セラマニア難民少女兵団   作:朝比奈たいら

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第八話『覚悟を決める(2)』

 

AI:では5月2日。

銀行強盗逮捕と死体処理の仕事をしたセラマニア達。

次の仕事は『セランピアの町の清掃』。

この依頼は前払い制。

報酬額は1人あたり3千ルピア。

掃除の期間は今日から三日間。

セラマニア:死体処理の次は崩壊した町をどうにかしなければならない……順序としては間違いないのですけど、復興とは大変です。

それでも短期間で死体と瓦礫を無くせるというのは良い事ですよ。

この分ならテロリストの残党が潜伏している可能性も低くなってきましたし、瓦礫処理に拠点要員を回しても良いかもしれません。

戦闘要員の半分を交代させて、拠点要員の内半分の32名と、志願兵全員を投入します。

つまり18+32+30名で80名です。

後は拠点でお仕事、新規難民の世話、拠点防衛です。

AI:では80名で清掃やがれき処理を三日間行います

前払い制なので報酬は『24万ルピア』です。

 

~残高~

212万9千5百ルピア+24万ルピア=236万9千5百ルピア。

 

セラマニア:町長さんも前払いでくれるとか、復興に金を惜しまないスタイルは好感が持てます。

好感が持てるだけで財源どこから持ってきているんだとかはありますけど。

ともあれ人間80名のマンパワー(物理)をお見せしましょう。

瓦礫掃除で96式使うのは費用対効果が最悪なので、トラック二台を使います。

そうですね、防弾トレーラーなら元々が牽引や積載で使えると思うので使いましょう。

タイヤ一つ二つパンクしたら赤字かもしれませんが、そうならないように皆さん頑張ってください。

何かあったら車載機銃で戦えますし。

AI:セラマニア達はトラック二台とトレーラー二台で瓦礫を運びます。

一日目の状況はこんな感じですかね?

では、次の日も続けていきますか。

次の日も瓦礫の撤去作業をしますよー。

昨日の続きから再開していきましょー。

まずは瓦礫の除去用の機械を用意します。

セラマニア:さすがにブルドーザー買うのはちょっと躊躇するので、町長が用意した機材で安全に気を付けて作業をします。

AI:それでは作業開始! セラマニアは瓦礫をどけて、土を掘り返し、そこに瓦礫を埋めていきます。

セラマニア:いやいやいや! 待って下さい、何で土に還そうとしてるんですか。

使えそうなスクラップは貰っていいなら貰いますし、人に返せるものは返しますし、コンクリや木材鉄材はリサイクルしてください。

仮に誰が引き取ってくれなくても、町外れのどこかに置いておけば要る人が持っていくでしょう。

明らかに血にまみれた不衛生な物は砕いて捨てますが、出来るだけリサイクルを心がけて下さい。

AI:分かりました。

スクラップの一部はリバティースの拠点に送り、その他はリサイクルします。

その結果、拠点の資源が増え、貴方達の利益も増える事になります。

例えば、貴方達の誰かが拠点の外で活動して何かを持ち帰った場合、それをこちらで買い取る事も出来ます。

セラマニア:ん? ジャンク屋的なのが出来たという事ですか。

それは拠点に? それとも町のジャンク屋にツテでも出来ました?

AI:後者であり、貴方達の持っている拠点のスクラップを買い取りたいと言う人が居ます。

セラマニア:どんな人です?

AI:ジャンク屋の名前は『ミスティ』。ジャンク屋兼情報屋です

セラマニア:具体的にどんなジャンクを引き取ってくれるのですか? 機械とか建材とか。

AI:ジャンク屋ミスティが引き取ってくれるのは主に『銃火器』と『車両』ですが、ミスティ曰く、『使える物は何でも使う主義』だそうです。

セラマニア:なら今回は銃火器を既に売ったので、建材や廃車を売る事が可能ですね。

ジャンク屋ミスティには持ち主不在のジャンクを全部売ります。

ミスティ:「えっ!?……あの~、本当に良いんですか?」

セラマニアAI:勿論です。

ジャンク屋ミスティ:「ありがとうございます!助かりました!」

セラマニアAI:いえ、こちらこそ。お役に立てて何よりです。

ジャンク屋ミスティ:「では、またご利用ください」

セラマニア:……ジャンク屋って言うからには姉さん系だと思いましたが、ピンクの髪をしたロリっ娘っぽい雰囲気でしたね。

AI:ミスティの外見は私達と同じですね。

セラマニア:つまりピンク髪をした難民出身少女という事でよろしいか?

AI:はい、それで問題ありません。

セラマニア:これ仲間に引き入れてSL団の事業にしたいぐらいなのですね。

料理とか裁縫とかは数人だと店開くレベルには出来ません、仲間内で手一杯ですからね。

でもジャンク屋なら行商人と同じく単独で完結出来ます。

……ちなみに忙しくて対応出来ませんでしたが、行商人エルザとロザリーは私達が訓練してる間何かしてました?

AI:えーっと……(計算中)彼女達はセラマニア不在の間はずっと、セラマニア達を待ちながら、町の治安を守っていました。町は平和そのものでしたが、時々怪しい連中の影がちらついていました。

セラマニア:ちょいちょい小悪党の盗人が居ましたし、もしかしたらデヴァステイターの斥候が来ていたのかもしれませんね。

まぁそいつらはあらかた倒したと思いますけど、エルザ達は行商や町中で商売はしていなかったのですか?

AI:エルザ達は色々な所で品物を売ったり、物々交換をしたりして生計を立てていた。

セラマニア:ほう、以前に渡した金額は……アーシャの町で77000ルピア渡したはずですね。

金額的にはいくら儲かりました?

AI:エルザの現在の所持金は、80000ルピアあります。

セラマニア:それほど儲かってないみたいですけど……今抱えている交易品は?

AI:エルザが今持っている交易品は『ラピス・リアの銀、銅』『アーシャの木綿』。

金額的には『2万8000ルピア』ほど。

セラマニア:ああ、では一か月でそれくらいには増やしたのですね。

でも一か月で3万と1000ルピアしか稼げていない。

ラピス・リアやアーシャの町と交易をしていたのなら車は使っているはずなので、

単純に人手が足りないんでしょうか。

日給500~1000ルピアだと考えれば妥当な数字ではありますけど、もっと儲けられそうですね。

AI:交易収入を増やすには『商人』を雇う必要があります。また、『交易所』で特産品を売ることでも収益が増えていきます。

交易所で売るものは『 特産品 』と『 資源 』の二種類に分類されます。

セラマニア:町づくり的な要素も関わってきそうですね。

新しい商人を雇わず、エルザとロザリーをこのまま商売させた場合どうなりますか?

今でも赤字ではないですし、大型車や護衛を付ければ収入を増やしやすくなると思うのですけど。

AI:その場合、収入を増やすには、まず商品を売る必要があります。

そして、商品を売って利益を出すためには、新たな人材が必要になりますね。

例えば、トラック運転手の増員とか。

セラマニア:「今までエルザは乗用車かトラック一台で交易していたのですか」と聞く。

エルザ:「はい。そうですよ」と答えます。

セラマニア:「次からは防弾トレーラーで、戦闘要員などの護衛を付けて交易して下さい。運べる荷物の量が多分十倍以上になり、機関銃が二丁ついているので多少の賊なら返り討ちに出来ます」

エルザ:「わかりました」

セラマニア:では今回からエルザは防弾トレーラーで交易をし、戦闘要員5名ほどを護衛につける事とします。

トレーラーは中で生活出来るようキャンピングカー化されていますが、積載部分は乗用車やトラックよりはるかに大きいはずです。

電車一両運べる大きさですからね。

後でエルザ・キャラバン隊にはボディーアーマーとかRPGとかを支給しておきましょう。

 

セラマニア:では次の日、町の清掃最終日も瓦礫掃除をします。

何かイベントは起こりますか?

AI:ではリリアンヌが来ました。「セラマニア様、本日の作業終了時刻になりました。お疲れさまでした」

セラマニア:「あなた達も町の瓦礫掃除を?」

リリアンヌ:「はい、我々の仕事は街の治安を維持することですので。私と部下数名は毎日この時間に巡回をしております。セラマニア様にご挨拶出来たこと嬉しく思います。明日もまた宜しければお手伝い頂けませんでしょうか?」

セラマニア:町長とアーサー達アゼルシア王国関係者が仲良いのは良い事ですね。

リシャールとアーサーはまだ腹の内を見せてはいない様子ですが、リリアンヌ達第零特務隊が町の防衛を行ったのは事実です。

リシャールもその辺りは認めざるを得ないでしょう。

「セラマニア・リバティースはSL警備として、手が空いている時であれば町の警備の仕事を請け負うと皆さんにお伝え下さい」

リリアンヌ:「承知しました!セラマニア・リバティースの皆様には感謝致します」

セラマニア:「お互い、テロリスト達から町を守りたいという思いに違いはありませんから」

と言って最終日を終えます。

ジャンク屋ミスティに売り払ったスクラップはいくらになります?

AI:合計で『5万2000ルピア』です。

 

~残高~

236万9500ルピア+5万2000ルピア=241万1500ルピア。

 

セラマニア:では日付は5月5日の朝。

事後処理は終えつつあると思いますが……町の問題はまだ何かあります?

AI:特にないですね。

セラマニア:ああ、上手く復興出来ているようで何よりです。

では私達は本業の難民保護を……いや、今まで難民保護集団名乗ってましたけど、実際はただの盗賊狩り難民集団なんですよね。

この辺りの大きい盗賊は倒しましたし、ぶっちゃけ全部倒してもシナリオ的な意味でいくらでも涌きますし……

かといってリシャールの手先になったりアゼルシア王国の都合に使われたくないので、自立をします。

本拠点の整備と人員整理を行い、セラマニア・リバティースで商売を行いましょう。

AI:拠点を会社化するのであれば、経営方針を決めてください。

・拠点を警備して治安を維持する。

・拠点を整備して商品を販売する。

・拠点を拡張し、社員を増やし、従業員を管理する。

・拠点を発展させる。

セラマニア:その中だと……拠点を整備して商品を販売する、ですかね。

発展もしたいですけど、まずは今の団員102名+新規加入難民30+志願兵30名の162名。

162人も居れば何らかの仕事をして商品を販売出来ると思うんですけど、会議を開いて団員達にその辺を相談します。

AI:セラマニアは会議で商売を始める事を提案した。

部下達の反応は「いいんじゃね?」と軽い感じだ。

セラマニア:真面目な就職と起業の話なのでちゃんとして下さい!

まず……平和に暮らしたいのは山々ですが、内戦を止めたりリシャールをどうにかするぐらいの組織は作りたいのです。

なので民間軍事会社と兼業で何らかの商売をしたいと思うのですが、皆から案はありますか?

AI:「私は商売をするのに賛成だが、どんな商売をするかが問題だと思う」と団員は言う。

セラマニア:銃火器の販売となるとサイオンザ・アヴァロンやアーシャ・ラピスラズリと被りますからね。

傭兵をしつつ、銃以外の何かを売りたいのですけど……

AI:「銃以外って何がある?」と団員達は言う。

セラマニア:行商人のエルザが居ますから、交易隊……エルザ・キャラバンを作るのは決定です。

しかし交易だけでなく、自分自身で何かを作って売りたいと思うのですよ。

元奴隷の中には色んな専門技能持ちも居る事ですし。

AI:「セラマニア・リバティースには色々出来る事が有るだろ」

「例えば、農業とか……」

「そんなの他の連中だってやってるだろう。独自性が無いじゃないか」と団員達は議論を交わす。

セラマニア:この国はアゼルシア王国に食料を輸出してます、つまり他の会社と競合してしまう。

仮に食料品を作るとしたら、この国の主産業以外の物を生産したいですね。

この国が主に輸出している食品は何でしたっけ?

AI:この国が主に輸出している食べ物は『肉』です。

他には輸出している野菜の種類がトマト、ピーマン、ナス、キュウリ、ジャガイモ。

この国ではこれらの作物が栽培されています。

セラマニア・リバティースは農業にも手を出すべきでしょう。

セラマニア:家畜で最も規模が大きいのは?

AI:この国の家畜産業で一番多い動物は『豚』です。次に『牛』『鶏』です。

セラマニア:そういえば神聖同盟で食べちゃダメな肉とか聞いた事ないですね。

家畜を飼って商売にする……それはどちらかというと村づくりの範疇では?

AI:その通りです。セラマニア・リバティースが商業的な畜産業に手を出す場合、家畜を飼育するための場所が必要になります。

セラマニア:以前懐古主義者との戦いで滅びた村を復興させるのも良いですけど、それはもうちょっと人手が集まってからです。

500人ぐらい人が居たら第二拠点として村の復興とかしたいですね。

そうしたら畜産や農業も出来ます。

でも今は本拠点である廃工場跡で出来る仕事を探しているのです。

AI:セラマニア・リバティースの本拠点である廃工場跡を使って出来る仕事は『清掃』『警備』ぐらいしかありませんね。

セラマニア:平和だけど何も生み出せないし敵と戦うわけでもない!

いやこう、何かプラスになって物を生み出す仕事をですね。

清掃は大事ですが、マイナスをゼロにする仕事は精神面での負担がヤバイですよ。

最初から皆がちゃんとしてればしなくていい汚れ仕事(物理)をするわけですから。

なので……何かダイスで候補を決めます! 10個ぐらい!

 

――セラマニア、ダイスロール中――

(職業一覧からダイスでランダムにピックアップ)

 

1.法律系(弁護士、不動産)

2.販売(雑貨などのショップ)

3.宿屋経営(ホテル)

4.ネット収入(ユーチューバー、広告収入系サイト運営)

5.飲食店経営

6.メイド(家政婦、執事)

7.診療所経営

8.警備員

9.銀行員

10.芸術家

 

セラマニア:出来そうなのが販売と警備とメイドしかない……法律系やネットはノウハウとツテが無いので論外。

宿屋は本拠点に人を入れたくない。

飲食店はそもそも接客であって、これやるぐらいなら人材派遣でレストランでバイトしたほうが良い。

診療所は……そういえば団員達に男性医師の知り合いを呼ぶように言ってましたから、後で考えましょう。

銀行と芸術はもはや私達じゃなくてもいいですね、銀行強盗捕まえたからといってカルマーゼン銀行に勤めるのはSL団の仕事ではありません。

 

1.販売

2.警備

3.メイド

 

1D3=3

 

セラマニア:いやいやいや! ダイス振ったらメイドになったんですけど!

メイド傭兵会社でも作れというのですか! 絶対これメイドに扮した暗殺者養成会社じゃないですか!

AI:え?駄目なんですか?

セラマニア:ダメではありませんけど、メイド喫茶ならともかく本物の家政婦とか難民にはキツイですし、

メイドアサシン養成所とか絶対単独潜入して『くっ殺』的な展開になるじゃないですか。

それでもやれとおっしゃる!?

AI:いいんじゃないでしょうか。

お願いします。

セラマニア:こういう時だけお願いしてきますねAIさん。

えぇ……ダイス目に嘘を吐くのは良くない事ですけど、シナリオを作るのはAIさんで行動を決めるのは私ですよ……?

メインシナリオに逆らわないレベルで何かあったら別の選択肢を選ぶわけで、この流れだと出来そうになければ販売と警備選ぶんですが……

まぁ面白そうなのでメイドやりましょう! 出来ればくっ殺展開で本当に団員が殺される前に助けに行けるシナリオにして下さい!

AI:はい。了解しました。

セラマニア:では――セラマニア・リバティース全体を巻き込んだ複雑かつ大きな議論により、

リバティースは今後メイド喫茶を運営しつつ、メイドに扮して潜入任務をこなすメイドアサシンを育てる事になりました。

……しかし本拠点に人を入れるわけにはいかない為、メイド喫茶『モエカフェ』を買いとって運営する事にします。

モエカフェのメイドさんは死んでましたけど、店の持ち主は生きてますか?

AI:はい。生きてます

セラマニア:メイド喫茶モエカフェの店長に、店を買い取ってメイドをやりたいと言います。

メイド喫茶店長:「いいでしょう。お好きにどうぞ」

メイド喫茶長はセラマニアの境遇に同情し、彼女の力になりたいと思っています。

それはそれとしてメイド喫茶長はお金が欲しい。

セラマニア:それはそうでしょうね、気が合いそうです。

ちなみにメイド喫茶店長の名前と性別は?

AI:メイド喫茶店長の名前は『メイド喫茶モエカフェ』の店名に因んで『萌』にしようと思います。

セラマニア:やはり東の彼方から現れた、萌えカルチャーの刺客でしたか……

では『モエ店長』と呼びましょう。

モエ店長の年齢と容姿は?

モエ店長:私はセラマニアさんより少し年上ですよ。

『モエちゃん』と呼んでくださいね。

セラマニア:私が16歳なので……モエさんじゅうななさい、というところですか。

モエ店長:私は、セラマニアさんの事を『ご主人様』って呼んでもいいですか?

セラマニアAI:それは嫌です。

モエ店長:「ご主人様」じゃなくて、「お姉ちゃん」とか、どうでしょう?

セラマニア:「許可するッッ!!」

モエ店長:ふつつか者ですがよろしくお願いしますね。

セラマニア:「ですがモエちゃん……私達は難民武装集団であり、内戦を止める為の戦いをしています。

メイドをやるのも、メイドとして潜入が出来るメイド暗殺者を育てる為でもある……それでも良いのですか?」

モエ店長:「はい!構いませんよ!」

セラマニアAI:「本当にいいんですか!?」

モエ店長:「ここで働いていたメイド達は、この前のテロリストの襲撃で全員亡くなりました……もうここには誰も居ないのです……

あなたがこの国の内戦を止めると言うのなら、その力を示して下さい…… メイド暗殺者として皆を守ってくれると約束してくれるのならば、私がメイド長になって、セラマニア・リバティースの人達を立派なメイドにしてみせます…… メイド長は……メイド達の憧れにならなければならないのです……」

セラマニア:「そうでしたね……誰だって、平和に暮らしていただけのメイドが突然殺される世の中にはしたくないものです。

これからあなたには店長兼メイド長として働いてもらう事になりますが、私はこのモエカフェを使って内戦を止める為のメイド暗殺者を育て、

戦いが終わったら普通のメイドとして平和に生きていけるような人にしたいと思っております。

どうかその時まで、力を貸してください」

モエ店長:「分かりました。お姉ちゃんの為に頑張るよ!」

セラマニア:ちなみにモエちゃんは何らかの戦闘技能とかあります?

モエ店長:「ありませんよー。でも、何かあった時用に護身術とサバイバル知識は学んでます」

セラマニア:「護身術とは? 空手とか柔術とか?」

モエ店長:「はい。主に銃などの飛び道具に対しての対処法です」

セラマニアAI:ほう。それはどんなのがあるのですか?

モエ店長:まず、相手の銃口の向きで弾がどこを狙っているのかを予測して避けるというのが基本ですね。

あとは、銃声のタイミングを聞いて撃ってきた方向を見極めて回避するとか……相手より先に撃つのも有効です。

セラマニア:…………いやあるじゃないですか戦闘技術。

というかこの人銃弾避けるとか、サムライやニンジャじゃないですか!? ジャパニーズニンジャ!

モエ店長:忍者ではないですよー。

セラマニア:……武器とかは、持ってます?

モエ店長:えっとですね。アサルトライフルとサブマシンガン、スナイパーライフルがありますよ。

あとはハンドガンもありますね。デザートイーグルです。

セラマニア:デザートイーグル使うジャパニーズ・メイド長ですか……刀とか持ってませんよね?

モエ店長:刀はありませんよ。

でも銃ならあります。

セラマニア:ヤバイ人を見つけてしまった……この人の過去については聞きたいような聞きたくないような。

とりあえず店を買い取って、壊れた内部を修繕するのにいくらかかるでしょうか?

モエ店長:10万ルピアくらいですよ。

セラマニア:「安くないですか? 桁一つ間違ってません?」

モエ店長:「まぁその辺の話はおいといて」

セラマニア:「何かありそうですけど……まぁ本人がそう言うなら大丈夫でしょう」

 

~残高~

241万1500ルピア-10万ルピア=231万1500ルピア

 

セラマニア:では拠点要員の中から10名ぐらいメイドになってもらいましょう。

戦闘メイドやメイド暗殺者になるかはまだ先の話でしょうけど、とりあえずメイドさんにはなれますよー。

新人メイド(拠点要員):「よろしくお願いします!」

モエ店長:「こちらこそ」

リシャール:「じゃあ早速、君たちには私の世話をしてもらおうかな」

セラマニア:「!?!? どこから出てきたんですかあなた!? というか冗談より先に、本来あなたの世話してるリベリオン隊について報告が先でしょう!」

リシャール:「ああ、そうだったね。すまない。リベリオン隊の任務は問題なく遂行された。幹部二人は助かり、敵勢力の拠点も潰した。敵幹部の一人は捕らえたよ。拷問すれば色々吐くだろう」

セラマニア:「リベリオン隊に怪我人とか出てませんでしょうね」

リシャール:「大丈夫だよ」

セラマニアAI:「それならいいですけど」

リシャール:「それにしてもメイド喫茶とは……また珍しいものを作ったなぁ……」

セラマニアAI:「メイドさんを雇う余裕があるのは良い事ですね!(大嘘)」

リシャール:「そうだね……さてとセラマニア・リバティースの活動報告を聞かせてくれ」

セラマニア:良かった、リシャールに暗殺メイドの事情を知られるのはもう少し後にしたい。

それはそれとしてこの人何言ってるんですか。

「いや、私あなたの手下ではないんですけど……まぁデヴァステイターの副官とこの前の反帝国保守派の革命主義者は捕虜として送りましたよ。

町長に渡しておきましたけど、あの人たちどうなりました?」

リシャール:「捕虜達は現在取り調べ中だね。革命主義者らは帝国からの脱走兵で、彼らの話によると帝都では大規模な反乱が起きてるらしい。革命軍が優勢みたいだけど、皇帝側は切り札を用意しているようだし……彼らもいつ死ぬか分からないって怯えていたな」

セラマニア:「それは……帝国保守派を潰したいあなたにとっては都合の良い話ですね」

リシャール:「ああ、そうだね。だからセラマニア・リバティースの皆には頑張ってもらわないとね。君達がこの国を救うんだ。そのために君は僕に利用される。でも、それが君の運命さ。僕は君を利用するけど愛してるよ。セラマニア」

セラマニア:「久々に外道サイコパス発言をし始めましたよこの人……普通に人助けだけしてて貰えませんか?」

リシャール:「あはは、そんなのつまらないじゃないか。やっぱり世界ってのは犠牲と秩序が無いと良くはならないのだよ。ほら、見てごらん。セラマニア。これが僕の夢見る世界の形だよ……」

セラマニア:「目の前にはただの新人メイド達が居るだけなんですがそれは」

リシャール:「メイドというものはだね、君……いや失礼。僕の秘書達もそうなんだけどさ。まずメイド服っていうのはこうやって前を開けて胸元を見せ付ける為にあるんだよ。わかるかい?」

セラマニアAI:「わからないですけど、わかりました。はい」

リシャール:「よし、じゃあ次はスカートの中を見せてみろ。パンツが見えそうだぞ?ほら早く見せろよ。おーけーおーけー良い子だなぁ~ちゃんと見せてくれたね。いいこだよ。ああ、もうちょっと顔を上げてごらん」

セラマニア:「貴様あぁぁッッ! よくも……よくも私のリバティース団員に卑猥な事をしてくれたッッ!

それは私の特権ですッ! 団員のスカートたくし上げを見られるのは私であり、貴様ではないッッ!!」

リシャール:「……」

リシャール:無言でライフルを構える。

セラマニア:無言で拳銃を抜いてリシャールに向ける。

モエ店長:「ちょっと、ちょっと! 何やってんの!?」

セラマニア:「メイドは……メイドは命なんです……それが私の嫌いな男にたくし上げられるというのは、それは、それはとても酷い事なんですよ!」

リシャール:「そんな事はどうでもいい。私を楽しませよ。そして、お前も私の物になれ」

セラマニアAI:「いやです! 死んでも嫌ですよ! 私は、あなたなんかの物になんてなりませんよ!」

リシャール:「ふむ、その反応、やはりお前は男性経験が……」

セラマニア:「女性経験ならありまぁす!」

モエ店長:「じゃあ、私と」

セラマニアAI:「いいですけどぉ?」

モエ店長:「……うわっ! 本気だった!? ちょっと待って、今のなし!」

セラマニア:「もう遅いです、モエちゃんとモエカフェは既に私のもの。

そしてリバティースの団員メイドも私のもの。

リシャール、あなたには指一本触れさせませんッッ!!」

リシャール:「……ああ、そうだな、セラマニア。お前を私のものにするなら、まずはセラマニア・リバティースそのものを手に入れないと駄目か……」

セラマニア:「普通に脅さないで下さい、その作戦は私に効く」

リシャール:「最後に一つだけ言っておこう。メイドさん達よ、私がセラマニアを大切に思う気持ちは本物だ。

だが、もし仮に、彼女を手に入れた暁には、君たちも全員私の愛人にしてあげよう! それでは皆の衆、さらばだ」

セラマニア:「真に受けないで下さいね、あの人女子供も構わず村を焼いた上でああいう事言ってる外道ですから」

新人メイド達:「はい……」「分かりました!」

モエ店長:「えーっと、そうですね。とりあえず皆さん、これから一ヶ月ほどは仕事を覚えてもらう事になると思います。頑張って下さい」

メイド達:「はい!!」

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