転生したらダイワスカーレットの兄になっ………えっ!?姉ですか!? 作:ミレニア
やぁ。
オグリキャップの伝えたい事、それはチームのお誘いだったよ。
いやーびっくりびっくり。まさかオグリの好感度がそこまで高いとは思わなかった。
つまりこれからは頼り?になる先輩兼ライバル?兼チームメイトな訳だ。ハテナが多い!
んでな、俺思ってたんだ。
俺まだチームの名前を知らないんですけど。
つーわけで流石にチームメンバーが自分の所属チーム名を教えてあげませんっ!(言ってない)なんて事にならないように、Hey、オグリ。
「ん?誰か呼んだか?」
「口に出してないのに気がついた!?」
わーお、エスパー?
直感が凄いね。
「メジャーか、君が呼んだのか?」
「…はい、まぁ呼びましたが……。………気にしない気にしない…」
俺ね、最近学んだんだ。オグリキャップは摩訶不思議。一々気にしてたら疲れるって。
タマは凄いな…。オグリと同室だし、結構一緒だろ?そりゃツッコミが常に響く訳だよ。
しかもそれで足りへんとかマジ?俺も頑張るからさ、ほら頑張れ♡頑張れ♡
話がズレまくった。
それでオグリ、俺らのチーム名なんて言うんです?
「オグリさん、私まだチーム名を知らないんですけど。このチームなんて言うんですか?」
「あれ、言ってなかったか?」
「……全然、全く。… はぁ」
それって、あなたの感想ですよね?
本人言ったつもりだったんかい!
「…それで、なんて言うのか教えてもらいたいな、と」
「あぁ、私達のチームはシリウスと言うんだ」
「…はっ?」
ちーむしりうす?あれでもあにめのちーむもあったよ?
「マジですか…?」
「?そうだぞ?」
…つまり、だ。アニメのスピカもリギル。なんならカノープスもあったな。
そこに更にアプリのシリウス、か。
どういうことだってばよ!
「…あ、ありがとうございます。その、少し一人にしてください」
「あぁ、わかった」
アプリとアニメは別世界線だって話は嘘だったのか!?
しかも、本来居ないウマ娘もいるとなると更に原作追加されてるわけで…。
ンンンンン欲張りセットォォォォォ!!!
アニメの様に忠実再現が激しいのか、アプリの様にifルートなのかどっち!
流石に怪我するんだったら知ってるから止めるよ!俺は!
…考えないといけないこと増えたなぁ。
はぁー、やれやれ。
「あっ、メジャー」
「…はい?あぁ、サブトレさん。何か御用で?」
「トレーナーがメジャーを呼んでたから、教えに来たんだ」
「そうですか。じゃあ私は行きますね。ありがとうございます」
用とは一体なんじゃらほい。
御用とあらば即参上、ダイワメジャーがただいま行きますよー。
現在、数多くのチームが存在する。
チームリギル。
数々のG1ウマ娘を世に繰り出し、注目ウマ娘はティアラ路線で活躍し、その気品ある美しさでドリームトロフィーで活躍する『女帝』エアグルーヴ。
怪我による引退からの復帰。マイルや中距離路線でドリームトロフィーを席巻するフジキセキ。
その苛烈な末脚で先程の二名と渡り合うヒシアマゾン。
だが、やはりチームリギルの大エースといえば。
史上初の無敗での三冠を成した『皇帝』シンボリルドルフであろう。
正しく、トレセン学園が誇る最強のチーム、それがチームリギルだ。
他にも注目するチームは存在する。
チームカノープス。
多くの重賞ウマ娘を排出し、一流のチームである事には間違いない。
だが、どうしてもあと一歩のG1タイトルはまだ手にしたことは無い。
他にも何個かのチーム紹介が続き…。
チームスピカ。
今までのチームと比べ、あまり話題は無いが、少なくとも期待は持てると関係者は言う。
そして、今多くのチームを紹介しましたが、これらのチームは最近に出来たばかりのものが多い。
だが、古くから存在するチームが一つだけある。
チームシリウス。
長い年月チームを存続し、こちらも多くのウマ娘達を排出した。
重賞ウマ娘やG1ウマ娘も多く出し続けたが、最近ではチームリギルやチームカノープス、その他のチームに注目が行き、知らない者も居るだろう。
だが、かつて巷を騒がせたアイドルウマ娘。そう、『芦毛の怪物』オグリキャップが所属するチーム、それがシリウスだ。
もし、チームシリウスや他のチームが気になってくれたら、チャンネルはこのままで!
テレビ放送・〈トレセン学園を知ろう〉より
コンコン、と二度ほど扉を叩く音が聞こえる。
「トレーナーさん、入っても良いですか?」
「あぁ、入れ」
失礼します、と相手に一言零す。
トレーナーに手招きされ、椅子へと座る。
メジャーの向かいに座るはチームシリウスのトレーナーである。
少し、いやかなり強面の顔ではあるがイケおじとしてチームメンバーからは評判はいい。尚、他のウマ娘達には逃げられるが。
歳も60代に近く、本人は衰えがきてると思われるが、雰囲気は全く衰えてるとは思えない。
「お前を呼んだのは今後についてだ。まず、お前のデビュー戦が決まった。デビュー戦は12月。他の同期達とは遅くなるが、お前の能力をより高くする為だ。お前は無敗の二冠を目指すんだろ?今のままじゃ、皐月は取れるだろうがダービーには届かない」
「はい、分かってます」
「だからこそスタミナを中心に鍛え、他の能力も伸ばす為にデビューを遅らせた。多少能力の有利は出るだろうが、実戦経験は劣る」
「大丈夫です。オグリさんやチームメイトのウマ娘達が実戦に近い練習をしてくれているので」
「だろうな。まぁ、お前のデビューまでの話は以上だ。次にその後について。お前が無敗の二冠を目指してるのは分かったが、その後は何かあるか?」
「…まず、私は長く走りたいです。それこそ出来るなら学園を卒業するまで。ですが、そこまでは無理かも知れませんので、せめて高等部の二年までは」
「何かあるのか?」
「…私には妹が居ます。凄く可愛くて、ずっと愛してて、私よりも強いだろう妹が。その妹と走るにはその時まで走れないと行けませんから」
「分かった。他には何かあるか」
「…G1レースにいっぱい出たいです。私はマイルが得意です。中距離は良くて2000mが精一杯です。ですから、能力が備わるまでマイルだけでもいいです。でも、いつか有馬記念で勝ちたいんです。オグリさんはジャパンカップや有馬記念で走りきれている。だけど、私には無理です。それでも!私はオグリさんのように走りたい!じゃなければ、私は妹に、スカーレットに勝てない!カッコイイおねえちゃんじゃ居られなくなる!だから!」
「落ち着け、お前の気持ちは分かった。ほら、深呼吸しろ」
「…すぅ、はぁ、すぅ、はぁ。…すいません、ありがとうございます」
「いい、お前の事がよく分かった。…オグリが言ってたのはこれか」
「なにか言いました?」
「いや、気にするな。ともかく、お前はG1級の大きなレースに出たく、その上長く走り続けたい…か。全く、難題を押し付けるな」
「ご、ごめんなさい」
「謝らなくていい。そもそもそんなウマ娘の問題を解決させるのがトレーナーだ。俺は今からお前のトレーニング内容や出走させるレースをもう一度見直してみる。だからもう戻っていいぞ」
「あ、はい!ありがとうございました!」
パタンと扉を閉じ、駆け足で出ていったメジャーを見送りながら、シリウスのトレーナーは考える。
「…ったく、あいつを入れた俺の自業自得だが、これじゃあ引退をしたくてもできるに出来ねぇな。このまま引退するにも、メジャーの奴をどうするか…。……そうだ、あいつにやらせるか。───あぁ、俺だ。ちょっとトレーナー室に来い。話がある。…なに?今言えないかって?なら言ってやる。お前がメジャーを担当してみろ、なーに、他の連中には何も言わせねぇよ。お前は優秀なんだから大丈夫だ。んじゃ、よろしくな」
チームシリウスとかリギル出しておいてアニメもアプリのストーリーもちゃんと読んでないウマ娘プレイヤーいるってマジ???
(悲報)サブトレ君、急遽メジャーの担当にされる(大変そう)