某日アマデウストレーナー室
「さてと、どうしたもんかな、クネヒトのメイクデビュー。マイル、中距離、3冠狙うならば中距離に出したいが、スタミナがな。てか………ミスった、アタシの基準で物事見ちゃいかんの忘れてた。ちょい待てよ、今のステは」
ランツクネヒト
スピードD+ 370
スタミナD 320
パワーE+ 290
根性C 457
賢さD+ 495
保有スキル
良芝の鬼
コーナー回復
一陣の風
ハヤテ一文字
憤怒の衝撃
末脚
「やべえ、やらかした。これスタミナ叩けば菊あたりのステータスだな。ちょい待てよ、他の連中は」
ジュエルアズライト
スピードD+ 379
スタミナD 301
パワーD 310
根性C 412
賢さD+ 481
保有スキル
コンセントレーション
地固め
先駆け
逃げコーナー
逃げのコツ○
ジャーマンケーキ
スピードE 201
スタミナF 112
パワーE 200
根性F 100
賢さF+ 192
保有スキル
コーナー加速○
末脚
差しのコツ○
「やべ、これでデビュー前だからな。てかジャーマンケーキは来年メイクデビューなんだよな。どうする、同期に勝てそうなやついねえぞ。なんかトウカイテイオーがクネヒトの同期だけど、アイツ今のステ確か一番高いのがスピードのE207だからな。後はナイスネイチャか。アイツ、保有可能スキルがデバフまみれだからな、お相手したくねえんだけどな。クネヒトちゃん、仲いいから邪魔するわけにもいかんが。はてさて、どうしたもんかね………。よし、とりまクネヒトちゃんに新しいスキルを叩き込むか。先行スキルか、どうすっかな。先行のコツ◎とか、円弧のマエストロか、曲線のプロフェッサーかな」
ランツクネヒト「あの、アマデウストレーナー」
「クネヒトちゃん、どうしたのかな?」
ランツクネヒト「お願いがあるんです。そのカノープスの南坂トレーナーが出張に出るらしくて、その間カノープスのメンバーを見る人がいないみたいで」
「変わりにアタシかい」
ランツクネヒト「は、はい」
「よし。南坂トレーナー、呼んできて」
ランツクネヒト「わかりました」
タタタタ
「カノープスね、メンツは悪くねえんだわな、メンツは。なんかピースが足らんだけで、スタミナ足りねえターボ、自信が足りねえネイチャ、頑丈さの使い方が足りねえディクタス、それにスピードが足りねえホワイトリッグ(オリジナル)、流れを見る力が足りねえグリーンレイ(オリジナル)、よくまあここまで足りねえ奴らを集めたもんさな。南坂トレーナーが許可出したら簡易因子の継承でもしてやるか?」
ランツクネヒト「よ、呼んできました」
「クネヒトちゃん、ご苦労さま。今日はトレーニング休みだし、寮でゆったりするといい」
ランツクネヒト「は、はい」
「さて南坂トレーナー、クネヒトちゃんから聞いたけど正気かね?アタシは今のところ実績無しのトレーナーだよ?」
南坂「それは知っていますが、少なくともランツクネヒトさんやジュエルアズライトさん、この二人の驚異的な能力向上を行った手腕は確かです。そして普通のトレーニング方以外の何かをアマデウストレーナーは持っている。確たる証拠はありませんが、僕にはそう思えます」
パチパチパチ
「正解だ、南阪トレーナー。確かにアタシはクネヒトちゃんやアズちゃん、それにジャーマンちゃんにあることを行った。違法なことではないがね」
南坂「それは一体」
「因子継承、三女神の奇跡と言われる経験の付与だよ」
南坂「そんなばかな、そんなことが可能なのですか!?」
「可能だよ。ただし、因子を取り出すことができれば。そして、拒否反応が起きなければの話だがね」
南坂「拒否反応……」
「そうだ、拒否反応だ。まあ、まずは取り出す事が出来んのだがね。アタシ以外に取り出している奴は見たことがない。まあ、体内の未活性因子を刺激して、活性化させてるやつなら見たことがあるがね」
南坂「未活性因子」
「体内には覚醒因子と未活性因子がある。基本的には大体約3割の因子が活性化していると推定される。そして、最近保健室に現れる針を持つ不審者、安心沢、アレの笹針が付くツボが未活性因子を活性化させるツボだよ。
まあ失敗すると因子線のバランスがズレて一時的に怠くなるのだがね。最悪、活性因子が不活性因子に変化してしまうけど。
そしてアタシが行った因子継承は、それらの因子が溜め込んでいる排出させる。余剰因子を未活性因子に注入し、因子を書き換えるのさ。まあ、それに因子を追加で入れて固定してもいるがね。それらの維持に相当なカロリーが必要になる。
最近あの子達大量に食べてるだろ?因子が定着するまでは相当カロリーを消費するからね。さて南坂トレーナー、ここで相談だ。君の所の子に因子継承の簡易版を行わないかい?君の率いるカノープスのメンバーは素質は素晴らしい」
南坂「素質は、ですか」
「そうだ。ただ、保有している因子の質が悪いのだよ。まあ、ナイスネイチャくんについては因子の継承じゃなくて自信をつけさせることが必要だがね」
南坂「因子の質?」
「そうだ質だ。因子には大体9段階の質が存在する。アタシの行ってる因子継承は、これらの質を底上げしつつ活性化因子を増やし、体内の因子の総数を増やす行為だ。そして、体内の因子のバランスを調整することもできる。イクノディクタス、彼女が何故勝ちきれないのか」
南坂「それは、僕のトレーニング方に問題が」
「違う違う、君のトレーニング方は適切だ。ただし、そのトレーニング方で因子の偏りの修整は出来ない。まあ因子を見ることができないから、仕方ないのだよ」
南坂「つまり、アマデウストレーナー、貴方にはその因子が視えると?」
「そうなるね。簡易的に彼女の保有する因子を伝えよう」
イクノディクタス保有因子
特性因子
鉄壁9
夏5
標準因子
スピード4
スタミナ3
パワー3
根性5
賢さ6
因子割合
鉄壁32
夏5
スピード10
スタミナ13
パワー9
根性11
賢さ20
「こんなもんだろうね。特出すべきは特殊因子の鉄壁だ。これはある意味ほとんどのウマ娘が欲している因子だが、9と最高の数値を叩き出している。さらに、割合も高い。そしてここに問題がある」
南坂「問題?」
「頑丈すぎて他の因子の活性化を阻止してしまっているんだ。できれば、15位まで落とすと丁度よいのだがね」
南坂「なるほど、で修整できると」
「可能だよ、簡易因子継承ならね。本格的な因子継承と違って簡易領域を付与したりはできないんだが、これなら通常因子を活性化させて活性総数を増やせばいい。で、だ。南坂トレーナー、君次第だ。イクノディクタスくんに因子継承をさせるかどうかは、君が決めたまえ」
南坂「失敗する確率は?」
「ほぼ0だ。それに失敗した場合、因子を不活性化させることもできる。そしてこれは活性化させるより遥かに簡単だ。なにせ活性化因子に笹針を刺すだけだからね。安心沢の馬鹿がよくミスって因子を不活性化させてるのを見かけるよ。さてどうする?」
南坂「お願いします。僕は彼女たちを勝たせてあげたいんです」
「なら、さっさと帰りな。今から保管してある不活性因子を活性化させて継承の支度をするからね。それと明日から出張だったね。なら因子の定着確認も兼ねてアタシが見ておこう。トレーニングメニューを渡してくれるかね」
南坂「それはここに」
「なるほど、一部修正はするよ。因子継承をすると効率が落ちるトレーニングもあるからね」
南阪「ではお願いします」
「任せたまえ」
翌日朝、アマデウストレーナー室
コンコン
「入りたまえ」
イクノディクタス「失礼します、アマデウストレーナー。南坂トレーナーから朝イチにここに来るようにと。何か御用でしょうか?」
「おはよう、イクノディクタスくん。とりあえずそこに掛けたまえ。今から君に行う施術についての説明を行う。それと、ルドルフ。入ってくるといい」
シンボリルドルフ「バレていたか」
「このアマデウスを舐めるなよ、さてルドルフ、君は以前からアタシの因子継承を知っていたね」
シンボリルドルフ「知っていたよ、シリウスから聞いた」
「そうか、アイツが漏洩元か。アイツの舎弟のトレーニングを見てやった報酬に、発散できてない余剰因子貰ったからな。まあいい、今からイクノディクタスくんに簡易継承を行う。立会人をお願いできるかね。それと、この因子継承については、シンザン殿や秋川理事長やたづな秘書も知っているよ」
イクノディクタス「そうなのですか!?」
「そうだよ。それにシンザン殿は因子について知っていたしね。さて、そこに横になってくれ。まず君に今から行うのは、余剰因子を使った不活性因子の活性化と因子のバランス調整だ」
イクノディクタス「???、ですか?」
「そうだ。君の保有因子と活性因子のバランスが悪いんだ。何故、勝ちきれないのか。その理由がバランスだよ。君の特性因子、鉄壁。これが君の特性であり弱点でもある。それを抑えるのではなく、他の因子を継ぎ足して割合のバランスを取るわけだよ。さて、始めよう」
ピカーーー
「終わったよ」
イクノディクタス「???力が、身体が重い?」
「継承したからね。身体に馴染むまで時間がかかるのさ。さて、鑑定しよう。ふむふむ、なるほど、これが今の君の因子だ。ルドルフ覗こうとしない」
シンボリルドルフ「見てはだめかな?」
「見たら君の因子表をカノープスどころか全トレーナー達にばら撒くよ」
シンボリルドルフ「………それはまずいな、生徒会室に戻ることにしよう」
「さてイクノディクタスくん。これが君の因子表だ」
イクノディクタス因子表
旧
特性因子
鉄壁9
夏5
標準因子
スピード4
スタミナ3
パワー3
根性5
賢さ6
因子割合
鉄壁32
夏5
スピード10
スタミナ13
パワー9
根性11
賢さ20
新
特性因子
鉄壁9
夏6
標準因子
スピード5
スタミナ4
パワー5
根性6
賢さ7
因子割合
鉄壁20
夏6
スピード13
スタミナ15
パワー12
根性14
賢さ20
イクノディクタス「これは良いのですか?」
「無論さ。因子は9段階ある。君の特性因子鉄壁は5あるだけでもほぼ故障知らずになる。アタシが後天的に7を得た。アタシの頭のおかしなローテができた理由もそこにある。そして君は9。これは最高評価だ。まあ、そこがだめだったわけだけどね。今回20まで割合を落としたから、楽になるはずだ。これから南坂トレーナーが戻るまで、アタシがカノープスの面倒を見ることになった。毎日トレーニング終了後、アタシのもとで診察を受けるように」
イクノディクタス「わかりました。授業が近いので、失礼します」
「そうか、もうそんな時間か。違和感を感じたらすぐにアタシのトレーナー室に来るか、ランツクネヒトらアタシの担当に言うように。すぐに駆けつける」
イクノディクタス「はい、お世話になります」
因子については意見受け入れるけど、私はこんな感じだと思ってる、因子=経験値、経験値を大量に得ることにより体内の因子のレベルが上がり能力が上がる、で安心沢の笹針は刺すと能力上がる、つまり笹針で因子を突いて強制的にレベルを上げてると仮説を建てた、失敗するのは突く因子を間違えてたか因子の突き方を間違えて因子にダメージが入ったと思ってるよ
2007年のアマデウスのレースプランについて
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予定変更高松宮後凱旋門含む海外で大暴れ