アナザーデンライナー内部
「機嫌を直して下さい、我が魔王」
「そうそう、折角の旅なのにさ〜」
と宥めるウォズとチェルシーだがハルトはムスッとした顔で
「だってあんな電話あったからな」
思い返されるのは未来からの通話であった
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「っ!」
この電話の主は何と言った?アナザーオーマジオウ…つまりウォズがいた世界線にいる未来の俺って事だが
「ま、まさか…そんな訳がそんな事より!」
『お前の次のセリフは[家に帰らず、王様になっている]だ』
「何で家に帰らずに王様になってんだよ!……はっ!」
まさか、あのジョセフの十八番をやられる日が来るなんて…しかもこの感じ(
『ははは!これで信じてもらえたか?』
「一応はな」
おいアナザーキカイ、アナザービルド逆探知しろ本物かどうか確かめてやる
ー任せなー ーおうー
『一応言っておくがアナザーキカイとアナザービルドに探知させても無意味だ、対策済み…まぁ未来にいるから意味ないがな』
バレてたか…つか
「何で電話しやがった?」
『何、これから波瀾万丈な人生を歩む若き日の私に先輩…いや老害からお節介をな』
「老害ね…洒落にならねぇよ」
『まぁ聞けこの後、お前に待ち構えている物は険しい道だ…それを私はウォズも誰も頼れずに一人で走り抜けた…その結果がこのザマよ』
「……」
多分察するに碌でもなかったんだろうな…アナザーとは言えオーマジオウに至る程の絶望か何かがあったのか…今の俺は知らないが
『だから二度目があるならと思い、その時の為にウォズ達を派遣したのだ』
・
ウォズ達?
「おい待て、ウォズ以外に会ってねぇぞ?」
『何?いや待てそれはおかしいぞ……若き日の私よ、そこにウォズはいるか?』
「ん、ウォズ」
「はっ」
「未来の俺から電話」
ファイズフォンを投げ渡すとウォズは衣服を整理し
「失礼します…変わりました……お久しぶりです我が魔王…えぇ確かに…はい実はあの世界で門矢士とオーマジオウに予期せぬ介入がありまして…結果として、ジョウゲンとカゲンとはまだ合流出来ておりません」
「おい待て、今サラッと言ったけど士さんに仮面ライダーディケイド に会ったのかウォズ!?」
後、ジョウゲンとカゲンって誰なんだよ!月の満ち欠けか!それより
「サインは貰ったのか!サインは!」
大事な事を聞いておかなければ!
「我が魔王お静かに!!」
「はい……」
「えぇ…今の我が魔王も言ってましたねサインは貰ったのかと」
やはり未来の俺もサインは欲しかったようだ
「えぇ…それよりも自分で打った蕎麦以外も食べていますか?いつもの薬は飲めていますか?」
「未来の俺、介護されてたのかな?」
成る程、未来の俺は蕎麦打ちにハマっているのか…今度やってみよう
「えぇ……はい変わります」
渡されたファイズフォンを手に取ると
『成る程、既に私とは時間の流れや展開が少し違うようだな…介入して正解のようだ』
「嬉しそうだけど大丈夫?」
『うむ…ん?…そうか…レジスタンスの猿どもが来たか時間的にも潮時だな、最後に一つ助言するとしよう』
「助言ねぇ」
あと猿呼びは辞めて差し上げろ
『チェルシーともう一人いる彼女は大事にしてやれ、でないと後悔するぞ?』
「は?それってどう言う!それと聞きたい事が山積みで『ブツ』おいコラテメェ!」
「我が魔王落ち着いて!」
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「ったく変な助言しやがって気になってしゃあねぇよ」
「我が魔王から何を?」
「ん、チェルシーともう一人を大事にしろとさ?何か知ってるウォズ?」
「いいえ、以前にもお話ししましたが未来に関しての仔細は話せませんので」
「だよなぁ」
ハルトは、コーヒーを飲みながら呟く
「ん、私が何かした?」
「いいや、何も」
そう断りながらも考えてみる、もう一人って誰だ?と……まぁ
「考えても意味ねぇか、ウォズ適当な所で下車して外で飯と行こう」
「我が魔王のキャンプ飯久しぶりですね」
「んや、街で降りて食べるけど?」
「そんな……」
「えー!ハルトのご飯が良い!」
「駄々こねないで!そもそも今回の旅の目的は危険種の売買と日用品の買出しもあるんだから!忙しいの!帰ったら作るから!」
「約束ですよ」「忘れたら…首に刺すから」
ウォズ、巻物は辞めてくれ!あとチェルシーさん、何故俺の首に針を添えてるんです!?怖いから辞めて!
「お、おう…」
ババラさんの時もだが何故、俺の料理を望むんだろう?
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そして少し離れた所で下車し、ハルト達は身の回りの物を持ち少し歩くと
「あ、魔王様!」
と手を振る奴等がいる…あー
「リヴァが言ってた商隊だね…あと魔王様と呼ぶな」
旅立つ前に協力者を置いておくと言われたのを思い出した。俺達だと商売のイロハもないから助かるな
「はい!将軍の命により魔王様を護衛します」
成る程、護衛もあるのか流石リヴァ
「お願い、魔王様は辞めてねハルトで良いから」
「し、しかし!」
「良いから良いから、それに早くしないと日が暮れちゃうぞ?この辺の山賊でも出たら大変だろ」
ロンゴロンゴの情報でも近隣に賊がいるらしいから治安的な意味で危ない
「はっ!ではこの馬車にどうぞ!」
「ありがとう、二人とも乗ろう」
「我が魔王がいるのに山賊に怯える必要あります?」
「だって面倒くさいじゃん、死体の処理とか」
「成る程」
「いやそっち!?」
そして馬車に揺られて数時間後
「っし!到着!!」
伸びをしながら街を見渡す、よし平和だ
「しかし帝都で無くて良かったのですか?」
そう言うウォズだが理由は簡単、ここは帝都ではないからだ
「危険種売買ルートの広さから見ると正しい選択肢なんだろうけど、変に売ると面倒そうだから」
相場が分からないから一気に放出して値崩れしたら意味がないし
「あぁ…」
「だから日用品は帝都、売買はそれ以外で探そうかなってね」
「成る程」
「ここの手続きは我々でしますので魔王様達は本日は観光でも楽しんで下さい」
「ありがとう!終わったら皆、コレで美味いものでも食べてくれツリはいらないよ」
とお金の入った小袋を渡すと
「あ、ありがとうございます!野郎ども!今日は宴会だぁ!!」
「「「おおーー!」」」
喜ぶ姿を確認した後
「うっし俺達も俺達で楽しむか」
さーて、仕事と遊びの両立と洒落込もう!
と思ってたのだが
「へへへ…良い身なりしてるな兄ちゃん、ちょっと金貸してくんない?」
「そこの姉ちゃんも置いてけよ、なぁそんな男よりも俺達と楽しもうぜぇ」
「「げへへへ」」
なんかオラついたチンピラ達に路地裏で絡まれました。見た目的に品がないと言うか知性に欠けると言うか…うん
「やっぱり嫌いだわ、お前らみたいな連中」
無慈悲にピシャリと言い放つと同調するようにウォズも
「聞くに耐えない言葉ですね、耳が腐る」
「あ、良い例えだねウォズ」
前の世界でも思ったけど、俺はどうやらこの手の人間が嫌いらしい…なんてんだろう…いじめっ子気質がそのままの奴って、人には見えないんだよなぁ…本当に猿山で猿が叫んでるようにしか聞こえないんだよな昔から
「あぁ!!」「テメェふざけるなよ!」
「ーーーーーー!」
アレ?最後の人、本当何言ってるかわからないな
「吠えるのは勝手だけど、唾飛ばさないでくれない?あと女の子をナンパするなら最低限の品性や知性は持ちなよ……まぁ長々言ってたけど結論から言うとね叫んでないで人の言葉を喋りなよ猿が」
目の笑ってない顔を浮かべ、口は薄ら笑いをしているのが気に入らないのが
「テメェ!生意気な口叩いてんじゃねぇぞ!」
「女は攫って野郎はやっちまえ!」
「はぁ…君達みたいな人種と絡むのは時間の無駄だからさ、さっさと殴りかかれば良いのに…なぁウォズ、正当防衛って事で良いよね」
「えぇ、勿論ですが」
「そうだね違うよね」
ハルトは少し悪い顔をしながらポケットに入れておいてスイッチを押す
「猿なら人じゃないから正当防衛じゃないよね……街の平和の為に蔓延る害獣の駆除と行こう」
折角のオフを邪魔したんだから慈悲はない、ハルトの体をエネルギーが包み込みアナザーファイズへと姿を変えた
『ファイズ』
「祝え!全アナザーライダーの頂点に立ち、時空を超え過去を統べる時の王の力、その名もアナザーファイズ、前回祝いそびれたアナザー祝えし瞬間である!」
「ねぇ、誰に祝ってるの?ウォズ?」
「まぁ様式美みたいなものだからチェルシー、ウォズと一緒にいて」
「うん、しかしタエコや教官の組手で見たけど…やっぱ怖いわ」
少し怯えた目をされているのは凹むな、悪い奴等じゃないんだよ?けど
「安心して自覚はある」
怖いのは本当だから
「やっちまえ!!」
一斉に襲いかかってくる姿を見て
「尻尾巻いて逃げるなら追わないのに…あぁ!そんな逃げるって考えに至る知性もないのか哀れだねぇ〜」
「この野郎!」
早速鉄棒で殴ろうとしてきた奴は新アイテムの実験台だなとファイズフォンXを液晶画面を斜めに倒して携帯のボタンを押す
「っと」
『シングルモード』
電子音を確認し眉間に躊躇いなく発砲、放たれた光弾が男の眉間を貫くと男は力無く地面に倒れた
「あ?…な、何しやがった!」
「見てわからないなら、その身で味わえ」
『バーストモード』
今度は光弾の3連発が別の男の眉間に1発、心臓に2発のダブルタップを決める
「えっと…これってコロラド撃ちだっけ?」
『さぁな』
「あれは銃なのかよ……汚ねぇぞ!!」
「汚い?数人がかりで脅しかけてきた奴等に言われたくないなぁ…それに君達好きでしょこう言う弱い者イジメ、本当よくやるよね?全然つまらないじゃんだからさ…無様に命乞いしたら助けてやるよ」
流石に必殺技は大人気ないから残りは殴る蹴るくらいで勘弁してやるし
「この野郎!」
とナイフを持って刺そうとしてきたがそれに合わせてカウンターを顔面に叩き込み男を地面に倒れ伏せさせた、さて残りは…
「お前だぁ…」
ゆらりと何処か余裕があるように指を刺す姿は某イライラしがちな脱獄犯のようであったので恐怖したのかはたまた返り血を浴びたアナザーファイズに恐怖したのか…恐らく後者だろうが
「い、いやだぁあああああ!!」
と泣きべそかきながら逃げていく、しかし残念ながら顔を見られたので逃す訳にはいかない…いや待てアナザークイズの力で記憶消せば良いじゃん!
殺す必要性が無くなったのでファイズフォンXを非殺傷モードに変えて
「はぁ…喧嘩売る相手なら選びなよ、それに何で殺意しかなかったんだろな俺?」
照準を逃げる男に合わせ引金を引くと同時に
「ぐぎゃぁ!」
男の体は上半身と下半身で見事に分かれた
「あ?」
アナザーファイズは警戒のまま銃口を向けている先に立っていたのは
「ぐ………ぐああああああ!!!!」
赤色のトカゲのような化け物だった
新キャラ 誰と組み合わせが良い?
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仮面ライダーアバドン 断罪兄弟
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仮面ライダーシノビ 風間レヴィ
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アナザーゲイツ オリキャラ