玉藻の前に取り憑かれた『天狗』の子   作:赤い靴

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第3話です!

沢山の方に読んでいただき、とても嬉しいです!

これからも、自分のペースで書き進めたいと思います!

よろしくお願いします‼︎


第3話 宿命通

001

 

「──、……っという訳だ。で──」

玉藻の前の『挨拶』で竦み上がった僕たちは、呑気に持論を展開する五条先生のお話を聞く

 

僕と乙骨の『転校生組』は、2列目に座っている

窓側が僕。廊下側が乙骨──

 

そして前の列には窓側から順に見て、男、女、パンダ

あのあと軽く自己紹介があった

 

男の人は『呪言師』の<狗巻(いぬまき) (とげ)>君

おにぎりの具で会話してくる

ちょっと分かりにくいが、なんとなくは伝わる

"呪言“は狗巻家相伝の高等術式──

きっとかなり強力なのだろう

 

次に女の人。『呪具使い』の<禪院(ぜんいん) 真希(まき)>さん

ちょっと怖い

さっきタマモさんの首目掛けて槍を振りかぶった……

まぁ、多少の怪我ならすぐに治るけど……出来るだけ仲良くしたい

相手はあの『禪院』。御三家の内の1つ──

きっとあの子も、僕と同じように育ったのだろうか?

仲良くしたい(切実)

 

最後に廊下側に座るパンダ

終わり!……って事ないよね

呪骸(じゅがい)』だよな?

あの『器』に『呪力』を込めて使役する式神もどき……

でも普通、こんなに『生き物』の様に動かないよな?

どーしてだろう?

 

 

「おーい。鈴谷くーん?僕の話、聞いてる?」

 

「聞いてないです」

即答する

だってその内容、ほとんど自分の自慢話じゃあ無いですか!

 

「はぁ、そうかそうか。まぁいいか……。じゃあ本題に入ろうか⁉︎」

いきなり皆(前列お三方)の聞く姿勢が変わる

 

「これで一年も5人になったね。じゃあ!午後の呪術実習は2-2のペアでやるよ!」

 

へー。2-2のペアね……。‼︎ちょっと待って、1人溢れないか⁈『じゃあ』じゃ無いよ⁉︎

 

「棘・パンダ、ペア」

 

あ、終わった。残るペアは3通り!その内2通りは出来ればなりたく無い‼︎

憂太君とペア!憂太君とペア!憂太君とペア‼︎

 

「真希・憂太、ペア」

 

終わった。ひとりぼっち確定──

 

「げっ」

真希が言葉を漏らす

 

嫌なら変わってあげようか?

 

「で、余った鈴谷は僕と、憂太のバックアップね〜」

あー。なんとなく分かった気がする……

 

あの人、『里香ちゃん』を出させる気だ……

 

で、僕は1つ気になっていた事が……

手を挙げる。そのまま五条先生に指され、立ち上がる

「どうして、みんなは名前呼びですが、僕は苗字呼びなんですか?」

 

「そりゃあ勿論……」

ゴクリと息を呑む

 

「可愛いからね!野郎だらけのクラスに花が2輪あった方がいいだろう?そのやや大きめな服も、わざわざ僕が頼んだオーダーメイドだからね?まるで女の子みたいだ‼︎」

 

確かにこの上服、僕にとっては大きめで着丈も長く太もも辺りまで来てるし、袖口だってわざわざ紐を通して落ちない様に縛っている

にしても最後、最後。それ悪口では?

 

「え⁈男性だったの⁈」

僕の隣、憂太が、声を上げる

 

乙骨よ。君は1番僕の近くに居たんだぞ。気付け?泣くぞ?

 

「え!マジかよ。棘より身長ないから、あとその顔……。てっきり女性かと……」

パンダがあたふたしながら続ける

「棘!背比べ!」

 

「たかな‼︎」

棘がそう言うと、僕の隣に寄ってきた

 

「おっと。棘より低いなんてー。ざっと見て156センチ?レディースの服。買ってやろうか?」

五条先生が割り込む

 

もうどうにでもなってしまえ……

 

 

002

 

「『闇より()でて闇より黒く──。その穢れを(みそ)ぎ祓え──』」

人差し指、中指を立てて五条先生は唱えた

 

"(とばり)“──

僕ら呪術師を帳の外から見えなくし、呪いを炙り出す結界だ

黒い液体が空から流れ出る

 

「夜になってく……‼︎」

 

あ、そうか。憂太君、帳を見るのは初めてだよね……

完璧の素人だから……

 

「憂太君。大丈夫だよ。外から呪術師(僕たち)を見えなくして、普段隠れている呪いを炙り出す結界だよ。

これで小学校に隠れてる呪いが見える様になったよ‼︎

これで攫われた2人の子供を助けられる様になったよ!

ドンドン解決して、ドンドン自信を付けよう!

大丈夫!憂太君には『センス』が有るから‼︎」

僕は不安そうな憂太君にそう言い聞かせた

 

「よし、じゃあ鈴谷行くよ〜」

校門に向かい歩きながら五条先生は言った

「今行きまーす。じゃあまたね。憂太!」

軽く手を振り僕は校門に向かって走り出す

 

帳が完全に降り切った

 

「さてさて。これから僕と鈴谷はこのまま待機ね。もし憂太が『祈本(おりもと) 里香(りか)』を顕現させて、暴走したら鈴谷。止めてきてね?」

 

「だろうと思ってましたよ!もし僕が負けたらどうするんですか?もぉ〜〜」

ちょっと特殊な人だな、とは思ったさ

だけど今、もう理解した

呆れた。でも実力はある。なんなんだこの人は?

 

僕らはこのまま、ボチボチと歩く

徒歩3〜4分で目的地まで着いた

 

カフェ

 

「………………。何故⁇」

 

「いやー。先生として見守らないと行けないんだけどさ〜。普通に30分〜1時間は掛かっちゃうんだよね〜。だからさ、カフェで暇潰し!」

いつの間にか、目を覆って居た包帯を取りサングラス姿になって居た

 

カランコローンと店の扉を開ける

 

「あ、2人でーす」

と、指で表しながら入る

 

「え⁈⁇⁇⁇⁇」

憂太が朝言っていた『目がグルグル』状態になっているのだろう

 

先生の意図が全く持ってわからなかった

 

 

 

「ど、どうぞ……」

綺麗な女性の店員さんが、注文した物を僕らが座るテーブルに置く

 

「あ、ありがとうございます」

僕は店員さんにそう言うと、軽く会釈し軽くスキップを踏みながら裏に行ってしまった

 

テーブルには五条先生が頼んだ、ホットカフェラテ、パンケーキ

一方僕は、ホット抹茶ラテ、それも便乗して同じパンケーキ

 

甘い香りが漂う

 

パンケーキに付いてきた、シロップを満遍なく掛ける

それをナイフとホークで一口大に切り──

口に運ぶ

 

笑みが溢れる

甘いものは良い!栄養がある‼︎(自論

そのまま飲み物に手を付ける

美味すぎる

砂糖、ミルク、抹茶──

とんでもない組み合わせだ

 

「あのーすみません〜。ちょっと良いですか?」

声がかかる

そこには2人の女性の学生が

 

「なに?君たち高校生?」

先生がそう言った

「はい、そうです!今、サボりに来てまして……」

「あの、写真1枚良いですか?」

2人の高校生は目を輝かせながらスマホを取り出す

 

写真?なんでだろ?ん〜、あんまり……

「良いよ!」

「え"⁈」

先生が即決する

 

『ありがとうございます‼︎』

声が重なった

 

「なんなら一緒に撮ろうか?店員さーん!良いですか〜⁈」

せかせかと、さっきの店員さんが出てきた

 

「良いですよ〜。喜んで〜」

いいのかよ⁉︎

 

「さぁ、寄って寄って〜」

先生が2人に近づく様に誘う

「……」

 

「はい、撮りますね〜」

パシャリ

 

「ありがとうございます!」

と頭を下げる

2人の学生の内1人──。屈んだ胸元から輝く何かが見えた

 

「ん?それ。なんですか?」

僕は気になって、指を差して質問する

 

「これ?パワーストーンをネックレスにしたものだよ〜」

「あ、その石。結構高かったって言ってたよね?」

「そうそう〜。バイトして──」

 

あれが、パワーストーン?

 

「じゃあ私達はこれで。仲のいい『兄妹』ですね。写真ありがとうございます」

 

「あぁ、一応言うけど僕ら兄妹じゃあ無いんだよね。あとこの子、男の子ね」

先生が僕を指さす

 

「え?え?」

2人の女子高生。店員さん。そして僕らは顔を歪めた

 

「あ、そうゆうことか……」

僕は小声で呟いた

 

またかよ!チクショウ……

 

深呼吸して落ち着く

彼女たちが、自分のテーブルに戻る事を確認してから僕は言った

 

「先生。さっきの彼女、面白いことを言ってましたね。『パワーストーン』なんて。テレビでも有るんですけど、パワースポット巡りどか……。

本当にパワー、つまり『力』が有る物や場所、そこは人間が行く(又は所持する)だけで『嫌な気がする』だとか本能に直接訴えるはずなんですよ。

玉藻の前が『挨拶』した時の様に、重厚で、凍てついた様な気配──。

僕は、この生活が結構好きです。甘いものが食べれて、面白い番組や、アニメ、ゲームで満ち満ちてる。

でもそんな生活にも『偽り』が混じってる。僕は少しだけソレが嫌いです」

 

なんでだろう。何故か喋ってしまった

けどまぁいいか

僕は一口分残っていた抹茶ラテを飲み干した

 

 

003

 

「美味しかったね。ちょっとここで話そうか?」

 

「何ですか?僕の過去ならお断りします」

 

「おいおい。一体誰がお金を払うとでも?」

 

「ゔ……」

胃が急に痛くなる

 

「分かればよろしい。まずは──」

妙漣寺(みょうれんじ)を滅ぼした理由──

ニヤつきながらそう言った

 

「では……、此処では無いところで……なら……」

テンションが下がった

まるで自分の吐瀉物を飲み込んだ様な気分だ

 

僕らは風の様に早々と店を後にした

 

そして車を置いてある、小学校の校門前まで歩く。そして僕は口を開いた──

 

「簡単に言いますと、代々続いた『子攫い』と『無能への扱い』。それが(ゆる)せなかった。いや、赦せる筈も無い」

思い出しながら、かつ淡々と語る

「妙漣寺は、修験道の一派。まだここまでは、普通だ。だけど僕らは悪名高い『天狗道』──。

『堕落した天狗が至る地獄に、辿り着くことを前提とした修験道』──。

妙漣寺の修験者は血も涙も無い。ただ六神通を極める為、代々継がれてきた──」

 

「子攫いに、無能の扱いね。その無能、どうせ皆んな『処分』されるんだろ?」

 

「……。はい。手足、足首の腱を切られ、喉を潰されて山に捨てられます」

 

「わお。こりゃあ酷いな。御三家より酷いかも。もう少し深く聞きたいけど、一旦ここで。次。六神通について」

おおよそは知ってるけどね、と最後に付け足す

 

「六神通とは、仏教において仏や菩薩などが持っている6種の超人的な能力の事です。6種の神通力。ですので、六神通と言われてます」

そこから、各神通について簡単に説明した

 

1.神足通(じんそくつう)

望んだ場所に自在に行くことが出来る能力

 

2.天耳通(てんにつう)

世界全ての音を聞き、聞き取る

 

3.他心通(たしんつう)

他人の心を知ることが出来る

 

4.宿命通(しゅくみょうつう)

自分、他者の過去を知れる

 

5.天眼通(てんげんつう)

あらゆる事象や、未来を見透す

 

6.漏尽通(ろじんつう)

煩悩が尽き、悟りに至ったことを知る能力

自分の寿命や宿命を覚える

 

「ふーん、大体は分かった。つまりは、『どんな事をしてでも、六神通を取得する集団』で良いね?」

 

「あ、それ。すごくわかりやすいです」

 

「で、鈴谷は何を取得してるの?」

 

「僕は『神足通』『宿命通』『漏尽通』の3つです。1つの神通力を取得するのに100年かかると言われてます。ですので僕は──」

 

「あぁ、だから『最高傑作』ね。その六神通さ、僕の六眼(りくがん)と似てるね〜。例えば『天眼通』。これ初見の術式ですら見抜けるでしょ?」

指先を回しながら言う

 

「僕は取得してませんが、30代目は、天眼通を取得してました。他に漏尽通を。30代目はよく、相手の弱点を攻める人でした。恐らく先生の言う通りだと思います……」

 

「あっそう。30代目当主でも2つ……か。ねぇ、コレ終わったら本気で戦ってみないかい?」

最強呪術師である五条悟の誘いを貰った

でも、僕は……

 

「嫌です。お断りします。僕は神通力は使いたく有りません。玉藻の前が僕に取り憑いているのも、大きな理由の1つです。3つの神通力は封じてもらってます」

それを聞くなり先生は「え──!」と声を荒げる

 

「ですが安心してください。六神通の1個でも取得すると、その肉体は仏・菩薩……或いは神の肉体に変化します。封じてもらっても、肉体はそのままです」

僕は淡々と続ける

 

「六神通のうち、3つを取得した僕の身体は──」

 

 

人間を半分辞めてます

 

 

「じゃあ、僕と戦う事出来そうだね?あと鈴谷の術式もかなり『強烈なモノ』だ。是非、僕を超えて貰いたいものだね──」

 

 

「あ、あと。鈴谷、反転術式使えるだろ?真希に斬られた時、直してたよね?あれさ、あんまり使わない方が良いぞ。目の下にクマが出来るから」

と、笑いながら言った

 

 

004

 

特級過呪怨霊 祈本里香が完全顕現してから5分が経つ

その高圧的な存在感は玉藻の前と比べ、また違った『恐ろしさ』があった

 

その5分後──

 

ドサッ‼︎

 

3名を抱き抱えた憂太が校門を少し抜けたところで崩れた

帳も、憂太の生還が確認出来た所で閉じた

 

「おかえり。頑張ったね」

包帯を巻き直した五条先生が憂太に優しく言う

 

僕も憂太君に近づき、屈む

 

「大変だったね。お疲れ様。憂太君、君はこの3人を救ったヒーローだよ。もう昨日までの君はここには居ないよ──」

 

「はは、ありがとう。鈴谷くん。自信、持てそうな気がするよ」

憂太君は笑って応えた

 

そうさ、君は真っ直ぐ育って欲しい

その為なら、僕は君に全てを捧げるつもりだよ

 

そしていずれ、君は僕を超えて。そんな君に僕は──

 

…………。

 

辞めた。『僕を殺して欲しい』なんて思うのを……

 

妙漣寺の生き残りが僕。穢れきった一族は滅びなければならない

勿論この僕も

 

初めて出来た友達にこれは流石に言えないよな

 

やはり僕が死ぬ時は1人が良いのかも知れない

 

 

005

 

それから2日後──

 

「君から僕を誘うなんて、どんな風の吹き回しだい?」

高そうな椅子にふんぞり返り、クルリと回る

 

 

「五条先生にどうしても聞いておきたい事が有りまして……。僕の『前世』についてです」

そう、僕の前世についてだ

どうしても五条先生に確認を取らなければならない

 

なんせ、僕の前世の記憶には『五条悟』に似ている人が居たから

 

「前回話した六神通──。そのうちの1つ、僕が取得している『宿命通』です。

この神通力は、自分の前世を少しだけ見る事が出来ます。

ですか個人の尊重を僕は重んじてますので、その記憶を見なかったですが……。

僕が確か、6か7歳頃だと思います。ある日突然、宿命通を取得しました。

そして強制的に『見て』しまいました──」

 

「へぇ、前世の記憶……ね。面白そうじゃんか?で?それでそれで?」

興味津々の先生を置いといて、僕はそのまま続ける

 

「その記憶には多分、『五条悟』が居ました。あともう1人……。『前髪が変』としか覚えて無いんですが……。

人違いですかね?」

 

「……⁉︎…………ん〜〜。どうだろうか?まずその前世について詳しく」

顎に手を置き、深々と思い出す

 

「えっと、前世といえど必ずしも『過去の人の魂』という事では有りません。……多分。遠い未来や、今生きている人物からのケースも有ります。僕の前世の人も、遠い過去の人では無く。

僕が生きて居た、『ここ十数年以内に死んだお方』と考えてますけど……」

 

「あとこう聞いた記憶も有ります。『私たちは、最強なんだ』」

どうですかね?と、聞く

 

「いやーわからないな〜。その『私たちは、最強なんだ』って(笑)。ここ十数年なら、最強の呪術師の五条悟は生まれてるぞ──‼︎是非とも、この僕と手合わせしたいものだね〜?

お、そういえばさ。僕と模擬戦しない〜?ずーっと最強はつまらないんだよ〜」

 

「はいはい。今日は雨が土砂降りなので、天気のいい日にしましょうねー」

僕はギャグ漫画で習った、老人に愛憎を込めて言うセリフをパクり先生に言った

 

「なんか、最近乗ってこないねー」

 

「慣れです。慣れです。順応スピード、自慢じゃあ無いですが早いですよ?……。じゃあ、先生は僕の過去の事は知らない……と」

 

「あぁ、そうゆう事。お役に立てなくて申し訳ないね?玉藻の前に解放して貰って、本気で観ればわかるんじゃ無い?」

 

「いやだから、相談しに来たんですよ。ぶん殴りますよー?……。いや、でも。ありがとうございます。なんせ、とても(おぼろ)げな記憶なもんで……」

僕は扉に手をかける

 

「じゃあ失礼しましたー」

 

鈴谷はそのまま、五条の部屋を後にした

 

 

「全く、前世とは怖いものだね。これもまた、天与呪縛(てんよじゅばく)では無く、自ら取得した『能力』だから尚更タチが悪い……。才能がそうさせたのか、因果がそうさせたのか……」

 

ギィギィと椅子を鳴らしながら、天井を見る

 

「『私たちは、最強なんだ』──。そんな事言う奴は、この世界中でたった1人しかいねぇよ」

 

屋根に水玉が幾度となく叩きつける音がその部屋を支配する

 

その部屋の中、最強呪術師 五条悟はただ自らの過去を思い出して居た

 

 




お疲れ様でした!

如何でしょうか?

今回は、僕(作者)の悪意を持って書かせて頂きました!
こんな設定にしたら、『最高で最低じゃ無いかな?』と無い頭で考えまして、書きました。

前回から『妙漣寺と、御三家との繋がり』についてやるやる詐欺でしたので、ここで補足したいとおもいます。
なんせ、御三家である五条悟は勿論、禪院家の真希も知ってますので、中々ぶっ込み辛いので……。すみません。

まず術師は代々、『術式』を受け継ぎます。(五条家の無下限呪術や、禪院家の十種影法術((間違ってましたら、すみません‼︎))など)
継承の仕方は、子を残す事です。ですが、僕ら人間ですので『思う様に行かない時』も有ります。
例えば、子が全て亡くなった。子を作る為の配偶者が居ない、などです。

前者は考え易いですが、後者は少し考えが難しいと思ってます。
子を作る為の配偶者ーー。ただ『子を作る』なら『誰だって良い』んです。
ですが、術式の継承となると話は別です(きっと)
『呪力』が少ない一般人と子を成すのは、リスクしか有りません
一方で、自分の家系。つまり従兄弟など、自分の『術式』と同じなら、子への『術式』の継承は簡単でしょう
ですが、それは近親婚となり、類稀な病を発症しいずれも短命でした。
かと言って、他の家系に『人をくれ‼︎』とは言えない。どの家系も仲が悪いですので……。

そこで現れたのが妙漣寺。天狗道です!(パパーン)
妙漣寺は、子を攫います。そしてその子を『六神通』の取得を目指し、日々鍛錬させます。
ダメなら捨てる。有能なら残す。これ繰り返せば、『術式』を持たない『呪力』が一丁前の『失敗作』が出来ます。で、その人を相続に困っている家系に売る。素晴らしい。世界が丸く収まりました。
六神通のうち、1個でも取得できれば、『天狗の子』とみなされ、日々より厳しい鍛錬に打ち暮れます。
売られた人が、六神通に目覚めないか?
それは有りません。『失敗作』とみなされた人間なので。

(この辺の設定は、僕が大好きなフロムソフトウェアのゲーム。ダークソウルや、ブラッドボーンをモチーフにしてます。血筋なんてもろロスリック家ですよね(笑))

以上、御三家との関係でした。
まぁ、深く見ればおかしな所も有ると思いますが、許してください。

今回はここまでです!

最後まで見てくださってありがとうございました‼︎
感想も読ませて頂いてます。
『直ぐ返す』。これは少し難しいので、自分ができる範囲で返信したいと思います。
感想は全て読ませて頂いてます。読んだ感想はgoodを押させてもらってます‼︎
僕にとってかなり大きい励みになります。

こんな趣味100%の文章を読んでいただいてとても嬉しいです‼︎

今後もどうぞ、よろしくお願いします

ではまたー

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