無冠の王ーアナザーライダー戦記ー   作:カグ槌

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把握した

 

無事に立ち直った日の夜

 

「さぁ、皆!ヘタレて迷惑をかけたお詫びに腕によりをかけた料理を拵えたから遠慮なく飲み食いしてくれ!!」

 

そのテーブルの上には豊富な海や山の幸がふんだんに使われた品の数々が大量に作られていた

 

「「「「「うおおおおおおお!」」」」」

 

その匂いに釣られた奴らは脇目も振らずに食事に没頭する姿を見て

 

「こ、怖っ…」

 

少し引いてしまう、おかしい変な薬入れてないけど!!

 

「もぐもぐ…我が魔王の料理は……人を狂わせます…んぐ…ふぅ…」

 

「ウォズ、せめて飲み込んでから話せよ」

 

んな訳ねぇだろ……まぁ

 

「料理の先生の腕が良いんだよね〜」

 

【末弟にはまだ地獄の豆腐料理は教えてないからな…覚悟しろ】

 

【僕もまだ、指で魚の新鮮さを測れる技を教えてないから宜しくね】

 

はい!先生!!

 

「あ、そうだ…リヴァ革命軍の使いがどうとかって?」

 

「んぐんぐ……は!はっ!今現在彼処に」

 

「ん〜?……ん?」

 

リヴァが手を向けた方向には

 

「…………………」

 

「あの人?」

 

「えぇ、チェルシー殿を仲介人にして参りました」

 

「そ、そうこ……」

 

一心不乱に料理を食べている銀髪眼帯の女性がいた…綺麗な人だなぁ〜だけど飯も酒も減る量も早いな…追加しとこ…てか

 

「何で、ナチュラルに飯食べてるの?気づかなかった…まぁ良いや話は飯の後でしよう…それよりも…お前達ついてこい」

 

「は!」

 

「えー!俺達もまだ食べたーい!」

 

「後生の頼み!」

 

この家臣団は!!ったく…

 

「終わったら、デザート込みのフルコースでも何でも作ってやるから!今だけは言うこと聞け!!」

 

「「「YES!My Lord!!」」」

 

「よし!手に持つフライドチキンを食べ終わってから動くぞ!……はぁ……リヴァ悪い」

 

「は!客人の対応はお任せを!」

 

「頼む、食ったな?…行くぞ!お前等!」

 

とりあえず此奴等には説教が必要だ

 

ーーーーーーーーーーーー

 

会議室

 

「我が魔王…それで話とは?」

 

「これが最重要案件でな他でもないお前等に集まって貰った訳だ」

 

「リヴァ殿やガルル殿達には?」

 

「話しても良いけど、俺達絡みって言えば分かる?余計な心配させたくないのガルル達には話しても意味ないし」

 

「って事は…」

 

「ネオタイムジャッカーか!」

 

「そゆこと…んじゃ自己紹介宜しく〜」

 

とアナザーウォッチを起動して地面に置くとアナザーウォッチから白い服を着た中性的な容姿の人物が現れた

 

「初めまして魔王の従者達、僕はフィーニス宜しく」

 

「これは……」「どゆこと?」「………」

 

三者三様のリアクションに思わず笑いそうになるが堪えて

 

「どうやら、アナザーライダーに転生したらしいんだよ…んで問題はこれから、はい」

 

「実は……僕は、ネオタイムジャッカーの元メンバーなんだよ!」

 

「「「な、なんだってーー!」」」

 

「お前等、真面目にやれ」

 

「なんで平常心で居られるのですか我が魔王!」

 

「そうだよ!此奴の仲間がババラさんをやったんだよ!」

 

「仲間の仇!」

 

「落ち着けお前等」

 

「落ち着いてなど!」

 

「落ち着けと言っている、二度は言わん」

 

語気を強めて行くと下がる3人に改めて話を促す

 

「続けて」

 

「ありがとう魔王様、それと…聞くけど僕等君達に何かしたの?」

 

「それは私から」

 

ーウォズからメナスの事件を説明中ー

 

「成る程……あの単細胞め……マジで魔王様への攻撃を実行するとは!今度会ったら、この足で踏み潰してやる!」

 

顛末を聞いた、フィーニスは怒りの余り机を叩き壊す位に怒りを示すが

 

「お前脚ないだろう?」

 

ハルトは冷静に答える、死んだ命は帰らない…しかしその原因には相応の制裁を与えてやると決めているからだ

 

「轢殺だ!」

 

「落ち着け…お前に聞きたいのは」

 

「連中の事だろ?勿論、教えるともさ!」

 

フィーニスは饒舌に話し出す

 

「まず何から話そうか……」

 

「聞きたいのは組織のメンバー、目的、戦力だな」

 

「そうだね、メンバーは僕を除いて4人いる」

 

「あの赤髪リーゼントと気怠気な女性?」

 

「会ってるから知ってるか、リーゼント頭がレックで気怠気な女性がスズネ…外見の通りレックは好戦的でスズネは傍観者かな」

 

「好戦的だが俺達と会った時、止めに入ってたが?」

 

「多分その辺はクジョーが命令したんだろうね彼、クジョーの指示に従う忠犬だから」

 

「クジョー?あの場にはいなかったが?」

 

「そりゃそうさ、基本的に彼は物資調達や後援の引き込みとか裏方仕事担当だからね」

 

「割と重要な仕事してんじゃん…つか待て後援の引き込み?お前等のバックがあるの?」

 

「そう色んな世界に行って僕等のスポンサーを探すんだよ対価は異世界の技術や知識とかかな?」

 

「結構ヤベー事してるな」

 

「異世界の技術を故意に流せばどうなるかなど分かりきってますね」

 

「流してるのは医療方面が多いかな?病気の情報や治療法を流してるよ」

 

「あらやだ、意外と貢献してるじゃない」

 

「少し以外ですね…兵器の技術を流してるのかと」

 

「見かけによらんだな」

 

「3人とも落ち着いて……それで君達の目的は?」

 

それで人が幸せになれば良いが争いの種になるのは目に見えているが予想外にも真っ当な方法に驚く

 

「それぞれだけど共通してるのは一つ、オーマジオウを打倒する事とオーマジオウに変わる新しい仮面ライダーの王を生み出す事さ」

 

そのフィーニスの話に

 

「無理だろ」「無理だ」「むーりー」

 

オーマジオウの実力を肌身に染みて味わったハルト、別世界でオーマジオウの力を宿したジオウに完膚なきまでに叩きのめされた上司を見てジョウゲン、カゲンも否定的であるが

 

「あり得ないはあり得ないというだろ?…ネオタイムジャッカーその目的で集まったんだクジョーは知らない、レックは単純に強い奴と戦いたいだけ、スズネは面白そうだから、メナスは単純さ」

 

「と言うと」

 

「あいつは仮面ライダーの王様になりたい、それだけ」

 

「マジかよ…」

 

「それだけだよ本当に単純さ…けどその分ブレないし曲がらない」

 

「その歪んだ方向が俺に来てるのか」

 

「魔王様がアナザーライダーの力を使ってるのが原因だね」

 

「は?」

 

「アイツはねアナザーライダーは怪人、倒されるべき悪、ライダーの名を持つだけの化物って認識だから」

 

「ないわ、アナザーライダーは仮面ライダーと同じだよ違うのは子供向けじゃないビジュアルしてるだけ」

 

「それだけじゃないだろ、ライダーってのは悪の力から生まれた存在、だからこそ僕は思うアナザーライダーこそが本当の仮面ライダーだってね!」

 

「まぁ力なんて使いようだからな…その辺の判断は任せるよ」

 

「だから僕は君に忠誠を誓ったんだ!アナザーライダーの王 常葉ハルト!貴方こそがオーマジオウを超えるライダー の王になるべきだ!他4人よりもずっと王に相応しいよ!」

 

「却下、俺は元の世界に帰って連中や家族と穏やかに暮らしたいだけ、王様なんてマジ勘弁」

 

「だけど関係ない!僕は君を王にするよ!誰がなんと言おうと!」

 

「どうぞご自由に、俺はもうオーマジオウと戦いたくねぇよ」

 

「何故だい?一矢報いたと言ったじゃないか」

 

「一矢報いただけ…全く本気じゃなかったんだよオーマジオウは」

 

偶々アナザーディケイドと打ち合わせた技が上手く行っただけ、同じ手が二度も通じるなんて思ってないし出す前にやられるだろうから

 

「それもアナザーオーマジオウになれば解決だ!そうなれば対等に戦える」

 

「ソレになったら俺が歴史上、オーマジオウになっただけでネオタイムジャッカーの連中の目的も解決もしないぞ」

 

「他にも理由ありますよね我が魔王?」

 

「俺が居なくなった後の仮面ライダー見せてくれたからな…あとサインくれたりしたし…俺にはオーマジオウを裏切れねぇよ」

 

「えぇ…」

 

「それにタイムマジーンも貰いましたからね」

 

「そうそう……んでフィーニス、ネオタイムジャッカーの戦力は?」

 

「あ、あぁ…まず4人とアナザーアマゾンズ、後はアナザー黒影にアナザーメイジ、それとアナザーライオトルーパーかな」

 

「何だ、その数でゴリ押しなアナザーライダー達は」

 

量産型ライダーのアナザーまでいるのかよ!

 

「けど弱いよ、量産性に特化して戦闘力は落ちてるから」

 

「あのなぁ…数に圧倒されるシーンを劇場版ファイズで見たからだよ!」

 

あの時のライオトルーパーはマジでトラウマだファイズが引き摺り回されたシーンなど何度飛ばして見た事か…

 

「それにメイジのアナザーって実質アナザーウィザードが量産されてるようなもんだろ!」

 

「「「は!!」」」

 

「今気づいたのか!お前等!?」

 

そもそもメイジとウィザードに性能面では明確な違いはない、魔法や武器などは共通しているのに加え専用マシンも用意されている

 

違いがあるとすればベルトやフォームチェンジ、パワーアップがない所くらいである

 

「メイジは高品質な量産ライダーなんだよ何せ、使い方次第で幹部ファントムを倒せるからな」

 

黒影やライオトルーパーは数を揃えての連携が主な運用方法としているので弱いのは分かるがメイジは別である、変身条件が危ないからこそ得られ恩恵は計り知れないのだ

 

「そのアナザーですか…」

 

「出力は不明だけど実質、アナザーウィザードが量産されてるんだ…恐怖でしかねぇよ」

 

その恩恵を一番受けているハルトのシミジミとした言葉に3人は少し驚く

 

「そろそろ質問は終わりかい?」

 

「その前に一つだけ」

 

「ウォズ?」

 

「連中の居場所は?」

 

「「「あ!!!」」」

 

そうだよ聞けば殴り込めるじゃん!

 

「あ〜知ってるけど辞めた方が良いよ」

 

「仲間を庇っているのなら「違う違う、僕が言いたいのは連中は色んな拠点があるから何処にいるかわからないって事、僕はやられてるから情報更新がされてないんだよ」うむ…」

 

「まぁまぁ、先ずは情報が入ったのを喜ぼうよウォズちゃん」

 

「敵のことを知れたのはラッキーだったな、サンキュー、フィーニス」

 

「対策を立てやすくなった感謝する」

 

「どういたしましてさ、宜しく頼むよ魔王様」

 

「へいへい…んじゃ飯作るから待ってろよ」

 

「「「「は!!」」」」

 

結局作った飯もすぐに溶けたのでした

 

そして

 

「リヴァ、革命軍の使いの人は?」

 

「お酒を飲んで寝ています」

 

「えぇー!」

 

「明日にしましょうか、ハルト様」

 

「そうだな……悪い色々頼んで」

 

「お気になさらず、慣れたものです」

 

ごめん、リヴァ…あと何故ボロボロなの?

 

「なぁに、少し若者を指導しただけですよ」

 

「指導?」

 

「師よ、次は何をすれば良い」

 

「そうですなぁ…まずはーー」

 

何故かリヴァを師匠と呼んでるナハシュがいた、いやお前

 

「俺が凹んでる間に何があったんだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

新キャラ 誰と組み合わせが良い?

  • 仮面ライダーアバドン 断罪兄弟
  • 仮面ライダーシノビ 風間レヴィ
  • アナザーゲイツ オリキャラ
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