無冠の王ーアナザーライダー戦記ー   作:カグ槌

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アナザーデンライナーの車窓から

 

さて今回はアナザーデンライナーの中から物語を始めよう

 

アナザーデンライナー内部はオリジナルのデンライナーの椅子を革に変え内装はシックな黒にする事でBARのような雰囲気になっているのだが

 

「さぁさぁ、お好きな席にどうぞ〜」

 

陽気な持ち主の所為で台無しである!本当に!

 

「う……うむ…」

 

と言われるままに腰掛けた3人を見て

 

「あ、何か飲みます?大抵の飲み物ならありますよ」

 

冷蔵庫にはコーヒー、紅茶、緑茶、コーラなど様々な飲み物があるのを見て

 

「何故か衣食住揃ってる……何でここ拠点にしなかったんだろ?」

 

少なくとも1箇所に留まるよりも安全だろうに

 

「い、いや結構じゃ、それよりこの鉄の塊は一体?」

 

ババラが周りを見渡すのを見て

 

「アナザーデンライナー…まぁ電車だよ」

 

空を飛んだり時間移動出来る普通の電車だよ?と思っていると

 

「電車?」

 

「あれ、こっちには無いのか電車?」

 

と背後に控えているリヴァを見るが首を横に振る 成る程無いのか…ふむ滑ったようだ!

 

「まぁ大雑把に言えば陸を走る船みたいなものかな」

 

「そんな便利なものがあるとは…」

 

「俺のいた場所だと何千、何万人単位で利用してる公共の乗物だよ?」

 

「何と!この乗物が公共…つまり国民が日常的に使っているというのですか!!」

 

「うん」 

 

何か変な事言ったかな?空いた口が塞がらない三人を見ていると

 

『お前の世界の常識は、ここの非常識ってウォズに言われただろ?』

 

こ、こいつ…脳内に直接!

 

『前からしてたろ?』

 

成る程、カルチャーショックって奴か、グッジョブ!アナザーディケイド …ん、待てよ…つまり…俺見せたらいけない物見せた?

 

『そうとは限らない結果論だが示威行為になっただろうよ』

 

こんな技術力持ってる奴、敵にしたく無いするだけ損って事?

 

『そう言う事だ、まぁ変わりにウォズには怒られるだろうがな』

 

「嘘だろ?」

 

『安心しろ』

 

アナザーW?

 

『ウォズには連絡済みだ、せいぜい苦しめ』

 

やっぱりお前俺の事嫌いだろ?身から出た錆で苦しむとは…無知とは恐ろしいものだ…よしこの時間を楽しむとしようか!現実逃避では断じてない!!

 

「あ、あの〜」

 

「ん?何?」

 

ハルトはヘッドホンを首にかけた女性 チェルシーに目線を向けると

 

「その紅茶貰って良いですか?」

 

「チェルシー!?」

 

「勿論!ちょっと待ってて淹れるから」

 

「ハルト様!?」

 

このノリに互いの目付け役の苦労は止まるところ知らない

 

これが彼女 チェルシーとのファーストエンカウントであるが

 

「私…今まで何飲んでたんだろう…」

 

彼女は頭を抱えていたが何故だろう?今でもわからない事だ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして無事に拠点に到着すると

 

「ようこそ、俺達の拠点に!」

 

満面の笑みで迎え入れるが何故か顔が引き攣っている…ま、まさか!と振り返ると先には

 

「ようこそオールベルグ殿、そして…おかえりなさいませ我が魔王」

 

「ただいま!…あ!この人はウォズ、俺の仲間だよ」

 

「えぇ宜しくお願いします…さて我が魔王、今回のアナザーデンライナーの無断使用について少しお話しましょうか」

 

言葉の節に見感じる…激怒している自分の従者のオーラに気圧され

 

「………………」ダッ!

 

逃走を図るハルトを見逃す従者でもなく

 

「逃すとお思いで?」

 

「ふぎゃ!」

 

空かさずウォズが放った巻物に縛り付けられ蓑虫にされたハルトは体をくねらせながら

 

「や、やめろ!は、はなせ!何処へ連れてく気だ!ねぇねぇ!」チープトリック風

 

「大丈夫ですお話は2時間で済みます」

 

「2時間も!それお話じゃなくてOHANASHIだろ!!……あっ!」

 

ハルトの目線の先にはガルル、ドッガ、バッシャーの三人が見えたので

 

「お願い!助けて!!」

 

助けを求めるが

 

「知らん、それよりも電車にコーヒーがあるなら貰うぞ」

 

「アイス貰うよ、ごめんね〜ハルト頑張って!」

 

「ベットで…寝る……さらば…ハルト…」

 

「この薄情者どもめーー!」

 

「さぁ行きますよ我が魔王!!」

 

「いーーやぁぁ!」

 

魔王は大人しく首根っこを掴まれ引き摺られていったのであった

 

「リヴァ将軍や、アレが噂の…」

 

「元将軍ですよオールベルグ殿…えぇ残念ながら彼等です…まぁやる時はやるんですが…普段との落差が凄くて…」

 

遠い目をしているリヴァに三人はかける言葉がなかったと言う

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2時間後

 

「死ぬかと思った…」

 

頬が痩けた顔をしたハルト、やはりアナザーデンライナーの使用はダメだったらしく大目玉であるがアナザーディケイド の言う通り結果として示威行為の成功もあったので褒められもしたが説教の方がウェイトを占めていたよ

 

「そんな大袈裟な」

 

満面の笑みを浮かべるウォズにハルトはジト目でボヤくように話す

 

「大袈裟なもんか…さて今日はこの後…ん?」

 

「おや?」

 

2人の視線の先にはチェルシーがいた

 

「や、お二人さん」

 

「あ、ども…えっと…」

 

「あーごめんごめん、自己紹介がまだだったね私はチェルシー、宜しくね魔王様」

 

「魔王様は辞めてよ…敬称いらないから常葉でもハルトでも呼びやすい方で良いよ」

 

「じゃあハルトで、宜しくね」

 

「宜しく、チェルシー」

 

「早速なんだけど案内してくれない?迷子になっちゃって」

 

「勿論だよ、しかし暗殺結社なんて聞いてたけど普通に可愛い女の子で良かったよ」

 

「まぁね〜けど見た目で判断したら痛い目見るわよ、私やタエコはあのババアに扱かれてるから「誰がババアだって?」あ……あはは〜」

 

「迷子になってるから探してみたら、言うようになったじゃないかチェルシー」

 

「………」ダッ!

 

「逃すかい」

 

「ギャフン!」

 

「さーて、魔王さん悪いね先にお仕置きしてから向かうとするよ」

 

「い、いや…ちょっと離してくださいよ!きょーかーん!!」

 

ズルズル引き摺られていくチェルシーを見てウォズは思った

 

彼女もハルトとある意味で似た者同士だと…

 

 

 

 

 

 

 

 

新キャラ 誰と組み合わせが良い?

  • 仮面ライダーアバドン 断罪兄弟
  • 仮面ライダーシノビ 風間レヴィ
  • アナザーゲイツ オリキャラ
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