俺の迷い込んだ世界が…… Season2   作:月島柊

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先に行っちゃいます。
咲希の帰省は次回になります


第46話 パーティー

 

 真夏、8月1日。STARNIGHTと志歩、咲希、穂波の間である計画があがった。

それは……

 

「ログハウスかぁ。いいね」

「エアコン完備だし、最高だな」

「バースデーパーティー、喜んでくれるかな」

 

そう、バースデーパーティー。8月11日が一歌の誕生日で、みんなでバースデーパーティーを計画していたのだ。

バースデーパーティーはログハウスでやる。冷房完備、風呂トイレ別、木目のある自然豊かなログハウスだ。木目は塗装でできたもので、実際の素材は普通の家と同じ。

 

「とりあえず、合宿ってことにしておかない?」

 

志歩が提案した。たしかにいいかもしれない。そうすれば変に怪しまれないし。

 

「Leo/needはいいかもしれないけど、俺たちは仕事あるだろ?」

 

海斗が言った。俺はもう社長から外れたが、一応会社の指揮は俺がやることになってるし、スケジュール管理も俺だ。俺の休みは今のところ8月8日から8月16日。一歌の誕生日である8月11日は休みだが、準備の時間はないかもしれない。

 

「休みの日、みんな教えてくれるか?俺は7日から16までと休日」

 

海斗が言う。1日多いのか。

 

「俺年休余ってるから、休もうとすればいつでも」

「俺は8日から16まで」

「俺は10日から」

「私は4日で終わりだから」

「私たちは大丈夫だよ。バイトもないから」

 

じゃあ、二手に分かれる感じになるか。

 

「だったら、5日から毎日かな」

「Leo/needの送り迎えは」

『俺がやる』

 

俺と龍夜が同時に言った。仕事の前か後に行く感じだ。

 

「送るのは俺がやるよ」

 

俺は龍夜に言った。

 

「じゃあ迎えは俺が」

「決定だな」

 

Leo/needは3人来ることになる。一歌は来ちゃいけないし、STARNIGHTやLeo/needの誰かがこっちにいれば怪しくない。

 

「じゃあ、一歌には内緒だからな」

 

俺たちはこうして解散した。

 

 8月5日、俺は朝早く渋谷まで車を走らせた。まだ日も昇ったばかりで、外は薄暗い。

午前4時15分、俺は事務所に着いた。5時の集合には早かったが、俺は事務所の中でくつろいだ。

5時前に志歩と穂波が来て、俺の車に乗った。

 

「咲希は?」

「家族で出かけるって」

 

じゃあ今日は咲希と一歌以外か。休日でよかった。

 

「どのくらいかかるの?」

「1時間半くらいかな」

「じゃあ、助手席行く」

 

志歩が助手席に座った。なんとなく前のことを思い出して、緊張した。

 

「じゃ、行くぞ」

 

俺は車を走らせた。

首都高速から中央自動車道に入り、そのまま山梨まで行くルートだが、1時間半しかないのもあって疲れないはずだ。

 

 出発から1時間、もう高速から降り、一般道を進んでいた。段々と山道になり、今回のログハウスが近づいてきた。

 

「志歩、眠くないか?」

「ん。大丈夫」

 

朝6時過ぎなのもあって、起きてきてのかな。

 

「私はちょっと眠いかな……」

 

穂波は少し眠そう。やっぱり規則正しい生活してるのかな。朝早すぎて眠いのかもしれない。

 

「あと少しだから。頑張れ」

 

 

 それから20分ほど走り、ログハウスの駐車場に着いた。別荘は結構広く、2階建て。海斗と魁に合流し、俺はログハウスに入った。

 

「龍夜は?」

「体調不良だってさ。倦怠感とかなんか」

「穂波たちの帰りは」

「俺が送ってくことになった。戸塚までで渋谷経由すればいいから」

 

じゃあ帰りは1人か。

ログハウスの中は目の前に広い廊下があり、右に進んでいくと3つほど部屋があり、左には露天風呂が付いている。階段は玄関からまっすぐ廊下を歩き、大広間の隣にある。大広間はまっすぐ廊下を歩いて右にある。

 

「じゃあ、どうしようか。大広間で練習したいよな」

「じゃあ2階の部屋行こうか。そっちで寝よう」

 

2階の部屋は1階より少し少ないが、広間と廊下、小部屋が4箇所ある。

 

「さぁ、準備するぞー」

「まずは当日の計画だな」

 

俺と魁で当日の計画をし始める。ホワイトボードに計画の案を出していき、それをみんなに聞く。

 

「一歌ってどんなのが喜んでくれるかな」

「やってくれるだけでも喜んでくれると思うけど」

 

志歩が言う。まぁ、一歌の性格からみて多分そうだろう。

 

「それ面白そうだね。入ってきたらライトアップって」

 

入ったときには真っ暗だが、誰かがライトをつける。そんなサプライズだ。

 

「あ、そうだ。結婚式風は?」

 

海斗が提案する。

 

「誰のだよ」

「一歌と柊に決まってんじゃん」

「いいかもな。よし、採用」

 

勝手に採用されたが、俺のことだよな?

 

「柊もいいだろ?」

「あ、まぁいいけど」

 

結局半ば強引で決まった。

 

 当日の計画は、全体の話し合いとして一歌を俺と一緒に呼び出す。そして、俺が真っ暗な部屋で装飾の電気を点ける。そのあとに、クラッカーと同時に部屋の電気がつく。中々いい計画だ。

 

「じゃあ装飾とか配置しないとだね」

「今は設計を決めてようか。どこでやるんだっけ」

「2階の広間でやろうと思ってる。1階の大広間と同じくらいだし」

 

一歌の誕生日だし、なんか派手に行いたい。

 

「んじゃ、買い出し行ってくるかな。というか、一歌今日事務所来るんだろ?」

 

そう言われて気付いた。そういえばそうだった。朝早く来て忘れていたが、一歌来るんだった。

 

「魁が帰ると志歩たちが帰れないからな」

「俺も帰ると買い出し行けないね。リスト俺が作ってるし」

 

そうなると、俺か。

 

「じゃあ、俺が戻るよ。俺なんか気付かれそうなものしてないよな?」

「してない。じゃあ、また明日な」

「あぁ。また明日」

 

俺は来てすぐだったが、ログハウスから事務所に戻った。志歩と穂波を送っただけか、俺。

 

 

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