【完結】飛電インテリジェンス代表取締役社長飛電或人の1日   作:ネガ

3 / 3
今日で最終回です。或人の退勤から就寝までの流れを想像してみました。




最終話 明日もオレは夢に向かって飛ぶ

飛電宇宙開発センターを後にした或人とイズは会社に戻り、社長室で或人はノートパソコンで今日の業務内容を纏めている。

 

「よし! これで全部終わった〜!」

 

ノートパソコンを閉じて、背伸びをする或人。

すると、時計から終業を知らせるチャイムが流れる。或人の1日の仕事が終わる時間だ。

 

「終業時刻となりました。或人社長、今日も1日お疲れ様でした。」

 

身支度を整え、鞄にノートパソコンを入れた或人はイズに退勤の挨拶を交わして社長室を出る。

 

「イズもお疲れ様。それじゃあまた明日!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様でした社長。」

 

「みんなもお疲れ!」

 

PM17:05 退勤 

 

午後17時5分。社員達に挨拶しながら或人は退勤。ビルを出て、人々が行き交う街へ歩いて行く。この時間帯は仕事終わりに飲みに行く人や家族のもとへ帰る人が多い。

或人が歩いていると、ビルの奥に沈みゆく陽が見える。

それを見た或人は今日も1日が終わるんだなと思いながら、帰路につくのだった。

 

「そうだ。今日の夕飯の材料買ってこなきゃ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PM17:30 夕飯の材料の買い出し

 

「お。今日は豚肉が安いな〜」

 

午後17時半。帰宅中の或人はスーパーで夕飯の材料の買い出しをしている。或人がよく行くこのスーパーは安く、品揃えも豊富。或人は買い物籠に豚肉や野菜などの食材を入れてカートを押して行く。辺りを見回すと、店員型ヒューマギアがレジ打ちをしたり、商品の補充などをしている。

 

(ここにもヒューマギアが働いてる。嬉しいなぁ。人々の社会の支えになってる。俺が仕事を終えてもこうやって店員さんとヒューマギア達も頑張ってる。俺も頑張らないと。)

 

自分が仕事を終えてもスーパーの店員と共に働いているヒューマギア達に感心しながら或人はカートを押して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまーっと!あぁ〜今日も疲れた〜」

 

PM18:00 帰宅

 

午後18時。或人は自宅のアパートに帰ってきた。部屋の電気をつけ、鞄を置き、食材の入ったマイバッグを台所に置く。それからジャケットとズボンとパーカーを抜いで、部屋着に着替える。そして夕食の準備だ。

しばらくして、夕食の準備でエプロンを巻く或人はフライパンで豚肉を炒めている。1人暮らしの或人は自炊をしているので、料理は得意。芸人時代は、やはりお笑いで食べていくには厳しかった。その為食費を浮かせる為に自炊を始め、いつの間にか料理も出来る様になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いただきまーす!」

 

PM18:45 夕食

 

午後18時45分。夕食の時間だ。1日働いた後に食べる自分で作った夕食の味は格別だろう。今日のメニューはたまごのふりかけをかけたご飯にワカメの味噌汁、豚の生姜焼きとレタスのサラダだ。ちなみに或人は先に食器洗いなどを済ませてから食事につく。その方が効率が良いからだ。豚の生姜焼きは自信作。味噌汁やサラダも美味しい。箸が進む進む。あっという間に平らげてしまった。

 

「ごちそうさま!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーっと…明日は役員会議があるから…早めに準備しておかないと…資料ももうすぐ完成だから…」

 

PM19:30 明日の仕事の準備

 

夕食が終わり、或人はノートパソコンを開いて明日の会議において今後のヒューマギアやライズフォンの売り上げについての会議や経営方針や事業についての資料を纏めている。明日の為に少しずつ作成していき、会議で発表する為だ。社長として社員を引っ張っていく為に。亡き祖父が託したこの会社を成長させる為に。亡き父の言葉の通り、夢に向かって飛ぶ為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PM21:30 入浴

 

「はぁ〜いい湯だなぁ〜」

 

午後21:30分。或人は風呂に入っている。こうして1日の仕事の疲れを湯と共に流すのだ。今日の仕事が終わり、1日が終わる時に風呂に入れば気分もリフレッシュ出来る。ちなみに頭に乗せているのは最近行った昭和の香りがする古き良き銭湯でちょっとお節介な青年に勧められて買ったゼロワンのトレードカラーである黄色のタオルだ。

 

「ニューヨークで、入浴!ハイ!アルトじゃ〜ないと!」

 

と、風呂でギャグを披露したり、新しいギャグも考えてたりする。イズの前で披露すれば、いつもの通り解説されてしまうが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PM22:00 自由時間

 

入浴を終えた後は、消灯までの間に漫画家石墨超一郎の漫画・パフューマン(つるぎ)の最新刊を読み、録画していた声優ヒューマギア・香菜澤セイネの主演のアニメや、俳優型ヒューマギア・松田エンジが主演のドラマを見て、1日を締めくくる。この時間もリラックス出来る貴重な時間だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PM23:00 就寝

 

午後23時。或人はベッドに入り、明日こそ寝坊しないように目覚ましをセットし、部屋の照明を消して眠りにつく。

こうして、飛電或人の1日が終わる。そして明日からまた、夢に向かって飛ぶ若き社長・飛電或人の新しい1日が始まるのだ。

 

 

 

 




いかがだったでしょうか? 結構自分の想像や独自の部分を入れて或人の1日を書いてみました。一応劇場版からVシネまでの間を意識しています。あくまでも自身の想像なので、目を瞑っていただければ幸いです。
短い作品でしたが、これからも自分をよろしくお願いします。
ちなみに最後の昭和の香りがする古き良き銭湯ちょっとお節介な青年は…もうお分かりですよね?

今回でおしまいです。感想お待ちしています。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:5文字~500文字)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。