです!」
「ロン、悪いなウォズ」
「倍満12000点だね」「ガルルの……勝ち…」
「おのれ…もう一回です!」
「良いだろう、今度は飛ばしてやる」
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「暫く出てこないだろうさ、久しぶりの余暇なんだから羽を伸ばしてあげようかなってね」
「まぁそれなら良いのですが」
「俺も混ざりたかった…」
「ハルト様?」
「んん!何でもない早く行くぞ」
「はっ!すぐに馬の用意をします」
「あ、大丈夫だよ別の乗物使うから」
「まさか…あのアナザークウガの姿で!!」
「違う!そんなダイナミック挨拶したらオールベルグさんに討伐されるしウォズに説教されるわ!!凄い真っ当な移動方法だから!」
「は?」
「見ててあっという間に着くから見せてあげる少し違うけど、俺のいた世界の乗物を」
ハルトが取り出したのがヤギのような赤い二本角をしたアナザーライダーが刻まれていたウォッチだった
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「すみません…足が棒です教官」
とゼーゼー息を吐いているヘッドホンを首にかけた女性 チェルシーは顔を真っ青にしながら教官 ババラに言うが淡白に
「そうかい我慢しな」
「今日どれくらい歩いたかもう忘れました?」
「ボケ扱いすんな、一週間前の食事だって覚えてるよ」
「そりゃ教官はハンバーガーしか食べませんからね
と呆れながらに話していると残りの1人タエコが徐に空を見上げている
「どうしたのタエコ?」
「アレ」
「アレ?………えぇ!」
「何だいアレは…」
タエコの指差した方向にある物を見て驚く3人の前に現れたのは赤い角が目立つ巨大な龍のような物だった
「新しい危険種?」
「いやでもあんなの…」
「悠長にしてる場合かい!来るよ!!」
よく見れば自分達に近づいてくるのが見える
しかも龍は元は地を張っていただろうが何故か足場に生えてる木を滑るようにして向かっているのだ
「ん?……あの…教官、あの龍みたいなの白旗上げてません?」
「は?」
ババラが見直すとチェルシーの言う通り角部分に白旗が上がっていた…まさか
「アレは乗物なのかい!」
『せいかーい!!』
そんな気の抜けた声と共に自分達の目の前に停車すると扉らしきものが空いて中から人が出てきたのであった
「っと初めまして!オールベルグの皆様ですね!」
「あ……あぁ……ワシはババラ・オールベルクじゃが…」
「俺は常葉ハルト、常葉は姓でハルトが名前な宜しく」
「失礼だが派遣の依頼をした依頼人ってのはアンタかい?」
「そうそう、居ても立っても居られずに迎えに来ました!取り敢えず」
『オールベルグ様一行ようこそ』
とプラカードを出したのを見て
ババラは内心で呟いた
(メラルド様、貴女が警戒していた頭目ですが思ってたより陽気な青年でした)
彼が呼び出したのは時を走る列車
アナザーデンライナー
その列車が走るのは今か?過去か?
新キャラ 誰と組み合わせが良い?
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仮面ライダーアバドン 断罪兄弟
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仮面ライダーシノビ 風間レヴィ
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アナザーゲイツ オリキャラ