玉藻の前に取り憑かれた『天狗』の子   作:赤い靴

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呪術廻戦0の映画を見てピーンと来ましたので、ノリで書きます!
『玉藻の前』……。そう言えばFateにも女狐が居たな…と……

ストーリーは、映画(小説、コミック)と似たような流れにしたいと思うので、12話あたりで終わりたいなぁーと、思ってます



誤字脱字等有りましたら、よろしくお願いします!

では、後書きでお会いしましょう



第1話 天狗の子

001

 

「完全秘匿での死刑執行⁈有り得ないでしょうが……」

 

「しかし、両本人はこれを承認した」

 

「未成年……。2人ともまだ16歳の子供ですよ」

 

「逆に何人、呪い殺されるかわかりません。では、やはり……」

 

目を覆う様にして、包帯の様なモノで覆った特級呪術師はこう言った

 

「<乙骨 優太(おっこつ ゆうた)>及び、<鈴谷 宗一(すずや そういち)>は、呪術高専で預かります──」

 

 

002

 

素足から感じる冬の厳しさ

 

それを赤黒く生暖かい血によって和らいでゆく

 

白く少し長い髪は、もう赤く濡れ、着ている袴もズタボロ

右手に持つ日本刀の呪具もヒビが入り悲鳴をあげる

 

「あとは……。貴方だけだ。<妙漣寺(みょうれんじ) 重蔵(じゅうぞう)>……」

 

僕の目先にいる老人はただ「応」と答えこちらを睨む

 

「もうジジイの事を『じぃさん』とは、呼んではくれない様じゃな……」

瓢箪に入っている酒をグビッと飲み干し、その老人は立ち上がる

 

「六神通を3つも取得したお前が『呪霊』に取り憑かれるとはなぁ……」

老人はカッカッカと、まるで天狗の様に笑う

 

「黙れ。全ては妙漣寺(お前たち)がいけないんだ!」

僕は憎しみを込めてそう言い張った

ふん、と老人は鼻で笑い小さな声でつぶやいた

 

「さあ、やろうか」

 

僕は日本刀にありったけの呪力を込める

 

「玉藻の前。僕に力を貸してくれ──」

僕の頭の中で、女性の声が響く

 

『ええ、勿論ですわ。宗一……』

 

記録──2016年 11月末 妙漣寺にて──

 

妙漣寺の修験者(しゅげんじゃ)全58名 死亡

 

30代当主。妙漣寺 重蔵(特別一級呪術師) 重症 未だ昏睡状態

 

特級過呪怨霊 玉藻の前 による被害を受ける

 

 

 

後に五条先生から聞いた話だけど報告書には、僕の名前が無かった

極秘裏に死刑にする為、と言っていた

 

そりゃあそうだよな

 

妙漣寺はかの御三家と強く繋がっている

こんな醜態、晒せるはずも無い

 

 

003

 

『ご主人!朝ですよ!朝ごはん、1日の活力がグヴィッと上がります!早く食べに行きましょう!』

 

頭の中に声が響く

 

寝ぼけた頭にコレは効く

ボサボサの白い髪を手(くし)で少し整えながら、上半身を起こす

 

「あ〜あ、おはよう、タマモさん。目覚まし、時計が有るから、この起こし方は、ヤメテ、欲しいな、……ぐぅ……」

深い睡魔が再び襲う

 

『朝ですよ‼︎』

さっきよりも比にならないくらいの大きい音

 

「わぁ⁈⁇」

 

飛び跳ねた

今度こそ眠気は吹き飛んだ

 

目覚まし時計を見る

 

6時28分──

 

アラームは7時に設定しておいたのに

 

『早起きは三文の徳と、言います故に。今日は新しい学舎での生活の始まりの日です!こんなところで、寝坊だなんて……タマモ、悲しくなり泣いてしまいます‼︎』

えんえんと、泣く声が響く

 

タマモ。なんでも玉藻の前の略だとさ。本人がそう呼んで欲しいとあったけど、呼び捨ては好きじゃあ無い。だから<タマモさん>と呼ぶ様にしてる

お稲荷さん、みたいな感じで……

 

「タマモさん。辞めてください。結構辛いです……」

洗面台に行き、顔を洗い始める

 

『私も本当なら顕現して、ご主人の洗濯から、ご飯の用意、お背中洗ったり、そして最後には2人きりのマイホーム。そこでいつまでも幸せに……と思ってましたが……トホホ』

 

「五条先生に怒られるからね。許しが無いと行けないからね……。さてと」

寝服からこの高校の制服に着替え終わる

ズボンは紺色

上服は丈夫で動きやすい材質

 

ふと鏡をみる

 

「案外似合ってる?なんなら五条先生に似てね⁈僕!」

僕の瞳は青みがかっているが、六眼(りくがん)では無い

六眼は、1人この世に居ると2人目は必ず出ないと聞いた

 

鏡に映る薄い青眼を見て呟いた

漏尽通(ろじんつう)……」

この目、そして僕がこうなった全ての原因だ

 

『漏尽通なら、(わたくし)が止めているつもりですが……。もしや、カバーできておりませんでしたか?』

「いやいや、違うんだタマモさん。少し思い出が……」

はあと、ため息を漏らす

 

『……そうですか』

 

「まぁ、もう過ぎたことだし朝食頂きに行こうか?」

僕はそう言って部屋を出る

 

1つ空き部屋を跨いだ先の部屋には、まだ彼は居ない

 

でも彼とも、もうじき会える

 

乙骨憂太──

 

僕の新しい友達に

 

 

004

 

朝食を平らげ(皿に盛られた食材は完食しないと気が済まない)、やや膨れた腹をそのままに教室へと向かう

食後休んだが中々しんどい

きっと肉が沢山入っていたからだ‼︎

どうも山に篭っていた所為もあるかもしれないが、肉に対しての耐性がほぼ無い

あの濃厚な脂にいつもやられるのだ

 

胃薬を口の中に入れ、飲み込む

最近の薬は良い

水が無くても飲めるし、あまり苦く無い

 

あのクソ寺で飲んでいた丸薬に比べたら、それはもう天地の差だ

 

とぼとぼ歩き、教室に向かう最後の曲がり角に差し迫る

それを左に向かう

 

そこに五条先生と、もう1人の生徒が立って居た

 

やあ、と言いたげに先生は手を挙げる

それに釣られて僕も挙げた

 

そのままのテンションで、もう1人の生徒、僕と同じ転校生にも手を挙げる

 

めっちゃ引きつった顔で手を挙げてくれた

乙骨憂太君だ!

 

どんな人かと想像していたけど、その想像よりもずっと優しそうな人だった

その背後にはとんでもない化け物がいるけれど……

 

「じゃあ僕は、中にいるクラスの皆に挨拶してくるから。それまでここで待機ね。合図したらさ、入ってきてよ!」

人差し指を立てて、まるで楽しい事を計画する子供の様に先生はそう言って教室に入って行った

 

 

待って!合図ってなに⁉︎入った後、自己紹介だよね⁈なんて言う⁈

『山から来ました。映画や、面白いテレビが有れば教えて下さい』で良くね⁈

完璧だ!僕!

よし噛まない様に繰り返そう!

『山から来ました。映画や面白い番組ぃ……

 

「あの……。大丈夫?」

 

「え"っ⁉︎」

混乱する頭に声が掛かった

 

「目がグルグルしてたから、つい……。緊張してるんだね……。僕と同じだ……」

あははと乙骨が小さく笑った

 

「入っといでー‼︎」

閉じた扉の先、まだ見ぬ教室の中から五条先生の声がした

 

「……じゃあ行こうか?す、鈴谷くん?」

 

「宗一で良いよ。憂太くん」

僕は彼にそう言った

 

乙骨は嬉しそうに、僕の名前を繰り返してから教室に入っていく

 

oh……マジかい。あの殺意モレモレのまんま入っていくのか……。気づいていない辺り、呪術師の呪の字も知らないのか……

 

乙骨に引き続き、僕も足を進める

 

『あの子、結構面倒臭いモノに取り憑かれてますね〜。ま、(わたくし)も人の事言えませんが……。ですが主人様。彼とは良い友達に慣れそうですよ?』

 

ミコッと意味のわからない鳴き声と共に玉藻の前はそうささやいた

 

 

 




お疲れ様でした。

冒頭も冒頭。案外書いていて短い1話でしたが、歯切りが良いのでここで……
にしても映画!面白かったですね!
時たま、目を瞑るとシンジくんが脳裏に浮かぶのは僕だけでは無いと思います……
エヴァネタも少しぶっ込んでみました。バレバレですねw


さて、色々出てきましたねw
こんなに設定持って大丈夫なのかと思いましたが…、「まぁ、どうにかなるかの精神」で書きたいと思います。

今回の『解説』と、下の方に『今作品のネタバレ注意』と言うことで書かせてもらいます。
解説なら、大きなネタバレにはならないと思って居ますので、見ていただいても大丈夫だと思います……。
もう一つの方は、しっかり空欄を開けて、僕の本音と共に語ろうと思います。

ちなみに、主人公の性別は考慮して書いてません。
どっちに転んでもいい様に『中性風』にしました。
急に男になるかも知れませんし、女にもなるかも知れません……

では、ここまで

次は、解説です

『解説』

ちょくちょく出ている『六神通』について

六神通とは、仏、菩薩などが持っている6種類の超能力。6種の神通力。故に六神通と言われてます

1.神足通(じんそくつう
望んだ場所に自在に行くことが出来る能力

2.天耳通(てんにつう
世界全ての音を聞き、聞き取る

3.他心通(たしんつう
他人の心を知ることが出来る

4.宿命通(しゅくみょうつう
自分、他者の過去を知れる

5.天眼通(てんげんつう
あらゆる事象や、未来を見透す

6.漏尽通(ろじんつう
煩悩が尽き、悟りに至ったことを知る能力
自分の寿命や宿命を覚える

(※より詳しい解説はWikiへGO‼︎)

妙漣寺の修験者は、100年かけて六神通の内の1つを取得できれば、天狗に成ると代々言われて来ました

解説はこのくらい?
妙漣寺、御三家との関係は、次話書きたいと思います‼︎


ではまたー




こっから本番!ネタバレ注意‼︎

FGO(Fate grand order)をやった事があるユーザーなら、少しピンと来る事が有ると思います…。
なんせそこから、設定を持ってきたので……
もう玉藻の前は言わずもがな、ですね
FGOの玉藻の前のプロフィール⑤の最後の文が好きです。
『そこまでにしておけよ〇〇。』
(一応伏せておきます)

もう言って今いますと、妙漣寺とは、ペペロンチーノの事です‼︎ぺぺです‼︎
わからない方は、この先のネタバレOKなら調べると出てきます……

これを書く気になったのも、全てコヤンスカヤ(6.5章)の所為です。イラストがいちいちストライクゾーンに……

もうじき、事件簿コラボですね
コラボ中は多分かけません!
ごめんなさい……
ライネス欲しい……

ではまたー
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