無冠の王ーアナザーライダー戦記ー   作:カグ槌

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介入と…

そして

 

 

アナザー電王となったハルトは両手の短剣を荒々しく振り回し黒髪の女に切り掛かる

 

「くっ!」

 

無茶苦茶で法則なんてありもしない剣戟の連続に彼女も防御するしかない、そして鍔迫り合いに移行すると互い顔を合わせる

 

「勿体ねぇな、そんなに強いのに帝国なんかの為に働いてるとか可哀想に」

 

「な、何が可哀想だ!」

 

アナザー電王は攻撃を辞めた出た言葉に女性は思わず反論する

 

「この街を見たろ?暮らしてる人の中に貧しい奴らがいた、それなのに帝国は何かしてるの?ね

 

観光街にすら貧困が広がっているので辺境など言うまでもないだろう、そんな問題を棚上げして利権を貪る連中に尽くして尽くしても意味ない事だ、最後は自分が食べられるというのにリヴァが良い例である

 

「それは…政治家の人達が良くすると」

 

彼女 アカメは先日話した父親の言葉を反芻すると

 

「違う、その政治家が貧困と腐敗の原因だよ」

 

「そんな訳!」

 

「じゃあ聞くけど、帝国が何で領内で山賊やらが暴れてるのに何もしないの?普通は民を守る為に鎮圧するよね?」

 

「……っ!」

 

その言葉に息が詰まる、彼女の脳裏には任務とは言え潜伏した一座を狙ったシラナミ山の山賊の姿が過ぎったからだ

 

「誰かがやるじゃダメなんだよ、自分でやらなきゃ…傍観するだけじゃ何も掴めない」

 

まるで自分に言い聞かせるように絞り出した口調で話す、アナザー電王に対して

 

「っ……!」

 

何か揺れているな、残念だけど

 

「隙ありだよ」

 

とガラ空きの胴体に蹴りを入れ距離を作ると残りの2本の短剣を宙に投げる

 

「行くぜ、昨日…酔った勢いで思いついた必殺…俺の必殺技!アナザーバージョン!」

 

掛け声と同時に両手の短剣と投げられた短剣が紫のエネルギー線で繋がり両手の短剣の振りに合わせて投げられた短剣が軌跡を描く

 

「っ!」

 

「そらそらそらそら!!」

 

アカメは回避に専念するがアナザー電王は容赦なく多方面からの斬撃を放つ、その初見殺し極まりない乱撃に思わず足が止まった、その瞬間!

 

「なんちゃって」

 

両手を真上に掲げると短剣は天井を思い切り破壊し瓦礫が落ちてきた

 

「残念、時間稼ぎ成功〜」

 

そもそも俺の仕事は時間稼ぎだし戦う理由ないのよね

 

「っ!コル姉!」

 

「じゃ、また会えたら会おうか…俺は会いたくないけど」

 

『フォーゼ』『スモール、ステルス・オン』

 

アナザーフォーゼになりモジュールを使って逃げたのであった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

その頃、ザモナスとゾンジスは

 

「ぬん!」

 

「ぐ、がぁ!」

 

アナザーネオと対峙していた。2人がかりとは言えアナザーネオと本来は強いアナザーライダー であるがいかんせん相手が悪すぎた

ゾンジスのパンチで吹き飛んだアナザーネオに追い討ちをかけるように

 

「ダメ押し〜」

 

『アマゾン・ネオ』

 

ザモナスはアマゾン・ネオのウォッチを起動すると専用のボウガンに青い光が灯る

 

「狙い撃つ!」

 

放たれた光弾はアナザーネオの肩に当たるとアナザーネオは体から血のようなものを吐き出しながら、地面にうずくまる その様子からもダメージはかなり入っているのがわかる

 

 

相手が悪い理由 それはゾンジスは持っているからだ

 

アナザーライダー撃退における方法を

 

以前にも話したがアナザーライダー…というよりアナザーウォッチの完全破壊には同じライダーの力が必要である

 

それはジオウ達のアーマータイムやウォズのフューチャリング、そしてディケイド のカメンライドが該当している

 

オリジナルとアナザーは互角であるなら

 

ジオウ+ライダーの力でアナザーに追加ダメージを入れる、ソシャゲで言うならイベント特効の専用の装備って感じだ

 

つまり ネオの力には同じネオの力が有効である 

 

しかし忘れてはいけない、アマゾン・ネオは唯の仮面ライダーではない

 

その身は正史において厄災を招くとされたのだ

 

 

突然、その場に現れた小さなトカゲはアナザーネオが流した血をペロリと舐めると

 

「AAAAAA!!」

 

小さなトカゲはザモナスと同じように爆炎と煙を上げ、アナザーネオと同じ体格へと姿を変えた まるでアマゾン・ネオの血が原因と言うように

 

「まさか!」

 

「そうさ!このアナザーネオには宿ってるんだよ溶源性アマゾン細胞がね!」

 

溶源性細胞、2期に登場した細胞で人間も人喰いの怪人 アマゾンになってしまうという特殊なアマゾン細胞の総称 しかし本来なら人間しかならない筈だが

 

「アナザーネオには血を舐めたりしたら強制的にアマゾンに変える力があるんだよ!どんな生き物でも例外なくね!!」

 

獣の本能のまま暴れ仲間を増やし災厄を齎す

 

正に 生物的災害(バイオハザード)の王

 

それがメナスの連れてきたアナザーライダー

アナザーネオの力なのだ

 

「カゲンちゃん、これヤバくね?」

 

ザモナスは理解した、つまり一撃で完全に倒さなければ細胞により仲間を増やすと言う事だ

 

「俺達はライダーになっているから問題ないが…ここでアナザーネオは倒さねばならない」

 

「だよね…アナザーネオは俺がやるからアマゾンはカゲンちゃん宜しく!」

 

「任せろ!」

 

「無駄だよ!やれ!!」

 

「ガアアアアア!」「シャアカア!」

 

トカゲアマゾンとアナザーネオが襲い掛かってくると同時に

 

「待てよ、メナス」

 

「なっ!!がぁ…」

 

そこに現れメナスを拘束し組み伏せた謎の赤髪リーゼントの男性、ファンキーな上に白い軍服風な物を着ている

 

「「っ!!」」

 

ザモナスとゾンジスは身構えると

 

「そこまで〜」

 

気怠気な声がすると同時にアナザーネオもトカゲアマゾンも動きを止めた何かに縛られているようだ

 

「レックにスズネ!どうして此処に!」

 

「そりゃテメェが魔王相手に戦う前に止めるよう、大将から言われたからだよ」

 

「あの腰抜けにか!」

 

「メナス…言葉は選べよ」

 

その怒号に赤髪リーゼント レックは低い声音と共に拘束を強めた

 

「ひっ!」

 

あまりの事態に戸惑っていると

 

「こめんね〜うちのバカがオイタしたみたいでさ〜……ってレック、あれ!」

 

「んだよスズネ…ってゾンジスにザモナスだと!おいおいまさかクォーツァーまでこの世界にいんのかよ!」

 

「どうしましょう…」

 

「まずい事になっちまった」

 

「あぁ〜元ね元クォーツァー、俺達今は魔王ちゃんの部下だから」

 

「まさかアナザージオウの?」

 

「そうだ」

 

「これは驚き」

 

「どうやら唯のアナザーライダーじゃなさそうだな…その王様って奴は」

 

 

 

すると

 

「当然だ下郎、貴様如きが我が魔王の器を測れると思っているのか身の程を知れ」

 

「ウォズちゃん!…ってリヴァさんは?」

 

「先程起きて、ババラ殿救出に動き始めている……全く我が魔王からの命があるのに助けにすら行けてないとは同僚ながら情けない」

 

灰ウォズは呆れたように2人を見るとやれやれと言わんばかりに肩をすくめる

 

「そう言ってもねぇ」

 

「ネオタイムジャッカーの妨害にあった」

 

「成る程、貴様等か……援軍、メナスを助けに来たか」

 

「ウォズだと!まさか……って援軍?」

 

「どうやらオーマジオウに一矢報いたのも偶然じゃなさそうね…誰が糸を引いてるか知らないけど……ってメナスの馬鹿もう仕掛けてたのか」

 

「その通りだネオタイムジャッカー 貴様等は魔王に手を出したのだ生きて帰れると思うな賊め」

 

「おい、逃げるぞ早くっ!」

 

「分かってるわよ命令しないでっ!」

 

レックとスズネは転移して逃げようとしたが謎の覇気に圧倒され動きを止める

 

【!!!!!】

 

爆音と共に現れたのは赤いドラッグマシーンだ

 

「ふぅ……到着…って大丈夫2人とも!ってメナス!、テメェいきなり妨害に来やが……何か増えてる!?新キャラ?」

 

アナザードライブになったハルトは謎の登場人物達に目線を向けるのであった

 

「コイツが…」「魔王?」

 

2人の目線に納得したのか

 

「お前等も俺をそう呼ぶか…ったく俺は魔王じゃねぇよウォズ達がそう呼んでるだけだ…まぁ良い…早く失せろ、今忙しいんだこの一回だけは見逃してやる」

 

「何を偉そうに!!お前なんか!!」

 

「おい!」

 

メナスの遠吠えにアナザードライブは何も答えずに無言でウォッチを押し腰に添えた

 

『ジオウ』

 

瞬時にアナザージオウに変身し直すと、メナスの目と鼻の先に長針部分の剣を突き刺した

 

「ひぃ!」

 

「二度言わせるな、失せろ…でないと…」

 

今度は長針剣を体に刺してやると言わんばかりに振り上げるとスズネは慌てた顔をして

 

「わ、わかりました!直ぐに!!レック早くなさい!」

 

「お、おう!!」

 

「ま、まちなさーー」

 

そう言うなりオーロラカーテンでネオタイムジャッカー は撤退した

 

「我が魔王」

 

「早くするぞ、出ないとババラさんが【!!!】っ!!」

 

ハルト達が目線を向けた先には ババラがいた場所で何か大きな爆発音が響いた  その意味を知っていたのは

 

「まさか…そんな……」

 

ハルト、1人だけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新キャラ 誰と組み合わせが良い?

  • 仮面ライダーアバドン 断罪兄弟
  • 仮面ライダーシノビ 風間レヴィ
  • アナザーゲイツ オリキャラ
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