鋼の異世界(世紀末)と自衛隊奮闘録【第3部・多元世界編・完結】   作:MrR

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幕間「現状整理」

 Side 緋田 キンジ

 

 戦いが終わり、少しばかりの猶予期間が出来た。

 

 最低限の戦災復興を終えての祝勝会、そしてまた戦災復興であると同時に、皇帝がいる帝都への進撃計画。

 

 だが無視できない情報が幾つかある。

 

 まず人類の天敵ゼレーナの巣がこの世界で見つかったらしい。

 

 更にヴァイパーズやリビルドアーミーの拠点も見つかったようだ。

 

 そこで帝国への進撃準備が整うまでに両者にご退場を願うと言うのが今後の方針となった。

 

 その準備が整うまでに俺達は戦災復興を行う。

 

 この世界にも随分と長く居ついているような感じになるが実際はそうでもない。

 

 なのにも関わらずあの荒廃した世紀末世界が恋しくなるのはなんでだろうな。

 

 

 Side フィア・バハムス

 

 色々と大変だったがその方が僕にとって救いだったかもしれない。

 

 何しろ我が家のように思っていた学園があれ程の大激戦に晒されたのだ。

 

 見知った顔や教官、生徒は無事だったのは奇跡に等しい。

 

 その辺りは学園長や兄、妹の采配が見事だったと言うべきだろう。 

 

 だがホッとしてばかりもいられない。

 

 次の戦いで全ての決着がつく。

 

 そして国をどう立て直していくのか。

 

 どう導いていくのか。

 

 それが問題だった。

 

 だが先ずは皇帝を。

 

 父上を打倒しなければならない。

 

 そうしなけれればアレコレと考えてもただの戯言に過ぎない。

 

 だから必ず父上の打倒を成し遂げなければならない。

 

 

 Side 元リビルドアーミー 空中戦艦 艦長 グレムス

 

 この世界に跳ばされて来てからと言うもの、飯の心配はしなくてもよくなったが、猟犬のように邪魔者が来る。

 

 リビルドシティでの戦いが終わり(第一部八十七話以降)、リビルドアーミーは大きく分けて二つに別れた。

 

 新体制のアーティスに付き従うか、付き従わないかだ。

 

 ワシはあんな小娘な付き従うつもりはなく、同じ考えを持つ者と一緒に行動を共にしていた矢先にこの世界に飛ばされた。

 

 遺憾ながらヴァイパーズとも再び結託した形になった。

 

 最初は色々と苦労したが、この世界での勝手が分かっていくウチに再び成り上がってやろうと考えるに至った。

 

 だがあいつら。

 

 自衛隊の連中が再び姿を現してからと言う物、どんどんと再び転落人生を歩んでいる。

 

 このままでは済まさんぞ。

 

 絶対に返り咲いてやる。

 

 

 

 Side バハムス帝国 グラン・バハムス 皇帝陛下

 

 異世界軍。

 

 まさかここまでやるとは。

 

 大勢の軍勢だけでなく、三将まで失い、異世界への進行は待ったを掛けなければならなくなった。

 

 恐らく次の戦いで全てが決まるだろう。

 

 例え何があっても我が理想は変わらん。

 

 武力による大陸統一。

 

 永遠帝国の実現。

 

 それが理想。

 

 それがわが夢。

  

  

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