鋼の異世界(世紀末)と自衛隊奮闘録【第3部・多元世界編・完結】   作:MrR

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幕間:隊員+リオ達との雑談

 Side 緋田 キンジ

 

 取り敢えずゲートの前で待機して色々と作業をしながら隊員達やリオ達と会話することにした。

 

 =宗像 キョウスケの場合=

 

「何だかとんでもない事になったな。これで異世界四つ目で現れたのは並行世界の日本軍だと来た――」

 

「ウチの両親が発狂しそうだな」

 

 俺をその姿を想像しながら苦笑する。

 

「ああ悪い」

 

「いやいい。それよりも今後の事だけど――」

 

「まあどうなるかは分からないけど、なる様にはなるだろう」

 

「そうだな」

 

 実際キョウスケが言う様にそうなる事を祈るしかない。

 

 =水瀬 キョウカの場合=

 

「この世界だけでも手一杯なのにまさかここで新たな異世界だなんて」

 

「救いなのは、見掛けたら突然襲い掛かってくるような連中じゃなかった事だな」

 

「緋田一尉? それは比較の基準が間違ってると思うんですけど?」

 

「ああ。大分あの世界に毒されているな」

 

「まあこの世界は世界で戦いばっかりでしたから仕方ないですよ」

 

「まあなぁ……」 

 

 =高倉 ヒトミの場合=

 

「新たな異世界だけでも驚きなのに日本軍――異なる世界の日本の軍隊ですか」

 

「正直まだ出会ったばかりだから何とも言えないけどね」

 

「隊長は楽観的なんですね」

 

「と言うか今は相手と身内の出方を待つしか無いってのもあるけどね」

 

「そうですね――まあ万が一が起きないのを願いましょう」

 

「そうなるな……」

 

 =ルーキーの場合=

 

「なんつーか、第二の異世界に来てもやってる事はあの世界と同じですね」

 

「まあ戦う敵が違うだけで戦いばっかりだからな」

 

「本音を言うとノンビリ観光出来たら良かったんですけど、そうは行きませんよね」

 

「そうだな。休暇プラン考えとくか」

 

 

 =リオの場合=

 

「日本軍――正直言うと不安かな?」

 

「まあリオの反応が正しいんだろうな」

 

「もしかして戦うの?」

 

「どうとも言えんと言うのが本音かな。少なくとも用心はしておこう」

 

「うん。分かった」

 

 =パンサーの場合=

 

「前に聞い話だけど自衛隊がおかしくて、日本軍のがキンジ達の世界基準に合わせると正しいんだよね?」

 

「まあな。自衛隊は政治的なアレコレで誕生した組織だからな」

 

「今思うと面倒な手続きしないと戦闘出来ない組織によく入ったね」

 

「そう言われるとキツイな。まあ、あの時まで自衛隊なんて武装した災害救助隊か便利屋みたいな組織だったからな。ぶっちゃけ戦争の事なんて遠い世界の話みたいな感覚はあった」

 

「改めて聞くととんでもない組織だったんだね、自衛隊」

 

「まあな。今はちょっと血の気が多くなっちまってるけど」

 

 =エリオットの場合=

 

「正直不安です」

 

「うん?」

 

「この国どころか、この世界がどうなるのか……」

 

「――最低でももう一つ世界と繋がってるし(リオ達の世界)、その辺もどうにかしないとな」

 

「どうしてこんな事に――」

 

「まあそう悪い方に考え過ぎんなって。まだ新たな敵になるかどうかも分からないんだしさ」

 

「分かってはいるんですけど――」

 

「だよな……」

 

 エリオットの心の重荷をを取り除くのは難しいようだ。

 

 =佐伯 麗子の場合=

 

『上の方は大慌てだ。取り敢えずその場で待機して相手から出来うる限りの情報を引き出してくれ』

 

「簡単に言いますけど――」

 

『言いたい事は分かるが今は彼達の情報が些細な事でも重要になってくる』

 

「上のアレコレは知らないが、まあ思惑に乗ってやりますよ」

 

『偉く協力的だな』

 

「自分も彼達に興味があると言うだけですよ」

 

『そう言う事にしておこうか』

 

 確かに佐伯 麗子に言った言葉は嘘じゃない。

 それにまだ敵になるかどうかも決まったワケじゃない。

 取り敢えず自分に出来る事をしようと考えた。

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