転生したら馬なんだが全く知らない血統です   作:阿鬼羅

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遅れたね、理由は後書きに付いてるよ


いざ海外!アマデウス出陣

3月18日、千歳空港神宮寺所有大型貨物機内部

 

守谷「よし、固定終わってるな?」

 

係員「終わってますよ。何度目ですかね、その確認」

 

守谷「忘れたよ。だが、それだけ重要だ。もしアマデウスの体調を崩してろ。責任はここにいる全員に降りかかるからな」

 

係員「もう一回確認してきます」

 

守谷「そうか、俺も藁の確認をしてくる。頼むぞアマデウス。無事に向こうでも走ってくれよ。俺達の夢と希望を載せて」

 

 

どうも、アマデウスだ。どうやら今回は海外遠征らしい。同じ機体には、馴染みの顔になったメジャーのやつと、誰だアイツは。

 

(メジャー、アイツは誰だ?)

 

ダイワメジャー(アイツか?アイツはヴァーミリアンだ。ドバイワールドカップに出場するらしい)

 

(なら俺のライバルか。俺もドバイワールドカップに出るんだ)

 

ダイワメジャー(あれダートだそ。いや、ダートダービーと東京大賞典を勝ったお前に言うことではないな)

 

ヴァーミリアン(お前がアマデウスか。だいぶ傾いたやつだと聴いたが、傾いてやがるな。宣言しとくぜ。お前の無敗街道もここで終わりだ。なぜなら、このヴァーミリアン様が!!ドバイワールドカップでお前をケチョンケチョンにやっつけてやるからだ。怯えて竦みやがれ)

 

(何をいうか。俺の無敗街道はまだ終わらん。ここで宣言しよう。40馬身着けてやる。泣きを見るでないぞ)

 

ヴァーミリアン(言ったなこの野郎。吠え面かくんじゃねえぞ)

 

ズーーーーン

 

(発進したか)

 

ヴァーミリアン(ゆ、揺れてやがる)

 

メジャー(これが空を飛ぶということか)

 

 

機長「発進だ。エンジン出力揚げ」

 

副操縦士「エンジン出力揚げ」

 

機上整備士「エンジン油圧正常。いつでもいけます」

 

 

 

管制塔『JGJ044、こちら千歳タワー。滑走路19Rに侵入し待機せよ』

 

副操縦士「JGJ044、滑走路19Rに侵入し待機する」

 

機長「待機指示か」

 

副操縦士「先行機が近いんでしょうね」

 

機長「今のうちに再度チェックしとけよ。飛ばしなれた路線とはいえ、何かあったら俺達の首が物理的に飛ぶからな」

 

副操縦士「飛びますかね?」

 

機長「アマデウスは現時点で確か30億の賞金を持ってるんだぞ。それに種付け料だって初年度1000万から始まってもおかしくない。それに何かあれば損害賠償金は100億で済めばいいな」

 

副操縦士「まじかよ。ここまで緊張するのは操縦士として初めて操縦桿を握った以来になりそうだ。それと聞きましたか?」

 

機長「何がだ」

 

副操縦士「アマデウスが9月2日のバーデン大賞に出るらしいです」

 

機長「アイリッシュステークスが8日だから相当な強行軍だな」

 

管制塔『JGJ044. wind 140 at2. Runway19R. Cleared for takeoff』

 

副操縦士「Cleared for takeoff Runway 19R. JGJ044」

 

副操縦士「スタビラーイ」

 

機長「スラストレフ」

 

副操縦士「スラストレフ」

 

ブォーーーン

 

副操縦士「テイクオフパワーセット」

 

機長「チェック」

 

副操縦士「V1 ローテト V2 ポジティブレート」

 

機長「ギアアップ」

 

副操縦士「ギアアップ」

 

機長「オートパイロットオン」

 

副操縦士「上がれましたね」

 

機長「だな、フラップアップ」

 

副操縦士「フラップアップ」

 

機長「これで後は飛ぶだけだな」

 

副操縦士「そうですね。コーヒーでも飲みますか」

 

機長「だな。後、アマデウスの様子を見てくるように伝えてくれ。アマデウスは初めての空の旅だ」

 

副操縦士「了解」

 

機長「にしても今回の報酬は桁が違うな」

 

副操縦士「ですね。たしか特別ボーナス1000万でしたね」

 

機長「それだけにミスは許されんぞ」

 

副操縦士「了解です」

 

管制塔『千歳タワーからJGJ044、貴機前方に積乱雲が発生している。積み荷のことを考慮し進路を変更されたし』

 

副操縦士「JGJ044、了解」

 

機長「進路を5度南に向けろ」

 

格納庫

 

にしても暇だ。メジャーの奴は寝ちまったし、ヴァーミリアンの奴は気絶してるな。にしても空の旅か全く窓の一つでも付けてほしいものだ。暇でしょうがない。

 

ガシャン

 

? あれキャビンアテンダントのお姉さんだ。

 

キャビンアテンダント「メジャーとヴァーミリアンは寝てるのね。アマデウスはピンピンしてるわね。水が少ないから足していいのかしら?」

 

守谷「どうしました?」

 

キャビンアテンダント「守谷さん、アマデウスの桶の水が」

 

守谷「少ないですね。大体後十数時間は空の上ですから、半分まで足して残りは耐えてもらうしか無いです」

 

キャビンアテンダント「わかりました」

 

 

なるほどね。後、十数時間は空の上か。行き先のアラブまではそんなに掛かるのかよ。てか暇だ。メジャーでもヴァーミリアンでもいいから起きてくれよ。流石に十数時間も転生者掲示板じゃ潰せねえよ。

 

 

十数時間後、アラブ首長国連邦某空港

 

やあ、若干グロッキー状態なアマデウスだ。あの後5時間くらい転生者掲示板と転生者動画サイトで暇をつぶしてたんだが、機体が積乱雲の近くを通ったんだろうな。揺れてヴァーミリアンの奴が起きたと思ったら、寝起きで積乱雲は無理だったらしく、混乱して暴れる一歩手前になりやがった。それどころかメジャーの奴も寝起きで機嫌が悪かったんだろうな。ヴァーミリアンと口喧嘩を始めやがった。全く寝ようとしたときにやり合い始めるせいで半分くらい寝ぼけてるんだが。それと、どうやら俺は時差ボケのようです。聞き耳を立てたところ5時間ほどこっちのほうが遅いらしい。身体をならさんといかんね。まあとりあえずはドバイワールドカップの行われるメイダン競馬場近くの馬房に入ることになった。てか馬主の神宮寺の御当主が居るんだが、仕事はどうしたえ?ここで取引か。なるほど、石油王相手に俺のグッズを売りつけると。商魂逞しいとしか言えんね。それと石油王さん達、なんで俺と写真撮影してるんだ?、これが最高の名馬?そんな評価なのね、俺。

 

 

同日、アマデウス陣営ホテル

 

我妻「困りごととは?」

 

神宮寺兼人「幾人かにいわれたんだがね、アマデウスを売って欲しいと。特にゴドルフィストは日本円で500億の小切手を出すそうだ。それとアマデウスの得た賞金の20%の譲渡、これを最低条件にな」

 

我妻「それは」

 

兼人「それどころか、俺が乗る気じゃねえと見るやすぐにアマデウスの種付け権利の40%を永年と良血の牝馬数頭、それに神宮寺グループのアラブ首長国連邦やゴドルフィストの影響が及ぶ国々での営業や税の優遇まで出してきてる」

 

我妻「それほどアマデウスを欲していると」

 

兼人「そうなるな。まあ誰もが欲しがるわな。どんな距離でも走れて、馬場状態芝ダート右回り左回りいかなる状態でも走りきれ、一切の怪我をしないマイナー血統の牡馬。

さてどうしたもんか。いや、経営者としてはゴドルフィストの手を取るのが正解なんだがね。夢を追いかけて叶えようとする馬主的には手を払う。いや、金銭トレードを断って種付け権でどうにかと思いたいんだがね」

 

我妻「では、お断りを?」

 

兼人「いや、断ってアラビア方面で問題を起こしたくはない。我妻、アマデウスは年30〜50頭の種付けと決まっている。何件の種付け権利でゴドルフィストは手を打つと思う?」

 

我妻「1割の3〜5頭程度かと」

 

兼人「だろうな。我妻、俺は恐れてることがある。この先アマデウスはイギリス、フランス、アイルランド、ドイツ、アメリカ、香港、オーストラリアと各国を回ることになる。確実に各国はアマデウスの金銭や良血の牝馬や牡馬とのトレードを要求するだろうな」

 

我妻「少なくともアマデウスの頑丈性や加速力に眼をつけている国に確実に。アメリカはわかりませんが、イギリスは確実に。特にアマデウスは障害競走も勝っておりますので」

 

兼人「そうだよな。イギリスは障害競走が活発だ。そんなところに平地、障害の両刀使いを解き放ってみろ。それに血統は向こうどころかこっちでもマイナー中のドマイナー、付けれねえ馬を探す方が難しいとまで来てる。そして今回のドバイワールドカップを勝ってみろ」

 

我妻「確実にゴドルフィストは強く出てくるでしょうな。さらなる譲歩をして」

 

兼人「どこまで向こうは譲るかね」

 

我妻「今後のドバイワールドカップやドバイの国際競走の優先出走権。また、専用の厩舎や専任の厩務員等の人員機材の用意かと」

 

兼人「そうか………我妻、アマデウスを頼むぞ。俺はゴドルフィストにアマデウスをトレードする気はないと明日伝えてくる。とはいえ、何もせずに断るのは角が立つ。アマデウスの種付け権利年間10%を譲渡することにする。多分迷惑を掛けると思うがすまんな。先に謝っとくぞ」

 

我妻「わかりました。私も途中でこんないい馬の世話をほっぽりだしたくありませんからね。お供しますよ」

 

兼人「全く、お前はとんでもない大馬鹿者だな」

 

我妻「神宮寺さん、貴方ほどじゃありませんよ」

 

兼人「いえてらあ。さてゴドルフィストから牝馬のリストでも貰ってこようじゃねえか。初年度種付けする名牝らのリストをな」

 

我妻「選定には付き合いますよ。ゴドルフィストの保有する名牝のリストなんて、多分今回を逃したら一生見ないと思いますから」

 

兼人「いいぜ、着いてこい」

 

こうして神宮寺はゴドルフィストの取引を断った。しかし、ゴドルフィストに提示した年10%の種付け権の譲渡は上手く行った。それによりアマデウスは毎年アラブから送られてくる異国の牝馬相手に種付けする羽目になる。

 

 

現在のアマデウスの賞金額340412.8万円




遅れた理由、なれない航空機用語を探していたから、そして英訳してたから、そしてアマデウスの賞金額の計算に苦労してたから、毎年賞金額変わるからね、てかアマデウスの賞金額30億超え、すごいな

2007年のアマデウスのレースプランについて

  • 予定通り国内中心で海外は凱旋門等一部
  • 予定変更高松宮後凱旋門含む海外で大暴れ
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