書いていて、少し長めになってしまいました…
12話前後には、なんとか終われそうです(確信!
でも、どうせ次話辺りで撤回すると思いますが……
今回も楽しみながら読んで頂けたら嬉しいです‼︎‼︎
001
ボロボロの僕。その隣には、方鼻にティッシュを詰めた先生──
そんな僕らが正座で<
チクチクチクチク……
夜蛾学長が刺す、針の音がこの部屋に響く
それほど静かなのだ
「で、どっちが悪いんだ?」
夜蛾学長の問いにすぐに反応する
コイツがやりました、と僕は五条先生に指をさす
「……で、どっちなんだ?」
夜蛾学長の言ってる事が分からない
もしや、と思い僕は五条先生の方に顔を向ける
「…………」
僕に向けて指をさしてやがる
「悟だな……」
指導の拳が五条の頭に入る
「オマエは昔から全く変わらんな!」
イタタと呟きながら夜蛾学長に返した
「確かにグラウンドは僕らの模擬戦で……まぁ、使い物にならなくなったけど鈴谷の力量は知れたよ。『ここまでしないと』実力が測れないからね。収穫はあった──」
ニヤリと笑い続けて言った
「特級呪術師の中では、僕の次に強いよ。まだ成長途中だけどね──」
10分程叱られ続けた
1番僕の心に効いた言葉は、『悟の様な人間は2人も要らん!』
酷くないか?なんなら玉藻の前ですら、笑って居たし……
「し、失礼、しました〜」
僕はゆっくりと扉を閉めた
このまま教室にと向かう為、廊下を歩く
東京都立呪術高等専門学校。その学長である夜蛾
理由は五条先生との模擬戦
何度も何度も、先生の術式によりボロボロになりながらも、右頬に1発パンチをお見舞いする事が出来た
けれど、それが行けなかった
お互いヒートアップし、気づいた頃にはグラウンドが大小様々なクレーターが出来ていた
痛い思いしたけれど、楽しかった
だけどやり過ぎた様だった。最後に夜蛾学長から『直々に任務を下す』と、処罰を貰う
五条先生が
「真希や、棘、パンダが日々やっている任務とそう変わらないよ。ただ鈴谷の場合、『特級クラス』の任務になるだけだから」
と笑っていた
『特級クラス』ね……。どんな相手だろう?
先生との模擬戦で僕は、『領域展開』、『
僕の『生得術式』は、『
心の中で愚痴を垂らし、教室の扉の前で止まる
少し息を整えてから──‼︎
「五条先生をぶん殴って来たよ──‼︎‼︎」
今までに無い笑顔で教室に入る
そこからは楽しい時間が続いた
黒板には堂々と『あの憎きバカに清々しい一発をありがとう‼︎』と書いてある
僕の机の上には、近場のコンビニで買ったであろう沢山のお菓子とアイスがあった
「ほら、沢山食えよ?俺たちが買ってきてやったんだからな?」
腕を組み、パンダ
「甘いものが好きって言ってたからさ……。嫌いなものがあったらごめんね……」
憂太くんがソワソワしながら言う
それに続き、棘くんも相槌を取る
「そんな事ないよ!お菓子なら、なんでも好きだよ〜。皆、ありがとう〜。わぁ!アイスあるじゃん‼︎」
「
真希さんが指をさす
『チョコミントアイスクリーム』──
蓋を開けて、付属のスプーンで一口頬張る
「ん⁈あんまぁい!」
「?『あんまぁい』?」
眉をひそめ真希さんが聞く
「『甘い』と『美味い』の複合語。僕のオリジナルの言葉。真似していいよ?」
また美味しい食べ物を見つけてしまった!
後から聞いた話だけど、チョコミントアイスを買ったのは真希さんだと、憂太くんに聞いた
002
それから3日後──
僕は、呪術高専の先生(関係者?)が運転する車の後部座席に居る
時刻は夜の9時58分。いい加減、眠たくなって来ているが『彼』が僕を寝させてくれない──
五条悟──‼︎
なんなんだよ、この人は⁉︎人が嫌がることをするプロフェッショナルだろ⁈しかもなんで隣に居るんだよ‼︎⁉︎
あともう一つ。スヤスヤと寝れない
「……でさ、さっきの天ぷら、美味しかったね?」
サービスエリアで食べた夕ご飯の話をしている
「……。でも、そうですよね……。この季節に『山菜の天ぷらは珍しいな』と思って食べましたが、予想以上に美味しくて──。あとあの蕎麦も良かったです!やっぱり蕎麦は冷たいヤツが最高で、すぅぅぅ──」
口が滑った。食べ物の話になると喋らずにはいられない……
僕の悪い癖だ。早急に治さなければ……!
「あははは、鈴谷はそうゆう所あって良いねー。是非ともこのまま、変わらずに居て欲しいものだね〜。ね?<七海>?」
「いい加減にして下さい。鈴谷くん、このヒトの言う事は聞いてはいけません。反応するだけ無駄です」
助席に座る一級呪術師の
「チッ!乗れないなぁ。この『脱サラ呪術師』め‼︎」
舌打ちしたよ!この
もう嫌だ。この車内の空気、絶対に淀んでる……。運転してくれてる人だって青い顔してるもの‼︎‼︎
ゴホンと大袈裟な咳払いをして、五条先生は口を開ける
「もう、耳がタコになるくらい繰り返して悪いが、今回は『
『呪詛師』。それは、呪霊から人々(非術師)を守る呪術師に対し、自身の欲望や快楽のために人々を呪い、殺害する者たちの事──
つまりは僕ら呪術師の敵。その待遇は呪霊と変わらない
「
僕に秘匿死刑を命じられてから、自分の運命はある程度決まっているのかもしれない
今ここで死ぬか?
それとも、この人の犬として生きるか?
「申し訳有りません、鈴谷くん。その該当する呪詛師、かつては私の部下でした……」
いっそう渋い声で、七海さんは言った
「良いんですよ!別に七海さんは悪いことしてませんし!部下と言っても3年も前の事ですよね?」
「…………」
七海さんはサングラスに手を当てる
「『人殺し』は僕の様に、堕ちた人間にやらせれば良いんです。その方が、他の人に迷惑、かかりませんから……」
ふとクラスメイトの顔が浮かんだ
「そんな事言うなよ……。こっちまで悲しくなる」
「嘘つけ」
そんな僕の返しに先生は、何も反論しなかった──
003
依頼があったのは、街灯も無く
任務概要
『村落にある日、4人組の男が現れた。その日を境に村内で神隠し、変死が目立つ様になった。
その原因は4人の男と思われ、6名の視察を派遣。しかし派遣した隊員は戻らず、村内の住民との連絡が急に止まる。
この事から、4人組の男を呪詛師と判断する。
呪術規定9条に基づき、処刑対象として扱う。
以上──』
そんな事を書いてある紙に目を通す
この紙切れ1枚で、4人が死ぬ──
「では、鈴谷くん。よろしくお願い致します」
「じゃあ僕はここで。
村の前。少し拓けている場所に車を止る
「ご武運を!」
今にも倒れそうな伊地知さんが言ってくれた
「……すみません。上からの命令でもこれは……私の……」
七海さんが眉間に皺を寄せる
「大丈夫です!頑張ります」
何が大丈夫なのかわからないが、僕はそう言って車に出た
この村は山の麓にある
山の頂には、
けれど……生存者はたとえ居ないと分かっていても、探さなくては……
全部で14軒。この情報は伊地知さんから教えてもらった
僕は一軒一軒周り、最後に社に向かう事にした
〜1軒目〜
異臭無し
畳に血痕
争った痕跡
最悪な気分になってきた
〜2軒目〜
異臭が微かに臭う
大量の血痕
台所に転がる、血がついていない包丁
抗ったが無駄だったのだろうか?
長い髪の毛、耳の一部を発見
「脅しに使ったのか……?」
『酷いことをする人も居るんですねー』
玉藻の前がそう悲しく呟く
「人じゃあ無いよ。こんなの『出来る』人はただの──」
獣だ
戸を開け外に出る
「タマモさん。次、行こうか?まだ……、生存者がいるかも知れない……」
『そうだと、良いのですが……』
無意識のうちに妙漣寺と重ねてしまった
確かにあの中には、この世に解き放っては行けない『獣』も居た
だが、皆んなが皆んな、そうだったのだろうか?
僕が殺した中には、まだ『まともな人』が居たのかもしれない……
吐き気がしてきた
〜3軒目〜
戸を開けて中に入る
そこには一体の下級呪霊が居た──
小さく、ゆらゆらと漂う──
今まさに消えようとしている程に
「こっちに来い、って事だよな」
僕は、その呪霊に近寄る
異臭が鼻をつく
僕が近づくと、その呪霊は奥へと進む
(やめろ。ソッチに行かないでくれ……)
廊下を歩き寝室に
さらに臭いが酷くなる
それに伴い、蠅が空を舞う
小さく、弱い呪霊が『あるところ』を見つめて、留まる
高級そうな木製のタンスが有る。見つめる先には、子供1人が隠れられる程の引き戸がある
『そこを開けて』と言うかの様に
「……開けるよ?」
(なにやってるんだ僕は⁈まだ今なら、深く傷付かない筈だ!ソコの確認は呪詛師を殺してから、調査団に確認して貰えればいいだろう⁇また……僕は……『あの時』と同じように傷つくぞ‼︎‼︎)
しかし僕はソノ取っ手に、手を伸ばす
呪霊が見つめる目が、とても愛おしい者を見つめる眼だったから
鍵が掛かっていた
第三者が、外から鍵を締めたのだろう
父親か、母親か。それとも祖父母なのか……
力強く引く
バキッ‼︎と金具が壊れる音と共にソレは落ちてきた
ヒトの丈夫な皮に覆われた、ドロドロした液体が
見た目から10歳程の少年
露出した肌は、点々と青と紫に変色している
半開きの口には、白色の虫が蠢く
絶句──
言葉を失った
僕をこんなところに案内した呪霊を見る
その呪霊は1つお辞儀に似た行動を取り、消えて行った
成仏した?『子供の死』を確認出来たから?それとも、生きてる人間に『子供の死体』を発見して貰ったから?
その理由は分からなかった
僕はその遺体を優しく抱えて体制を整える
そのまま、少年の頭を撫でる
「後でしっかり弔ってあげるから、もうちょっと待っててな?お線香もあげに行くよ。線香だけじゃあつまんないから、他にも……」
少し考え、思い付く
「ん!そうだ、どら焼き好き?あと『おはぎ』どか?僕、甘いもの好きだからさ、昔よく食べてたんだよね〜。良い思い出はソレだけだな〜」
僕は撫でるのを辞めて、立ち上がる
「少し用事があるからまたね。すぐに戻ってくるよ。すぐに、ね」
上げた視線の先、古い甲冑が有った
それに僕は近寄る
古く使いこなされている
刀は無いが、とても良い防具だ
「あの呪霊め……。コレはそのお代な?コレで貸し借りは0だ……」
甲冑。その兜にある
(※
その面頬は鬼をかたどった物だった
そのまま僕は外に出る
『残り11軒ありますが……』
「もう辞めた。自分の欲に溺れた獣が、そう易々と人を生かす訳が無い……」
僕は紐を頭の後ろで結び、面頬を付ける
「全部、解放して」
『……!それは勿論♡‼︎』
この時僕は『あの時』と同じように修羅に堕ちた
これも
004
「もう、呪詛師と戦っている時間でしょうか……」
七海は腕時計を見る
「ま、大丈夫、大丈夫。鈴谷さ、僕と同じぐらい強いから」
あははは、と笑い返す
「こんな事態に笑うのは辞めて下さい。『最悪の事態』になりましたら、私たちは、『鈴谷くんを殺さなければならない』。分かってますか?」
その言葉を聞くなり、急にテンションが落ちる
「分かってるよ、七海。<
アイツの二の舞にならない様に仕組んだチームだろ?
『裏切りが無いか、確認する為』に、わざと『人殺し』の任務を鈴谷に与えた──」
五条は片足を運転席、伊地知が座る席を蹴る
「なぁ、伊地知。なんで僕がこんなにイラついているかわかるか?」
「う……上の対処の方法……でしょうか?」
「そう!本当にふざけてるよな?やはり纏めて、殺した方が早そうだ」
ガリッと歯の噛み締める音が鳴る
「まぁ、それは置いておいて、鈴谷くんの『術式』を教えてもらっても?最悪、相手をしなければなりませんので……。あと貴方を殴ったと聞いてますが」
七海が五条に言った
「あぁ、じゃあ紹介してあげよう!鈴谷の術式は『
還、源と文字を七海に伝える
「還源術式……。能力は?」
「触れた『術式』や『呪力』を消失させる。これで僕が殴られた」
凄いだろ〜と自慢げに話す
「?『術式』の消失なら『呪具』を用いれば無くなる事は知ってます。ですが、呪力となると……」
「そう!呪力もろとも『奪われる』。そう言った方がいいかな?」
「では何故、『
「なんでも『奪う』とは違うらしい。鈴谷がそう言ってた。『呪力をもとの場所に還す』だってさ。僕の術式が消えたのは、触れられた部分の『呪力』が無くなったからだよ。ややこしいね〜」
「つまりは、『触れた部分』を家電製品に置き換えましょう。
我々は『呪力』という『電気』を消費して、『術式』……つまりは『ミキサーを動かしている』。
鈴谷くんが触れた場所は、電気(呪力)の供給を強制的に遮断する。つまりはコンセントを抜く、という事。
よって『電気(呪力)』を失ったミキサーは止まる……」
「あー。いいね!それ。今度、乙骨にもそうやって教えてあげよう!」
「ですが、『触れる』。これはかなりのデメリットですね。これなら最悪、勝機はありますね」
七海は独り言の様に呟く
「あ、言い忘れたけど、鈴谷さ。『領域展開』使えるんだよね〜。まっ!僕の『領域展開』の方が洗練されてるから、負けないけどね‼︎」
パリッ!
七海のサングラスに薄くヒビが入る
「領域展開は、術式を付与した生得領域を呪力で具現化すること。その領域内は術式が必中──。つまり領域内に入ったら最後……『全身から呪力そのものが抜ける』……。呪力が無ければ、『術式』や『呪力での自己強化』すら出来ない……」
「そゆこと。あと鈴谷さ、六神通のうち3つも取得しててさ身体の半分、人間辞めてるんだよね〜。素の身体能力、マジヤバいぞ?」
さらに笑いながら言った
「それ、勝てるんですか?」
「勝てるとも。なんせ僕は『最強』だからね──」
005
「領域展開。
最後の呪詛師に向かって僕は領域展開を発動する
『やってしまいなされ!ご主人様‼︎カッコいいですわよ!』
眩い光の中、領域が広がりその世界が見えるようになる
日本神話で例えるならば『天地
空は神々しい光が降り注ぎ、下は暗く混沌とした海が暴れている
その間、まるでそこにガラスの板が有るかの様に僕と、呪詛師は立っていた
「ゔっ!なんだ!これは‼︎」
そんな悲鳴にも似た声で呪詛師は膝から崩れる
呪力が底を尽きたのだろう。一気に無くなったことによる、高山病にも似た症状が呪詛師を襲う
「なんだ。オマエ弱いじゃんか。見栄を張らなければ、もっと楽に逝けたのに。呪力があればある程、この空間でも普通に動けるはずだけど……」
僕は血に濡れた日本刀を持ち、一歩、また一歩と近寄る
「領域展開か……。なら、逃げ場は無いか……。ここで、俺は、死ぬのか……」
虫の様に転がる呪詛師に僕は反応する
「僕の領域展開は縛りを設けてある。能力が強いあまり、範囲が狭くてね。だから僕のは、『結界』が存在しない。つまり、出入りは自由。その縛りのお陰で、範囲を直径50mまで伸ばせたけど……。頑張れば逃げれるよ?」
まぁ逃す気は無いけど、と付け足し冷ややかに言い捨てた
「『結界』が……存在しない、領域展開、だと⁉︎結界を閉じずに『生得領域』を展開しているのか……‼︎‼︎」
「そうゆうこと。これも出来る様になったのも、半分人間を辞めたおかげだけどね。でも僕は、
刀を構える
「最後に言い残す事は?」
そう言うと、呪詛師は笑って応えた
「
社に山の様に重なった死体を思い浮かべた
「地獄に堕ちろ」
僕は呪詛師の首を目掛けて、刀を振り下ろした
血が噴水の様に出る
だがそれは一瞬のこと
それ以来は、チョロチョロと血が首から出る
再び光に包まれ、領域展開が閉じる
「タマモさん。もう良いよ。また『封じて』欲しい……」
血がついた刀をその辺に投げ捨て、言った
『……。それ程までに嫌うのですね?その力を……。わかりました。再度、封をしておきましょう』
玉藻の前の声と共に、一気に開ていた視界が狭まる
神通力を封じ込めた原因だ
「さて、もう帰らないと……。五条先生と、七海さんに報告……。あと、あの子の葬儀に線香とお菓子……。もう……いいや……。疲れた……」
僕はそう呟き、テクテクと歩き出す
「待ちたまえ!君!」
後ろから声がかかる
声のトーンからして、殺意は無さそうだ
残った残党?それとも新しい敵?
後ろを振り向く
そこには『見たことある様な顔』の人物が
「誰ですか?敵なら殺しますよ?あと、前髪、なんか変ですね」
僕はソイツに言った
「前髪が変って、前にも言われたな……」
ボソリとつぶやいてその人は言った
「私の名は、夏油 傑。ある理由で呪詛師をやってる。今の君とは、敵対中の存在だね」
その夏油と名乗る男は、僕に手を出す
「?……知らない男の人には、手を出しちゃダメって、五条先生が言ってた」
と拒否する
「釣れないねー。キミ。なぁ、鈴谷くんと言ったかな?
キミも私と同じようにならないか?
今日はスカウトしに来たのさ。この世の中、間違いだらけじゃあないか?
君もそう思ったこと、あるはずさ。なんせ君は──」
妙漣寺の最高傑作だからね
「勧誘はお断りです。もう疲れたので、行きますね。さよなら」
僕はそのまま行こうとした
だが手を握られ、ナニカを渡された
090-×× ×× ×× ××
「私の電話番号。いつでもかけてくれよ?」
「僕が、この紙。番号を上の人間に伝えたらどうしますか?」
「そんな事はあり得ない!キミは私と同じ匂いがするからね」
「…………」
僕はその場を後にした
後ろから声がかかる
「呪術師だけの世界を創る。これが私の目的だ。そうなれば、『呪い』で困る人はいなく成るはずだ。電話、いつでも待ってるよ」
006
今回のオチ
呪詛師、4人の処刑は鈴谷によって達成された
鈴谷が裏切ることなく、五条の元にたどり着いた
鈴谷が夏油から受け取った番号は、暗記し紙を粉々に破き、風に残骸を運ばれた
夜蛾学長は勿論、五条先生にも『夏油傑』が居た、と言って居ない
その理由はわからない。何故か言えなかった
今日も屋根に強く雨が打ちつける
時折、稲光が電気をつけて居ない部屋を明るくする
あれから10日経った
心に残るモヤモヤは消えないままだ
「なぁ、タマモさん。携帯。持ってるよね?」
深夜の自室。僕の声と、雨音が響く
『まさか、電話しようと考えてませんよね?』
「しようと思ってる。でも、少し話をするだけだよ?『高専から出たい』なんて1ミリも考えて無いよ」
あははと笑い玉藻の前に、そう言い返した
『では……』
金色に輝く光と共に、タマモさんの携帯が降ってくる
「ありがとう」
僕はそういうと、番号を打ち込む
5回ほどコールが鳴る
そして……
『はい、もしもし。どちら様で?』
夏油の声が、携帯越しに聞こえる
「僕、鈴谷、です。少し……お話をしたくて……」
『あー、そうゆう事ね〜。鈴谷くん、また会えないかい?東京に行きたいとうるさい子がいるもので……。日時は、2日後には決める。また電話してくれないか?』
「良いですよ?今、少しお休み貰ってますので。いつでも」
そう言ってから、僕は電話を切る
話だけ、話をするだけ……
はぁ、とため息を漏らしベットに横になる
疲れた
眠い
このまま、まるで子供の様に深く眠れたらいいのに……
お疲れ様様でした!
今回は、かなりハードな内容だと思います
全て、僕の文を書く能力がない為なので、、、
ですので、ここまで読んでくださって本当に感謝してます
ありがとうございます!
さて、今回は色々と呪術について書きました
いやー、これからですね。鈴谷の本当の戦いは!
鈴谷の術式ですが、これを書く前にだいぶ考えてました
五条悟と匹敵するほどの術式。かと言って、五条悟に勝てないぐらいの能力……と
そこで思いついたのが、これです!
コンセントを引き抜いて、物理で殴る戦法!
これしか無い、と思い、これをベースに妄想して出来上がりました!
この先『やりたい展開』があるので、時間軸を呪術廻戦0にしました
一応、僕の頭の中では、呪術廻戦(本編)でも続けられる様に書こうと思いますが、いかんせん時間とやる気が………
ですが、この作品。『玉藻の前に取り憑かれた『天狗』の子』は最後まで、しっかりと書き切りたいです!
今回は、これと言った解説はありません
次回は、鈴谷の過去のお話を2話ぐらいに渡って(最悪1話)書こうと思います
鈴谷というキャラクターの何故?どうして?が解消されれば、良いなぁ〜と思っています
ではまた〜