AI:まずはお疲れ様でした。今回の依頼は、和平交渉に臨むの要人の護衛です。
要人とは神聖同盟の上層部である『枢機卿』の一人であり、リシャールの上司にあたる人物です。
枢機卿の神聖同盟内における役割は多岐にわたりますが、今回は解放者連合の盟主を務める人物との交渉です。
枢機卿の名前は『ウリクセイ・アレクシス』。
解放者連合の盟主の名前は『オジマン・カジマン」。
セラマニア:神聖同盟と解放者連合は何故和平を?
AI:神聖同盟の後ろ盾であるルキニア帝国としては、帝国の利にならない者、つまり他の勢力の者を受け入れる理由がありません。
しかしリシャールと神聖同盟の幹部としてはセラマニアのような傭兵や、他勢力に蹂躙されている弱小勢力を取り込みたいのです。
セラマニア:解放者連合は過激派だと聞きますが、勢力としては弱いのですか?
AI:はい。元々解放者連合は武力による領土拡大を良しとする宗教組織でしたが、現在は穏健派が台頭してきており、武力闘争からは手を引きつつあります。
解放者連合の教義は『弱者救済』ですが、現在主流派となっている穏健派は弱者救済よりも、自らの利権の確保を優先しています。
セラマニア:本来なら逆でしょうと言いたいところですが、過激派が考える弱者救済ですからね。
危険な働き者よりも安全な怠け者のほうが無害です。
今回のオジマン盟主はどちら派で?
AI:オジマンはルキニア帝国寄りの穏健派です。
セラマニア:組織のトップが相手のバックに居る奴らを褒めてるんですか、それ多分和平後に内ゲバ起きますよ。
なんにせよ神聖同盟側としては戦うより取り込んだり休戦したりする方が得なのですね、分かりました。
それで私達セラマニア・リバティースとリベリオンはウリクセイ枢機卿の身辺護衛をすればよいのですか?
AI:はい。今回は帝国エルム派の妨害や襲撃に備えてもらいます。
セラマニア:こちらの、リベリオン隊の戦力は?
AI:バルバロッサ含め、10名です。
セラマニア:私含めセラマニア隊4人と、リベリオン隊10人ですか。
神聖同盟側の戦力はこれで全部です?
AI:はい。
セラマニア:解放者連合からは兵は出すと言っているのですか?
AI:はい。しかし彼らはあくまで中立の立場を貫くと宣言しており、我々の行動を妨害しない代わりに、協力もしないとのことです。
セラマニア:帝国同士の派閥争いと聞いて日和りましたね。
向こうの戦力は不明ですが、さすがに私達だけで両方守ってやれるほどお人よしでも実力者でもないのです。
連合は連合で自己防衛してもらいましょう。
会談場所はどこですか?
AI:小さな村の宿屋で行います。
セラマニア:極秘会談? 神聖同盟側の大都市でやった方が守りやすいと思うのですが。
もし爆破テロとかあれば、エルム派に罪を擦り付けられますし。
護衛上や政治的メリットがあるのですか?
AI:はい。まず、この会談に出席できるのは枢機卿とリシャールの関係者のみとなります。また、この会談は公表されず、護衛はセラマニア隊とリベリオンのみとなります。
セラマニア:リシャールに「もしかして神聖同盟側にも和平反対派は居るのですか?」と聞く
リシャール:「もちろんだ」
セラマニア:結局四方八方全部警戒しなきゃならないんじゃないですか。
「本当に敵にも味方にも極秘裏に和平結んで……これ公表した瞬間に内乱とかになりません?」
リシャール:「それはないだろう。和平を結ぶことで利益を得る者は多いだろうが、その利益を享受できない者も多いはずだ。そういった者達が今回の件を利用して反乱を起こすことは十分考えられるが、そんなリスクを負うような真似をするとは考え難い。それに、万一そうなったとしても、その時はその時だ」
セラマニア:途中まで納得しかけましたが、最後の一言で台無しにしましたねこの人。
ただでさえ内戦中に出来た組織が更に分裂するとか本当に止めて下さいよ……。
じゃあ小さな村の見取り図を要求します、どんな感じですか。
AI:はい。宿は1階に食堂があり、2階は客室になっています。部屋は20室あります。窓の外には井戸。周囲には畑などが見えます。
セラマニアAI:ふむ。宿の規模としては中規模といったところでしょうか。
AI:はい、村の中では大きい部類に入ります。
セラマニア:村全体の見取り図は?
AI:村全体の地図では、中央に井戸、東西南北に道が一本ずつ伸びています。
セラマニアAI:井戸の位置を教えてください。
AI:井戸は中央の広場にあり、東、西、南、北に繋がっています。井戸の底からは地下水が流れ出ており、水は飲料可能です。
セラマニア:宿は村のどの位置にあります?
AI:はい。宿は村の中央部にあります。
セラマニア:井戸のすぐそばですか、毒も警戒ですね。
村は柵や壁で囲われてますか?
AI:はい。宿の周辺には堀と木の塀で囲まれた場所があります。
セラマニアAI:宿の周辺の見取り図を要求します、どんな感じですか。
AI:はい。宿の周辺は半径50メートル程の空き地になっており、中央に大きな木が一本生えています。
セラマニアAI:空き地の中央にある大きな木とは?
AI:はい。直径50メートルの巨大な幹を持つ樹木で、高さは40メートルほどあります。
セラマニアAI:宿の周辺で一番高い建物は?
AI:宿のすぐ近くに教会が建っています。
セラマニアAI:教会の見取り図を要求します、どんな感じですか。
AI:はい。礼拝堂があり、正面入り口の他に裏口が一つあります。
セラマニア:宿ではなく、村全体は柵や壁で囲われてますか?
AI:村全体は柵や壁で囲われています。
セラマニアAI:出入り口の数は全部で何個ですか?
AI:はい。村の入り口が二つあります。北門、南門の二か所です。
セラマニアAI:村には他に出入口は無いんですね?
AI:はい。
セラマニア:状況を整理しましょう。
村は壁で囲われ、出入り口は北門と南門、他にはない。
宿は中央広場、大樹と教会があり、周辺は堀と柵で囲われている。
セラマニア:村の外はどんな地形ですか?
AI:はい。村の周囲は全て荒野です。所々に岩山が点在しています。
セラマニア:岩山から村までどのくらい距離があります?
AI:はい。直線距離は200メートル程の距離です。
セラマニア:リベリオン隊の装備に、設置型のセンサーとかあります?
AI:はい、あります。
セラマニア:岩山にセンサーを設置して、鳴子にしましょう。
教会の上にスナイパーを置けば岩山の裏以外は警戒出来ます。
村の門からの出入りに数名置いて……後は宿の近くで護衛ですかね。
宿の中にも直接見張りを立たせた方がいいかもしれませんが、私達はルキニア兵に偽装する必要もあるのですからあまり他人と接触はしたくないですね。
神聖同盟の枢機卿は、私達の正体を知っているのですか?
AI:はい。ウリクセイ枢機卿はセラマニア・リバティースの事をご存じです。
セラマニア:リベリオンの事も?
AI:はい。知っています。
セラマニア:であるなら……解放者連合に対してルキニア兵だと思わせればよいのですね。
宿の中に入り、神聖同盟側の近くで護衛してればいいと。
リベリオン隊の装備はどんな感じです?
AI:はい。設置型センサー、狙撃ライフル、ハンドキャノン、手榴弾などを持っています。
セラマニア:メインウェポンは? アサルトライフルとかサブマシンガンとか。
AI:アサルトライフルは『AK-47』、『M4A1カービン』、『M16A2』。
サブマシンガンは『MP5K』、『P90』。
サブウェポンは『CZ75』とセミオートショットガンです。
セラマニア:狙撃ライフル、ハンドキャノン、ショットガンの種類は?
AI:狙撃ライフルは『M110』、『G3』。
ハンドキャノンは『S&W M500』。
ショットガンは『ヴェープル12モロト』です。
@_ハンドキャノンとショットガンはAIさんがサブマシンガンを挙げ続けた為ダイスで決定。
セラマニア:PSG‐1ではなくG3をスコープつけてマークスマンライフルとして使ってる感じですかね。
ちなみに訓練で使ったMP40は実戦で使ってるんですか?
AI:はい。常に携帯しています。
セラマニア:これからあの人の事はMP40娘と呼ぼう。
いや、リベリオン隊は全員20代以上なので年上ですが。
では小さな村に向かいますが、私達96式Ⅱ型をヘカテリーナと一緒に帰しちゃったんですよね。
病院で治療中の部下も気にかかるので、ヘカテリーナにアーシャの町に来てくれるよう電話で頼みます。
極秘といっても会談終了までの話ですよね? どうせ妨害確定、既にエルム派に情報が漏れてるなら
帝国兵の偽装はともかく車両を使わず歩兵のみで潜伏とかしなくていいと思うんですが。
リシャールからは帝国製の軍用車両とか貸出してくれるんです?
AI:はい。装甲車、装甲兵員輸送車、トラックなどを貸与してくれます。
セラマニア:装甲車と装甲兵員輸送車の種類は?
AI:装甲車は『LAV』、装甲兵員輸送車は『BTR』。
セラマニア:ルキニア帝国はアメリカ製とロシア製の混合ですかね。
LAVとBTRの種類は?
@_AIが「オープントップジープ」とか「装甲兵員輸送車はイロコイやヴェノム(ヘリ)」とか言い出したのでダイスロール。
@_サイコロ振ってwikiにある派生型一覧を上から数えたもの。
@_ちなみに二回振って車両回収車とか防空指揮車とかだったのでさすがにそれは無いと思いもう一度振った結果……
AI:LAVのバリエーションは『LAV-M』、BTRは『BTR-60PB』です
セラマニア:LAV‐M? 何かと思ったら迫撃砲搭載型の装甲車ですか。
まぁ相手が戦車でも持ち出さない限り大丈夫でしょう。
私達みたいな特殊部隊の潜伏を気にした方がよさそうですね……SL団は特殊部隊じゃないですけど!
というわけで96式とヘカテリーナ達はアーシャの町に置いて、私達は小さな村に行きます。
そういえば報酬の話はしていませんでしたが、リシャールは今回いくらくれるんです?
リシャール:「まずは護衛に対する謝礼だが……100万ルピアだ」
セラマニア:「桁一つ増やしてくれてもよいのですけど、まぁ今回4人しか行きませんから……いや、ちょっと待って下さい。
もしかしてセラマニア隊9人で行けば一人頭25万で225万ルピア出してくれたりします?」
リシャール:「ん?あぁ、別に構わんぞ。何ならヘリや戦闘機を手配しても……」
セラマニア:「さすがにそういう嘘は良くないですよ、ヘリはともかく戦闘機なんて1軍閥が持ってるわけ……冗談ですよね?」
リシャール:「まぁな、戦闘機は持っていない。
しかし今回はお前達が居れば問題ないと思ってるが一応保険をかけておく。
アーシャ・ラピスラズリ兵は今回護衛に参加しないが、代わりにこれをやる。
これはセラマニアが今回の任務で死ねば、君の家族に金を払うという書類だ」
セラマニアAI:「…………それは、どういう意味です?」
リシャール:「言葉通りの意味だ。セラマニアが死んだ場合、その家族に200万ルピア払う。
君の言う家族というのは、セラマニア・リバティース全員を含むのだろう? 100人居るなら、およそ2億ルピアになるな」
セラマニア:「やっぱりあなたは外道ですね。人の家族を殺しておいて、新しく出来た私の家族は厚遇して見せるという。
そんな事をしても私はあなたを善人とは認めませんし、何より極秘任務の書類なんて、SL団員の命ごといくらでも揉み消せるじゃないですか」
リシャール:「何を言っているんだ? 私が命まで取ると本気で思っているのか? 君達にはこれからも活躍してもらう必要がある」
セラマニア:「なら私の両親は必要が無かったから……いや、今更止めましょう。
ですが文面を変えて下さい。
極秘任務の部分を消して、どんな作戦であろうと私が死んだ場合一人10万ルピア払うという書類を作り、
あなたがサインをしたものをこちらで保管させていただきます。
もしあなたが揉み消そうとしたらメディアや各軍閥にその情報を流すよう仲間達には言っておきます。
嫌とは言わせませんよ」
リシャール:「君は本当に面白いな。分かった。その条件を飲む」
セラマニア:「では、セラマニア隊は志願したメンバーだけ連れて行きましょう」
……まぁこの条件でも難民の武装集団に対するものとしては破格なので世論を動かせるか分かりませんが、
難民少女を利用していたと分かればダメージにはなるでしょう。
わざわざ武装集団100名に大規模部隊を差し向ける費用も馬鹿にはなりませんし、セランピアの町の民心掌握も進めています。
それよりこの人の「保険をかけておく」というのが裏工作とか陽動作戦とかではなく
「私のやる気を出させて裏切らないようにさせる」という意味なのが割とズレてるんですよね。
私が最初から作戦を拒否した時のプランとか考えてたんでしょうか、それともリベリオン隊のみで十分だと考え私自身が保険なのか。
どちらにせよ彼が私に求めているのは本当にリベリオン隊の予備的な手駒なのでしょうか、まだ分かりません。
セラマニア:というわけでセラマニア隊の私以外……8名に確認します。
危険な……政治的にも軍事的にも危険な作戦ですが、何人が志願してくれますか?
AI:セラマニア隊の皆さんは「当然参加する」「死にたくないので参加しません」等色々反応しています。
参加したくないのは
ヘカテリーナ
アテナ・プレイン
ラピス・プレイン
アイギス
エレクトリカ
オケアノス
ネメシス
リリス
の内二名で、『リリス』と『ネメシス』です。
セラマニア:む……リリスはともかく、ネメシスは突っ込むタイプかと思いましたが……というか正直ショックです! 割と仲良くなったと思っていたのに!
「……も、もちろん強制ではないですし、一人二人は残ってもらう予定でしたが……ネ、ネメシスが良ければ残る理由を教えてくれますか……!?」
と、めっちゃ動揺しながら質問します。
ネメシス:「自分は孤児で、親はセラマニア隊に入る前に死んだ。孤児院に預けられるはずだったけど、私はそうはしなかった」
セラマニア:「……理由は?」
ネメシス:「別に大した事じゃない。ただ、施設よりこっちの方が面白そうだと思っただけ。後は、セラマニアに恩返ししたい」
セラマニアAI:「えっと……」
ヘカテリーナ:「あー……つまりですね、ネメシスはセラマニア隊長の事が好きなんですよ」
ネメシス:「ちっ違う!」
セラマニア半AI:「私も好きですよ。という事は、残ってやりたい事があるのですね」
ネメシス:「セラマニアが任務に行っている間に、セラマニア・リバティースのみんなを鍛えてやる。自分も強くなって、セラマニアを助けたい」
セラマニア:「リベリオンに対抗心があると思いましたが……任務で鼻を明かすのではなく、部隊の強化で全体を底上げしたいという事ですか。
確かにネメシスは今のところ一番実戦経験があり、腕も立つエース的なポジションですが……
もし任務が失敗すれば、私は先に死んじゃうかも知れませんよ」
ネメシス:「セラマニアが死んだら自分も死ぬ。それなら問題ない」
セラマニア:「別の方向性で愛が重いですね!? 問題しかないですよ!? ……まぁそういう事なら、先に帰って帝国兵二人と共に訓練し合ったり教官やったりしてくれると助かります」
そして死にたくないと言ったであろうリリスは電話越しに会話するとして……
セラマニア:「私は最初からあなたは拠点防衛に残すつもりでしたからね。以前話した事、私は忘れてはいません。あなたは優しいし、前線に立つ人でもないですし、仲間が死ぬかもしれない任務を好むタイプでもない」
リリス:「……うぅ……」
セラマニアAI:「それに私だって、あなたを失いたくはないのです。あなたは私にとって大切な友人であり、家族ですから」
リリス:「セラマニア……」
セラマニア:「……まぁ、ここだけの話ですが、ぶっちゃけ私も和平の為とはいえリシャールの下で戦うなんてしたくないですし。リリスも銃を捨てて何か別の仕事したいとかあります? ぶっちゃけた話でいいですので!」
リリス:「……うん、あたしも本当は嫌だなーって思ってたけどさ。でも、セラマニアが戦うなら仕方ないかなって思うよ! だって、あの日からずっと一緒だったもんね」
セラマニア:「まぁまだ出会って数か月も経ってないのですが、関係は濃厚です。
何せ私とリリスはお互い初めての相手ですからね!」
リリス:「あああぁぁぁぁ!!!!! 言うなよぉ!!」
セラマニア半AI:「まぁ別に隠す事じゃないでしょう。セラマニア隊とロナは皆お知り合い(意味深)なわけですし」
リリス:「それはそうなんだけどさぁ……恥ずかしいじゃんかぁ……」
セラマニア:「帰ってきたら、お互いの将来の夢でも語り合いましょうか?」
リリス:「えぇ~……そんなの夢あるかなぁ……」
セラマニア:「私はありますよ。帰ったら教えますから、拠点で待っててくださいね」
と言って会話を終えます。
……いや、これ普通に死亡フラグじゃないですか……何とかしてへし折りに行きますよ!
というわけで私含むセラマニア隊7名で小さな村へ向かいます。
事前準備に時間を割き過ぎましたが、それでも今回は大変な事になりそうです。
AI:では小さな村に到着しました。
辺りは静まり返っていて、誰もいないようですね。
セラマニア:んん? 村人は家の中に避難済みですか?
AI:はい、そうですよ
セラマニア:半分ありがたいのですが民家の中が気になりますね、後で調べましょう。
窓から見える範囲で良いので、民家の中はどんな様子か覗き込みます。
もちろんルキニア帝国軍服を着て、顔は……何かしらの防護マスク的なので隠しています。
AI:どうぞ。窓を覗くと、民家の中には武装した男が10人ほどいましたが、その全員がぐったりと倒れていました。
セラマニア:どういう事ですか!?
AI:血まみれで倒れている人もいますね
セラマニア:何があったか解放者連合の兵に聞きます!
解放者連合兵:「……お前達は一体誰だ?」
セラマニア:女である事はごまかせませんが、低い声で堅物の帝国兵風に言います。
「私はルキニア帝国軍少佐のマリア・エクステルだ。今回神聖同盟側の警備を担当している。あの倒れた男達は何なのだ」
と聞く。こちとら大帝国の少佐殿やぞ、と。
解放者連合兵:「あいつらは裏切り者です。今回の事を話せば報酬を出すと言われていたと」
セラマニア:「解放者連合側からの裏切り者というわけだな? しっかりしてほしいものだ。
そいつらが持っている武器弾薬は村人が盗む前に運んでおけ!」
と偉そうにしつつも、本当に大丈夫なのか不安になります。
開幕10人減ってるわけですからね。
そして村人はそんな事があれば怯えて家にこもるのも当然です。
他の民家では、窓の中に怯えた村人とか見えます?
AI:はい、見えますよ。中には子供もいるようですね
セラマニア:そりゃあ居るでしょうしトラウマにもなるでしょう。
会談が何日続くか分かりませんが、この様子だとまともな村人は外に出てきませんね。
一軒一軒家宅捜索したかったのですが、ちょっと考えましょう。
というか連合兵がやってそうですが?
AI:連合兵は各民家に対し、怪しい動きをしている者が居ないか監視しているだけですからね
セラマニア:まぁそれでも十分です。
ちなみに枢機卿とは道中かアーシャの町を経つ前に合流したと思うんですけど、
リシャールとの会話とか聞けました?。
AI:リシャールとウリクセイ枢機卿は車の中で話をしていました。内容は今後の事について話し合っていました。
セラマニア:車両は防弾だと思うんですけど、乗用車ですか? 軍用車両ですか?
AI:二人が乗っている車両は『装甲兵員輸送車』と呼ばれる物です。
重機関銃などを取り付ければ歩兵戦闘車として使えます。
RPGなどの対戦車兵器にもある程度耐えられます。
セラマニア:車種は?
AI:装甲車の車種は『BTR-60PB』で、KPV14.5mm重機関銃を装備しています。
セラマニア:私達と同じで、どちらが本命か分からなくする為の同型ですね。
ちなみに私達は人数的にBTRに乗って来たと思うんですけど、リベリオン隊にももう一輌BTRあるんですか?
それともLAVとBTRは一輌ずつだけで、トラックに乗っているのですか?
AI:リベリオン隊は二台で行動しています。
LAVと枢機卿が乗るBTRに分かれて乗っています。
セラマニア:という事はトラックは無しですね。
枢機卿とリシャールは村に到着したら、すぐ会談場所の宿に向かいますか?
AI:はい、向かいます。
では到着して宿に入る前に、リベリオンの隊員に話しかけられたりしますか?
セラマニア:いえ、事前に最低限のルールとして
・今回の作戦では基本的に私に従う事
・私が即座に指揮を執れない時や命令が届くまでは分隊長としてバルバロッサに従う事
・セラマニア隊は私が戦闘不能になっても秩序を乱さず、自分の身を守る行動を行う事
を話しておきます。
後は作戦説明通りに行くので問題は無いです、宿に入ります。
AI:連合兵「この度の任務お疲れ様です」
セラマニアAI:はい、ありがとうございます。
それではすぐに会談会場へ向かいましょうか。
AI:えぇ、向かいます。
会談場所に入ったウリクセイ枢機卿とリシャールは、まず最初に護衛に付く兵士を紹介させますね。
セラマニア:多分、帝国から来た~と名前と階級付きで紹介されると思うので、帝国式の敬礼を行います。
解放者連合のオジマン・カジマン代表はどのような様子ですか?
AI:オジマンはセラマニアことマリア・エクステル少佐を見て
「おお!これはまた美しい……!」と言ってから握手を求めます。
セラマニア:顔隠してるんですけどね。
「ハッ、恐縮であります」と言って敬礼後に握手に応じます。
AI:握った後、「こんな美しい女性がこのような場所で戦うとは、なんと嘆かわしい事か」とか言いつつ肩を抱いて慰めてくれます。
解放者連合の兵士達も、セラマニアことマリア少佐に対し好意的に見えます。
セラマニア:この人達穏健派とはいいますけど、何か勘違いしてませんかね。
大帝国の女少佐って普通に偉いし強いと思うんですけど。
「失礼ながらオジマン閣下、我々は帝国の精鋭であります。「美しい」と言われて握手に応じる帝国女兵士が全てではない事をお忘れなく」
とそれっぽい事を言います。
オジマン:「なに、気にする事はない。貴公らの美しさは本心だ」と言いつつ、そのまま話を続けます。
セラマニア:あっ、この人もリシャールと話が合いますわ。
この国のお偉いさんはどいつもこいつもこういう事しか言わんのですか! と心の中で叫ぶ。
オジマンの口説き文句を受け流し、リシャールに早く会談を進めてくれと目で合図します。
リシャール:「では、まずはこちらの資料を見ていただきたい」
と机に資料を広げます。
セラマニア:ざっくりで良いので、会談内容をかいつまんで教えてください。
AI:今回行われた会談内容は、
・神聖同盟と解放者連合の和平
・神聖同盟の治安維持
・解放者連合側に神聖同盟兵を駐留させる という3つです。
神聖同盟側としては、解放者連合側が神聖同盟側のルールを遵守すればそれでいいという考えですね。
解放者連合側は自分達にメリットが無いとして難色を示しています。
リシャール:「どうだろう?我々としても、これ以上血が流れる事は望まない。どうか理解して欲しい」と言いつつ、オジマンに視線を送ります。
オジマン:「そう言われましてもね……」
リシャール:「あなた達にとっても悪い話ではないと思うが」
ウリクセイ枢機卿:「リシャール殿の言う通りだ この和平会談が実現すれば、世界は平和になる」
セラマニア:主語がでかい人だなぁと思いつつ、会談場所に居る人々を見ます。
解放者連合側からはオジマン以外の上層部は来ていますか?
AI:居ません。
セラマニアAI:えっ?誰も来てないんですか?
オジマン:「こちらの代表は私だけさ 他の者は忙しくてね」と言っています。
セラマニア:なるほど、護衛の連合兵はどんな様子です?
AI:皆、リラックスして待機中。
セラマニア:会談中なんですが……
セラマニア隊とリベリオンについては、リベリオン隊から門に北門に3名、南門に3名、教会の屋上に1名、宿に3名を振り分けました。
宿にはバルバロッサも居ます。
セラマニア隊はラピスを除いて全員宿の中におり、内部や窓の外を警戒しています。
VSS持ちのラピスは教会の屋上でM110持ちのリベリオン隊員と共に狙撃と索敵を頼んでいます。
さて、帝国のエルム派にはバレている事確定ですが、異常や敵の襲撃はありますか?
AI:ありません。
セラマニア:ふむ……では、時刻は夜になるはずですが、会談は進みましたか?
AI:会談は決着がつかず、明日に延期されました。
セラマニア:では枢機卿とリシャールを部屋に送り届けた後、リシャールに「和平交渉の手ごたえは?」と聞きます
リシャール:「まぁ、良いだろう」とニヤリと笑います「明日の会談次第かな、こちらの要求を飲んでくれるといいのだがね……」
セラマニア:「神聖同盟の兵を相手の領土に駐留させ、治安維持も行わせるというのはいささか過剰な要求なのでは?」
リシャール:「そんなことはないよ、解放者連合は人的資源が少ないのだからな、むしろ、我々に管理してもらうだけ感謝してほしいくらいだ」
セラマニア:「その言い草、まるで悪の帝国の手先みたいですよ。ああ、実際そうなのでしたね」
リシャール:「私はただの平和主義者だよ」
セラマニアAI:「どうでしょうねぇ」
リシャール:「君達も、正式に私の下で働くのなら待遇を約束しよう」
セラマニア:「嫌です」
リシャール:「何故だい?」
セラマニア:「自分でそれが分からないほどヤバイ人だからです」
リシャール:「私が何を求めているのか分かっているんだろう? 君の能力があれば私達はもっと上に行ける。君のような優秀な人材を遊ばせておく余裕はないんだよ」
セラマニア:「では任務に戻りますので」と帝国式敬礼をして部屋をヘカテリーナとエレクトリカに任せる。
憶測ですが、この二人ならどっちかが洗脳された場合逆に冷静になってドン引きしそうな雰囲気があります。
さて、宿の外の様子はどうですか?
AI:宿の外は騒然としています。『リベリオン』と『解放者連合』の兵士達が戦っています。
セラマニア:ナンデ!? 味方同士で何を戦うというのですか!
AI:『リベリオン』の兵士は『解放者連合』の傭兵達を殺害しています。
セラマニア:えっ……理由無しにそんな事する人達ではないと思う……というかリベリオンがリシャールの命令に逆らうはずはないんですけど。
その傭兵、また裏切り者とかそういう類の奴ですか?
VSSを構えながら……身分は隠しているので、A(アルファ)とB(ブラボー)分隊に分けている事にして……「B分隊、状況を報告しろ!」と叫ぶ。
リベリオン兵:「こいつらは敵だ!殺せ!!」
セラマニア:「敵はエルム派か!?」
リベリオン兵:「違う!こいつは……いや、こいつらの正体は……!」
セラマニアAI:「なんだ!言え!」
リベリオン兵:「『保守派』の連中だ! 『保守派』の手先どもだ!」
セラマニア:えっ……保守派って、帝国保守派のエルム派閥ではなく『この国の保守派』ですか? 人肉食の?
いや、詮索は後ですが一人は生け捕りにしたいですね。
教会の屋上に居るラピスに無線機で「A4、敵の位置を索敵して報告!」と言う。
ラピス:「了解、『少佐』。ここから見える範囲で敵の位置は、
たった今教会内に入り込んだ二人だけです。片方は狙撃銃らしきものをもっているわ」
セラマニア:「了解、狙撃はB7に任せてあなたは警戒しつつ上から教会内に入りなさい」
ラピス:「はい」
セラマニア:M60持ちの片方は外に配置していると思いますが、オケアノスに対し「A7、そこから教会内の状況を説明せよ!」と聞く。
オケアノス:「教会内に敵兵士二名を発見だ。位置は窓から入って正面奥。距離は100m先だ。どうする?」
アイギス:「建物ごと爆破しましょうか? RPG-7とかありますよ」
オケアノス:「おー、いいね! やっちゃって!」
セラマニア:「待ちなさい! 小さな村で教会を爆破とか、それこそ村民に殺されますよ!私とA3、B隊のショットガン持ちが突入します。
といってアテナとリベリオンのセミオートショットガン持ちを伴い、スモークグレネードを投げてから教会に近寄ります。
敵の応射はどんな感じですか?
AI:「こちらに向けて発砲中です。窓の中から撃ってきています」
セラマニア:仮に当たったとしても、今回我々はボディーアーマーを着ているのでライフル弾一発ぐらいなら防げますが……
その代わり動きは遅くなってるので特にオケアノスとアイギスがほぼ動けないです。
なのでこれで決着をつけたい。
スモークに紛れて近づき、撃ってきた窓にフラッシュバンを投げ入れてから……この窓の高さは脚ぐらいですか、頭より上ですか?
AI:窓の高さは2mぐらいです。
セラマニア:「よじ登るのは撃たれそうなので、ドアに回り込みます」
ドアを開ける前に、上の階から見ているはずのラピスに「敵はちゃんと目が眩んでいますか?と聞く」
ラピス:「大丈夫です」
セラマニア:「では突入しますが、出来れば生け捕りにしたいです。A4、可能なら手足か下半身を撃って下さい、私もそうします」
といって扉を開け、VSSで下半身を狙って倒れるまで連射する。
AI:「了解しました。撃ちました。命中してます」
セラマニア:敵は銃を取り落としていますか?
AI:いえ、まだ倒れていません。
セラマニア:当たりはしたが倒れてはいない 下半身の防弾ですか。
なら仕方ないです、「出来るだけ脚を狙って」と言いつつアテナとリベリオン隊のショットガンナーでショットガンを敵の下半身にぶち込みます。
さすがにショットガンなら防弾をぶち抜くでしょう、胴体にも多少当たるでしょうけど。
AI:「了解しました。撃ちます。命中してます。もう起き上がれないようです」
セラマニアAI:敵は気絶していますか?
AI:はい、気を失っています。
セラマニア:近づいて自爆用の手榴弾や自決用の毒薬を探します、敵は持ってますか?
AI:ただ一つだけあります、自決用カプセル剤です。
セラマニア:奥歯に仕込むタイプのやつですか?
AI:はい。このタイプには麻酔は効きません
セラマニア:私は歯医者ではないので、麻酔無しで奥歯ごとナイフで抉り取ります。
全身麻酔なら痛み程度で解けはしないでしょうけど、撃たれて気絶だったら二人とも起きるんじゃないですか?
AI:そうですね。
セラマニア:痛みに目覚めたら、2、3発殴って「自決用の道具は排除した。お前はもう死ぬ事も戦う事も出来ない」と言って拘束します。
奥歯を抉られた敵兵2名はどんな様子ですか?
AI:「うぐっ!痛えぇ……ああぁ……あ……」
セラマニアAI:口の中はどうなってますか?
AI:血だらけです。
セラマニア半AI:じゃあ私が「動くなよ。水もろくに飲めない口にしても良いんだぞ」と言って血まみれの頬を捻ります。
AI:「ぎゃあっ!」
セラマニア:喜んで下さい、女の子に頬っぺたぎゅっ♡ってされるのはお金払う人だっているんですよ。
AI:まあそうなんですけどね。
敵兵A:「やめろぉー!こんな事して許されると思ってるのか!?」
セラマニア:「それはこちらのセリフです、どんな形であれ和平の邪魔をするのは良くない。
あなた方は一体何を考えてこんな妨害を」と聞く
敵兵A:「貴様らに話す義務はない!」
セラマニア:ふむ……こいつら本当に保守派ですかね?
前回の手を使いましょう。
「そんな事ばかりを部下に吹き込んで自決覚悟の攻撃なんてさせるから、私はあなた方の上に立つ『猿山の大将』が嫌いなのです」と煽る。
敵兵A:「黙れ!お前達はもう終わりだ!我々の正義が勝つのだ!!」
セラマニア:「あなた方の正義って何度も聞きますが、どこがどう正義なのかさっぱり分からないのですよね。
あなた方自身も説明出来ないのではないですか?」と聞いて相手の主義主張を探る。
敵兵A:「我々は保守派の使命を果たすだけだ!それが理解できないとは哀れな女だ!」
セラマニアAI:ふむ……「保守派の使命とは?具体的に何をなすべきなのか教えていただきたいものですね」
敵兵B:「うるさい!!黙れ!!!我らの崇高なる使命を妨害する者はここで死ね!!」
セラマニア:「……ねぇ、あなた達はそれで本当に自分の生活は良くなっているのですか?
崇高なる使命の為に部下を犠牲にするような上司がまともなはずないじゃないですか。
あなた方はあんなのに付き合って、撃たれて死んで、それで本当に満足しているのですか?」
と聞く。正直説得する必要は無いです、何でもいいから早く指揮官の名前を喋ってほしい。
敵兵A:「黙れ!!!我々には我々の使命があるのだ!!お前のような女に理解できるわけがない!!もうすぐ世界は変わる!!我々はその礎となるのだ!!」
セラマニア:「……もうすぐルキニア帝国がこの国を支配する……」と言う。
敵兵A:「そうだ!我が祖国である帝国が世界を統べる日も近い!」
セラマニア:んんん?
「そしてマルス・エルムがこの国の領主となるのですね」と言う。
敵兵A:「そうだ!!だがそれだけではないぞ!!この国は変わる!!我らの祖国である帝国が世界を統べる日も近い!!」
セラマニア:いや、やっぱりこの人この国じゃなくて帝国の保守派じゃないですか。
とりあえず拘束して、裏切り者の死体がある民家に押し込めておくとして……
相手は保守派だと叫んだリベリオン隊の隊員に「私はエルム派か? と聞いた際にあなたは違う! と言ったじゃないですか」と聞く。
リベリオン隊員:「……それは……確かに言ったかもしれないな……そう言えば……あの時は興奮していたし……」
セラマニア:「あなたは特殊部隊の隊員なのに、そんなミスをするものですか?」
リベリオン隊員:「うむ……たしかに……すまない……少し冷静さを失っていたようだ」
セラマニア:「……やはり単なるミスだとは思えません。はっきり説明出来ないなら、あなたの事をリシャールに報告します」と言う。
リベリオン隊員はリシャールの愛人なので、彼に愛想つかされる事はしないはずです。
リベリオン隊員:「分かった……お前の言うとおりだ……自分は冷静さを欠いていたようだ」
セラマニア:「はっきりさせましょう、何があったのですか?」
リベリオン隊員:「……」
セラマニア:「エルム派に知り合いでも?」
リベリオン隊員:「……ああ」
セラマニア:「それは今戦った敵兵ですか、それともここに居ない人ですか?」
リベリオン隊員:「どちらも居る」
セラマニア:「リシャールはこの事を……」
リベリオン隊員:「知らないはずだ。彼は自分を信用してくれているからな」
セラマニア:「ですが、さすがに知らせないわけにはいかないでしょう」
リベリオン隊員:「……」
セラマニア:「……リベリオン隊を解任させられるのは怖いですか」
リベリオン隊員:「いや、そんな事は恐れていない。だが、このままでは危険だと思う。もしリシャール様にこの事が知れたら……自分の命も危ういかも知れん」
セラマニア:ほう、そういう事であれば……
「今回は私が尋問で特定したという事にしておきましょう。
あなたは何も言わなかったし気づかなかった、そういう事にします」
リベリオン隊員:「……すまない」
セラマニア:「いえいえ。今は仲間ですから。ああそうです、あなたのお名前は?」
リベリオン隊員:「自分の名は、ラスティナ・コフィナン。階級は中尉だ」
セラマニア:「ラスティナ・コフィナンですね。覚えました」
セラマニア:……さて、戦闘後皆に警戒させつつもリシャールに話します。
「エルム派に知り合いが居るリベリオン隊員に心当たりはありませんか」と。
~後書き~
中編が一つで終わりませんでした。
最初から後編まで出来てたので、単純に自分が文字数多いのを好む傾向を忘れてました、出来るだけ一万前後に収められるようにします。
なおストックは結構多いので分割に困る。
第六話の残りは中編2と後編の予定です。