俺の迷い込んだ世界が…… Season2   作:月島柊

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第12話 翌朝

 

 あのあと、みんなでワイワイ話ながらログハウスに戻った。すぐに夕食と入浴を済ませ、みんなすぐに眠ってしまった。寝顔を見ていると俺も眠くなって、結局俺も寝てしまった。

 

 翌日、俺は5時過ぎに起きた。誰も起きていないだろうと思い、俺は練習している部屋に入った。

案の定誰もいなかった。というより、真っ暗だから誰もいないと判断した。

 

(電気どこだっけな……)

 

俺が手探りで探したが、見つからない。

 

(取りあえず真ん中に……)

 

俺が真ん中に行くと、何かにぶつかった。人のようなぬくもりだ。

 

「ん?」

「あ、俺」

 

その人が電気を点けると、それが志歩だったことに気付いた。

 

「あ、志歩」

 

志歩は着替えている途中で、ブラとパンツだけの姿だった。

 

「おはよ」

「おはよう」

 

志歩は気にしないでその姿のまま話を進める。

 

「起きるの早いね」

「たまたまだよ」

「練習しにきたの?」

「まぁ、そんなとこ」

 

志歩はそれから構わず着替えていく。俺にだったら見られてもいい、みたいな感じだろうか。

 

「あれ、ブラ外すのか」

「あ……」

 

志歩は慌ててブラをつける。

 

「寝ぼけてた……」

 

俺は少し笑ってしまう。

 

「というか、下着姿見られてもいいのか」

「今更?というより、別に見られてもいい」

 

志歩は着替え終わると、俺に近づいてきた。

 

「襲わないんだ?」

 

小悪魔のような目。

 

「襲わない」

「そっか。じゃ、練習しよ」

 

志歩はベースを持って定位置に立った。俺も定位置に立ったが、みんな寝てるのに弾くのもな……

 

「志歩、2人でセッションしないか」

「ん。いいけど」

「じゃあ俺についてきて」

 

俺は外に出て、少し丘を登った。

聞こえないだろうところまで来ると、俺はギターを構えた。

 

「ここでやろう」

「分かった」

 

志歩もベースを構え、2人で弾き始めた。

ギターとベースが合わさって、落ち着いている音色になった。志歩と2人で弾いたことなんてあったかな。合わせるときにしか一緒に弾いてない気がするから、なんか珍しい気分になる。

 

「ありがとう、志歩」

「うん。またやろうね」

 

俺と志歩はまたログハウスに戻った。6時になったくらいで、誰も起きていなかった。

 

「じゃあ、待ってようか」

 

俺はギターを置いて、誰かが起きてくるのを待っていた。

最初に起きてきたのは穂波。イメージ通りだった。

 

「おはよう、穂波」

「おはよう。2人とも早いね」

「穂波も十分早いけどね」

 

志歩が穂波に言った。

 

「いっちゃん!寝ぼけないのっ!」

 

咲希の声が聞こえた。

 

「一歌ちゃんの方が眠いんだね」

「一歌、朝弱かったっけ」

「一歌……」

 

俺たちがそう話していると、一歌が咲希に支えられて入ってきた。

 

「おはよ、咲希」

「おはよう!志歩ちゃん。いっちゃん、志歩ちゃんいるよ」

 

それで起きないだろ。

 

「焼きそばパンもあるけど?」

 

志歩が言った。それいいかもしれない。

案の定、一歌は焼きそばパンのところへ。志歩が焼きそばパンを持って取れないようにしていて、志歩は左右に動かした。

 

「わっ、よっ」

 

一歌は声が漏れるほど必死に焼きそばパンをとろうとする。

ん?猫がいるって?気のせいだ。

 

「一歌がちゃんと起きたらあげる」

 

志歩は動きを止めて、また小悪魔のような目をして言った。

 

「もう起きてるってば……」

 

一歌は「ぶぅ」と頬を膨らませていた。かわいい。

 

「はい、一歌」

 

志歩がやっと焼きそばパンを一歌にあげた。

 

「一歌ちゃん、おいしそうに食べるね」

「あぁ。焼きそばパンでできてるのか?」

「柊くん、それ面白いっ!」

 

咲希が笑った。

 

「みんなして私のこと言って……」

 

一歌は恥ずかしそうに言った。それもまた、かわいいんだけどなぁ。

 

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