ラピス:「敵の数は50人。武器はアサルトライフルに剣など。武装は統一されていません」
セラマニア:「剣? 銃剣ではなく、前に見た中世の剣ですか?」
ラピス:「はい」
セラマニア:「爆発物や狙撃銃持ちを探してください。何人かは居るはずです、それを優先して狙撃を」
ラピス:「了解しました」
セラマニア:「敵の方角は? 岩山の方はセンサーを設置済みのはずですが」
ラピス:「あちらは無人です。敵は反対方向の村の北門にいます」
セラマニア:「村の周囲は荒野だったはずです、教会の上からなら見渡せるはずなのに、相手はどうやって北門に到達したのですか」
ラピス:「敵の移動手段は徒歩のみです。移動ルートは不明」
セラマニア:「隠し通路的なのがあると見てよいですね。A4とB7は射程に入り次第射撃、南側からの奇襲も警戒して下さい。
A2とB5は……要人とは反対側の方向を宿の中で警戒」と言ってラピスに狙撃させつつ、ヘカテリーナとラスティナは組ませて要人から離します。
「その他は各所定の位置から北門に向けて銃撃、特にマシンガン持ちは射線を確保して薙ぎ倒して下さい。
南門に居たB隊各員は民家や障害物に注意を払いつつ北門へ射線が開ける位置まで下がって」
AI:「了解しました。命令を実行します」
セラマニア:ラピスの狙撃と、外に展開したアイギスと宿の二階に居るであろうオケアノスがM60マシンガンで固定砲台になっているはずです。
彼女達が上手く固まった兵を倒してくれる事を期待しつつ、宿周辺の指揮をバルバロッサに任せ、アテナとエレクトリカ、リベリオン隊B8、B9を連れて左側面……北西部に回り込んで敵を攻撃します。
AI:部隊はそのように動きます。
敵はこちらに気付いていないようです。
セラマニア:主に宿から狙えない、障害物に隠れた敵を撃ちます。
「射撃開始!」
AI:側面からの銃撃を受けた敵は慌てて遮蔽物に身を隠すか、伏せるかしますが、
セラマニア達の銃弾の前に次々と倒れていきます。
セラマニア:状況が読めないですね。
エルム派の特殊部隊が来ると思ったら、また謎の近世&中世兵です。
この人達どうやって今回の会談を知ったのでしょう。
リシャールは剣で戦う相手なんて知らないって言ってましたし、帝国の正規軍ではないと思うのですが。
可能ならば剣兵と銃兵を一人ずつ捕らえたいところです。
敵は50人ほどでしたが、今は何人ぐらいに減りました?
AI:敵の数は30名ほどまで減っていました。
セラマニア:ふむ……部隊全員に無線機で「敵の指揮官と剣兵数名は捕らえたい。剣兵は出来るだけ脚を狙い、敵の指揮官らしき者を見つけたら報告せよ」と指令を出します。正直剣持って突撃してくるアドレナリン全開のやつを脚撃って止めるとか無理なのですが、こちらには機関銃もあるので口と心臓が止まらなければ下半身吹き飛ばしても構いません。むしろ銃兵はアサルトライフルで普通に脅威なので、LAV‐Mの迫撃砲とBTRの機銃使います。
リベリオン隊で近くに居る者は迫撃砲と車載機銃で射撃してください。
さすがにこれだけ機関銃で撃てばもう半分くらいは倒れるでしょう。
AI:迫撃砲の発射準備完了しました。
セラマニア:ああ、民家に当たりそうな位置には絶対に撃たないで下さいよ。では撃ち方始め!
AI:迫撃砲弾が飛んでいくよ。
AI:ドンッ。命中です。
セラマニア:「BTRは機銃掃射、ですが剣兵は殺し過ぎないでください」
AI:了解。
AI:パンパンパンパン!! ババババッバババババ!!! バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ…… ババババババンッババババンッ パンパンッ
セラマニア:AIさんの迫真の演技。
14.5ミリだからもうちょっと重い音ですよ。
AI:「そろそろ終わりますかね?」
セラマニア:私に聞かれても。多分当たった人は手足吹き飛んでると思いますが、脚撃って倒しただけの奴も居るので自爆とかを警戒しつつ銃兵にトドメ刺したり、銃を蹴っ飛ばして確保したりします。銃兵の一人を踏みつけて拘束しながら「敵の指揮官を探してください!」と言い傍の四人に探させます。
敵の指揮官は見つかりますか?
AI:見つかんないです。
セラマニア:とりあえず踏みつけている銃兵を確保したいので、リベリオン隊員を二名呼びます。
そこら辺に居るまだ生きてる銃兵と剣兵を引きずって確保しておいて下さい。
敵は撤退するか死ぬまで戦うかどっちです?
AI:撤退ですねー。
セラマニア:アテナとエレクトリカに「つかず離れず追撃して下さい、隠し通路か何かがあるはずです!」と言って後をつけさせる。
もちろん撃たれそうなら撃っても逃げてもいいとも付け加えて、
私は村から離れるわけにはいかないので倒れた敵兵を引きずって宿の傍に戻ります。
これで今日の敵の攻撃は終わりでしょうか……?
AI:いえ、今からが本番ですよ~! セラマニアが敵兵を連れて宿に戻ろうとすると、背後から銃弾を浴びる。
セラマニアは咄嵯に身を伏せたが、その弾は左腕を掠めた。
セラマニア:ぼ、防弾ベストを着ていなければ危なかった……敵は!?
AI:あ、隠れましたね……。
セラマニア:生き残りが居た? しまった、アテナとエレクトリカを行かせてしまったから近くにはリベリオン隊B8、B9と捕虜確保の二名しかいない。
「ここに居るB6、8、9、10、は今私を撃った敵を仕留めて!」と言います。
もしかしたらリベリオン隊か、村人か、連合兵の裏切り者かもしれない。
というか連合兵の数聞いてませんでしたがちゃんと宿の方は守ってるんでしょうね、会談の護衛兵はやる気なさそうでしたし。
兵を引きずるのを止め、物陰に隠れて左腕が傷ついていない事を確認します。
AI:セラマニアがそうしていた時、村で爆発が起こります。
セラマニア:爆発? どこの何が爆発しました?
AI:村の民家です! 爆発音を聞いて振り向きます。
「この村は包囲されている!降伏せよ!」
セラマニア:包囲? 教会の屋上のラピスに「敵兵はどこに何人現れたのです!?」と無線で聞く。
ラピス:「敵の数は100名ほどです、敵の出現場所は……、えっと……。」ラピスが戸惑っている間に、敵兵が村に侵入してきます。
セラマニアAI:教会に向かいつつ状況報告を。
ラピス:「村の中に10名の敵兵が侵入しました。敵出現位置は不明です。今そちらに向かっています」
セラマニア:「まずい……! アテナ、エレクトリカ、リベリオン隊のB6、8、9、10は直ちに宿まで下がって!」と叫ぶ。
アテナとエレクトリカは門の外へ出たのですか、それともまだ出てませんでしたか!?
AI:門の外には出ています。
セラマニア:という事は敵は門の外からやって来たという事か……?
「アテナ、エレクトリカ、北門の外には敵は何人居ますか!」と聞きます。
もうコードで呼んでる余裕もないです。
エレクトリカ:「敵の数は5名で、伏兵を2名見つけた!」
セラマニア:「伏兵の居場所は分かりますか?」
エレクトリカ:「だだっ広い荒野だが、ここから300メートルくらい先にいる。あいつら隠れる場所もないのにどっから来たのかと思ったが、どうもあっちの岩場に潜んでたみたいだ」
セラマニア:「近隣に設置したセンサーは反応していないはずなのに……! 二人は戻ってください。B6、そちらの状況は!?」
リベリオン隊員B6「問題ない。敵兵は殲滅した。これからそっちに向かう」
セラマニアAI:「了解しました。急いで下さい。こちらは大丈夫なので、早く戻ってきて下さい」
リベリオン隊員B6:「分かった。すぐ戻る」
セラマニア:身内を疑ってる暇はないですね。ラピス、上から見える敵100名は北門ではなく、南門側に居るのですか?」
ラピス:「え? うん、そうよ」
セラマニア:包囲というより、北で陽動してからの南側からの攻撃……下手を打ちましたね! 隠密で宿まで駆け抜ければよかったものを!
全員南側に向け陣地転換、バルバロッサが指揮を執って、LAVとBTR二輌全部出して迎撃して下さい!
バルバロッサ:「了解だ!」
セラマニア:「B6、8、9、10は北から宿まで後退しつつ、道中で倒れてる敵兵を全部止め刺して下さい!
アテナとエレクトリカは私が援護します、北門まで引きつつ敵が追ってくるようなら返り討ちにします!」
エレクトリカ:「任せろ、セラマニア」
AI:ではそのタイミングで北門から敵の増援が到着します。敵は200名ほど。
セラマニア:……すみません、なんて?
AI:はい、200名がこちらに向かっています
セラマニア:その中に剣兵はどれだけ含まれてます?
AI:はい、50人程です。
セラマニア:別組織ではなく、銃兵と剣兵による多重攻撃……
ええと、多分気づくのはラピスだからそれを聞いたとして、
現在南側に陣地転換しつつ、宿の南側窓に居るヘカテリーナとラスティナらが迎撃していて……
「ラピス! 南側の100人と北側の200人、爆発物持ちは居ますか!?」
ラピス:「北側およそ20人、南側10人の爆発物持ちです!」
セラマニア:「RPGですか!?」
ラピス:「はい、RPGです!」
セラマニア:「一度村を脱出します! 村民が居る以上、村の中では民間人を巻き込むゲリラ防衛は不可能です。全隊員は乗車し、南側から脱出。
ラピスとB7は出来る限り南側のRPG持ちを仕留めて下さい。
ライフル弾なら装甲車を抜けません、そいつらさえ倒せれば勝ちです。
要人と全隊員が乗車次第、敵の包囲を突破します。
それまでLAVは迫撃砲で出来るだけ数を減らしてください!」
バルバロッサ:「了解した!」
セラマニア:「リシャール、会談は切り上げて撤退です! オジマン代表も車に乗せて、あなたと枢機卿もBTRに乗車!」
リシャール:「ははは、なかなか面白い事になってるじゃないか、分かったよ」
セラマニア:「今、私の人生の中で二番目位にピンチなんですよ! あなたがやった一番目よりマシですがね!」
リシャール:「君がそんな風に言うとは珍しい事もあるものだ。分かってるさ、君の事は信じている。だから、私の事も少しは信用してくれないか?」
セラマニア:「今この状況で、敵の100人ぐらい吹き飛ばしてくれるならそうするのですけどね!」
リシャール:「ああ、その通りだな」
セラマニア:「出来るんですか?」
リシャール:「出来る出来ないじゃないんだ。やるんだよ」
セラマニア:「何ですかその根拠のない精神論!? じゃあ……BTRの中から同軸機銃でも撃ってて下さい、仮にも特殊部隊長の大佐でしょあなた!」
リシャール:「ふむ、良いだろう」
AI:では、リシャールはBTRの中に入っていく。
リシャール:「ああ、そうだ。一つ言い忘れていた」
セラマニア:「今忙しい!」と言いつつ北門からアテナとエレクトリカを追ってくる7人をVSSで迎撃してます。
リシャール:「私が撃たれたら、その時は頼むよ」
セラマニア:「それは作戦前の私のセリフだったんですけどね、嫌ですよ。帝国も神聖同盟も知った事ではないです」
リシャール:「セラマニア、君は素晴らしい軍人になれるぞ」
セラマニアAI:「そんなことより早くしてください! まだ敵いますから!」
AI:セラマニア達は北門の敵を殲滅した。
セラマニア:「よし、そのまま私の思い通りに死んで下さい!」
アテナ:「え!? 死ぬの?」
セラマニア:「敵に言ったんですよ。別にリシャールに対して言ったわけではないという事にしておいてください」
エレクトリカ:「まあ、そういう事にしておこうぜ」
セラマニア:「よーし、後退、後退、後退戦です! ラピス、上からの狙撃はどんな調子ですか!」
ラピス:「こちらラピス、順調ですわ」
セラマニア:「よーしそれなら……待って、ラピスそこは危ないです! 直ちに降りてきてください、いい加減敵もスナイパーを狙ってきますよ!」
ラピス:「ご心配なく、もう撃ちませんわ」
セラマニア:「えっ、どうかしましたか」
ラピス:「弾切れです」
セラマニア:「B7と一緒に降りてきて、BTR内の予備マガジンを使ってください! 敵の装備を拾ってもいいです!」
ラピス:「了解いたしましたわ」
セラマニア:宿に向けてアテナ、エレクトリカと一緒に走ります。
「B1、そちらの調子はどうですか?」と、おそらく迫撃砲周りに居るバルバロッサに聞く。
バルバロッサ「こちらバルバロッサ。今のところ異常無しだ。敵も撃ってきていないな。あと少ししたら全隊集結だが。弾薬は十分か?」
セラマニア:「撃たない? 枢機卿を……いえ、リシャールを捕らえる気でしょうかね。弾薬はまぁまぁです。VSSの弾なんかは私とラピスだけなのでBTRに全部積んであります。それともう一つ面白いものが」
バルバロッサ:「なんだ?」
セラマニア:「RPGが3丁あります、それ、LAVで使って下さい。走りながら榴弾で敵陣をぶち抜いて突破します!」
バルバロッサ:「そういえばさっき言っていましたね……」
セラマニア:そんなわけで、宿に帰還してすぐBTRに搭乗です。行きと違って、セラマニア隊と枢機卿、リベリオン隊とリシャールに分かれます。
BTR内からリシャールとリベリオン隊に向けて「愛人全員を乗せてドライブする気分はどうですか?」と煽る。
リシャール:「君こそどうなんだ」
セラマニア:「セラマニア隊はいつもの事なので」
……ところで、オジマン代表と解放者連合兵は何の車両に乗ってるんです?
AI:解放者連合側の車両は『フィアットアルゴ』
リシャール:「ああ、あれはオジマン代表の愛車だ」
セラマニア:「この人極秘会談に真っ赤なイタリア乗用車で乗り付けてきたんですか!?」
オジマン:「まあそういう事もあるさ」
セラマニア:お忍びで赤とか絶対隠れる気無いじゃないですか……この人帰っても狙われるんじゃないです?
暗殺ゲームで殺す成金マフィアが服装派手で狙いやすいとか、そういうネタをこの状況でやられても困ります。
そして連合兵は流石に乗用車ではないと思うんですけど、トラックとかですか。
AI:護衛の連合兵達が乗っている車は『アヴェンタドール』
セラマニア:どこの世界にランボルギーニ乗ってる民兵が居るんですか! 私車詳しくないですけど普通に嘘でしょ!
AI:実際は高級乗用車に偽装した『フィアットアルゴ』
セラマニア:それでも内戦中の民兵が乗るものじゃないでしょうに……出来るだけ装甲車に隠れて、敵陣を突破したら全速で走ってください。
「――では行きますよ! 14.5ミリの機銃手はアイギスに任せます!」
アイギス:「了解しました!」
敵勢力に近づく。
セラマニア:「南門を突破します! アイギスは射撃開始! 同軸機銃も撃って薙ぎ倒しながら進みます。
バルバロッサ、固まった敵にRPG!」
バルバロッサ:「お任せを、発射します!」
AI:敵勢力に着弾する。敵勢力は壊滅。
セラマニア:「突破を!」
AI:セラマニア達は進む。
敵勢力の反撃を受ける。
敵勢力と撃ち合いになる。
セラマニア:「リシャール、ちゃんとRPG持ちから仕留めて下さいよ!」
と言ってリシャールがちゃんと機銃で相手を倒せているか窓から確認する。
AI:リシャールは敵を射殺する。
リシャール:「大丈夫だ、きちんと潰せている!」
セラマニア:「全速! 倍の速さでー! オジマン代表と解放者連合は200キロぐらいでると思うんで突っ走って離脱!」
各車全速で逃げつつ敵に撃ち続けますが、RPGは飛んできますか!?
AI:敵のRPGは飛んでくる。
セラマニア:「曲がれ――ッ!」
AI:リシャール車はRPGを避ける。
リシャール:「危なかったな」
セラマニア:「当たったらどっちかの部隊全滅ですからね! 帰ったら絶対、96式に対ロケラン装甲のケージ・アーマー付けます!」
RPG持ちはラピスとB7がだいぶ潰してくれたと思うんですけど、まだ来ますか?
AI:敵の対戦車兵はまだまだ来るよ。
セラマニア:「ジグザグにフェイントかけつつ一目散に撤退、後の事は後で考えます!」
村を離れ、そのまま一直線に近隣の町まで進む。
そうしたら一旦町の外で最後に要人達に挨拶させた後強制解散です、これ以上はどうにもなりません。
私達が戦って倒しきれてない敵って、地味にあの中世近世兵のみなんですよね……
AI:セラマニアは逃げて町へ。
リシャール:「もう大丈夫だ、僕達は勝ったんだ」
セラマニア:「本当に……本当に死ぬかと思いました……」
リシャール:「ああ、そうだな。でも、君のおかげで勝てたんだよ。ありがとう」
セラマニア:「次からは連合兵にも装甲車の一輌ぐらい持ってくるように言っておいて下さい(真顔)」
セラマニア:とりあえず危機は脱したので、後の面倒は自分でどうにかして下さい。
リシャールと枢機卿と共にアーシャの町へ帰ります。
オジマン代表は……帰り道で暗殺されたら私達のせいにされるので、本当に死なないで下さいお願いします。
何なら一緒にアーシャの町に来てもらったほうが良いんじゃないですか? と伝える。
オジマン:「いや、私はこれからやる事があるのでな。すまんが先に行かせてもらいますぞ」
セラマニア:好戦派を上手く抑えられると良いですね……ここまで来て殺されたりはしないでお願いオジマンさん。
ではアーシャの町に帰ります。
AI:「お疲れ様です。無事帰還出来て良かったですね」
セラマニア:リベリオン隊数名が敵を追って返り討ちとか、アテネとエレクトリカが捕まるとか、BTRが爆破されて半分が死ぬとか覚悟してました。
一番怖かったのは上に陣取ったスナイパーのラピスがプライベートな感じで吹き飛ばされるやつです。
彼女とB7は今回MVPですね。M110使いのスナイパー、覚えておきましょう。
セラマニア:さて、帰還したら帝国軍服を脱ぎ、リシャールとリベリオン隊と反省会……の前に飲み食いして寝ます。
リシャールは枢機卿と事後処理してると思うので、私は最低限の話を終えた後リベリオン隊と共にホテルの大部屋で一杯飲みます。
私達は基本酒飲まないしセラマニア隊員にも飲ませたくないので、リベリオン隊だけ酔っぱらってもらう。
バルバロッサとか、酔わせて口軽く出来ませんかね。
AI:酒を飲んだバルバロッサは、いつもよりちょっと饒舌になりました。
「リシャール様は素晴らしい方だ」と表情を柔らかくして褒めています。
セラマニア:「どの辺がですか?」
バルバロッサ:「まず、お優しい所でしょうか。我々のような帝国貴族のはぐれ者達も分け隔てなく扱ってくれます。」
セラマニア:「リシャールが兄弟である皇帝や保守派と対立している時点で察しましたけど、リベリオン隊の皆さんも帝国での立場は良くないのです?」
バルバロッサ:「はい。我々は元々ルキニア帝国の下級貴族ですが、戦争が長期化したせいで、いつの間にか立場が悪くなっていました」
セラマニア:「私達の国と戦争が始まったのは最近で……いや、ルキニアはあちこちと多方面作戦してるんでしたっけ。
それを拾ったのがリシャールだと」
バルバロッサ:「えぇ、そうですね。リシャール様は我々の祖国とも戦っていますし、帝国でも色々とやらかしていましたからね……。
しかし、あの方は本当に凄い人ですよ。
我々みたいな下級貴族にさえ気を使ってくれるんです。」
セラマニア:「……あなた方は優しくされているのですね。私もされていますよ。親を殺された後で、ですけどね」
バルバロッサ:「それは……」
セラマニア:「リベリオン隊は、自分がリシャールの言う『致し方無い犠牲』に含まれているとは思っていないでしょうが。
でもあの人はいざとなれば私もあなた達も……自分自身の命ですら理想の前に惜しむ事はないでしょう。
それはあの人からあらゆる技術を学んだ私が一番よく知っている事です。
バルバロッサ:「……確かにあの御方はそういう所がありますね。……ですが、我々は違うと信じたいものですよ」
セラマニア:「そりゃあ、あなたはリシャールの子を孕む予定なのですから特別ですけど」
バルバロッサ:「うっ……。……いえ、そんな事はありませんよ?私はその、リシャール様の妻になる訳ではありませんから」
セラマニア:「そうなのですか? あなたが第一妃候補だと聞いていましたが」
バルバロッサ:「えぇ、まぁ、はい、そうですね。
私にはリシャール様をお慕い申しております。
しかし私は……
セラマニア:「分かった、女の子が好きなのですね!」
バルバロッサ:「そっちじゃねぇ!!」
セラマニア:「お、良い感じに酔ってきましたね。ではどういう意味なのです? リシャールと釣り合わないとでも?」
バルバロッサ:「はい。私は身分も低く、容姿にも恵まれておりませんし、リシャール様には不相応かと思われます」
セラマニア:「いや、貴族のキリッとした女特殊部隊員が恵まれてないとか、当てつけにもほどがありますよ」
バルバロッサ:「そういう意味で言ったのではないのですが……」
セラマニア:この場に居るセラマニア隊とリベリオン隊の前で
「皆さぁぁん! バルバロッサが自分の事不細工だからリシャールにそぐわないとかふざけたマウント取って来るんですけどぉぉ!」と叫ぶ。
リベリオン隊員:「えーっ!?」
セラマニア:「こーんな美人なのにそういうのよくないですよねぇぇ! こーんななのにぃぃ!」
と言いながらバルバロッサに抱き着いて
※以下、リベリオン隊と仲良しパーティーになるがこの作品は実際健全である。
セラマニア:エレクトリカ×MP40娘とか、ヘカテリーナ×ラスティナとか、バルバロッサ総受けとかありました。
――そして翌日。
ホテルの大部屋で服を整えたセラマニア隊とリベリオン隊。
セラマニア:「昨日は色々大変でしたね……主に夜の話ですけど!」
バルバロッサ:「えぇ、そうですね……。でも私は楽しかったですよ?」
セラマニア:この人ドMなのでは……? さて、リシャールとリベリオン隊全員で真面目に反省会ですよ。
まず、捕虜を取る余裕はありませんでしたが、リシャールは敵の正体について何か分かりましたか?
AI:はい。ルキニア帝国の工作員である事がわかりました。
セラマニアAI:ほう!それは何故わかったんですか?
AI:敵の装備が明らかにルキニア製だった為です。
セラマニアAI:なるほど。
では、そのルキニア製の武器というのはどんなものですか?
AI:旧文明期のものです。現代のものではない事は確かです。
セラマニア:現代の銃ではなく、剣が中世ルキニアのものだったという事ですか。
ではあの中世近世兵達は保守派であると?
リシャール:「そうだ」
セラマニア:「それもう保守主義っていうより、過去の歴史を再現しようとする歴史オタクのやる事じゃないですか」
リシャール:「そういうことだな。私も驚いたよ。まさかそんな連中がまだ居たとはね。君達は以前、戦列歩兵もどきの部隊に村が襲われていると言っていたな。恐らく帝国保守派による活動とみて間違いないだろう」
セラマニア:「まぁ敵の正体が分かっただけマシです。出来れば、事前に張ったセンサーが機能していなかった事についても聞きたいのですが、敵はどうやってセンサーをかいくぐって岩山に現れたのですか?」
リシャール:「残念だがそこまではわからない。ただ、セラマニアが言った通りだとすると、敵がセンサーに映らなかったのには何らかの理由があるはずだ。何か思い当たる節はあるかね?」
セラマニア:「あの広い荒野なら、教会の上に居たスナイパーのラピスとB7が気づくはずです。思うに敵は地下や村の中に潜伏していたのではないでしょうか。
リシャール:「ふむ。確かにその可能性は高いだろう。しかしそうなると、我々に気づかれることなくあの人数をどうやって送り込んだのか疑問が残るな……。ところでだ。君はこれからどうするつもりなのかね? 私はしばらく枢機卿や解放者連合穏健派をこちらに組み入れる為の作業をするのだが」
セラマニア:「私はあなたの手駒ではないですからね。またしばらくは盗賊狩りとか、セランピア近辺で独自に活動しようと思います。私達の目的は世界の変革というより、皆さんの生活を守る為の戦いですから」
リシャール:「そうか、ではこの地図を渡そう。我々の秘密基地への経路が書いてある。何かあったら連絡したまえ。君も知っての通り我々はいつでも君の力になるよ。ああそうだ。もし君さえ良ければ、私の嫁にならないか?」
セラマニア:「いや、一回二回の任務を共にしただけでそうはならんでしょう。私はあなたが仇であり、今も無茶ぶりをしてくる人だと思ってますからね。民草や難民の為になる、少数の犠牲が絡まない戦いならまた依頼して下さい。あなたには手を貸したくありませんが……リベリオン隊とは仲良し(意味深)になりましたからね!」
リシャール:「うーん。まあ仕方ない。だが今、我々が争う事は得策ではない。お互いの利益の為に今は協力すべきだと思っているさ。ああもちろん報酬は払おう。今回の報酬は事前に提示した一人頭25万ルピア。7人で175万ルピアだ」
セラマニア:「弾薬費はそちら持ちだとして……今回予想外な大規模襲撃だったわけですけど、そこら辺は色つけてくれないんです?」
リシャール:「それについては検討する」
セラマニア:「後払いでもいいので、何かしら考えておいて下さい。
別に私達だけじゃなくてリベリオン隊への特別手当でも良いのですよ。
もう私はバルバロッサともお知り合い(意味深)になったわけですので」
リシャール:「わかった。それは考えておくよ。私も彼女達には報酬を与えるつもりだったからね」
セラマニア:「……なんか不快になってきました! 私に男性的なモノ♂が無くてもバルバロッサは喜んでましたよ!」
リシャール:「……」
セラマニア:「割と引いてる目をするのは止めて下さい」
――そして消耗品を補充し、セランピアの本拠点に帰還したセラマニア隊。
なお入院中だった重傷者3名は徐々に回復し、2名は退院していた。
しかし内臓破裂した1名については、命は助かり動けるまで回復したものの、まだ当分は療養が必要という事である。
当然の事ながら戦線に復帰する事は不可能で、セラマニアは彼女を拠点要員に配置換えした。
セラマニアはリシャールに、彼女をセランピアの病院へ移すように要請する。
リシャール配下の医者や衛生兵を雇うのは信用出来ないと思っていたセラマニアであったが、
そもそもアーシャの町ほぼ全てがリシャールの支配下にあり、医者も例外ではなかった。
リシャールからはセラマニア・リバティースへ医師の派遣が提案されたが、セラマニアはそれを拒否した。
それは安いプライドでも不信からでもなく、自分達でやるべき事だと判断したからである。
こうして、ある程度リシャールの支援を受けつつも彼女達は難民出身部隊として自立への道を歩み始める。
セラマニア:「ただいま、リリス」
リリス:「お帰りなさいませ、ご主人様!」
セラマニア:「リーダーですがご主人ではない(真顔)。留守中変わった事はありませんでしたか?」
リリス:「うん!皆色々頑張ってたよ!」
セラマニア:「そうですか……ネメシスも、訓練教官役ご苦労様でした」
ネメシス:「…………」
セラマニアAI:「どうしました?何か問題でもありましたか?」
ネメシス:「いや、何でもない」
セラマニア:「心配してくれたのなら、頭を撫でてあげましょう」
ネメシス:「っ!?何をする!!」
セラマニアAI:「あぁ~可愛いですねぇもう!」ナデナデ
ネメシス:「うぅ……」
セラマニアAI:「さて、これからの予定について話しますね」
リリス:「はーい!」
各軍閥の対立、帝国の工作と国境紛争、リシャール達の暗躍。
様々な思惑に振り回されながらも、難民から始まったセラマニア・リバティースは今日も銃を取る。
いつの日か、戦わずとも平和に暮らせる事を夢見て――
セラマニア:というわけで第一部完! みたいなノリで締めますけど普通に続きます。
長丁場でしたが皆さんよく生き残りました、お疲れ様です。
今回の報酬は金銭のみですが、リベリオン隊や枢機卿とのコネや、帝国兵に扮してオジマンと会えたのは大きいですね。
まぁ全員リシャールの手下になるのですが。
持ち物確認をして終わりましょう。
~戦利品~
鹵獲の余裕は無かった。
~消費したもの~
リシャールによって全補充。
~買い物~
無し
~残高~
10万ルピア手持ち、拠点に34万7千ルピア、ヘカテリーナ隊に100万ルピア。
新規報酬175万ルピア
総計319万7千ルピア
~人員~
戦闘要員37名 (変動-1名及び+2名)
内訳:
セラマニア隊9名。
名あり人材エルザ、ロザリー、ロナ、ミシャ、リミエ、レティシアの6名
元セランピア難民14名
元ボス捕虜7名(ミシャ含まず)
元帝国兵2名(+2)
(※一般兵2名療養中、1名配置転換済み)
拠点要員64名
内訳:
拠点要員(元村人)13名
拠点要員(元奴隷)50名
拠点要員(元戦闘要員) 1名 (変動+1名)
非戦闘員
エレナ
総計102人。
――――
――
セラマニア:「次回は医者とか工場改築とか、生活に必要なものを揃えたいので前半から買い物したいと思います」
――第六話終了――