鋼の異世界(世紀末)と自衛隊奮闘録【第3部・多元世界編・完結】   作:MrR

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=幕間:キョウスケとパメラ=

 Side 宗像 キョウスケ

 

 先程のやりとり――キンジとリオの会話を聞いてまだ恥ずかしさが残っている。

 

 パメラも同じらしい。

 

 パメラ。

 黒髪のボブカットの少女でメカニック、リオやパンサー達の大黒柱的な存在。

 今回はトレーラーを自衛隊に預けて専用の黄色い整備用パワーローダーを身に纏ってここまで来たらしい。

 

 俺はなんだかんだで色々と接点が多い。

 昔から機械弄りとか好きだったのもあるのだろうが、パワーローダーの整備とか、出会って初期の頃からアレコレ教えて貰ったりとか。

 

 あと、リオがキンジに懐いた流れでアレコレと俺にパメラが聞きに来て――と言う流れで接点が出来た。

 

「はあ・・・・・・あの二人、あんな仲になるなんて」

 

「俺も驚きだ。まあけど日本基準で考えると――っておたくら年齢幾つよ?」

 

「女の子に年齢尋ねるのってマナー違反だって教わらなかった?」

 

「悪いが失礼を承知でたのむ。日本だと二十代の男性が年下の十代女子・・・・・・それも15から18ぐらいの女の子と付き合うのは問題があるんでな」

 

「リオと言ってたけど色々と複雑な国なのね」

 

「まあな」

 

「年齢なんて数えるだけ無駄って奴は多いけど私達はきちんと覚えてるわよ。十六歳ね」

 

「見た目通り本当に若いな」

 

「まあね。向こうの世界の十六歳の女の子ってなにやってるのかしら」

 

「少なくともお前らの方がしっかりしてるから安心しろ」

 

「ふーん?」

 

 最近の女子高生の生態なんて殆ど知らないが、ここまでシッカリと自立した十六歳なんて日本には希少種だろう。

 

 大半以上が親のタダ飯食らって、小遣いもらって、自分で稼いだこともなく、金のありがたみとか知らず、勉強する意味とか分からず、悩み無く遊べる時間とか趣味に熱中できる時間とかの大切さとかも分からず――良くも悪くも平和なのだ。

 

 あんまり比較が過ぎると、平和の意味どうこうの議論にすら発展しかねないからやめておいた。

 

「ふと思ったんだけど自衛隊の人達って女の人に興味持たないの?」

 

「なんだ急に?」

 

 パメラの急な話題に俺は流石にたじろいだ。

 

「女性の自衛官の人達もそうだけど、多くが未婚って聞くじゃない」

 

「あ~したくても出来ないって言うか、何て言うか・・・・・・そもそも自衛隊はそう言うの五月蠅いし、出会いの場とか少ないからさ。それに俺達任務でこの世界に来てるから任務中に女を作るって色々と体裁悪いからさ――」

 

「ふーん? ようするに女つくっちゃいけないんだ? ヒダ キンジは作ってるのに?」

 

「すいません。自分達もよくわかんないです。その辺りの線引き。と言うか自衛隊って基本男所帯だけど世間の目とかあるからそう言うのに厳しくて・・・・・・」

 

 だから女とかそっちの系の店で破滅する男自衛官が出てくるのだ。

 

「自衛官も色々と大変なのね~」

 

「まあな。自衛官の恋愛問題は死活問題だしな・・・・・・」

 

「気をつけなさいよ? 自衛隊を狙ってる女性達は多いんだから」

 

「どうなってんだ女性達の自衛隊評価」

 

 ちょっと恐くなってきたぞ。

 

「グレイヴフィールドまで辿り着ける女性達は皆タフだからね。よっぽどでない限りは私が養ってやるわって言う連中ばかりよ」

 

「この世界の女性は逞しいねほんと」

 

「そんだけジエイタイは好かれてるってことよ」

 

「ヘイヘイ・・・・・・」

 

 二度も言うが本当に恐くなってきたぞ。

 独身自衛官がこの世界の女性に狩られるの?

 アマゾネスなの? この世界の女性って?

 

 ともかく任務に集中しよう。

 

 うん、そうしよう。

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