1人と仲間の絆   作:凌介

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大切なものを一度に失った主人公神永優也は新たな繋がりを求めて歩み出す


第1話絆と再会

今日は羽丘高校の始業式だった、今年から羽丘と2駅隣の花咲川が共学になった、アタシ達の学年には男子はいないけど、男子がいる環境での学校生活にも憧れはあった、でも、さっきも言ったようにアタシ達の学年には男子はいない、でも、アタシ達には幼なじみがいるし、その幼なじみと同じ学校で学校生活を送れたら楽しいだろうなと思ってたりする。

その日のアタシ達はまだ知らなかった、幼なじみのあの子が帰って来ててアタシ達の前にまた現れる事を...

 

次の日アタシはもう1人の幼なじみ事湊友希那と一緒に登校するために友希那を待っていると友希那の家の玄関が開き友希那が顔を出した

「おはよう友希那!」

「おはようリサ、一緒に登校するのは久しぶりね」

「そうだね、昨日はお互いに親が一緒だったもんね」

「そうね」

いつも通り他愛ない会話をしながら学校に行き友希那を交えてクラスの皆と話しているとチャイムが鳴り担任の先生がクラスに入って来た

「ホームルームの前に1つ報告!このクラスに転校生が来ました!昨日からの予定だったけど、都合によって1日遅れての転校になった、とりあえず、紹介するから注目!入って来て!」

先生の言葉に従って1人の男子学生がクラスに入ってきた

クラスが少しザワザワして何人かの女の子はヒソヒソと話している

(結構カッコよくない?)

(でも、ちょっと怖いかも)

(近寄り難い感じがいいじゃん!)

なんて会話がポツポツ聞こえてくる

「はい!静かに!自己紹介お願いできる?」

「今日から転校してきました。神永優也(かみながゆうや)です!えっと、趣味は特にないですけど、色々とできる方なのでよろしくお願いします。」

「はい、じゃあ時間もないし3つまでなら質問許可しますなにか質問ある人」

アタシは一目見て間違いないと思ったので確認のために手を挙げて質問する

「あのさ、昔、小学校から中学生くらいまで東京に住んでたこと住んでたことなかった?」

「ありますよ、もしかして俺の事見覚えあったりします?」

「ちょっとね、まぁ、詳しくは後で話すよ」

「わかりました。」

「私からもいいかしら?」

「どうぞ」

「昔、歌っていたこと無かったかしら?」

「ありますよ、でも、声変わりして思うように声が出なくなって歌うのはやめました、たまにカラオケなどに行くくらいですね」

「そう、まぁ、良いわ」

「じゃあ、ラストなんかある人は?」

先生がそう言うと、1人が手を挙げた

「はいはい!はーい!」

「じゃあ、どうぞ」

「演奏はしないの?」

「ギターはちょっとだけ出来ますけど、そっちも最近は全然です。」

「曲を作ったりしたことは?」

「昔、何曲かありますけど、音楽関係は最近は本当に全然ですね」

「残念」

そう言ってその子が席に座ったのを確認して先生が話し出す

「とりあえず、ホームルーム終わるけど、他に連絡事項とかある人は?」

先生はそう言って辺りを見回して何も無いのを確認してからまた話し出す

「じゃあ、ホームルーム終わります!神永はこの後、教科書受け取りに来なね」

「わかりました」

そう言って先生が教室を出ていき俺もそれに続いて職員室に行き教科書類を受け取って教室に戻りとりあえずロッカーに教科書類を仕舞い必要なものだけを持って教室に入ると始業のチャイムが鳴り授業が始まる

今日は今後の授業日程を伝えて終了らしいので俺はとりあえず授業を聞いて必要な事をメモしている間に授業が終わり

あっという間に昼休みを迎える

俺は屋上で1人静かに昼食を終えてからぼーっとしていると同じクラスの今井さんと湊さんがやってきた

「いた!優也!」

「俺?」

「えぇ、色々と話したいことがあったのよ」

「そうなの?」

「そうだよ!一応確認するけど神永優也でいんだよね?」

「そう自己紹介したよ?」

「それで、中学校くらいまで東京にいてつい最近戻ってきたんでしょ?」

「うん、そうだよ」

「小学生時代の事を覚えているかしら?」

「具体的には?」

「低学年くらいの頃同い年くらいの女の子とその親と一緒に演奏して歌っていた事を覚えていない?」

「あぁ!もしかしてその頃一緒に歌ったり演奏したりしてたゆきちゃんとりっちゃん!?」

「懐かしいねその呼び方」

「そうね、ともあれ久しぶりね優也」

「そうだね!」

「優也、本当に音楽辞めたの?」

「うん、どこに向かえば良いかわからなくなっちゃってね、距離を置いたんだよ」

「もう一度向き合う気はあるの?」

「俺にもわかんないんだ、でも…あの日から俺の世界は真っ暗なんだよ…」

「それって…」

俺は言いかけた言葉を遮るように手を叩く

「音楽の話はおしまい!2人の事を聞かせてよ!」

「まぁ、良いわ、優也の話は後々聞かせてもらうとして私達は今でも音楽を続けているわ!」

「そうなんだ、それってユニット?バンド?」

「バンドよ!Roseliaっていうバンドをやっていて皆でFWFに出るのが夢よ!」

「まぁ、そのためにアタシ達は日々研鑽を続けているって訳」

「へえ〜凄いんだね」

「あなたはこれからどうするの?」

「どうもしないよ!俺は俺なりになにか見つけるさ」

「よければ、私達と一緒に夢を追う気は無い?」

「今は、いいや!しばらくは放っておいて」

そう言ってその場を後にする

「待って優也!」

呼び止めるアタシを友希那が手で制す

「友希那!」

「今はその時ではないと言うことよ」

そう言って友希那は優也が去って行った方を見ていた

それから少ししてチャイムが鳴り午後の授業を受け学校帰りにバンドメンバーでライブハウスに集まり練習する。

それからしばらく練習した後友希那と一緒に帰っている

「友希那、優也、本当に音楽辞めたのかな?」

「少なくとも私はそうは思っていないわ」

「でも、優也は…」

「よく思い出してご覧なさい、優也は辞めたのかと聞かれて、距離を置いたって言ったのよ、なにかきっかけがあればもう一度優也は戻ってくるわ」

「そうかな?ううん!そうだよね!アタシ、信じるよ!優也をそして友希那の言葉を!」

「今はそれで良いわ」

なんて話しながらアタシは家路に着いた

 

優也side

学校が終わり俺は帰宅するとすぐに部屋に行き無造作に上着を脱ぎ捨ててネクタイを外してからベットに寝そべり首のネックレスに触れ呟く

「''ユウ''俺はどうしたらいいのかな?お前がいなくなってから、俺の世界は色褪せたままだよ…」

そう言って体を起こし写真立てを手に取り写真写った1人の少女の姿をなぞりながらもう一度ネックレスに触れ''あの時'を思い出していた。

 

 

 

 




どうもこんにちは、【僕等が奏でる歌と音】を書いている
凌哉です。【僕等が奏でる歌と音】の方で行き詰まったので気分転換に全く違う作品を書いてみました。
この作品のテーマは絆です。主人公がどんな絆を紡いでいくのか皆さんなりに想像しながら楽しんで読んで貰えたらと思います。
次回「自分にとっての音楽」

ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?

  • すぐにお願いします。読んでみたいです
  • 読んでみたいけど、後々お願いします
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