無冠の王ーアナザーライダー戦記ー   作:カグ槌

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鏡合わせの世界〜shuttered glass〜

ミラーワールド 本来無音な静寂を保つ世界において

 

「「はああああああ!!」」

 

2人…否、1人がぶつかりあっていた

 

「ふっ、はっ!」

 

1人は仮面にライダー と書かれた戦士

 

「この、やろ!」

 

1人は仮面に髑髏をあしらった龍戦士

 

互いの剣が何度目の交差を先にアナザー龍騎は話しかける

 

「ふざけんな!仮面ライダージオウだと!ミラージオウなら許容したけど、何で鏡の俺が仮面ライダーになってんだよ!!」

 

それだけは自分の中で超えてはならない一線であった

 

ー自分はアナザーライダー 、仮面ライダーの裏の存在でありながらも、その力を表のように使うものなりー

 

だからこそ彼等の力や形を真似てたのに…いや違う それこそ滑稽な程に…だが

 

「だったら何で!ババラさんを助けてくれなかったんだよ!!」

 

そんなの言っても意味ないと分かる、だが言わないとダメな気がした、自分の中の何かがおかしくなってしまいそうで…

 

「誰だよ、知らないよそんな人…」

 

しかし鏡の俺は関係ないと言わんばかりに淡々とした声音で話した。

 

「あ"ぁ"!?」

 

「その人が君の大事な誰かなのは分かるけど…その人が死んだ理由に僕を使わないでくれるかな?…良い迷惑だよ…」

 

「お前は……俺って言ってんだろうがぁ!」

 

「違うよ、君は僕じゃない…だって…そんな血走る目をするのは僕が一番嫌いな人だから…同じ僕なら分かるでしょ?」

 

「黙れええええ!」

 

先程の一撃とは違う、全力で放った一撃はジオウを的確に捉えた

 

『よしハルト、アナザージオウに切り替えろ!』

 

アナザーディケイドのアドバイスにも

 

「違う!ミラーワールドじゃ龍騎以外だと消えてしまう!だからこそアナザー龍騎の力で倒すんだろうが!」

 

感情で否定したのであった

 

『おい落ち着けよ!お前らしくないぜハルト!』

 

「うるせぇ!あんなのすぐに消してやる!!」

 

『FINAL VENT』

 

リュウガのようにくぐもった音声がなると、浮遊したアナザー龍騎はそのままの勢いでキックを放った

 

「どりゃあああああああ!!」

 

何かに当たり爆散したのを確認するが、そこには無傷のジオウがいた

 

「っ!!」

 

 ・

「今の君に用はない、僕の世界から出ていけ!」

 

『FINISH TIME!』

 

すると自分の周りにキックの文字が囲むと1箇所に纏まり始め、その角度を見てみると

 

『TIME BREAK!』

 

その一撃は俺を鏡の世界から追い出すのに充分すぎるほどの威力を持っていたのだから

 

「ふぅ……一件落着?さて…と…」

 

変身解除した鏡のハルトは何か端末を操作すると出てきた映像を見て笑みを浮かべる

 

 

 

「楽しみ楽しみ」

 

 

 

 

現実世界

 

「うわああああ!」

 

鏡の世界から追い出されたハルトはリベンジと言わないばかりにアナザーウォッチを起動しようとするが

 

「我が魔王!ご無事ですか!」

 

ウォズ達が駆け寄るが手を振り払うと拳を地面に打ち付けると

 

「大丈夫だ、鏡の俺め…リベンジだ!」

 

「鏡の…ってまさか会ったのですか!」

 

「あぁ!会ったさ、会ってアナザーリュウガウォッチを渡して力を貸してくれと頼んだら、断ったあげく、仮面ライダージオウになりやがった!」

 

「我が魔王…本当は?」

 

「イライラしてストライクベントを撃った」

 

「そりゃ撃退されますよ」

 

「流石魔王ちゃん、自分相手でも容赦ないねぇ〜」

 

 

「そんなの認められるか!俺は仮面ライダーじゃない!アナザーライダーだ!その力で俺は………あれ……?」

 

 

俺は、この力で何がしたいのだろう?

 

 

元の世界に帰るため?それは勿論であるが…何か違う、それならエネルギーが貯まる時が来るまで待てば良かったんだよ、そしたら転移出来たのに

 

生きる為?それもあるけど…それならウォズ達とサバイバル生活してれば良かった…それこそ自分で行商という事も……

 

 

「何で……俺…こんな事してるの?」

 

恐らく自分が考えてはならない部分にふれてしまった気がして足元がぐらついてしまう

 

「我が魔王!お気を確かに!!」

 

 

「魔王ちゃん!?」

 

 

その頃、鏡の側のハルトが淡々としながらもハッキリと告げる誰もいない世界だが…

 

 

「そうだよねぇ…今の君には何もないんだよ……理由も力も仲間もぜーんぶ借り物、そして王様気取りでいる道化だよ、ただ君はライダーの力で暴れたいだけの人間さ…君が見て来た、アナザーライダーの契約者と何も変わらない…いや、力の意味を知っているのに、それよりも悪質な奴だね」

 

 

鏡ハルトは何処か恍惚とした顔で、それを告げたのであった

 

 

しかし、最後の言葉は誰にも聞こえなかった

 

「だからさ、早くなってよアナザーオーマジオウに、知ってるよね?本当はもう変身できるって…そしたら、もーっと…楽しいことになるからさ!…アハハハ!なりたいんだよねぇ!本当はアナザーとは言えオーマジオウにさ!」

 

 

だが、ミラーワールドに新たな人間が現れたのだ

 

 

「見つけたぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この悪魔め」

 

 

その顔もまたハルトと同じ顔をしていたのであった

 

 

「あ!やっと来たね、遅かったじゃないか……鏡のハルト君」

 

 

「俺になりすましやがって、覚悟しやがれ」

 

『ジオウ』

 

 

「君の変わりに現実の彼に突きつけたんだから、感謝してほしいよ」

 

『ジオウ』

 

同じジオウの力、しかしその方向は違うもの……だが

 

 

「彼にはない力も上乗せしてあげる」

 

ともう1人が出した ウォッチを起動したのであった

 

 

そのウォッチの名前は…

 

 

『デモンズ』

 

 

 

 

悪魔の力を有していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新キャラ 誰と組み合わせが良い?

  • 仮面ライダーアバドン 断罪兄弟
  • 仮面ライダーシノビ 風間レヴィ
  • アナザーゲイツ オリキャラ
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