セラマニア難民少女兵団   作:朝比奈たいら

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第七話『セランピア襲撃(2)』

AI:そうしていると、セラマニアの下に依頼が飛び込んでくる。

依頼主は今まで出てきていない『サイオンザ・アヴァロン』という新興商会だ。

サイオンザ・アヴァロンの総帥は『アーサー・ゼン・アヴァロン』。

アーサーは「依頼したい事がある」と言ってきた。

アーサー:「貴女達は傭兵だと聞きました。私の依頼を受けて頂けませんか?」

セラマニア:聞いた事無いですね、どういう企業でしょう?

AI:サイオンザ・アヴァロンは主に銃器の販売を手掛けている企業。

セラマニア:元兵器プラントであった廃工場の関係者……というわけではなさそうですが。

銃を生産……いや、販売する新興商会が武装組織を雇う理由とは。

アーサー:「我々が販売している商品は銃火器であります。その銃を扱うには訓練が必要となります。しかし、我々は人材が不足しているのです。そこで貴方達のような戦闘技能を持つ人間に声をかけた次第です」

セラマニア:訓練教官か、もしくは直接的な解決手段としての傭兵雇用ですか。

「詳細をうかがっても?」

アーサー:「はい、私共が現在取り扱っている武器は従来の物より強力な物となっています。しかしその分訓練も必要になります。なのであなた方には銃の訓練を受けて頂きたいと思っております」

セラマニア:「んん? 具体的に、銃を使って何をするかお聞きしても?」

アーサー:「はい、簡単に言うとテロ行為の阻止、制圧ですね。テロリストは武装しています。そのような相手と戦うための訓練が必要なんです」

セラマニア:「テロリストとは、何系の……」

アーサー:「過激派です」

セラマニア:「テロリストは大抵そう呼ばれるでしょうけど、どこの過激派です?」

アーサー:「アゼルシア王国の反ルキニア派ですよ」

セラマニア:「あー……あー……ちょっと待って下さい、持病の過労が出たのでおトイレに……」

と言ってトイレで絶望する。

内戦中の国に生まれるものではないですね、まるで周辺国家のおもちゃ箱です!

AI:「大丈夫ですか? セラマニア様」と、心配してついてきたヘカテリーナが言う。

セラマニア:「大丈夫でないのはこの国です(真顔)。もうこれ代理戦争に両足突っ込みかけてるじゃないですか。

ルキニアの支援を受けた神聖同盟領で反ルキニア運動が起こって、しかもそれは別のアゼルシア王国の過激派だという。

ちょっと何言ってるか分かんないです、何で神聖同盟とルキニアの繋がりが表沙汰になってるのですか」

ヘカテリーナ:「神聖同盟の上層部は、自分達がルキニア帝国と繋がっている事を隠しているつもりですが、バレてますよ。神聖同盟のトップである教皇も気づいてます」

セラマニア:「枢機卿より上の教皇ですか。オジマン代表も神聖同盟のバックは知ってましたし……でもサイオンザ・アヴァロンって新興商会なんですよね」

ヘカテリーナ:「はい。たった今調べたところ、アゼルシア王国最大の商社である『ゴールデン・アップル』系列から派生したものですが」

セラマニア:「ほぼ第二のリシャールみたいな人じゃないですかあの人! これ私達が受けていい案件じゃないですよ、余所の内ゲバの後始末は!」

ヘカテリーナ:「はい。ですが、引き受けてしまったものは仕方ありません」

セラマニア:「まだ引き受けてないです、断りましょう」と言ってトイレからアーサーの下へ戻る。

アーサー:「ご婦人の化粧直しは長いですね」

セラマニア:「ストレートに失礼ですね。『アゼルシアの』紳士は言葉の紡ぎ方が下々の者とは異なるご様子で」

アーサー:「これは手厳しい。私は貴族としての教養を身に着けたつもりなのですが」

セラマニア:「ほ、ほう……こちらも失礼を致します、男性の名を覚えるのは苦手なものでして……」

アーサー:「こちらも家名の紹介が遅れまして……我がアヴァロン家は代々続く名門でありますが、その伝統も今は昔。私の代では凋落の一途を辿るばかり……お恥ずかしい限りです」

セラマニア:「そうですか、長く続いた貴き血筋はそれだけで価値あるものだと、平民ながらも理解しております。

……具体的に、アヴァロン家とは何百年ほど前からあるのでしょう」

アーサー:「およそ2000年前でしょうか」

セラマニア:「アゼルシア王国の歴史は……」

アーサー:「1200年程前に興った国ですな」

セラマニア:やばい死ぬほど関わりたくない。

下手すればリシャールより関わってはいけない。

セラマニア:「仕事の話に戻りましょう、私共の力不足に付き今回はご縁が無かったという事で!」

アーサー:「それは残念。ですが次回もまたお会いしましょう」

セラマニアAI:「えぇまた機会がありましたらその時はよろしくお願いいたしますわ!それでは失礼致します!」

アーサー:「ところでご婦人、あなたの名前を教えて頂いても?」

セラマニアAI:「名前?あぁ、そう言えば自己紹介がまだでしたね……申し訳ありません、私はセランピアで難民保護をしているセラマニアと申します。以後お見知りおきを」

アーサー:「そうですか、あなたがあの有名なセラマニア殿ですか。なるほど、噂通りの美しい方だ」

セラマニア:「どんな噂かうかがっても?」

アーサー:「謎の戦列歩兵から村を守ったとか、神聖同盟と解放者連合の橋渡しをしたとか、

アヴァロン家の若き当主を助ける予定であるとか……まぁ色々と聞き及んでおりますよ」

セラマニア:「そういえばお茶の一つもお出しせずに大変申し訳ございません。

ただいま用意しますのでもうしばらくごゆっくりされてはいかがでしょうか」

と半分白目になりながら言う。

アーサー:「いえ、我々はお茶を飲みに来たのではなく、仕事の話をしにきたので」

セラマニア:「気が変わりました、前向きに検討させていただくので詳細をお教え願います」

と50歳ぐらい老けた顔で返す。

 

アーサー:「わかりました、まず我々の要求ですが……」

セラマニア:「はい」

もうどうにでもして下さい、開幕『要求』って言葉使う依頼者初めてですよ。

アーサー:「我々と同盟を結んでいただきたい」

セラマニア:「もうちょっと色々隠す努力をしてもらえませんか!? えぇ……それはリシャール大佐に聞くべき事では……?」

アーサー:「ああ、失礼。つい興奮してしまいまして。

この情報は貴方を信用したからこそ提供させて頂いたのです。どうかご理解ください。

そしてその報酬として我々との同盟成立に尽力する用意があるという事も。

もちろん今すぐにとは言いません。しかしいずれは……」

セラマニア:「まず神聖同盟……それとルキニア帝国穏健派のリシャールではなく、私に話を持ってきた意図を知りたいです」

アーサー:「今回依頼したのは、テロリストの中でもアゼルシア王国の反ルキニア派、通称『アゼルシアン・デヴァステイター』の活動を阻止する事です。

元々デヴァステイターに関しては王国の治安維持部隊が担当していたのですが、

ついにあなた方の国内でテロ活動を行うまでに状況は悪化してしまいました。我々としてはこれ以上の放置は出来ないと判断しての決断です。

もちろん同盟を結んだ暁には、我々は全力を持ってアゼルシア王国内部の過激派組織を潰しにかかります。

これは正義の為の戦いなのです!」

セラマニア:どうしよう、貴族とか王族が皆やばいやつにしか見えなくなってしまった。

という気持ちを抑えて「続けて下さい」と促す。

アーサー:「現在我々は国内のテロリスト共を一網打尽にするべく動いています。

あなた方の協力が得られればより早く解決できるでしょう! 我々の目的は正義の為に働く事ですが、何よりもあなたの国の為になるはずです!」

セラマニア:「それはそうでしょうね。それで、その話をリシャール大佐にではなく私に持ち込んだ理由をまだ聞いてないのですけど」

アーサー:「それについては申し訳ありません。しかし、我々としてもこの交渉は失敗できないものなのです。

リシャールは危険人物です。彼の手綱を握っているのは実質あなたなのです。そしてあなたを我々の味方につけたい」

セラマニア:「ちょっと何言ってるか分かんないです(絶望)。

帝国皇族を自由に出来る難民少女なんて居るわけないじゃないですか、皆して私に何を期待しているのです」

アーサー:「そんな事はありません!あなたはリシャールの弱みを握っているはずです。どうか協力して欲しい!」

セラマニア:「まるで逆だと思うんですけど、どこをどう見たらそうなるんでしょうか。

ヘカテリーナ、何かそんな情報ありました?」

ヘカテリーナ:「………………セラマニア様、本気でおっしゃってますか?」

セラマニア:「何ですか、その娯楽小説に出てくるような鈍い主人公を見る目は」

ヘカテリーナ:「リシャール大佐がセラマニア様に向ける視線を見ていれば分かると思うのですが……」

セラマニア:「少なくとも、私がヘカテリーナに向ける愛の視線と違う事は確かですね!」

ヘカテリーナ:「……(無言で顔を赤らめる)」

アーサー:「……分かりました。ではこうしましょう。セラマニアさんにはリシャールの弱みを探る為に、我々に協力していただくというのはいかがでしょう?もちろんセラマニアさんの身の安全は保証します」

セラマニア:「両方の要求を呑むならともかく、私達の規模で蝙蝠外交とか死ぬしかないので嫌です。

国内の盗賊やテロリスト相手に戦うという、ただの賊退治なら受け入れます。

王国や帝国の国内や外交問題に首を突っ込む気は無いので……私達はただの盗賊退治メインの難民武装集団でしかありません」

アーサー:「なるほど、確かにそれならば……」

セラマニア半AI:「まあ、あなた方が私達に害意が無い限りはこちらも手出しするつもりはありませんし、リシャールにもそれとなく釘を刺しておきますよ」

……とは言いますけど、私何で民間人なのに大佐をコントロールしなきゃならないんでしょう。

アーサー:「そうですか!それは良かった!」

セラマニア:「なので単純に、王国とか貴族とか裏社会とか抜きにして! 近隣に賊が出たから退治してくれという依頼をお出しください。

我々が政治的な問題に巻き込まれた場合は脱兎のごとく逃げますのであしからず。

アーサー:「……了解しました。では報酬に関してはこちらに任せていただいてよろしいですね?」

セラマニア:「ルピア現金で、仕事の難易度に見合った正当な報酬であれば依頼は受けます。

ただし敵の規模や任務の詳細によりますし、我々だけでは対処出来ない可能性も高いです。

今回は銃の訓練から始めるという事ですので、銃と弾薬費はそちら持ちで、締め切りに関しては追々相談しましょう。

テロリストの装備は出来るだけ我々に鹵獲させていただくか、もしくは特別手当扱いにしていただけると我々もスムーズに行動出来ます。

もちろんサイオンザ・アヴァロンが求めているものや情報に関しては、我々は一切手出しせずお渡しします」

アーサー:「……なるほど。分かりました。それでは任務に関してですが、セラマニア・リバティースには我々の兵士の射撃訓練を行っていただきたい。

まずは兵士への指導を行っていただくだけで結構です。

銃と弾薬に関してはこちらが用意致します。

また、扱いとしては我が軍の非正規部隊として一時的に雇用した形となります。

セラマニア:「傭兵扱いですね……ちょっと聞き間違えましたが、『軍』ではなくサイオンザ・アヴァロンの『警備部隊』ですよね?

私達は軍人ではなく単なる……新興商会の警備のアルバイトを行うということで……ね?」

アーサー:「ああそうですとも。あなた方はただの警備員さ」

セラマニア:「では面接は終了したとして……後日、そちらへ向かいます。

さて、仕事の話はおしまいですが、お茶は飲んでいかれますか?

アーサー:「いえ、もう行かないといけないので、失礼します」

AI:アーサーは帰っていった。

セラマニア:用件だけでなく、彼自身も面倒な人ですね。

酒でも要求してペラペラ喋るような成金マフィアだったらまだよかったのですが、これは骨が折れそうです。

では、部隊には言える範囲で訓練のバイトとテロリスト退治の仕事が入った事を知らせて、後日相手の会社に向かいます。

 

セラマニア:――では翌日。

セランピアにあるのはサイオンザ・アヴァロンの本社ですか、それとも支部ですか?

AI:セランピアにあるのは支社です。

セラマニアAI:では支社の方へ伺います。今回は訓練という事なので、セラマニア隊と元帝国兵二人を連れてきています。

拠点の方はエルザ達と、一時的な隊長としてロナに任せてきました。

持ち回りで名有り人材(ネームド)に隊長をさせて指揮能力を鍛えさせてもいいかもしれませんね。

AI:アーサーが迎えに来る。「本日は我が社の『警備』を引き受けていただいた事に感謝します」

セラマニア:今回トラック二台で来てますけど、わざわざ『SL警備』って文字書いて来てますからね。

出来ればこれが終わったらセランピアの町警備隊として町長に雇われてもいいかもしれません。

内戦が終わらないと絶対何かに巻き込まれますけど。

「では早速、支給される銃を見たいのですが」と促し射撃場へ向かう。

AI:「ではこちらの施設をお使いください」と言って案内される。

セラマニア:案内された射撃場で、支給された銃を見ます。

新型と言っても戦車や戦闘機ではなく銃ですから、使い方はさほど変わらないはずです。

問題は従来の物より強力と言っていますが、具体的に何の新型銃なんでしょうか。

AI:サイオンザ・アヴァロンが用意した強力な新型銃とは、

まずアサルトライフルが『HK433』

拳銃が『XDM 4.5』

フルオートピストルが『グロック18C』

マークスマンライフルが『ARX200』、『SCAR-H TPR』

サブマシンガンが『9mm機関けん銃』

軽機関銃が『K3』

セラマニア:「……よーし、てっきり都合よくM249が来ると思っていたら、予想以上の問題が次々来てますよー。

一部絶対買えない銃や、新型でも何でもない銃が紛れてる気がしますがもう何も聞きません。

これらを使いこなせるようになって、あなた方の部下もこの銃を前提として鍛えればよいのですね。

ところで、アーサーさん達の部下は今日ここに居るのですか?」

アーサー:「はい、

私が連れてきました」

リリアンヌ:「その通りです」

セラマニア:「えっと……あなたは?」

リリアンヌ:「はっ! 自分はアゼルシア王国、治安部隊所属、リリアンヌ・ド・ジェラール中尉であります!」

アーサー:「ああ、私の副官だ」

セラマニア:「失礼ですが……以前、国境の町アルスナーダの治安維持をしていた女隊長とは……」

リリアンヌ:「はっ! 自分であります!」

セラマニア:リリスを横目で見ながら、皆に視線で(何も言わないで下さい!)と懇願する。

国境破りをした弱みを知られたらどうなるか分かりません、アーサーは知ってそうですけども。

彼女は堅物の女隊長という事ですが、「テロリストのデヴァステイター狩りを担当しているという事ですか?」と聞く。

リリアンヌ:「はっ! 自分が担当しているのはその通りであります!」

アーサー:「セラマニア様。この者は私と同じく、貴族でしてね。騎士上がり故少々真面目過ぎる傾向があるのです。お許しください」

セラマニア:「いえ、構いませんよ。

平民と一緒にされるのは心外でしょうが、お互いテロリストに悩まされているのは共通しているはず。

国籍と血筋は違えど、銃弾は相手を区別しません」

リリアンヌ:「……テロリスト共は、我が国から生じたものです。自分の祖先が犯した罪が、その子孫に返ってきただけの事。

自分が戦う理由はそれだけで充分であります」

セラマニア:「貴族だからといって、歴史上全ての原因と責任があなた達にあるわけではないでしょう。

どちらにせよ、テロリストが民間人に手をかけるならそれだけで悪人たりえます。

月並みな言葉ですが、最善を尽くしましょう」

リリアンヌ:「自分は軍人です。命令には従います」

セラマニア:言い回しからするとあまり信用されてない雰囲気ですね、無理もない。

しかし訓練をするのが私の仕事です。

リリアンヌ隊の数は?

AI:リリアンヌ隊の兵数は50名だ。

セラマニア:一個小隊の中尉となると割と妥当ですね。

町全体の治安維持部隊というより、対テロ向けの小隊と考えるべきですか。

アーサーが『副官』と言ったのは気になりますが、聞かなかった事にしましょう。

「もしよければ、最初の訓練はリリアンヌ隊と共に行いたいのですが。

 どちらも新しい銃に慣れるとこから始めるのは一緒ですし」

リリアンヌ:「構いません、指示に従います。

なお私の小隊名は『第零特務隊』です」

セラマニア:もう名前からして歴史の裏で動いてそうなヤバイ系特殊部隊じゃないですか……アーサーに詳細を聞くのが躊躇われます。

「で、では第零小隊の皆さんも一緒に射撃場へ向かいましょうか……」と言って向かいます。

射撃場に着いて銃を渡されたら、まずアサルトライフルから順番に試し撃ちです。

HK433を構えて的に撃ちます、どのぐらい当たります?

AI:命中率は18%だな。

セラマニア:悲惨な事になった。

じゃあ他の皆にも聞きますけど、これダイスの方が早いですね

 

『HK433の命中率結果』1D100(百面サイコロ。1~100までランダムで出るよ!)ダイスロール結果

ヘカテリーナ → 27%

アテナ・プレイン → 58%

ラピス・プレイン → 58%

アイギス → 33%

エレクトリカ → 59%

オケアノス → 95%

ネメシス → 5%

リリス → 6%

元帝国兵A → 92%

元帝国兵B → 42%

 

セラマニア:それっぽいけど、それはそれとして悲惨な事になった(二回目)。

プレイン姉妹が同率なのも奇跡ですけど、オケアノスが異常に高いのとネメシス、リリスが異常に低いのが気になります。

というわけで直接聞く「オケアノス、滅茶苦茶当ててますけどその銃の使い心地は?」。

オケアノス:「えっ……普通かな」

セラマニア:「いや95%当てといて普通は無いでしょう」

オケアノス:「そう言われても困るんだけど……」

セラマニア:「……ちょっと待って下さい! セラマニア隊と帝国兵コンビは自前の武器での命中率も計ります!」

なお私とラピスのVSS、ネメシスのAA‐12、オケアノスのとアイギスの機銃(車載機銃や擲弾含む)は既に戦果出してるので最低保証値50付けます。

 

『AK‐47の命中率結果』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 55%

ヘカテリーナ → 21%

アテナ・プレイン → 35%

ラピス・プレイン → 56%

アイギス → 97%

エレクトリカ → 83%

オケアノス → 16%

ネメシス → 2%

リリス → 88%

元帝国兵A → 38%

元帝国兵B → 23%

 

『VSSスナイパーライフルの命中率結果(最低保証値50)』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 89%

ラピス・プレイン → 1%(50%)

(50以下だった場合、自動的に50%になる)

 

『AA‐12ショットガンの命中率結果(ネメシス最低保証値50)』1D100ダイスロール結果

ネメシス → 56%

アテナ・プレイン → 58%

 

『M60軽機関銃の命中率結果(最低保証値50)』1D100ダイスロール結果

アイギス → 19%(50%)

オケアノス → 30%(50%)

(50以下だった場合、自動的に50%になる)

 

『M4A1の命中率結果』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 30%

エレクトリカ → 10%

リリス → 100%

 

 

~以上~

 

セラマニア:「明らかに合ってない銃、無難な銃、愛称の良い銃。

とりあえず私のVSSの命中率を考えると前回後退しつつ7名を返り討ちに出来たのも納得です。

問題はエレクトリカはAKを持たせた方がよく、リリスはAKやM4は得意ですがHK433は苦手。

オケアノスは……やっぱり今までより圧倒的じゃないですか。

これだけ差が出るなら、セラマニア隊やネームドは専用カスタム銃欲しいですね。

リリアンヌ隊のHK433も振ります。

 

『第零特務隊のHK433命中率結果』

リリアンヌ →52%

第零特務隊員平均命中率 →38%

 

セラマニア:民兵に負ける特殊部隊員とは。

一応リリアンヌ達にHK433の感想を聞きます。

リリアンヌ:「この銃、威力が高い割には反動が少ない気がしますね」

セラマニア:「5.56ミリですから別に威力は高くないのでは? 今までは何の銃使ってたのですか」

リリアンヌ:「今まで我々に配備されていたアサルトライフルは『ツァスタバM92』でありまして、7.62ミリの反動の強い物でした。使用感としてはこちらの方が使いやすいかもしれません」

セラマニア:「ツァスタバってルキニア帝国系が使いそうなイメージあるんですけど、確かに反動は強いと噂で聞いた事あります。M92はAKの派生の派生でしたっけ。私としてはマークスマンライフルの『ツァスタバM76』に興味があります」

ちなみに、現在のM92の命中率はどうでしょうか。

 

『第零特務隊のツァスタバM92命中率結果(最低保証値50)』

リリアンヌ →12%(50%)

第零特務隊員平均命中率 →15%(50%)

 

セラマニア:……分かった、この人達ポンコツですね!

リベリオン隊みたいに何かしらの事情があるとか、貴族出身の新兵とかコネ部隊とかに違いありません。

もしくはアゼルシア王国自体の練度が低いとか。

AI:第零特務隊の命中率が低い理由は『実戦経験が少ない』です。

セラマニア:「えっ……実戦経験が少ないのですか?」とリリアンヌに事情を聞く。

リリアンヌ:「はい。訓練こそしていますが、実際の戦闘にはほとんど出た事がありません。皆、元は普通の市民ですし……」

セラマニア:「リリアンヌ中尉以外は平民なのですか、意外です」

リリアンヌ:「はい。私達には他に頼れる親族も居ませんので……。しかし、そのお陰で今まで生き残って来れたのですけどね」

セラマニア:「ん、んん? 頼れる親族が居ない……もしかして、孤児か何かの部隊でいらっしゃる?」

リリアンヌ:「はい。私の父は王国北部の辺境の男爵家でした。母はルキニア帝国の下級貴族の出でしたが、駆け落ちしてアゼルシア王国へ流れて来たそうです。その後、私が産まれました。両親はもう生きてはいません。母が死んでからは父と二人で生きていましたが、父が病気で亡くなってから、私はこの部隊に志願しました」

セラマニア:「……他の隊員も、親を亡くした者達ですか?」

リリアンヌ:「はい。両親が行方不明だったり、亡くしていたりと色々です」

セラマニア:「……私も難民出身として思うところはあります」と言ってしばらく話した後、

射撃場を出てアーサーに詰め寄ります。

「あなたは孤児達で部隊を作って戦場に出しているのですか?」

アーサー:「あぁ、そうですね。我々が戦うことで、少しでも多くの命を救えるならと思って始めたことだ。だが、それがどうしたというのです? セラマニア・リバティースも同じ事でしょう?」

セラマニア:「それでしか生きられなかった事と、金持ちの道楽でやる事とは違います。

確かに、私とて部下の力を利用してここまでやってきました。

もしあなたが真に正義と人助けを約束するのであれば、リリアンヌ中尉達を使い捨てる事は止めてほしいのです。

彼女達に仕事を与えているのは理解していますが、正規兵の盾にするような使い方はしてほしくない、これは私のわがままですけど」

アーサー:「お言葉ですが、我々が戦わなければもっと多くの人が死ぬんですよ。私はその人たちを助けるために戦っているのです」

セラマニア:「テロリスト退治に正規兵を出さない理由は?」

アーサー:「我々は金で雇われた傭兵ではありませんよ。それに、正規兵を出すより我々のような非正規兵が戦った方が早い事もある。そういう事でしょうね」

セラマニア:「他人事のように言う。

あなたは王国の中でも、かなり上に位置する貴族のはずです。

それでも正規兵を動かせない理由が……いえ、待って下さい。

あなたはこの国にやってきて、セランピアに支社を置いている。

しかし正規兵を出さず自分直属の部隊で事態を収拾しようとしています。

アゼルシア王国は、私達の国の内戦に関わるつもりが無いという事でよろしいか?」

アーサー:「そうですね。我々は基本的に他国の戦争には関与しない方針です」

セラマニアAI:「それは、あなたが王国の貴族だからですか?それとも、アゼルシア国王の方針でしょうか?」

アーサー:「いいえ。この国で内戦が続いているのは我が国にとって不利益であるからですよ。

あなたの国が荒れれば、私達の王国は貴方の国と貿易を行うメリットを失う事になる。

そうなると、困るのは私達です」

セラマニアAI:「なるほど。つまり、あなた方の利益の為に、アゼルシア王国は、内戦が続く事を望まないという事なのですね」

アーサー:「はい」

セラマニア:「私達の国が、一体アゼルシア王国と何を貿易していたと?」

アーサー:「おや、ご存知ないのですか? アゼルシア王国が輸出しているのは主に食料や日用品などだと思いますが……」

セラマニア:「それだけで、わざわざ上層部であろうあなたが動くほどですか?」

アーサー:「それだけで、とは……心外ですね。

我々もそれなりに苦労してるんですよ。

どうやらあなたは国家レベルの金の動き方というものを知らないご様子だ。

このまま内戦が続けば、やがてあなた方の国に全ての国が介入するでしょうね。

そうなった場合、アゼルシアの正規兵もあなた方の国に派兵される事となる。

私はそれを止めたい。それが私の任務なのです」

セラマニア:「内戦を口実に、武器の輸出で儲けようとは思わないのですか」

アーサー:「それはアゼルシア王国の利益にはなりません。

むしろ武器の流出により、アゼルシア王国以外の国でも王国製武器の売買が行われる事になります。

それに我々は武器商人ではありません。あくまで平和的な手段での解決を望んでいるのです」

セラマニア:「北のルキニア帝国と、南のアゼルシア王国に挟まれた我が国。

あなた方にとって、我々は緩衝地帯という事でもあると思いますけど」

アーサー:「えぇ、ですから、我々としても、あなた方セラマニア・リバティースとの協力関係を模索したいと考えているのですよ。

例えば、そうですね、物資の調達や護衛依頼など。我々としては、セラマニア・リバティースに援助を行いたいと考えているのですが、いかがでしょうか?」

セラマニア:「安全な仕事を頂けるのなら助かります。

しかし……アゼルシア王国はルキニア帝国と事を構えるつもりはない、という事でよろしいですか?

だから私を通じてリシャールを上手く使おうとしている」

アーサー:「えぇ、その通りです。我々はルキニア帝国とは事を構えたくない。

リシャール殿も我々の考えに賛同してくれるはずです。

ですが……彼自身は明確に帝国と敵対する気でいる」

セラマニア:「南側の王国と話をつけ、北の帝国と戦う。

でもあなたがリシャールと直接話をしないのは、彼が帝国との戦いに負けると思っているから、ですか」

アーサー:「……そうですね。残念ながら。

彼は優秀な男ではありますが、野心家でもあり、危険な存在だ。

そして帝国にはあの男がいます。彼の実力は本物であり、彼一人で戦局を左右するほどの力を持つでしょう」

セラマニア:「あの男? 保守派のマルス・エルムの事ですか?」

アーサー:「いいえ、違いますよ。マルスは確かに強力ですが、所詮個人の力です。

私が言っているのは……帝国そのものですよ」

セラマニア:「ルキニア帝国皇帝……」

アーサー:「ええ、帝国にはあの方がおられます。彼の名は……ジークハルト・ヴィルヘルム・フォン・ルキニア。

かつて帝国を築いた伝説の王の名を継ぐ者にして、現帝国の支配者。

帝国の歴史は血の歴史です。彼らは自らの力と欲望の為に多くの人間を殺してきた。

我が王国の民は、そんな彼らを恐れているのです」

セラマニア:「現在の帝国は民間人を殺した兵士を銃殺するなど、規律には正しい国だと思ってましたけど」

アーサー:「その通りです。帝国の法は守られています。ただ、それは表向きの話。

帝国は裏で様々な犯罪組織を抱えており、彼らが私腹を肥やしているのですよ」

セラマニア:「しかし、そうだとしたら反ルキニアテロリストであるデヴァステイターは、あなた方にとって都合の良い存在なのでは?」

アーサー:「セラマニアさん。テロリストに正義があるとお思いですか?」

セラマニア:「……愚問でした、すみません。

正直あなたの事は完全に信用出来ていませんが……あなた方なりの正義と秩序を求めているのは今はっきりしました」

アーサー:「ご理解いただけて幸いです」

セラマニア:「だからこそ、非正規部隊である第零特務隊と私達セラマニア・リバティースで、外交問題に発展しないように戦わねばならないんですね」

アーサー:「えぇ。セラマニアさんの言う通りです。我々としても武力による戦争ではなく、平和的な方法で解決したいのです。

そして、それこそが我々の目指す秩序ある国家なのですよ。

そのためにも、まずはお互いの国に居るテロ組織を一掃しなければいけません」

セラマニア:「でも正直……第零特務隊は、私達民兵レベルの実力しかありませんよ」

アーサー:「ご心配なく。我々の方も正規兵は出さず、傭兵部隊を出す予定ですから」

セラマニア:「他にも傭兵部隊を展開させてくれると?」

アーサー:「えぇ。もちろんです。彼らは別方面を担当する事になりそうですが」

セラマニア:「それで十分です、こちらの負担が軽減されます」

 

――と、そんなところで訓練に戻ります。

アーサーの本音……もしこれが嘘だったら絶望しますけど、筋は通っている。

小規模で奪う殺すならともかく、国家レベルの消耗戦なんて国家予算が吹き飛ぶだけですからね。

金に糸目をつけず主義主張の為だけに戦うならともかく、国家運営をするのに戦争なんてイレギュラーはしたくないでしょう。

少なくとも金とルキニアの脅威に関しては、私達は手を組めます。

では訓練に戻って……各種銃火器の命中率をダイスロールしましょう。

大雑把な適性程度に捉えておきますが、この数値を訓練でそこそこまで上げるのが今回の目的です。

 

『XDM 4.5拳銃の命中率結果』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 37%

ヘカテリーナ → 87%

アテナ・プレイン → 92%

ラピス・プレイン → 94%

アイギス → 100%

エレクトリカ → 49%

オケアノス → 19%

ネメシス → 4%

リリス → 7%

元帝国兵A → 40%

元帝国兵B → 83%

 

リリアンヌ → 69%

第零特務隊 → 91%

 

セラマニア:全体的に高いですね、リリアンヌ達は問題なさそうです。

 

『グロック18Cフルオート拳銃の命中率結果』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 94%

ヘカテリーナ → 19%

アテナ・プレイン → 79%

ラピス・プレイン → 56%

アイギス → 17%

エレクトリカ → 86%

オケアノス → 83%

ネメシス → 88%

リリス → 68%

元帝国兵A → 48%

元帝国兵B → 56%

 

リリアンヌ → 97%

第零特務隊 → 58%

 

セラマニア:同じ拳銃でも、逆に振れた人が多いですね。

というか私もここまで使えるとは思いませんでした。

フルオート拳銃って、フルオートで連射したら当たらないはずなんですよね。

 

『ARX200、SCAR-H TPRマークスマンライフルの命中率結果』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 15%

ヘカテリーナ → 51%

アテナ・プレイン → 48%

ラピス・プレイン → 28%

アイギス → 24%

エレクトリカ → 68%

オケアノス → 65%

ネメシス → 26%

リリス → 22%

元帝国兵A → 2%

元帝国兵B → 93%

 

リリアンヌ → 84%

第零特務隊 → 12%

 

セラマニア:使用弾薬が同じなのと諸々の都合で一まとめにしてしまいましたが、皆かなり低めですね。

私はVSS使ってるのでマークスマンライフルは好きなのですが、

7.62ミリクラスはあまり得意でない事が分かりました。

VSSとの出会いは運命だったのかもしれません。

 

『9mm機関けん銃の命中率結果』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 99%

ヘカテリーナ → 68%

アテナ・プレイン → 26%

ラピス・プレイン → 31%

アイギス → 36%

エレクトリカ → 6%

オケアノス → 27%

ネメシス → 99%

リリス → 18%

元帝国兵A → 25%

元帝国兵B → 66%

 

リリアンヌ → 87%

第零特務隊 → 73%

 

セラマニア:何で輸出してないはずの日本製サブマシンガンがアゼルシア王国にあるのでしょうか。

そして何故私とネメシスとリリアンヌ、第零特務隊に適性があるのでしょうか。

もしかしてこの三人フルオートでばら撒くタイプの銃が合ってるのかもしれない。

今度からネメシスにはショットガンではなくサブマシンガンを持たせましょう。

 

『軽機関銃K3の命中率結果』1D100ダイスロール結果

セラマニア → 63%

ヘカテリーナ → 51%

アテナ・プレイン → 15%

ラピス・プレイン → 92%

アイギス → 16%

エレクトリカ → 58%

オケアノス → 63%

ネメシス → 68%

リリス → 73%

元帝国兵A → 34%

元帝国兵B → 50%

 

リリアンヌ → 16%

第零特務隊 → 2%

 

セラマニア:M249の話が出ましたが、これは韓国製でM249の会社が関わったとかそうじゃないとか言われてる軽機関銃ですね。弾薬は同じで、ちょいちょい輸出もされてますけど初期型は不良品が多いので、今使ってるのは後期ロットでしょう。M60の後継銃であり、オケアノスには合いましたがアイギスは苦手なようです。むしろリリスとラピスが何で使えるんですか、M60(10.5kg)やM249( 7.5 kg )より軽いといえど軽機関銃だから持つのも大変なはずなのに。

 

セラマニア:「――というわけで、試射が完了しました。

後で各個人ごとに銃の命中率を纏めておきます。

今の段階で言える事は、こんなにも相性が分かれるとは思っていなかった事です。

せめてアサルトライフルとサブマシンガンを全員50%まで引き上げたいですね。

弾薬費もアーサーさんが出すとはいえ物資と金は無限ではないので、今日の残りは銃を担いで走る訓練をしましょう。

まずはアサルトライフルのHK433からです」と言ってセラマニア隊と第零特務隊の反応を見る。

セラマニア隊:了解!

AI:セラマニア隊は銃を構えて走り出します。最初はゆっくりめに。

セラマニア:文句一つ言わずすぐ動いてくれるのは指揮官として凄く助かります。

リリアンヌ達第零特務隊はどうですか?

AI:リリアンヌ達は走り始める。そして、走りながら射撃を始める。

リリアンヌ:「……よしっ、全員しっかり付いて来ているな。この調子で走れ!」と声を掛ける。

セラマニア:第零特務隊の隊員はリリアンヌと似た境遇ですけど、慕われてる感じはします?

AI:第零特務隊員はリリアンヌの事を慕っており、上官としての実力も認めている。

セラマニア:良いですね! 仲良き事は良い事ですよ、だって仲良いんですから、良いですね!

内戦だの仲間同士で疑い合いだのしたくないです。

前回は大丈夫でしたが、リベリオン隊に一人でも裏切り者が居て本気出してたら私達全滅してますからね。

二度とああいう戦い方はしたくないです、最初から信頼して背中を任せていれば解放者連合の兵と合わせて村防衛も可能だったかもしれません。

まぁ仮定の話をしてもしょうがないので現状を安心しましょう。

 

……ところでAIさん。

訓練で能力値を上げる判定をしたいのですが良い案は思いつきますか?

AI:戦闘技能の訓練では技能レベルが上がるまでダイスを増やすのがおすすめです。

具体的には筋力+敏捷度と生命力+精神力で2d6を振ります。

筋力+1の場合なら1個振って成功すれば技能レベルが3上がります。

セラマニア:すみません、今回ステータス無いのでそれは無しで。

じゃあ……今から一か月、3日に一回ぐらい事件か訓練を起こしてください。

それによって能力値上昇ダイスを振ります。

あくまでざっくりとやりましょう。

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