幻想郷でまったり生きていきたい   作:よろよろ

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こんにちは幻想郷

「幻想郷?そこはどんな場所なんですか?」

 

「そうね、幻想郷には、人間、妖怪、妖精、神...

平たく言えばあなた達で言う”空想の存在”が集う場所」

 

ほぉ〜、中々興味深いなそれに俺達で言う空想って事は

 

「異世界とは違うんですよね?」

 

「よくわかったわね、幻想郷はあなたのいた世界と

陸続きになっている世界、認識がされないのは結界に

よって外の世界との干渉を断っているからよ」

 

でもそれって

 

「俺がその幻想郷に行くのってイレギュラーなのでは?」

 

「...本当に鋭いわねあなた、安心してその辺の問題は」

 

?どういう事なんだ?

 

「紫、言葉足らずで冬華さんが困惑してますよ」

 

「あらごめんなさいね、なんで大丈夫かって

言うとね...私が幻想郷を作った賢者の1人だからよ」

 

...ま?世界を作った1人?

 

「...世界を作ったって凄いなぁ」

 

まさかそんな重要な立ち位置の人だったとは

 

「それでどうかしら?幻想郷に来る」

 

「一つだけいいですか?」

 

「何かしら?」

 

「幻想郷に行く場合の俺の存在って

元いた世界だと無かったことになるですか?」

 

「「「!?」」」

 

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side 紫

 

今私は久しく驚愕の感情が出てきている、その原因は目の前の少年、彼の異常とも言える思考回路、普通では考えられない状況に対しての冷静な判断力そして何よりこの短いやり取りの中で幻想郷入りすることによって発生する外の世界での記録の消滅まで理解した、はっきり言って異常...天性のものなのか或いはそうあるしか無かったのか...

 

「えぇ、幻想郷に入ると言う事は空想の存在に

なるようなものだから外の世界で起こったあなたの

記録はなくなってしまうわ」

 

「...そうなんですか」

 

「どうかしたのかしら?少し思い詰めた表情してるわよ」

 

何に悩んでいるのかしら?

 

「家族に、とくに父さんに忘れられるのは

少しずつ認められてきたかもしれないから...」

 

「そう...」

 

どうしたらいいのかしら、真実を言うべき?四季映姫も複雑な表情をしてるし...

 

「冬華くん、あなたはどうしたいの?」

 

情けないけど彼に委ねるしかない、正直こちらから話すのは気が引けてしまう

 

「俺は最後にもう一度見て判断したいです

死んでしまった俺をどう思っているのか」

 

「それで自分で納得して決めたいんです」

 

「わかったわ、私の隙間から見れるからそれで確認しましょう」

 

...私自身まったく気が進まないけどね

 

side out 紫

 

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「どうかしましたか?」

 

紫?さんはどこか乗り気ではないような雰囲気

何より四季さんの何かを言いたげな表情に疑問を持った

 

「いいえ私は何も言うことは無いわ」

 

「私は...いえなんでもありません」

 

気にはなるけど、探るような感じでもないな

 

「じゃあ、今から繋げるわね」

 

「はい」

 

そう言ってから隙間には俺の家族の会話の様子が

映し出された

 

『あなた冬華は亡くなったそうよ』

 

『そうか、上手くいったようだな』

 

『案外スムーズに事が運んだねお父さん』

 

『本来なら成功の見込みの低い偽装事故、

まさか俺に認められたかもしれないと

思わせて隙を作ることを思いつくとはな』

 

『お兄ちゃんはよく、お父さんに認められるためって

口癖みたいに言ってたしね、お父さん慕われてて

よかったねぇ〜』

 

『馬鹿を言うな、あんな”化け物”に慕われる

なんて嬉しいわけないだろう』

 

『まぁまぁ、それがあって本来なら無傷の

生還もやりそうなくらい規格外なお兄ちゃんも

簡単に消せたんだし良かったじゃん』

 

『でも良かったのかしら?あの子は春華が

言うように規格外だし、どの仕事をなげても

全部完璧にこなしてた...もっと使ってからでも

良かったんじゃないの?』

 

『確かに、使えるだけ使い潰すのもいいだろう

だがあいつのような化け物が本家の連中に

知れ渡りでもしたら、継ぐことの出来ない

有能な男を産んだ無能の家と言われ権限の

剥奪の危険があったからな、高校に上がる前の

この時期が丁度いいと思ったまでのことだ』

 

『そういう事ね』

 

『まぁ、最後にあいつには死ぬ前に本家の権力

を覆すレベルの大仕事をさせてあるし、その進展具合は

現段階で世界を相手にやって行ける程と考え

られている程度にはプロジェクトの構成が

規格外らしい、まったくとんだ化け物だな』

 

『『ちゃっかりしてるわね(してるね)』』

 

『これからは、あいつも消えより動きやすくなる

最初こそ邪魔だったが最後にいいもの残してくれて

本当に最高の駒だったな』

 

そう言って笑っている3人を最後に隙間は閉じた

 

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side 小町

 

「........」

 

アタイは今言葉が出てこない...出せないと言う方が合ってるかもしれない、アタイが思っていたよりも冬華の家の闇は...いや冬華に対する家族の態度は最悪なんて言葉で表せるほど生ぬるいものじゃない

 

「(これが同じ人間に、同じ家族にするような

仕打ちなのかい!!)」

 

アタイは心ん中で叫んださ、叫ばずにはいられなかった、冬華は話していてわかるほど善人で純粋だそんな善意の塊のような奴を化け物と揶揄し、能力が優れていて反論もせずこなすからって使い潰すような働かせ方をしている、まだ10代の学生に...四季様だって仕事には厳しいしミスに対しての説教は過剰すぎる時もある、でもそこにはアタイの為を思っての行動であるのがわかるだからアタイもそこに関しての文句はないしむしろ感謝さえしている

 

「(でもこんなのは)」

 

信頼も何もあったもんじゃない

 

「冬k...ッ!?」

 

今まで見ていなかった冬華の顔は

まるで何もかも見ていないようだった

 

side out 小町

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side 映姫

 

「.........」

 

これが今まで自身の家の為に尽くしてきた

青年に対してとる家族の態度ですか...

 

「.........」メキメキ

 

持っていた笏が壊れてしまうほどの力握り青年、山神 冬華に対する仕打ちについてぶつけようのない怒りと不快感が湧いてきている

 

「(こんなことがあって...)」

 

いいはずがない、彼は審判の必要ないくらいに善人で天界行きが確立している、家の仕事の半分の負担、誰もやらない事を率先して行い、重いものを持てないお年寄りから怪我をして飛べなくなってしまった小鳥まで誰よりも親切に、どんに小さな命でも尊重して自身が出来る範囲を理解して助けている、そんな...そんな底抜けの優しさを持っている彼にあの人間たちは

 

「(こんなのが家族とは...彼と同じ人間なんて信じることは出来ない)」

 

私は爆発しそうな怒りを抑え込み

 

「(冬華さんは...)」

 

今は彼を心配しなくてはと思い隣を見る

 

「!」

 

そんな彼は何も見ていない、もしくは何も見えていない、そんな顔をしていた目は光を拒絶するような暗さを放っていた、それは至極当然の事だ、子供の精神は大人ほど丈夫には出来ていない...それがどんな才人でも

 

side out 映姫

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あー、なんと言うか...俺だって馬鹿じゃないだから本当は分かりきってたよ、でも見ないふりして分かりたくなくて自分が頑張れば認めてくれるってありもしない希望にすがって、内面まで取り繕って、現実から逃げてたいや認めては貰えてたか...俺自身じゃないけど

 

「いい駒として認められてたって滑稽ですよね」

 

「「「.......」」」

 

「馬鹿ですよね、本当は使われてるだけなんて考えば分かるのに、使われてるだけなんて信じたくないから頑張れば認めてくれるなんて理想に逃げた」

 

「逃げた結果が今、簡単に騙されて消されちゃったんですよね、俺は化け物だから人間じゃないから当たり前だったんだ」

 

「それでも恨むとかそういう気になれないなんて、どうかしてますよね....本当にどうかしてますよ」

 

今俺は支離滅裂な事を言ってるだと思うじゃないと自分を保てないから、保つ必要何てないのに

 

「涙も出やしない、化け物だから泣けないんですよね父さんはわかってたんだ、俺に言ったから『お前は生まれたこと自体が悪』だって人間じゃないから悪つまりそういうことなんですよね」

 

「...すみません無駄な事を長々と話してしまって」

 

そう無駄なんだこんなこと話しても変わらない結局悪いのは自分だ、子は親を選べないと言うけど逆もそうなんだ、だから生まれてきてしまった自分が悪いんだ

 

「結局は「もう大丈夫ですよ」.....え?」

 

四季さんか落ち着くような声でそう言いながら

俺を優しく抱きしめていた

 

「貴方は悪くないです、どんなに辛い環境でも自身の利益を考えずに他の誰かを助けられる、それは誰もが出来ることではありません証拠にあなたほどの善人の魂を私は見た事がないです」

 

「善人?俺が」

 

「はい、貴方は紛れもない善人です、周りが貴方を悪く扱うのは周りの人間が悪であってそんな悪人が根っからの善人の貴方を見て気に食わなかった、それだけの事なんです、誰にでも優しくする貴方はそれをも許容出来る優しく広い器をもった人間です」

 

「俺は別に優しい訳じゃ...それに俺は化け物」

 

「でも今泣いてますよ?」

 

「え?」

 

そう言われ目元に触ると、濡れていた

 

「なんで...?」

 

「それは、貴方は人間だからですよ辛いから、悔しいから、悲しいから泣ける、嬉しくて、幸せで、安心出来て泣ける正しい感情を持った立派な人間ですよ」

 

.......あぁ.......

 

「泣きたい時は泣いていいんです、我慢しなくていいんですよ、それを咎める人はいません」

 

俺は初めて感じる暖かさに静かに涙を流した自分が人間である事を抱きながら

 

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「すみませんお見苦しい所を」

 

「大丈夫ですよ、私は気にしません」

 

「アタイも四季様と同じさ、 泣ける時に泣いとく

恥ずかしがる事はないさ」

 

「えぇ、あなたは溜め込みすぎて心配だったから大丈夫よ、それに泣き顔可愛かったからね泣きたくなったら今度は私が抱きしめてあげるわ」

 

「....この流れで弄らないでくださいよ」

 

こっちは恥ずかしいんだから

 

「本当ですよ紫巫山戯ないでください」

 

「でも可愛かったでしょ?」

 

「......五月蝿いです」

 

「ちょっと四季さん!!ちゃんと否定してくださいよ」

 

「....冬華さん私の事は映姫とお呼びください」

 

「え?あ、はい分かりました」

 

何でいきなりって聞くのは野暮かな?

 

「フフッ、それじゃあどうするかしら冬華くん

幻想郷に来るかしら?」

 

「....はい行きます、行かせてください幻想郷に」

 

俺はもう一度自由に生きて行きたいから

 

「そう、良かったわ悪いわね閻魔さん?」

 

「本来なら審判に割り込むのは黒ですが不問で構いません」

 

「素直じゃないですねぇ〜四季様」

 

「黙りなさい、お説教されたいんですか?」

 

「すみませんでしたぁー!!」

 

仲良いなぁ

 

「それじゃあ、行きましょうか」

 

「はい」

 

「お気をつけて、お怪我のないように」

 

「自由を謳歌してきなよ冬華!!」

 

あぁ、ほんと泣きそうだ

 

「映姫さん、小町さんまた会いましょう!!」

 

「「はい(ああ!!)」」

 

その言葉を最後に隙間に入っていった

本当にありがとうございました四季さん、小町さん

そして....

 

「着いたわ、ここが幻想郷よ」

 

「...綺麗だ」

 

広大に広がる緑に、大きな存在感を放つ山々自然の力強さと前の世界とは違う不思議なそれでいて居心地がいい

 

「こんには幻想郷...」

 

ここから新しい人生が始まる

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プロフィール

姓: 山神 名: 冬華 性別: ♂

年齢: 16

誕生日: 10月10日

身長: 173cm

体重: 63kg

特技: 動物と会話が出来る

趣味: 歌を歌う、料理、トレーニング

好きな物: 動物(特に猫)、甘いもの、自然、花、
興味深い物や場所、綺麗な景色

辛いこと: 自分のような扱いを受けている人を見たり、怪我をしている動物達を見ること

キャラ説明

底抜けの善人で幻想郷入り前は、文句をまったくいわないことを言いように利用され普通では有り得ない生活を過ごしていた。幻想郷に来てからはまったり自由に生きて行くと決めている、まったりとは言ったが探究心が高く様々な面倒事や異変に巻き込まれていくまったりには程遠い体質をしている、彼は弾幕を出せないがその代わり身体能力は普通の人間のそれではなく器用で基本的に人間技で見た物(主観)を即座に覚えることが出来る自分の見た漫画やアニメの技も自分の運動能力の向上+練習で習得出来る。もしかしたら厨二病かもしれない...

能力

考えついてはいます、今後出してきます
チートは書くのが難しいので書きません
弾幕の使えない冬華くんと相性はいいと思います
因みに2つ持ちですどちらとも戦闘向きでは無いです
片方は役にたちますがもう片方に関しては
戦闘で役立つ事は無いです。

こんな感じ〜
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