無冠の王ーアナザーライダー戦記ー   作:カグ槌

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人を探して…

 

さて今回の物語は、ハルトがグリゴリを抑えて数日が経った所から始めよう

 

アザゼルがいた総督室 そこの椅子に座るハルトは両手を机に乗せ組み、顎を乗せている…うん、俺には指令のポジションは向いていないな…

 

 

「アザゼルさん、進捗報告を」

 

「グリゴリ本部は一応静かになったぞ、まぁお前に反抗する奴も残ってるだろうけどな」

 

アザゼル曰く、時間をくれれば組織も円滑に引き継げた、それなのに乱暴な方法を選んだのでややこしくなっていると

 

「そっか、まぁ従ってくれれば問題ないから良いよ戦後復興の目処が立ったら自分達でやってくだろうし」

 

「そうだな…そん時は事務シェムハサにでも任せるか……ハルト…んで、お前さんこれからどうする気だ?」

 

「一先ずは拠点が出来た…まぁ今回はかなり鞭で叩き過ぎたから飴も用意しないとね虫歯になりそうなくらい甘いものを…」

 

「そんな飴用意出来るのか?」

 

「アザゼル殿、我等は交わした契約は遵守しますとも」

 

「ウォズの言う通りだ」

 

「俺は交わした契約は履行する…まずはアザゼルさんとの約束を果たすとしようか組織立て直しで有耶無耶になってたしね」

 

そう言いハルトが取り出したのは二つのアタッシュケースである中身はカゲン達が入手したスラッシュ、ショットアバドライザーとクラウディングホッパーキーである

 

「これは…」

 

「俺達側の技術だよ約束したろ?提供するって」

 

敵の技術だしな解析して使えるようにして貰えるなら助かる

 

「いいのか?俺に預けて」

 

「アンタは組織運営よりも研究してた方が良いと思ってさ適材適所、それにコレはお互いの利益のためでもある慈善事業じゃないが交わした契約を守ってるだけでもある」

 

まぁ俺達が持ってても使えないしな、ユーザー認証か何かされてるようだし…てかアザゼルに目をつけたのもユーザー登録を追加で可能かや量産態勢の確保も狙いではある。

 

「そうか、なら好きに使わせて貰うぜ」

 

「どうぞどうぞ〜あ!けどこまめに報告はお願い、また後でね」

 

アタッシュケースを貰い退室したアザゼルを見送るとハルトはウォズ、ジョウゲン、カゲン、ネガタロスに声をかけた

 

 

「さて、これからの話をしようか」

 

「はい、この世界の拠点も手に入りましたし本格始動ですね」

 

「魔王ちゃんは何から始める?」

 

「指示を」

 

「次は悪魔か?天使か?それ以外か?まぁ良い面白くなりそうだ」

 

 

「そだな…やっぱり人材探しに行こうか!来たばっかで、この世界の事よく知らないしさ俺達にない強さを持った仲間を探すとしようか」

 

「はっ」

 

「ウォズは付いてきて、ジョウゲンとカゲンとネガタロスは留守居を頼むよ」

 

「お任せを」「了解〜」「おう」

 

 

そんな訳で来ました人間界!

 

 

「久しぶりの青い空だな!」

 

「えぇ…目に沁みます」

 

「青い………」わ

 

あれ?

 

「何でオーフィスちゃんがいるのかなぁ?」

 

ハルトの問いかけにオーフィスは

 

「我、世界を見る、そしたら我の居場所あるかも」

 

「そっか…じゃあ行く?」

 

「ん…」

 

「っしゃ!出発だ!」

 

「はっ!」「おー」

 

そしてファイズフォンXのGPSで場所を確認すると

 

「ここはヨーロッパか…よしウォズ!ついてこい!あっちの方向から面白い匂いがする!」

 

「もう少し考えて動きましょうよ!」

 

ハルトはAタイムマジーンを呼び出して2人を乗せると面白いと感じた方向に向かうのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この直勘が彼に面白い出会いを齎す事となる

 

 

 

 

 

 

 

 

Aタイムマジーンを着陸させた、ハルトは軽く伸びをして周りを見渡す…うん!

 

 

「雪ばかりで何もねぇな!」

 

大声で言うハルトだが反響するばかりで誰もいない

 

「それで我が魔王、どんな人材をお求めですか?」

 

「そうだなぁ…まずは科学者かな、アザゼルにプログライズキーとアバドライザー預けたでしょ?解析出来て俺達が使えても量産や改良を視野に入れるなら別に科学に精通した人が仲間にしたいなぁ…」

 

「確かに魔法と科学では似た物でも技術体系が異なりますからね」

 

 

「そうそう、それと…」

 

「それと?」

 

「騎士、魔法使い、錬金術師かな」

 

「我が魔王、RPGゲームじゃないのですよ」

 

「んーだけど必要じゃないかな…多分」

 

『おいおいハルト、テメェは勇者か?』

 

んやアナザーW 俺は恐怖の魔王くらいじゃない?

 

「その心は?」

 

「直勘!」

 

「そんな馬鹿な事…とは言えないのが我が魔王の恐ろしい所ですからね、何せ思い付きでこのウォッチを作りましたし」

 

ウォズが見せたアナザーウォッチに思わず苦い顔をして

 

「ウォズ、それは言わない約束」

 

「ハルト…アレ」

 

「ん?どしたオーフィスちゃ……ん?」

 

オーフィスが指差した先にいたのは野生の熊であった

 

 

「えーと…森の中で熊さんと出会ったら…死んだふりするんだっけ?」

 

確か爺ちゃんが言ってなぁと、元の世界での出来事を思い出している

 

「それは迷信です食べられますよ!我が魔王」

 

「そっか…って」

 

話してるうちに何かに怯え熊が逃げたのであった

 

「ありゃ?何で逃げたの?」

 

「恐らくオーフィス殿の強さを本能で察したのでしょうね」

 

「そっかオーフィスちゃんって最強ドラゴンだっけ…そりゃ動物も察するか」

 

 

頭を掻きながら暫く歩を進めていくと、人気のない場所に建てられている家屋があった

 

「へぇ〜こんな場所に家かぁ…すげぇ奴が住んでそうだなウォズ!」

 

辺境に暮らして俗世との関わりを断つとか凄い奴がいるに決まってる!竹中半兵衛とか諸葛孔明とかそんな感じだったと思う!

 

「それは漫画の読み過ぎですよ、どうせ世捨て人とかです」

 

『それか人間嫌いの奴だろうさ!』

 

そんなウォズとアナザーWの言葉に

 

「そうかなぁ…よし、すみませーーん!誰かいませんかぁ!」

 

「我が魔王!?」

 

相変わらず脊髄反射で会話している!と頭を抱えている ウォズを尻目に呼びかける声だが誰も反応がない

 

「留守かな?それとも空き家?」

 

「どちらかですよ、ほら行きますよ我が魔王このままでは日が暮れてしまいますよ」

 

「そだな…あー残念……しゃあねぇ行くぞ」

 

3人は取り敢えず、Aタイムマジーンに移動するのであった。

 

 

 

その後、簡単に食事をとり1日を終えた

 

 

翌日も同じようにAタイムマジーンで飛行していると

 

 

「やれ!!」

 

 

その合図で隠れていた何者かがAタイムマジーンを攻撃したのであった、致命的なダメージは避けられたがAタイムマジーンは不時着するのであった

 

「ててて……ふぅ…っと」

 

Aタイムマジーンから出て空を見ると

 

 

「うわぁ…」

 

 

見覚えのある黒羽の者 堕天使が数名対空していた

 

「何するのさ、恨まれる覚えは…まぁ無い訳ではないけど」

 

前回の一件で疎まれているのは理解しているが

 

「貴様のような矮小な人間が崇高で至高の存在である堕天使の上に立つなど認められるか!」

 

「アザゼルの言っていた反乱分子ですね」

 

「だね…しかし」

 

この声は向こうに聞こえるようにはっきりと煽るように言う

 

 

「欲に負けて堕天したのに自分を崇高とか至高のとかよく棚に上げて、そんな言葉を使えたものだよね〜」

 

「っ!貴様!!」

 

『ハルト、悪い顔してるぞ』

 

うっさい、この手のは偉そうな割にちっぽけなプライドを刺激するだけ簡単に乗ってくるさ 

 

「それに俺はアザゼル達初めとする堕天使主要陣から正式な手続きをして組織を譲って貰ったんだよ?言うならば、そこに何の問題もないよ?」

 

正式な書面に署名してもらったし、その辺では何も問題はないのだ 言うならば これは

 

 

「反乱だね、まぁ堕天使には教えないと」

 

 

ハルトはアナザーウォッチを構えて告げた

 

 

「他種族に恨みを買うと滅ぶって」

 

『ジオウ』

 

ハルトはアナザージオウに変身すると双剣を構える

 

「ウォズ、下がってろ」

 

「何をおっしゃいますか我が魔王」

 

『ウォズ』

 

「そうだったな、んじゃ後ろ頼んだぞ」

 

「はっ!それでこの堕天使達は」

 

「取り敢えず今回は極力生捕りかな〜当面の意識改革は課題だからね」

 

「やれ!やってしまえ!我等の手でアザゼル総督による正しい堕天使の為のグリゴリを取り戻すのだ!」

 

「いやいや…今そのアザゼルは…」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

ほぼ同時刻 グリゴリの研究室にて

 

いくつかの端末に接続させたアバトライザーからの情報を解析していたアザゼルは驚嘆の声を上げる

 

「何てこった…こんな凄い技術がハルトのいる世界には当たり前のように存在するってのか…」

 

✳︎存在しません、敵から得た戦利品です

 

「しかもハルトの話だと、これは量産モデルで然るべき施設と資材があれば億単位の生産が可能って言ってたな…ハルトの世界にある軍隊の一般兵士レベルの武器は、これくらい普通に流通してるって事かよ…人間の技術力やばいな…しかもこれ以上にヤバいものもあるって事だろう…ヤバいな」

 

アザゼルが戦慄したのは別の理由であった

 

「本気でこのデバイスを使って侵略しようと思えば出来ただろう…」

 

戦後処理で混乱を極めている三大勢力、超常的な力を有するとは言え数の暴力には敵わない 彼等が本気で軍団を持って武力制圧されていたら冥界はあの大戦の光景が生ぬるく見える位の地獄絵図と化していただろう

 

それをせずに組織の長 自ら出向き必要最低限の犠牲で、堕天使勢力を従えに来たという事は必要以上の争いを向こうは望んでいないという事だ 寧ろ 穏便に話を済ませようとしたのだ管理下に入れば安全と言わんばかりに

 

「三大勢力が復興したとしても人間達が冥界に乗り込んで…億単位の軍隊が流れ込んだりしたりしたら……っ!」

 

戦時中、臨時の大勢とは言え三大勢力は各勢力に色々 やらかした自覚はあるし恨みも買った 特に人間に関しては色々したのもある

 

あの時、断れば別勢力と対談すると言った その言葉には恐らく天使、悪魔もそうだが

北欧、ギリシャ、インド神話体系の組織から

彼の故郷の日本神話や妖怪、そして人間達も含まれる

 

その恨みある彼等がデバイスで変身した兵士になり自分達を襲っていた事になる!滅亡していたのだ!

 

とまぁ、いい意味で勘違いをしているアザゼルは嘗ての長としての経験と技術者としての一面からも考えを巡らせる

 

「こりゃ個人的にも組織的にも長く付き合っていきたいもんだな…他にも技術を持ってるなら興味深いしな…あのロボットとか」

 

ある意味でグリゴリは今、転換期を迎えてるのだ彼が掲げる人間や他種族に対する意識の改革が上手くいくようにしなければならない

今回のハルトのような技術提供など富ませる為の物を突っぱねるなど論外だろう、そして自分の研究時間確保の為にも

 

「そうなると……」

 

自分達の所からもハルトに信頼して貰えるような人材を側に派遣すべきだろう…統治の面でも堕天使側の立場で意見が出来る者が必要だが…今の所、ハルトがグリゴリに求めているものは

 

 

研究者としての自分と堕天使という組織の人員やネオタイムジャッカーなる謎の組織に関する情報と言った所 それ以外は前述の意識改革などを除けば組織機能は自分の総督時代のものを流用している目に見えるような改革が少ない分、実績も重要になるだろう

 

そこには純粋に打算しかない分、情がなく必要ないと見られたら即切り捨てられる可能性もある

 

しかしハルト自身は一度懐に入れた人物の頼みは無碍にしないのも確認は取れている

 

このデバイスの技術提供の契約に関しても自分が了承する前に部下がやらかしたので有耶無耶になっていたかと思っていたからた

 

「そういやぁアルマロスの奴、やけにハルトのアナザーライダーについて気にしてたな…今度紹介してみるか?」

 

特撮の悪役好きな同僚を思い出したアザゼルは今度、会わせてみようと段取りを考えるのであった

 

「こりゃ人工神器の研究もだが…自作のデバイス作成もじっくり時間をかけて行きたいな…組織運営に関して任せて正解だったかもな…アルマロスは相談役…補佐役にシェムハサを推薦するか」

 

呟くと端末に目線を戻すのであった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「多分ノリノリで研究してるでしょう」

 

「そもそも何で研究者の奴に総督させてたのさ?」

 

ネガタロスが一目置くほどの技術者が為政者として振る舞うなど能力の無駄遣いだ 適材適所は何処の世界でも共通だろうに

 

「黙れぇ!」

 

その言葉を合図に投擲されるが双剣を槍にして光槍を弾き飛ばす

 

 

「ふぅ……残念その未来は見えてたよ」

 

本当に未来予知万歳だ

 

「何!!」

 

「さて……お仕置きタイムだ喜べ」

 

『キバ』

 

アナザージオウはアナザーキバに変身すると

 

 

「痛みは一瞬だ」

 

足元に現れたキバの紋章を、そのまま滞空している堕天使達に纏めてぶつける前回よりも威力は抑えているが

 

「「「「ぎゃああああああ!」」」」

 

痛いのは変わらんだろうな…はぁバッシャーマグナムで額に水弾を当てて気絶させたいけど

 

 

「ガルル達呼べないしなぁ」

 

 

この世界に来かいかもという点もあるが帝国戦線の戦力を減らしたくないというのもあるのでアナザーキバの戦力はダウンしているが強みもある

 

「もういっちょ、せい」

 

痺れている堕天使達に向かいもう一枚、紋章を追加し後方から挟み込んだ

 

「必殺!紋章サンドイッチ!!」

 

恐らくキバの世界でやられたら溜まったものではないような技であるが まぁ効果的面だな

 

「よし、この辺で良いか」

 

紋章を解除すると力無く落下した堕天使の意識の有無を確認すると

 

『ウィザード』『バインド』

 

アナザーウィザードとなりバインドの魔法で縛り上げた

 

 

「後は…送り届けてジョウゲン達に任せて…っと【ガサっ!】誰だ!!」

 

草むらから音がするのを理解した後の行動は早かった

 

『フォーゼ』

 

『ランチャー、ガトリング、ファイア・オン』

 

アナザーフォーゼに切り替えて、全身武装をして構えると

 

「うわ!ちょっと待って!武器を下ろして下さい!というかどんな体の構造してるのですか!」

 

「俺に聞くな…そういうものとしか言えない」

 

あれ?そう言えばこれどんな風に見えてんだ?

 

『考えたら終わりだぞハルト』

 

アナザーディケイドの言う通り考えたら負けな気がしてきた

 

「それよりも貴様、我が魔王に対して言葉を選ぶのもだが姿を表せ無礼であろう!」

 

アナザーウォズはいつの間にかアナザーシノビと変わっており影縫いの要領で相手の動きを封じている

 

「のわっ!ちょっ、辞めてくださいよ!」

 

「ウォズ〜丁重にしてね…あんまり乱暴な真似…は…」

 

その茂みから現れた人を見てハルトはキョトンとした

 

 

「誰?」

 

 

 

to be continue…

 






その頃 ここではない何処かにて


クジョーは新たな仲間を招聘していた。フィーニスが戦死した以上 新たな仲間を集めないとならなかったのは事実であったから…まぁメナスが何言うかは知らないが

「おやおや、ようこそようこそ」

両手を広げて出迎えたのはハルトと年は同じ位の青年だ、顔はハルトよりも美男子である

「……………」

「そんな怖い顔をしないで下さいよ、私達はお願いしてるのですよ























貴方の友人を止めて下さい、我等の救世その頃 ここではない何処かにて


クジョーは新たな仲間を招聘していた。フィーニスが戦死した以上 新たな仲間を集めないとならなかったのは事実であったから…まぁメナスが何言うかは知らないが

「おやおや、ようこそようこそ」

両手を広げて出迎えたのはハルトと年は同じ位の青年だ、顔はハルトよりも美男子である

「……………」

「そんな怖い顔をしないで下さいよ、私達はお願いしてるのですよ























貴方の友人を止めて下さい、我等の救世主」




















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