今回も、楽しみながら読んで下さい!
『12話程度で終わる』と言ってましたが、早速雲行きが怪しくなってきました
出来るだけ、早く書いて投稿したいなと思ってます
001
結論からいこう
乙骨憂太の自己紹介は失敗に終わった
ただならぬ気配を感じ、クラスメイトの1人で有る禪院が乙骨に向かい刃を立てたからである
その結果、僕らは乙骨に取り憑いている『怨霊』に殴られた
僕はなにもして居ないのに……
理不尽の極みである……
僕は‼︎一切‼︎なにも‼︎していないだろうが──ー‼︎‼︎
心の中でそうさけんだ
『主人さま。流れ弾、乙です♡』
玉藻の前ですらこの始末である……
002
「んで、次はもう1人の紹介だね〜。この子はビックだよ〜。君たちなら、名ぐらいは聞いたことあるだろうけどねぇ」
「かの御三家の『相続』を支えてきた
まるで落語家の様に緩急をかけ語った
「鈴谷宗一君で──ーす‼︎」
手をヒラヒラされながら僕を紹介した
きっと恐らく悪意を持って
「そして、鈴谷君に取り憑いている玉藻の前で──す!出ておいで──‼︎」
あの最強呪術師である五条悟の『許し』が出た
その瞬間僕の3歩ほど後ろ、金色の光と共に姿を現した
「少しばかりお口が悪いので、は?」
露出度が高い青い色ベースの和服に、狐耳。桃色の髪を束ねる大きな青色のリボン──
そして1番の特徴がその3つのふかふかの尾──
玉藻の前はズカズカと五条先生の方に歩む
あ、やばい。あの眼は相当怒っていらっしゃる
「どうしたんだい?『事実』を述べただけなんだけどねぇ?それともなんだい?また『石』に戻りたいのか?」
片目の包帯を解き睨みつける
「あの時は、安倍晴明の式神やその子孫。他の術師がたくさんおりましたからね。油断して尾を1つ無くしてしまうだなんて失態、もう2度有りませんことよ?」
バチバチバチバチ……
両者の間に火花が今にも飛び散りそうだ!
ヤバイ!僕が止めないと‼︎
「2人とも、落ち着いて……!」
慌ててその間に割り込もうとした
「おい!転校生‼︎危ない‼︎」
パンダが突然叫ぶ
「え⁈」
後ろを振り返る
助走をつけ飛んできたのだろうか
スピードを付けた禪院の身体は
その槍先は玉藻の前の首をねらうように
「……ッ⁉︎」
咄嗟の判断で僕は、その槍先を両の手で掴む様に受け止めた
聞こえは最低に悪いが、腐っても『妙漣寺──その30代続いた中での最高傑作』
六神通は訳あって玉藻の前に封じて貰っているが、その肉体と呪力は1級品だ。だが──
槍を受け止めた両手。指の付け根、手首へとタラタラと血が流れゆく
(完全に気が抜けていた。まさかこれ程の力が有るとは……完全にカバー出来なかった。込めた呪力が足りなかったのか……)
流れる血を見つめる。そして僕は口を開ける
「たとえそれが、特級を冠する呪霊で有ろうと……、
その存在が、先の未来に影響が有ろうが、もうどうでもいい……。
僕に初めて出来た最愛の家族だ……。
この生活を壊すのであれば、僕は──」
そう、僕は妙漣寺の天狗道
この一族代々、悪に染まり穢れてきた
勿論その末裔の僕も
『何も知りませんでした』では済まされない
ならばとことん何処まででも──
「悪に堕ちてやろう……」
ピコンッ‼︎
何やら聞き覚えのある機械的な音が聞こえた
そうそれは、携帯の録画を終える音に……
あ、やられた‼︎
恐る恐る振り返る
「いや〜良いもん『撮れた』よ‼︎鈴谷く〜ん!」
とスマホをいじる五条先生
「ごん"な"に"も"!
おいおいと泣く玉藻の前
ポケットの中をガサガサ漁り
「レディ。どうぞ、ハンカチを」
と五条は玉藻の前に差し出す
「あ、どうも有難う御座います。お優しいのですね。……ぐすっ。我が主人様の御先生は」
大きな瞳から出る大粒の涙を、上品に拭っていく
「あ、駄目だ足りない。誰か‼︎玉藻の前さんに、トイレットペーパー持ってきて──‼︎‼︎」
五条先生は声を上げた
しかし誰1人としては動こうとはしない
「ところで、先程から気になっていたのですがその板。それは……」
「あぁ!これね!ちょっとだけ待ってね〜。これをこうして……。ポチッとな‼︎」
先程の光景も充分にツッコミたかったが、それどころでは無い!
冷や汗がダラダラ流れる
『僕に初めて出来た最愛の家族だ。
この生活を壊すのであれば、僕は。
悪に、堕ちてやろう──』
あ、終わった
はい、終わった
楽しくなると思っていた、学業が終わった
余りの恥ずかしさに耐えかね、僕はその場に座り込み、両手で顔を覆う
「ん⁉︎なんと⁉︎……ん〜。『そういう』
五条の持つスマホを
「だろう?まだまだ人間も捨てたものじゃあ無いだろう?どうだい玉藻の前?」
「はぁ、少しばかり虐めてやるつもりでしたが、こうも立場が逆転されますと……。……では、私これにて──」
玉藻の前が180度振り返り、僕の元に歩み寄る
僕の両手の傷は呪力による治癒。反転術式でとっくの前に直した
心の傷も治れば良いんだけどね────?
「あぁ、ちょっと待った」
五条先生が玉藻の前を呼び止める
「まだ何か?」
「ちょっと、この子達に『今出せる本気で挨拶』して欲しいんだよね。呪術師たる者、『最高級クラスの恐怖』を味合うか、味合わないかで成長速度が段違いになる。これ僕が言うから本当だよ」
ニヤつきながら続ける
「もし、やって貰ったら、さっきのデータ。新しいスマホに入れてプレゼントしますよー?」
玉藻の前の耳がピクリと動く
やる気だ……
「先程まで、散々流されて居ましたが……いえ。皆様どうぞ、我がご主人と仲良くして『やって』下さい。まだまだ精神が『子供』ですが、よろしくお願い致しますよ?」
なんか心に追撃が……
「そうそう。主人様に憑いて居るのがこの
一瞬にして空気が冷え込む
この場には居てはいけないと、本能が警報を鳴らす
重々しい重圧が身体全体にのしかかる
五条先生以外、そう僕も含めて誰もかもが息を止めて居た
乙骨に視線を送る
今にも吐きそうな表情
そしてその背後には『里香ちゃん』が乙骨を厳重に『守って居た』
「──お忘れなき
金色の光に飲まれ、玉藻の前は消えていった
「全く……ふざけすぎだ。尻尾が9つで完全体。現在3つであの殺気──。完全体を祓うには、この僕でさえ……」
骨が折れる
最強呪術師の五条悟が呟いた
お疲れ様でした!
今回は自己紹介をメインで書きました。
「妙漣寺とはなんぞや?」を今回書く予定でしたが、区切りが良いので次回詳しく書きたいと思います。
やるやる詐欺ですね。ええ、わかります泣
今回は解説は有りません
ですので、今日はここまで〜
ではまた