転生したら馬なんだが全く知らない血統です   作:阿鬼羅

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激突、音楽家と衝撃波、ジャパンカップの蹂躙劇

2006年11月26日、東京競馬場

 

大竹「ついにか。海外からの刺客もいるが、脅威はやはりアマデウスあの一頭だ。後、メイショウサムソン。アレも脅威だろうな」

 

ディープインパクト(アマデウス、どこだ。俺は、貴様のライバル、ディープインパクトはここだぞ)

 

(久しぶりだな、ディープ。まさか凱旋門を取るとは。それと横にいるのはどなたかな?)

 

ディープインパクト(アマデウス、久しぶりだ三冠おめでとう。凱旋門より貴様とやり合いたかった。海外連中はスキルも領域すら使えぬから期待外れだった。まだダイワメジャーの方が強かったぞ。メジャーは来てないのか?後そこに居るのはハーツクライだ)

 

ハーツクライ(君がアマデウスか。去年の有馬で君のことをディープインパクトから聞いた。今日は御手柔らかに頼む)

 

(はじめまして、アマデウスです。後はメジャーはそのまま有馬に直行だ)

 

ディープインパクト(では貴様とのマッチレースか)

 

(海外の連中はどうした?それにメイショウサムソンもいるぞ)

 

ディープインパクト(あんな雑魚ども邪魔なだけだ。ただサムソンは別だ)

 

?(誰が雑魚だと)

 

(どなたかな?)

 

?(俺はレイルリンク、後ろにいるのはプライドだ)

 

(レイルリンクとプライドだな。はじめまして、アマデウスだ)

 

プライド(貴方がアマデウス?あの真紅の音楽家の)

 

レイルリンク(こいつが頭のイカレタ飛馬のアマデウスか。聞いてる話よりデカいな。体重何キロだ?)

 

(体重か。大体570だな)

 

メイショウサムソン(またデカくなったのかよ)

 

ディープインパクト(アマデウス、お前またデカくなったのか)

 

(そうなる)

 

プライド(なるほど。もしかしたら、来年か再来年引退後にお会いすることになるかもしれませんね)

 

(引退後に……もしや、お相手かな?)

 

プライド(馬主さんはそう言ってます)

 

レイルリンク(おいおい、もう種付けの話かよ。まあお前みたいにガタイの良くて頑丈な馬なら引く手数多だろうよ)

 

ディープインパクト(ふむ、アマデウスの子か。強力な馬になるだろうな)

 

メイショウサムソン(一緒に走ってみたくはないな)

 

(子供ね、てかそろそろ呼ばれるぞ、ターフ行くぞ。それとレイルリンク、プライド。和芝は初めてだな。芝が短くクッション性が低いからな、気をつけろよ)

 

レイルリンク(おいおい、こりゃアレか、東洋の言い伝えの敵に砂糖を求めるだったか?)

 

プライド(敵に塩を贈るです。求めてどうするんですか)

 

(では贈った塩を撒きながら私の後を追いかけてくるとよい。追いつければ、の話だがね)

 

レイルリンク(言うじゃねえか、追いついてやるよ)

 

 

大竹「東京2400m、途中の4m坂ここでまた飛ばれたら歯がたたん、全くアマデウスを破るのがどんどん難しくなるな。海外勢はアマデウスに着いてこれんだろうし、ほぼ一騎打ち。二人の日本総大将ね。どう考えてもあっちが総大将だろうに」

 

実況「遂にこのときが来ました。勝つのは凱旋門賞を制した近代競馬の結晶ディープインパクトか、それとも無敗の変速4冠にして春に6冠、秋に既に3冠いまだ無敗、常勝の天災馬にして現代の赤兎馬アマデウスか。それとも海外からの刺客が彼らに一矢報いるのか。ジャパンカップ、出走のお時間でございます」

 

大江「つ、遂にか。御当主様も見ているし勝たんといかんな」

 

大江君、またビビってんのかよ。しゃあねえやつだな尻尾で、おりゃ。

 

大江「あ、アマデウス?また活を入れられるとは、こりゃ負けれんな。行くぞ、アマデウス。ディープインパクトに、海外の連中に勝つんだ」

 

 

実況「スタートしました、ジャパンカップ。まず先頭を取ったのはアマデウス。すぐ後ろにディープインパクト、そこから4馬身にメイショウサムソン、ハーツクライ。そこから2馬身にプライド、そのすぐ後ろにレイルリンクと続いている」

 

ディープインパクト(待て、アマデウス)

 

『直線加速』

『直線巧者』

 

(待たんぞ、ディープインパクト)

 

『一陣の風』

『ハヤテ一文字』

 

メイショウサムソン(出遅れたか。しかし、海外の連中に遅れはとらんぞ)

 

『直線加速』

『直線巧者』

 

ハーツクライ(やってやろうじゃないか、見様見真似だけどね)

 

『直線加速』

『直線巧者』

 

プライド(これがスキル、日本の競走馬の切り札ですか。厄介な)

 

レイルリンク(くそ、狂ってやがる。なんつう加速力だ。アマデウスやディープインパクトならわかるが、この俺がG1未勝利のメイショウサムソンに負けるってのかよ)

 

プライド(このさい、後方の集団は無視でいいでしょう。やはり脅威はアマデウスとその周りの連中)

 

ディープインパクト(待て、アマデウス。それと落ちろ、後方の雑魚ども)

 

メイショウサムソン(誰が雑魚だ。貴様こそ落ちろロ、ートル)

 

ハーツクライ(年上を虐めるもんじゃないぞ)

 

レイルリンク(な、なんなんだよ、これは!?)

 

プライド(威圧とでも言えばいいんでしょうか、身体が言うことを聞いてくれません)

 

実況「先頭変わらずアマデウス。やはりこの馬だ、先頭の景色は譲らない。しかし、そのすぐ後ろに伝説を開かぬ門扉をぶち破った英雄が食らいついてきている。さらに同期のライバルや海外の獰猛達も食らいつかんと猛追してきている」

 

(やってるな、後方の連中は。ならこっちもお相手せんと失礼だよな)

『見惚れるトリック』

『差し焦り』

『先行焦り』

『逃げ焦り』

『追い込み焦り』

『じゃじゃ馬』

『登山家』

 

ディープインパクト(ぬ、ぬおーーー負けんぞ)

 

『登山家』

 

大竹「ま、まだだ、後1400、この坂で差すしかないか」

 

ディープインパクト〘ここで鞭、なるほど載ったぞ、大竹〙

 

ちょ、ここで差しにかかる気かよ。

 

大江(ちょっとまて、ここで差しにかかるのは………もしかして飛ばせないためか。てか飛ぶかよ、あれ。こっちも怖いんだぞ)

 

後1200、仕方ねえ。

 

(遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ、これぞアマデウスの鵯越えの逆さ落としよ)

 

『神馬の嘶き』

『芝の征服者』

『鵯越えの逆さ落とし』

 

大江「ちょ、ちょいまてえええ、またかよ」

 

大竹「く、飛ばれたか、ディープ、ディープ?」

 

ディープインパクト(まて、アマデウス、俺も行くぞ、ジャンプだーー)

 

大竹「そうじゃねええ」

 

メイショウサムソン(なんだと、ディープインパクトも飛べるのか。仕方ねえ、今行くぞ)

 

ハーツクライ(覚悟は決まってる。行くぞ、振り落とされんでくれよ)

 

実況「アマデウスが飛んだ。ディープインパクトも飛び立ったぞ。続くようにメイショウサムソン、テイクオフ、ハーツクライも続いている。先頭4頭仲良く鵯越え逆さ落とし。見よ、世界のホースマンよ、これが日本の競馬だ」

 

プライド(ちょ、想定してたけどディープインパクトにメイショウサムソンにハーツクライまでとは)

 

レイルリンク(クレイジーすぎるぜ、お前ら。リュックよ、飛ばねえから安心しろ。随分離されちまったな)

 

実況「先頭依然変わらず、アマデウス。2馬身まで詰めましたディープインパクト。すぐ後ろにメイショウサムソン。その外並んでハーツクライ。そこから5馬身差にプライド。その外にレイルリンク。そこから後方集団は10馬身ほど離れています」

 

ディープインパクト(ええい、喰らえ)

 

『深海の重圧』

 

メイショウサムソン(負けるものか)

 

『不滅の意地』

 

(おもしれえ、これでこそ俺のライバル達だ)

 

ハーツクライ(これは無理だな、4着狙うかな)

 

プライド(なんてレース、ぷっプレッシャーでキツイ)

 

レイルリンク(くそ、負けられるかよ。こちとらフランスの看板背負ってるんだよ)

 

実況「最終コーナーを抜け残り400を通過、先頭は変わらずアマデウス。そこから2馬身離れて内にメイショウサムソン、外にディープインパクト。そこから4馬身にプライド、差がなくレイルリンクと続いている。後方集団も仕掛けているが届かない。アマデウス、アマデウスだ。ディープインパクト迫るが追いつけない。アマデウス先頭、リードは1馬身程度。アマデウス、アマデウス、今先頭でゴール。凱旋門賞馬を、ライバルを古馬を、そして海外からの刺客を破り、今ここに新たなる伝説を打ち立てました」

 

ディープインパクト(アマデウス、俺は有馬記念で貴様を倒す)

 

(掛かってこい、ディープインパクト。俺が最強だと証明してやる)

 

ハーツクライ(おいおい、俺を忘れんでくれ。今回は4着だが次は勝つからな)

 

メイショウサムソン(何を行ってやがる。アマデウスを倒すのは、アマデウスのライバルたるこの俺だ)

 

(ええい、まどろっこしい。全員まとめて掛かってきやがれ)

 

プライド(アマデウス)

 

(プライドか、お疲れ様)

 

プライド(凄いですね、貴方は。脚は大丈夫ですか?痛みはありませんか?)

 

(無いけど)

 

プライド(ならいいですが、貴方には子孫を残す義務があります。そのことを忘れないでください)

 

(わかってるけど、俺は負けるわけにはいけないんだよ)

 

兼人「なんとか、勝ってくれたか」

 

この日、神宮寺会長にして宗家家長神宮寺兼人は馬主席でレースを観覧していた。無論周りには他の馬主も居り、来年からの計画などを聞かれていた。そこで兼人は宣言した。「来年、凱旋門を蹴破る」と。

2007年のアマデウスのレースプランについて

  • 予定通り国内中心で海外は凱旋門等一部
  • 予定変更高松宮後凱旋門含む海外で大暴れ
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