幻想郷でまったり生きていきたい   作:よろよろ

6 / 9
紅霧で危機一髪か!?

「んーむ」

 

やっぱり霧が濃くなるごとに暗くなる

 

「まるで意図的に夜を作ってるような?」

 

考え過ぎかな?

 

「?前から霧とは別になにか来てるな」

 

雰囲気的には闇に近いな

 

「黒くて丸いモヤ?」

 

ドンッ!!

 

あ、木に衝突した

 

「痛たたー」

 

「大丈夫か?」

 

「うーん大丈夫なのだー」

 

「おう、そうか」

 

「そーなのだー」

 

そーなのかー

 

「なんか力が湧いてきたから調子にのって

闇を出しすぎたのだー」

 

それで前が見えなくなったのか

てか自分で出したのに自分で見えなくなるのね

 

「前が見えなくなるのに闇を使うのか?」

 

「そーなのだー前が見えなくなるのが

闇の風物詩なのだー」

 

なるほど、確かに

 

「人間のお兄さんは何でここにいるのかー?」

 

「それは、あの赤い霧が出てるところが気になるからだ」

 

「そーなのかでもお兄さん?この霧って多分

人間には悪いものだとおもうよ?」

 

「そうなのか?特に何も無いが」

 

「んー、そーなのかー面白いねお兄さん」

 

面白いのかな?

 

「お兄さんの名前はなんて言うんだー?

私はルーミアなのだー人食い妖怪なのだー」

 

「よろしくなルーミア、俺は山神 冬華だ」

 

「トウカって言うのかよろしくなのだー」

 

「おう、人食い妖怪って事は俺食べられちゃうのか?」

 

「んートウカは食べれそうにないし

そもそも今はお腹すいてないのだー」

 

「食べれそうにない?よくわからんがそれなら

よかったよ」

 

「(よく分からないけど食べちゃいけない気が

するのだー)」

 

「でもトウカ美味しそうなのだー」

 

「ちょっと、食べないって言ったそばから

美味しそうとか言うなよ怖いだろ」

 

「いい匂いがするのだー」

 

無視かい、まぁ食べられないならいいか

 

「じゃあ俺はもう行くからな」

 

「わかったのだーまた会うのだー」

 

「あぁ、またなー」

 

そう言ってルーミアは闇を纏いながら

また飛んでいった

 

「さてと行きますか」

________________________________

 

「お!!大きな湖の向こうにデカい館が見える」

 

しかしここの気温少し低くないか?

いや水辺だから気温が落ちるの当然か?

いやそれにしては低すぎないか?

 

「ちょっとそこのアンタ!!」

 

ん?

 

「アンタよ人間のアンタ」

 

「どうかしたか?」

 

「あたいのテリトリーに人間が何のよう」

 

テリトリー?あぁ湖のことかな

 

「それはこの湖のことか?」

 

「そうよ!!」

 

「いや俺はここじゃなくてあの館に」

 

「騙そうたってそうは行かないわ、この最強の

あたいを倒してここを自分のものにしようとしてる

だろうけどそうはいかないぞ!!」

 

「(本当なんだけどな)」

 

んーどうしたらいいのだろうか

 

「何を黙って...そうかあたいを倒そうと作戦

を立ててるんだな!!なら先手必勝だ」

 

「うわっ!?」

 

危な!?唐突な攻撃はびっくりするわ

てか俺がいた場所凍ってない?氷を作る能力か?

てかここら辺の気温が普通より低いのはこの子が

原因か、よく見ると纏ってる雰囲気が冷たい

 

「上手く避けたわねやるじゃない」

 

「そうか、ありがとな」

 

「ならもっと本気で行くよ」

 

そう言ってさっきよりも大きな冷気の波が

向かってきた

 

「ほいっと、危な...うわぁ」

 

俺のいた場所から後方10mくらいが見事に凍っている

 

「ガチかよ」

 

「(こんなん車に轢かれた方がマシだな)」

 

「これも避けるなんてアタイを倒しに来ただけは

あるわね、でも長引かせるのは最強としては

格好つかないから必殺技を使ってあげる」

 

必殺技?さっきよりもやばいの来んの?

 

「喰らいなさい」『雹符「ヘイルストーム」』

 

何だあの子を中心に氷の竜巻が起きた

 

「凄いエネルギーだ」

 

強い冷気が集まっているこの後何か来るな

 

「いくわ!!」

 

「やっべぇな」

 

バカでかい雹が大量に降ってきた

 

「俺もやるしかないな」

 

逃げ場がないなら耐える!!ここでまた死ぬ気はない

 

「(これを耐えるには...あれだな)」

 

アニメや漫画で幾度と見てきた

 

「よし、バンクさんお借りますよ」

 

「(何?あの構え、水が流れてるように

それに強い川みたいな光景が浮かんでくる)」

 

シルバーファング 直伝『流水岩砕拳』

 

「オラァァァ」

 

「!?あたいの作った雹が」

 

やばい、思っていたより氷の質量が重たい

気を抜いたら...いや弱音を吐くな俺

適応だ適応するんだ今までみたいに

 

「スゥー...」

 

「(集中だ・・・ )」

 

「なに!?どんどん早く強く」

 

思い浮かべるは静かだが力強い破壊力

全てを受け流す川の流れ、そうまるで矛盾のような

そんな感覚を....

 

「(これで)」

 

「終わりだ!!」バキンッ!!

 

よし、どうにか受けきった

けどもっと上手く出来るように鍛錬するか

 

「手が痛てぇ」

 

冷気で動きが鈍く...てのは言い訳か

かなり両手がボロボロだ

 

「お前...」

 

!?まだ来るか

 

「凄いな今の!?」

 

て、ありゃ?

 

「あたいの必殺技を素手で防ぐなんて!?」

 

「あぁ、相性が良かったからな」

 

「あたいはチルノって言うは、幻想郷最強の

氷の妖精よ!!」

 

「そ、そうか、俺は山神 冬華だ」

 

「トウカだな!!よろしくたのむぞ」

 

「あぁ、よろしくな」

 

これは大人しくなったのかな?

 

「あたいの本気の技を素手で受けきるなんて

トウカが初めてだ」

 

「いや結構ギリギリだったぞ、チルノが

もっと能力を上手く使えてたら危なかった」

 

「?あたいは上手く使えてるぞ?」

 

「無駄に力を出してるんだ」

 

「力は出せば出すほど強いんじゃないのか」

 

「いや、沢山だすよりは力を一点に集中させる方が

相手に与える時のダメージとか、攻撃速度が早く

なったりするんだ」

 

「そうなんだな!!」

 

「例えば今チルノは冷気を撒き散らしてる状態だ

それだと攻撃の時に威力が落ちちゃうんだ」

 

「ならどうしたらいいんだ!!」

 

「そうだな、自分の事を瓶だと思って

その瓶の中に自分の能力を入れて蓋をする意識で

自分の中に力を留めてみてくれ」

 

「おう!!やってみる」

 

おぉ、感覚がいいのかすぐに安定してきた

素直だから覚えやすのかもしれないな

 

「おぉ、なんか力がいつもより湧いてくるぞ」

 

「その感覚だ、それを続ければいつもより

数段力強い攻撃が出来るぞ」

 

「凄いなぁ」

 

「あとはそうだな、チルノの能力は冷気を操ったり

氷を操ったり出来るのか?」

 

「そんな感じだぞ」

 

うむ、中々強いな

 

「じゃあ作った氷を操ったりは?」

 

「試したことないから、今やって見る!!」

 

やった事ないのかい!!

 

「おぉ、トウカ出来たぞ!!」

 

「よし、そしたら飛ばした氷の軌道を変えたり

練習したら氷で分身とか出来るんじゃないか?」

 

「そうなのか!?そしたらあたいはもっと強く

なれるのか!!」

 

「あぁ、その為には力の練習しないとな」

 

「練習...でももっと最強になる為...あたい頑張るぞ

そしたらトウカが防げないくらい強く打てるよう

になってやるからな!!」

 

「あぁ、楽しみだ...と練習するなら俺は

離れた方がいいな、じゃまたなー」

 

「おぉ、またなー」

 

いやぁ結構危ない事をあったが何だかんだいい子

で良かったな...そんじゃ

 

「今度こそあの館に行くか」

________________________________

 

「ようやく着いた....て」

 

あれ門番だよな?寝てるんだが、門番...だよな?

 

「まさか門番が寝るなんて...でも」

 

あの門番寝てはいるが気を張り巡らせているな

どうやら避けては通れないようだ、

門番だから当然か...寝てるけどな!!

 

「(基本的に戦闘は避けたいからなぁ

話し合いで何とかならないかな?)」

 

「あのー」

 

「...スピー」

 

「ちょっといいですか?」

 

「...スピー」

 

「あのー!!」

 

「ピクッ.......スピー」

 

ウソやん、起きないじゃんこの人

 

「うーん困ったなこっそり入れるような感じ

では無いしどうしようか」

 

揺さぶろうにも近ずいたらダメだしな

 

「よし、ちょっと気は進まないが」

 

あれをやろう、悲鳴嶼行冥の技?では無いが

凄まじい破裂音のような拍を

 

「1回やってからトラウマなんだよな」

 

いじめから逃げる為に猫騙しの為にやったら

いじめっ子達が白目剥いて倒れた時のやっちまった感

あれは今でも忘れられない

 

「これで起きてください...よ!!」 スパァァァン!!

 

「うっはぁ!?なになに」(゚ロ゚;三;゚ロ゚)

 

「よかった起きた」

 

「うえ?何したんですか?」

 

「少々小さな音を」

 

「何処が少々何ですか!!心臓止まるかと

思いましたよ、何の音ですあれ」

 

「何度か起こそうとしましたよ、拍ですよ拍」

 

「は、拍?両手合わせただけであの音?」

 

「まぁ、はい」

 

「ほぇ〜、凄いですねそんな事が...」

 

「危ないから使いたくないですけどね」

 

「だったら使わないでくださいよ!!」

 

「だったら呼びかけたら起きてくださいよ」

 

「ぐぬ、何も言えないです」

 

「でもごめんなさい本当に使う気はなかった

んです、気が進まなかったけど最終手段何で」

 

「申し訳ないです、それであなたはっ...て

あなた人間じゃないですか!?どうしてこんなところに

ていうか何で平気でたってるんですか!!

この赤い霧は濃い魔力で出来ていて普通の人間は

この霧の状態では体調に異常がでるはずです」

 

「それは知りませんよ自分は能力もちか

どうかなんて知らないですし...それよりも後半の

それは本当何ですね」

 

「はい、これはお嬢様が幻想郷を支配する

為に必要な事なのです」

 

これは、見過ごせないな

 

「俺が何故ここに来たのかは霧が出ている場所

が気になって来たんですが、目的変更です

霧を止めさせて貰います」

 

「悪いですが霧が効かないとはいえ人間のあなたに

妖怪の私とでは元々の...!?」

 

「俺は幻想郷に来て3日程度の新参者でね

ここで自由に生きて行くって決めてるんで支配なんて

させる気はないですよ!!」

 

「(とても強い気迫、隙も全くないし腕を

見るだけでわかる異常ともいえる筋肉の質)」

 

「申し訳ございません、貴方を侮った事を訂正させて

頂きます、私は紅美鈴この紅魔館の門番、貴方が

我が主の邪魔をするというのなら、この紅美鈴

全力で阻止させて頂きます」

 

そして臨戦態勢に入った

 

「...私は山神 冬華と言います、美鈴さん

力づくでも行かせてもらいます」

 

俺も戦闘態勢になり一触即発のピリピリとした

空気になる

 

「「いざ!!」」

________________________________

 

「(やばい、この人肉弾戦めちゃくちゃ強い!?)」

 

チルノのように氷を上手く使う攻撃では無い

純粋いな打撃技の威力が高い

 

「(様子見なんてしてる場合じゃないな)」

 

『流水岩砕拳』

 

「!?(気の流れが変化した?何より完全に

技を流されている...これは出し惜しみする

必要性はないみたいですね)」

 

「(何かしかけて...グッ!?)」

 

打撃の威力が跳ね上がった?

 

「(受け流しきれない)」

 

このままじゃジリ貧だ攻めに転じる為には

何かないのか...

 

「あれをやろう...」ボソッ

 

「(あれ?)」

 

正直この先を考えるなら使いたくないけど

そうも言ってられない

 

『静動轟一』

 

「な、何だ、気の流れが2つに増えた!?」

 

「この技消耗やばいんで早く行きますよ」ダッ!!

 

「(はっや!!荒々しい気と静かな気が同時に...

身体能力の底上げだけじゃない、技のキレも

段違いに上がっている)」

 

やっぱり、感情が昂るなこれ

もって3分くらいの自己暗示見たいなものだ

 

「(若干押されている...もっと妖力を上げて

押し切らせてもらいますよ!!)」

 

「(また威力が上がった!?)」

 

未だ拮抗状態が続いてい事に両者

若干の焦りが出てきた

 

「(これ以上は妖力が持たない)」

 

「(これ以上は意識が持たない)」

 

同時に距離をとり呼吸を整え

 

「次で終わらせますよ!!」

 

「俺もだ!!」

 

決着が着く時が来る

 

「はァァァ『真紅星脈地転弾』」

 

「(最後にヤバい技を)」

 

凄まじいエネルギー弾が向かってきた

 

「(受けきったら勝ちだ腹くくれ俺!!)」

 

両手に気を集中させた、それはとても

攻撃的な気でその雰囲気に離れていた美鈴は

息を飲んだ

 

「(こっちに向けられた訳では無いのに

気圧されるほどの気迫を!?)」

 

「チェストォォォォ!?」

 

そんな雄叫びと同時にエネルギー弾を

削り取るように強烈な連撃を放つ

 

「(どんどん削られていく!?)」

 

その光景を見て美鈴は驚くことしか

出来なかった

 

「ハァ...ハァ...防ぎきったぞ」

 

「...」

 

絶句するしかない人間?に妖怪のかなり本気の

技を素手のみで防ぎきったのだから

 

「(もっと早く...いや今更何考えても言い訳にも

ならないよね)」

 

「負けちゃったな〜」

 

「最後まで本気の本気ではなかったようですけどね」

 

「それでも負けは負け出し妖力使い過ぎて

動けませんよもう...(咲夜さんに怒られるなー)」

 

「じゃあ通らせて貰いますね」

 

「出来れば帰って欲しいですが...御気おつけて」

 

「...はい」

 

どうやら今以上に大変な事が待っていそうだ

________________________________

 

一方、紅魔館手前の湖では

 

「アタイの弾幕をくらいな!!」

 

「うわっ!?」

 

「ふんっ!!」

 

「ちょっと...あいつほんとに妖精?」

 

「間違いなく妖精の筈だぜ?」

 

「ちょっと強くないかしら」

 

「あぁ、かなり厄介だぜ」

 

アドバイスによって強化されたチルノに少し苦闘している2人がいた

________________________________

 

「お邪魔します」

 

館の中は思ったよ...あれ?

 

「何か外から見たよりも大きく感じる」

 

まぁ目的は変わらないから関係ないか

 

「さてと...!!」バッ!!

 

突如飛んできたナイフを掴んだ

 

「随分な歓迎だな、ナイフなんて」

 

「お気に召さなかったかしら?」

 

やっぱり来るのは想定済みだったのか

 

「いやぁ、紅茶とかだと嬉しいなぁと」

 

「図々しいわね貴方...門番がいたはずだけど」

 

「ギリギリだけど退いた、今は力の使い過ぎで

休んでるよ」

 

「そう...(人間の筈よね?美鈴を倒すなんて

油断は出来ないわね)」

 

「来てもらって申し訳ないけど早々におかえり

いただけるかしら?」

 

「悪いけどそれは出来ないな、霧を止めて

貰わないといけないからな」

 

「そう...なら容赦はしないわ」

 

瞬間世界が止まった...だが

 

「うわっ!?景色が」

 

「は?」

 

止まった筈の世界に入門する人間が1人

 

「(何故動けるの!?確かに能力を発動したはず

動けるわけない)」

 

「どうなってんだこれ」

 

「(それはこっちのセリフよ!!)」

 

「...よく見たら時計とかカーテンとか不自然に

止まってるぞ」

 

まさか時間を止めるとかいう能力か?

でもならなんで俺は動けてるんだ?

 

「何で貴方はこの止まった世界で動けているの?」

 

「(ガチで止めてたよこの人)俺もわかりませんよ」

 

「(能力が効かないならマズイわね、美鈴を退けた

という事は肉弾戦が強いはず)」

 

「(まださっきのダメージが、ここは逃げるか)」

 

「逃げるが勝ちだぁー!!」バッ!!

 

「え?てはや!!(とても追いつけるほどの

速度じゃないわね、本当に人間なのかしら?)」

 

「あの先は...(妹様の部屋...)」

 

「気の毒に...運がないわね」

________________________________

 

よし!!追ってきてはないな

 

「逃げきれたはいいが」

 

広すぎてわからん

 

「どこに行けば…ん?」

 

地下に続く階段がある

 

「虱潰しに探すか」

 

骨が折れそうな作業だな...

 

「はぁ...ん?」

 

この扉の中から音が?

 

「誰かいるのか?」

 

地下室に...まさか黒幕か!?

 

「(わざわざ地下にいるんだ可能性はある)」

 

「失礼しま...す?」

 

...いない?

 

「子供部屋かここ?」

 

キングサイズの大きなベッドの上に棺桶......と人形が沢山あるいかにも......な子供部屋だ

 

「しかしなんでこんな地下に?」

 

「ねぇ...」

 

!?後ろから声が聞こえた

 

「貴方は誰?ここに何しに来たの?」

 

そこには金髪のドアノブカバー見たいな帽子を

被った羽の生えた女の子がいた...てか俺後ろとられすぎ

 

「あぁ、俺はこの館から出てる霧を止めて貰おうとお願いをしに来たんだよ」

 

「ふーん」

 

この子自分から聞いたのに興味ないな

 

「お兄さん名前はなんて言うの?

私はフラン、フランドール・スカーレットて言うの」

 

「あ、あぁ俺は山神 冬華だ」

 

「トウカって言うのね...ねぇトウカ!!」

 

「ん?どうかしたのか?」

 

「私と遊びましょう!!」

________________________________

 

紅魔館門前・・・

 

「いやぁー大分時間食っちまったな」

 

「なんだったのかしらあの妖精」

 

「そうだな”練習”したみたいな弾幕だったな」

 

「しかも氷の軌道を変えたり...まぁいいわ

今は前の館ね」

 

「そうだな...て誰かいるぞ?」

 

「門番でしょ、ちょっとそこのアンタ!!」

 

「ん?次は誰ですか?」

 

「私は博麗霊夢で」

 

「私は霧雨魔理沙だぜ、この赤い霧を止めにきたんだぜ

ところで何でここに座ってんだ?門番何だろ?」

 

「私は紅美鈴です...今は動けないんですよ」

 

「動けない?どういう事よ」

 

「私は負かされたんですよ、それで力を

使い過ぎて今動けないって事です」

 

「負かされた?誰か来たのかぜ?」

 

「冬華さん」

 

「「え?(誰よ)」」

 

「山神 冬華と言う人間に素手で負かされたんです」

 

「(妖怪相手に素手?)本当なの?」

 

「はい、純粋な素手のみの武力に完敗ですよ」

 

「(本当に人間?私だって霊力なしの肉弾戦で妖怪

の相手なんてやれないわよ)」

 

「ちょっとまて冬華がここにいるのか?」

 

「はい、霧が出ているここに興味があって来たらしいとか、そしてこの霧が普通の人間に害があると話したら霧を止めてもらうようにと言って、私を負かして紅魔館に入って行きましたよ」

 

「はぁ?アンタの話じゃ魔力も妖力もないんでしょ?それってやばいんじゃないの?てか魔理沙そいつの事知ってんの?」

 

「あ、あぁ最近幻想郷に来たばかりの奴だ」

 

「(じゃあ能力だって使えてなさそうね)」

 

「呑気話してる場合じゃないぜ、霊夢私は

先に入ってるぜ!!」

 

「ちょっと魔理沙!!」

 

「...貴方も行ってください」

 

「いいのかしら?門番何でしょう」

 

「私は動けないですし」

 

「そう、じゃあ行くわね」

 

「...出来れば彼を」

 

「まぁ、出来たらね」

________________________________

 

「キャハハ!!まてまてー」

 

「ヤバいヤバいヤバい!!」

 

遊びましょうなんて言われて始まった鬼ごっこ

捕まったら壊すだって?鬼ごっこってそんな

物騒な遊びだったっけ?

 

「トウカは飛べないし弾幕撃てないのに凄い

避けるね!!もっと本気でいくよ!!」

 

まじ!?今の状態でいっぱいいっぱい何だが!?

 

「(もっかい静動轟一を...だがこれ以上は)」

 

「考え事している余裕何てあるのかなぁ!!」

 

「(そうだな...やってやる)」

 

『静動轟一』

 

「ハァッ!?」ドッ!!

 

「(あれ?雰囲気が変わった?)」

 

「(気の昂りを抑えろ...適応するんだ)」

 

後先考えてられん

 

「逃げ切らせてもらうぞ!!」バァッ!!

 

「わぁ!!速い速ーい!!」

 

逃げるとは言ったがどうするか

 

「トウカ面白ーい!!じゃあもっともっと行くよ」

 

「(弾幕の密度が濃く)」

 

避けきれない、避けきれないなら

 

「撃ち落とすだけだ!!」

 

「へぇ、トウカは戦闘も出来るんだね!!」

 

「まぁ、それなりにな!!」

 

弾幕を素手で弾くの痛いけどな!!

 

「...鬼ごっこは終わり」

 

「ん?」

 

終わったのか?

 

「今からやるのは戦闘ごっこだよ!?」バァッ!!

 

「グッ!?」ドゴンッ!!

 

凄まじい蹴りを食らって壁際まで吹っ飛んだ

 

「(何だあの蹴り...受け流しきれない程の

純粋な力と反応しきれないほどの走り出しの

瞬発力...やばいな)」

 

「どう凄いでしょ?吸血鬼の身体能力」

 

「(吸血鬼なのね)あぁ、腕で防がなかったら

死んでたかもしれないな」

 

「まだ壊れちゃダメだよ、これからなんだから!!」

 

そこからは凄まじい勢いのラッシュを

ギリギリで交わし不完全だが捌きを続けている

 

「反撃しないとな勝てないよ!!」

 

「俺は怪我の痛みを嫌と言う程に刻み込まれたからな

出来れば平和的におわらせたい」

 

「それは、手を抜いてるってこと?」

 

「何言ってんだ防戦一方だこっちは」

 

肉弾戦で勝てない以上どうしようもない

 

「(静動轟一もそろそろ限界が近いし)」

 

どうすればいい、どうすれば...

 

「戦闘中に考え事はダメだよって」

 

「!?(やばい!!)」

 

「言ったよね!!」

 

「あがァっ!!」

 

壁をぶち抜く程のパンチがモロに入った

 

「(死ぬ...まじで死ぬ、静動轟一もきれたし

流水岩砕拳も今の俺の水準じゃあの規格外な

威力の打撃を受け流しきれない)」

 

何より今ので防いだ右腕は使い物にならなくなった

 

「(肋も2〜3本折れてる、もうまともに...)」

 

「トウカもうダメそうだね...もっと遊びたかったけど可哀想だから壊してあげる」

 

ん...この子

 

「...なぁ壊すのって楽しいのか?」

 

「..そうだよ!!」

 

やっぱり

 

「...本当はそんな事、ないんじゃないか?」

 

「...何が言いたいわけ?」

 

「いや、確かに鬼ごっこ?とか戦闘してる時は

本当に楽しそうだった、だが壊すと言う時の

フランはな俺には本心のようには見えなかった」

 

「!?...そんな事ない!!壊すのは楽しいの

壊して、壊して、壊して...それが...それが」

 

この子の精神状態は不安定なんだろう

多分だが長い間地下暮らしをしていたはずだ

吸血鬼だ俺よりも何十倍も生きていても不思議

じゃない

 

「私は、壊すことが...」

 

それに本当は自分でもわかっているんだろう

壊したいと言うのは本心ではないと

 

「フランはさ外出た事あるのか?」

 

「ううん、ないよお姉様が貴方な力は

危険だからって...」

 

「...」

 

「本当は自分でもわかってるの危険な力だって」

 

「だから自分に納得させる為に壊すことを

好き好む自分にして危険な存在であるようにした、

そんなところか」

 

難儀な話だな

 

「もう400年以上は地下で過ごしてるの」

 

「400年...」

 

これが吸血鬼にとって長いか短いか分からない

だがあの地下室と言う狭い世界は俺だったら

耐えきれないだろう

 

「...どうすれば良かったのかな」

 

「外に出たくはないか?」

 

「出たいけどお姉様は」

 

「ならさ、今から行くかそのお姉様に会って

外の出てもいいようにお願いしにさ」

 

「え?でも私の力は...」

 

「大丈夫だ昔はどうか知らなかったけど

さっきまでのフランは力をちゃと使えてた」

 

「そうなの?」

 

「あぁ、じゃなかったら俺はバラバラに

なってたかもしれないからな」

 

「でも、トウカに怪我させちゃったし」

 

「遊びに怪我は付き物だから気にすんな」

 

「(やった私が言うのはあれだけど遊びで

出来るような怪我じゃないと思う...)」

 

「それじゃ、外出許可を取りに行こうか」

 

「大丈夫かな?」

 

「何とかなるだろ、姉や兄に我儘言うのも妹の

特権って奴だからな」

 

「じゃあトウカはお兄様だね!!」

 

「ん?何でだ?」

 

「何となく!!」

 

「?そうか(俺の方が年下何だが、まぁいいか)」

________________________________

 

「あっ冬華!!てお前その怪我」

 

「魔理沙見つけたの?」

 

「あぁ、見つけたんだが」

 

「魔理沙と誰だ?」

 

「私は博麗霊夢よアンタその怪我どうしたのよ」

 

「俺は山神 冬華だ、まぁ何だ少し遊んでた」

 

「「(遊びで出来る怪我じゃないだろ!!)」」

 

「お兄様?この人達は?」

 

「ん?あぁ片方は知り合いでもう片方は

初対面だな、フランも自己紹介しとけ」

 

「わかった...わたしはフランドール・スカーレット

吸血鬼よ」

 

「私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ」

 

「私は博麗霊夢、巫女よ」

 

巫女か、て事はこの霧を止めに来たって解釈でいいか

 

「ところで、今何してんだ?」

 

「あぁ、フランの外出許可をな姉から貰いにいく

のと、フランの話で霧を出してんのがその姉らしいから

霧を止めて貰うように言いに行くんだ」

 

「いや、こんな事起こした奴がお願いで

辞めるわけないでしょう?」

 

「いや、お願いして終わるなら平和的で

いいかなぁなんて」

 

「...魔理沙こいつ変な奴ね」

 

「まぁ、変わったヤツではあるな

でも良い奴なのは確かだぜ!!」

 

「それはまぁ見たらわかるけど」

 

ずっと思ってたが見てわかるもんなのか?

 

「お兄様そろそろ行こう?」

 

「そうだな行くか」

 

「何でお兄様なんて呼ばれてんだ?」ボソッ

 

「俺もよく分からん」ボソッ

 

さてとそろそろフランの姉に会いに...バタン!!

 

「「「!?」」」

 

「おい冬華どうした!?」

 

「お兄様!?」

 

「やばい、流石に動き過ぎたわ」

 

「そう...じゃあアンタはここで休んでなさい」

 

「あぁ、悪いな」

 

「仕方ないぜ、怪我人を無理矢理つれて

く訳には行かないからな」

 

「お兄様...」

 

「...大丈夫だフラン、お前の姉もわからずやって

訳じゃないだろ?言いたいこと言えばいいんだよ」

 

「うん、私頑張るから終わったら一緒に外を

冒険しよ?」

 

「あぁ、約束だ」

 

「じゃあそろそろ行くわよ」

 

「気をつけて行けよ」

 

「怪我人に言われるのって変ね」

 

違いねぇな

 

「頑張るねお兄様!!」

 

「あぁ、待ってる」

________________________________

 

「時の中にただ 漂う我が身よ〜♪」

 

はぁ、怪我で動けない何て情けないな俺

ここまで来て任せるなんて押し付けた感じで

何だか複雑だ

 

「安らかに眠る日を 待ち焦がれている〜♪」

 

「あら?」

 

「古城の...あ、さっきのメイドさん」

 

マズイな今はまともに動けん

 

「...オレトタタカッテモジカンガモッタイナイ」

 

「何を考えてたのか知らないけど、私もさっき

巫女にやられたわ思いっ切り、だから戦闘何て

出来るほどの余裕はないわ」

 

あ、そうなのか

 

「(よく見るとかなり疲弊してるな)」

 

「そう言えばまだ名乗ってなかったわね、

私の名前は十六夜 咲夜この紅魔館のメイドよ」

 

「俺は山神 冬華だ、普通の人間だ」

 

「普通の人間は止まった時間を動けないわ

私が言えたことではないけど」

 

「(何も言い返せない...)」

 

「そう言えば貴方、妹様には会ったの?」

 

「フランの事か?それがどうした?」

 

「よく無事...では無いわね」

 

「まぁ、死ぬよりマシだな」

 

「それで、妹様は今何処にいるの?」

 

「今は外出許可を貰いに姉の所だ」

 

「え?本当なの?」

 

「あぁ本当だ」

 

「そう...」

 

「何だ、心配か?」

 

「えぇ...」

 

「そうか、でもまぁ大丈夫だろ姉妹喧嘩は起こる

かもしれないが2人の仲を戻すには1番だろ」

 

「そんな簡単にいくのかしら?」

 

「大丈夫だろ、フランの姉なら多分妹の事を考えての

地下暮らしをさせたんだろ?不安定な時期で

力の制御が難しいから苦渋の決断ってやつだろ」

 

「...わかるのね」

 

「いや、分からないさ、これが1番ピッタリハマる

気がしただけだ」

 

「いえ、それであってるわ、お嬢様も

『あの子には...フランには悪い事をしたわ

だからここを手に入れてフランも自由になれる

場所を作るのよ』そう仰ってたの」

 

「だったらもう解決だな」

 

「どういう事?」

 

「フランさ確かに不安定だったかもしれない

でもそれはだったて話だ、今のフランは力を制御

出来てるし情緒だってちょっと幼さが強いけど

落ち着いている、多分だが長い時間を使って

直せるようにしてたんだよ」

 

「...」

 

「難儀だよな兄弟姉妹って、1番近いはずなのに

すれ違いが多くて歳が過ぎれば過ぎるほど

お互いの関係せいは複雑になっていく」

 

「...」

 

「それに拗れると変な意地で長引く」

 

「...」

 

「でも家族なのにそんなのって悲しいだろ?

まぁ俺が言えるような事じゃないけどな」

 

「...貴方は兄弟がいるの?」

 

「あぁ、いたよこっちに来る前に」

 

「...仲が拗れていたの?」

 

「いや俺は家では家族として見られてなかったから」

 

「え?」

 

「だからこれは俺の家族とか姉妹兄弟に対する

理想論だよ、血の繋がった家族がいるのに

仲が悪い何て見てて悲しからさ」

 

「なんて言うかお人好しなのね貴方は」

 

「そんな事ないさ、俺の我儘がたまたま

その人の救いになったりするだけだ、

だから今回も俺の我儘だそれで仲直り出来たなら

それは当人たちが解決したそれだけだ」

 

「頑なに認めないのね、でもカッコイイわね」

 

「そりゃな、かっこつけてるからな」

 

「そうね...私は行くわ従者として」

 

「そうか、なら俺はやられたってことで寝るわ」

 

「あら、それじゃあ私が悪者みたいね」

 

「茶化すなよ、普通に動きすぎて疲労がな...

それに侵入者の対処をしたって事にすれば問題ない」

 

「仕事を全うしたって事ね」

 

「そゆこと」

 

「じゃあ、この場は見なかった事にするわ

貴方が妹様に好かれていたら私が大変だもの」

 

「...お見通しですかそうですか」

 

「ふふっ、じゃあお休みなさい」

 

そう言って咲夜さんはフラン達の元へ向かった

 

「寝よ...」

________________________________

 

「んー...んぁ?」

 

知らな...いや、紅魔館の天井だな多分

てかいつの間にベッドに?

 

「何かめちゃくちゃだるい」

 

長い時間睡眠をとった後の寝起きぐらいだるい

 

「やっと起きたのね」

 

この声は紫さんの声...でもちょっと怒気がある

 

「えーと、おはようございます?」

 

「おはようございますじゃないわよ...

貴方自分がどのくらいの間寝てたかわかる?」

 

「え?1日くらいですか?」

 

「1週間よ!!まったくゆっくり待っててって

言ったのに何で1週間も眠るような事態に

なってんのよ!!」

 

「えーと、何と言うか興味本意で始まった事が

いつの間にかかなり大きな事態まで膨れ上がって...」

 

「もう、金髪娘3人を宥めるの大変だったのよ

2人は一向に起きる気配のない貴方を見て泣き出して...

もう1人は大量の人形引き連れて暴れ出そうとして...

あんなに疲れたのは久しぶりよ!!」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「まったくよ、心配したんだからね?

この事閻魔にも言っといたから、休みの日に

お説教しに来るそうよ良かったわね」

 

「oh......」

 

「まぁ愚痴はこのくらいにしとくわ...

貴方の幻想郷に住むことに関しては終わったわ、

住居も今の場所で問題ないわ」

 

「わざわざありがとうございます」

 

「いいのよ、私が誘ったわけだしね

でもしばらくはここで過ごすのよ?

最低でも1ヶ月安静にしてないといけないくらい

重症だからねわかった?」

 

「え?でももう何処も折れてないですよ?」

 

そう言ってベッドから降りて腕を回したり

ジャンプをしたりして確認した

 

「...信じられない」

 

「?」

 

「(人間なら早くても1ヶ月の重症だったはず...

こんな短期間でここまで早く治るはずない)」

 

「この”程度”の怪我なら1日休めば治りますよ?」

 

「...頭が痛いわ、働きすぎたかしら...」

 

「えっと」

 

「でも念の為に今日はここで過ごす事」

 

「は、はいわかりました」

 

「よしそれでいいわ...それから貴方が起きたから

1週間後に宴会があるから」

 

「宴会?」

 

「えぇ、詳しい事はまた後で私はこれから

貴方が起きたことを報告するから、それから

明日能力を調べるかもしれないからそのつもりで」

 

「わかりました」

 

「それじゃあね、絶対安静よ!!」

 

そう言って紫さんは隙間の中に入っていった

 

「(1週間か...寝すぎたな)」

 

ドタドタ

 

「「「冬華(お兄様)!!」」」

 

「うぉ!?」

 

金髪三姉妹が勢いよく入ってきた

2人は涙目で、1人は大分焦っているのか

ものすごい形相だ

 

「(紫さん...すみませんでした)」

 

そう目の前の3人に何て言おうか悩みながらも

心の中で謝罪をした

________________________________

 

「まったく、無茶し過ぎよ」

 

「...本当にすみませんでした」

 

今現在アリスさんにお説教されています

ほかの2人はって?泣き疲れて寝てるよ

 

「興味本意の結果が1週間寝たきりの事態に

陥るなんてどういうことなのよ...馬鹿なの貴方は?」

 

ぐぅのねも出ないですはい

 

「あの霧が普通の人には害だって聞いて

なんと言うかいてもたってもいられな方と言うか」

 

「だからって人間の貴方が能力があるかも分からないましては戦う手段が肉弾戦のみって無謀も無謀よ」

 

「(確かに、チルノも美鈴さんも弾幕は使ってなかったから何とかなったけど使われてたら間違いなく負けていた、下手したら死んでたかもしれない)」

 

「結果的にこうして無事だから良かったものの

最悪の事態もあったかもしれないんだからね?」

 

「心配かけて悪かった...」

 

「もう無茶はしないでね」

 

「...善処します」

 

「頼むわよ?(貴方には怪我して欲しくないから)」

 

大分心配をかけてしまった本当に申し訳ない

 

「そう言えば、ここの主が貴方が起きたら話をしたいって言ってたから行ってきなさいよこの2人は私が見ておくから」

 

「そうか...わかったよろしく頼む」

 

「案内の方は私がさせて頂きます」

 

「!?いつの間に...」

 

「あ、咲夜さん」

 

「おはよう冬華、大分長い睡眠だったわね

心配したけど無事で良かったわ」

 

「いえ、こっちも心配かけたようで」

 

「大丈夫よちゃんと起きたのだから」

 

「...(何なのかしらこの気持ち)」

 

「それじゃ行きましょうか」

 

「あぁ、アリス2人をよろしくな」

 

「え?あ、わかったわ」

 

「?おう」

 

「じゃあ案内するわ」チラッ

 

「?」

 

「ふふっ」ニッコリ

 

「!?」

 

「どうかしたんですか?」

 

「いえ何でもないわ、行きましょう」

 

「(何か空気が重い気が?)」

 

バタン

 

「.....何かしらこの負けたような気分は」

________________________________

 

「そう言えば貴方怪我は大丈夫なの?」

 

「あぁ、あのくらいなら1日で治るからな」

 

「あのくらいって...かなり骨折してたわよ

一体何したらあんな怪我するのよ」

 

「あれだ、フランと戦闘ごっこして」

 

「妹様と...理解が追いつかないわ」

 

「油断してパンチを正面から受けちまって

右腕のガードごと肋をやられちまったわけだ」

 

「...逆によくそれだけで済んだわね」

 

「まぁな(死ぬ時に轢かれたトラック並の威力だった)」

 

それにあれが全力じゃなかったぽいし

 

「そろそろお嬢様の部屋に着くわ」

 

「あぁ、何だが緊張するわ」

 

「大丈夫よ...お嬢様、冬華を連れてきました」コンコンコン

 

「そう...入っていいわよ」

 

「はい...行くわよ」

 

「...おう」

 

「失礼します」

 

「えぇ、ありがとう咲夜...そして初めまして私は

この紅魔館の主レミリア・スカーレットよ」

 

「はい、よろしくお願いします山神 冬華です」

 

「緊張しなくていいわ、少しだけ話をしたいだけ

だからね」

 

「そうですか」

 

「えぇ、咲夜悪いけど少し席を外してくれるかしら?」

 

「かしこまりました」

 

「あ、案内ありがとうございました咲夜さん」

 

「ふふっ、どういたしまして.....

それでは、失礼します」

 

「どうやら、フランと咲夜にも気に入られたそうね」

 

「そうなんですか?」

 

「えぇ、かなりのお人好しと聞いていたけど

なるほどね、貴方からは悪意が感じとれないわね」

 

「それは、悪意を向けるような出来事がまだ

起きてないだけなのでは?」

 

「...貴方骨折したんじゃないの?」

 

「まぁ、怪我はしたけどあれは遊んで出来たから

仕方ないかなーと」

 

「右腕と肋が折れる遊びって何よ...」

 

「フランと戦闘ごっこです」

 

「あー、うん納得したわ」

 

またやるんだったら鍛えないとな

 

「まぁその事は置いておきましょう...」

 

「そうですね、それで話って?」

 

「そうね、貴方には感謝しなくては行けないことが

あるから呼んだのよ」

 

「感謝?」

 

「えぇ、咲夜から聞いたわフランとの仲を

戻そうと計らってくれたんでしょう?」

 

「まぁ、そうですね結果的に」

 

「素直じゃないのね...本当にありがとう

貴方には感謝してもしたりないわ、

フランには何もしてあげられなかったからね」

 

「...」

 

「ほんと姉失格ねフランの為だと思ってた事が

逆に追い詰めてたなんて...」

 

「そんな事ないですよ」

 

「いえ私は姉として何もしてあげられなかったもの」

 

「咲夜さんから聞きましたよ、今回の事は

フランの為に起こしたって」

 

「でも、それは失敗に終わったわ...」

 

「失敗に終わってもレミリアさんはフランの

為に行動をしたって事に変わりはないでしょ?

それは、姉として妹に何かしてあげようと

したんでしょう?」

 

「それでも結果は失敗して結局は何もして

あげられなかったもの...」

 

「でもフランの外出許可はしてくれた」

 

「それは、貴方の」

 

「いや、確かにきっかけ作りはしたさ

でもそこからの介入は一切してないぞ」

 

「でも...」

 

「それにフランはレミリアさんを恨んだり

してなかったですよ」

 

「え?」

 

「フランは自分でも力が危険で精神状態が

不安定だった事を分かっていたと思います

だから自ら他人を避けて地下に閉じこもった、

レミリアさんも外出はダメでも、館内はダメ

とは言ってないですよね?」

 

「...」

 

「それにフランはもう力の制御も精神状態の

不安も乗り越えてます、だから過去について

悩む必要はないんですよ、今のフランを大切にして

姉として何より家族として接して行けばいいんです」

 

「...フフッ、まさか私まで救われてしまうとわね」

 

「はて?なんのことやら」

 

「フフッそうねこれからはあの子に姉として

してあげないとね...冬華」

 

「どうかしました?」

 

「ありがとう」

 

「...どういたしまして」

 

そう言ったレミリアさんの顔は憑き物が取れたように

綺麗な笑みを浮かべていた...不覚にも見惚れてしまったよ

これがカリスマスマイルって奴なのか?

________________________________

 

「そう言えば冬華は今日1日紅魔館で過ごすのよね?」

 

「はい、紫さんが念の為と」

 

「そうじゃあ館の案内をしておこうかしらね」

 

「咲夜さんがですか?」

 

「そうね咲夜でもいいけど、私がやろうかしら?

咲夜は忙しいかもしれないしね?」

 

「いえお嬢様本日の仕事は終わらせているので

問題はありません」

 

「あら、そうなのじゃあお願いしようかしら」

 

「かしこまりました」

 

「フフッ、よほど気に入られてるのね」

 

「?」

 

「.....///」

 

「フフッ、じゃあお願いね?咲夜」

 

「は、はい」

 

「(何かまた変な空気だな)」

________________________________

 

「それじゃあ案内、と言ってもメイド妖精の部屋とか

客室用の部屋とか回っても仕方ないでしょうし

図書館くらいかしら貴方が行ってないのは」

 

「図書館があるのか」

 

「えぇ、それにパチュリー様にも貴方を

紹介しておくのもいいしね」

 

なるほどその人は図書館の管理人的な人なのか

 

移動中・・・

 

「さぁ着いたわ」ガチャ

 

「Wow.....」

 

そこは本、本、本、日本のどの図書館よりも

広くどの図書館よりも沢山の本がある

 

「(これは、テンション爆上がりだ)」

 

「パチュリー様少しよろしいでしょうか?」

 

「どうかしたのかしら咲夜?」

 

「先日お話した人物を連れてまいりました」

 

「どうもどうも山神 冬華です」

 

「そう私はパチュリー・ノーレッジよ、よろしく」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

「.....」ジー

 

「?」

 

「パチュリー様?」

 

「貴方が本当にフランの攻撃を耐えしのいだの?」

 

「まぁ、不完全ではありますが」

 

「俄には信じられないわね、貴方からは魔力も妖力も

霊力も感じられない、弾幕も撃てそうにないわ」

 

「!?」

 

「まぁ、そうですね」

 

「それに、弾幕を使ってないとはいえ美鈴を

肉弾戦で負かすほどの強さとフランの攻撃を

思い切り受けても完治するほどの再生力...

今までどんな事をしたら普通の人間がそれほど

までの成長を出来るのかしら?」

 

「んー.....やっぱり死ぬか死なないかのギリギリ

のトレーニングじゃないですかね?」

 

「...」

 

「どういう事?」

 

「何て言えばいいんでしょうか、限界値を

無理矢理突破する見たいな感じですかね?

リミッター解除見たいな所でしょうか?」

 

「そう、かなり危険な事をしてたのね」

 

「まぁ目的があったからですかね」

 

「そう興味深いけど聞かないでおくわ」

 

「俺は話しても大丈夫ですけど」

 

「いえ聞くのは野暮ってものよ」

 

「そうですか」

 

「えぇ、私は基本ここに居るから読みたい本とか

あったら好きに読んでいいわ...それと私の使い魔

も紹介しておく、コアー!!」

 

「はーい、パチュリー様どうかしましたか?」

 

「えぇ、例の人をね」

 

「あぁ、この人がお嬢様達の仲を戻してくれた

人ですね!!初めまして小悪魔です

気軽にコアとお呼びください」ペコペコ

 

「あ、はい山神 冬華です冬華と読んでくれると

ありがたいです、よろしくお願いします」ペコ

 

「はい!!よろしくお願いします冬華さん!!」

 

「あぁ、よろしくなコア」

 

これで紅魔館は全員になるのかな?

 

「冬華はどうするの?ここで本を読むのかしら」

 

「そうしよっかな、紫さんにも安静にしとけって

言われたし」

 

「そう、なら紅茶でも出しましょうか

パチュリー様もどうですか?」

 

「そうね、貰おうかしら、コアにもお願い」

 

「かしこまりました」

 

そこからは色々あった

本を読んでいたらフランが突撃して来たから

読み聞かせたり、早速魔理沙が本を盗りにきて

パチュリーさんに追いかけられたり、追い疲れたのか

それとも喘息持ちなのかパチュリーさんが倒れたりと

騒がしかった...ちなみに咲夜さんの紅茶は美味しかった

________________________________

 

「ふ〜」

 

あの後は夕飯を頂いてから入浴をして

今は熱を冷まそうと少し紅魔館の庭を散策している

 

「涼しいな」

 

湯冷めは風邪を引きやすくなる見たいな事を

聞いた事があるが、風呂上がりの散歩は

お湯に浸かるのとは別の安らぎ感がある

 

「おや?冬華さんお目覚めになられてたんですね」

 

「あ、美鈴さん、すみません伝えるのを忘れてしまって」

 

「いえいえお構いなく、今はお散歩中ですか?」

 

「はい、お風呂上がりの美鈴さんは?」

 

「少し夜風に」

 

「そうですか...涼しいですねここの空気は」

 

「そうですね」

 

「...何か悩み事でも?」

 

「少し自信を無くしてしまって」

 

「自信...ですか」

 

「はい、冬華さんに負けてから少し」

 

「そんな、弾幕なしでこっちはギリギリだったし

何より手加減してたじゃないですか4割くらいしか

全力出してなかったんじゃないですか?」

 

「4割は盛りすぎですよ5、6割くらいです」

 

「ほら手加減されてる、それに今回勝てたのだって

美鈴さんの妖力がほとんどない状態になって

動けなくなってしまったからで」

 

「そこですよ」

 

「?」

 

「私の妖力がそこを尽きるほどの長期戦だったのに

冬華さんは倒れることなくその場に立っていた、

本来妖怪の方が人間よりも体力面で勝っているのに」

 

「.....」

 

「だから妖怪としての自信を無くしてしまうんですよ」

 

「.....」

 

「それに肉弾戦だけ見ても冬華さんには計り知れない

程の伸び代を感じましたし、色々悔しいです」

 

「俺はそんな大層なもんじゃないですよ、

普通だと思っていた環境が実は異常で

その異常を日々行ってきた結果が今の自分ですから

正直才能はある方であるって自分でも思いますよ

でも貴方ほど武術に長けてはいません、

美鈴さんが感じた伸び代は俺が自分の体を扱い

きれていないことと、判明してない能力から

くるものだと思います」

 

「冬華さんは自己評価が低いですかね?」

 

「違いますよ」

 

「どうでしょうね」

 

「...俺だって自信ないですよ、わかるくらいに手加減

されて勝ち、その後に手も足も出せないで呆気なく

フランに肉弾戦でボコボコにされましたし」

 

「妹様と肉弾戦ですか、私も出来れば勘弁して

起きたいです」

 

「俺は次があるならまたやりますよ」

 

「!...それはどうして?」

 

「だって、高い壁は乗り越えるに限るでしょう?」

 

「!?」

 

「無謀なら全然問題ない、無理じゃないから」

 

「凄いですね、私は考えた事ないですよそんな事」

 

「自分の限界を決めたくないだけですよ...

それに美鈴さんだって鍛錬してたでしょう?」

 

「...見てたんですか?」

 

「いや、カマかけました」

 

「えぇ!!酷くないですか、サラッと騙すなんて」

 

「まぁまぁ、何だかんだで美鈴さんも負けず嫌い

何ですね」

 

「まぁ...そうですね(本当は触発されたからやって

たんですけどね)」

 

「だったら悩む必要性なんてないですね」

 

「それもそうですね...そろそろ私は戻りますね」

 

「ん、わかりました」

 

「冬華さんはどうします?」

 

「俺はまだ綺麗な月を見ながら散歩するんで

美鈴さんはお先にどうぞ」

 

「わかりました、冬華さんも風邪を引かないよう

気おつけてくださいね」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「いえいえ、それではお休みなさい」

 

そして美鈴さんは館の中え入っていった

 

「......」

 

.....悔しい

 

「あんなに手加減されて」

 

......悔しい

 

「あんなに一方的にやられて」

 

......悔しい

 

「...軽く運動するか」

 

そして一旦紅魔館を出て夜の森に走り出した

________________________________

 

「ヤバいちょっと長くなった」

 

運動かれこれ1時間以上、熱くなりすぎたな

 

「冬華どこに行ってたの」

 

「あ、レミリアさん」

 

「美鈴は散歩って言ってたけど庭はいなかったし」

 

「あー、少しだけ運動を」

 

「...貴方ね、安静にしときなさいって言われ

たんじゃなかったかしら?」

 

「少しだけですからなまったからだを解す程度です」

 

「そう...」

 

「俺はもう入りますね」

 

「えぇ、わかったわ」

 

「それでは」

 

「...(さっきまでと雰囲気が大きく変わっていた

それに見てわかるくらいに冬華の水準が上がって

いる)一体何をしてきたのかしら」

 

そうレミリアは言葉をこぼした

 

「興味深いわね...」

 

面白いものを見つけた子供のように笑みを

浮かべながら....

________________________________





美鈴の技はあれです、ロスワのやつです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。