RoseliaがSPACEのラストLIVEで演奏する事になりそこで俺の曲を披露すると言ってくれた。
俺は皆が俺の曲を練習してくれる事を嬉しく思いつつもまだやるせない気持ちを抱えていた
「LIVEまでにまた1度アイツに会いに行かないといけないな」
俺はラストLIVEに向けて行動を起こす
まずはユウの両親に連絡をとりあれからなにか見つかった等確認をとりそちらに行く日を伝えて連絡を終える
「後は、友希那達にも伝えておかないと」
そう言って俺は友希那達にも連絡する
そして友希那に電話してすぐに友希那に繋がった
「もしもし友希那、ちょっと良いかな?」
(どうしたのかしら?)
「実はSPACEのラストLIVEの前にアイツにユウに会いに行こうと思うんだ」
(その子にはもう、会うことは出来ないんじゃなかったの?)
「あぁ、だから面影っていうか、そいつが眠っている場所に行こうと思ってる、そしてアイツの両親にも」
(そう、なら、ラストLIVEが終わったら全て話してくれるという事ね)
「そのつもり、そのためにもLIVE前に一区切りと思ってさ」
(わかったわ、その代わり、終わって全てを話した後貴方の最愛だった子に会わせてちょうだい、Roselia全員で)
「わかった、その辺も約束してくるよ」
(いつ行くの?)
「ラストLIVEの2、3日前に行ってくるつもり」
(わかったわ、その時は見送るわ、その後は絶対LIVEに来てちょうだい、それと、私からも伝えるけれど、貴方からも私以外のメンバーに伝えなさい)
「わかった、明日には伝えるよ、ラストLIVEまで後1週間、
俺は皆を導くよ!」
(待っているわ、共に夢を追えるその日を)
「あぁ、待っててくれ」
そうして通話を終了するとその日は眠りについた。
そして次の日、学校で改めて友希那とリサにも昨日友希那と話した内容を伝えた
「優也…ちゃんと帰ってくるんだよね?」
「あぁ、帰ってくるよ、まずは改めて一区切り付けてこないといけないんだ」
「でもさ…優也のその首に付いてる鎖が外れたら優也はいなくなるんじゃないの?」
「無くしたものは取り戻せないけど、新しく何かを作ることは出来るんだ、だからこそ行くんだよ」
「……ちゃんと、帰ってきてね!」
「あぁ、行ってくるよ!」
そうして迎えた放課後
俺は他のRoselia皆にもアイツの元に行くことを伝えた
「元々止めるつもりはありませんよ神永君、私は貴方のやりたい事を止めるつもりはありません、ですが皆に約束してください、必ず帰ると」
「私もそれを約束してくれるなら止めはしないです」
「あこも同じだよ、優兄ぃにとってそれが必要なんだろうし、必要ならやらないと!」
「皆ありがとう。俺は最高の仲間に恵まれたみたいだ」
「当然ね、私達は貴方と夢を追えるその日を楽しみにしているもの、そしてラストLIVEで貴方の曲をやる事もね」
「わかってる、じゃあ練習しようぜ!」
「えぇ、そうしましょう」
そうして2時間程練習し解散した
俺はアイツの元に向かうまでの間Roseliaのと一緒に俺の曲の練習に付き合いつつ曲に寄り添えるよう指導していく
「友希那、もう少し柔らかく歌えたりする?FIREBIRDの最初の時みたいな感じで」
「やってみるわ、貴方の曲は声を張り上げて歌うのではないものね」
「そういう事、もちろん荒々しい感じの曲もあるけど俺の曲の中からその曲始まりの花を選んだのは友希那達だよね」
「そうね、正直Re:STARTでも良かったけれど、貴方の最初の曲始まりの花がいいと思ったのよ」
「それだけ気に入ってくれたなら良かったよ」
「いよいよこの後行くのね」
「あぁ、行ってくるよ!そして明後日のラストLIVEまでには帰ってくる」
「優也…ちゃんと帰ってくるんだよね?何処にも行かないでよ!」
「枷を外せるか確認してくるだけさ、枷を外したらアイツとの絆に区切りがつくってだけ」
「でも、枷を外したら優也は!」
「落ち着きなさいリサ、今はまだ優也の中で区切りが必要なのよ」
「心配される気持ちはわかりますが彼なりに考えあっての事ですし、戻ってくればきっと何かを掴んでいますよ」
「そうですね、優也君が必要な事だと言う訳ですからね」
「優兄ぃだし」
「まぁ、普通に見送ってくれ、すぐにもどってくるさ」
「そうするわ」
俺はその後見送られてアイツと過ごした思い出の街に向かった
街に着くと日は暮れて辺りは暗くなりつつあった
俺は父さん達のいる自宅に帰る
「ただいま」
「珍しいな、こっちに帰ってくるなんて」
「ちょっとね、明日の夕方には帰るよ」
「という事はユウちゃんに会いに来たの?」
「うん、向こうで一緒に夢を追わないかって言ってくれてる子達がいてね、その子達と夢を追いかけたいなって思っててさ
ユウに報告と鍵を探しにね」
「お前に付いた枷を外すのか?」
「外さないと、いつまでも縛られたままだから」
「そうか…まぁ、最終的に決めるのはお前だからな」
「枷を外したってアイツを忘れるつもりは無いよ」
「そうよね、優也に唯一影響を与えた子だものね」
「まぁそれもあるけど、俺にとっても忘れられない思い出ばっかりだしさ!」
「そうよね、優也にとって大切な人だものね」
「まぁね」
そうして俺は父さん達とたくさん話をしてから眠りについた
そして次の日
俺は少し早い時間から出掛けユウの墓参りに来ていた
花を添えて線香をあげて周りを軽く清掃した後改めて手を合わせてから話しかける
「よう、2ヶ月ぶりくらいか、こっちも色々あったけど、やっとスタート地点から1歩進めた感じだ」
俺はぽつりぽつりと5月から今までの事を報告する
また曲作りを再開した事、近々SPACEというLIVEハウスで最後のLIVEがある事、一緒に夢を追わないかと誘われそれを待ち続けてくれてる仲間がいること等少しの間でも話す事はたくさんあった
「俺さ、お前との事、まだ仲間に話せてないけど話そうと思う、話して区切りつけてそいつらと夢を追いかけたいなって思ってる、だからさ、応援してくれるか?お前の枷から外れることになるけどさ、これは俺とお前を繋いでくれるものだから大事にしていくつもりだ」
そう言ってネックレスに触れる
「もう、これ以外となると俺とお前を繋いでいたものは音楽だけだしな、その繋がりを感じる物をこれからは他の仲間とも作っていく、そしてその仲間達とまた会いに来るからさ」
そう言って俺はその場を後にしユウに家に向かった
少しの間バスに揺られユウの家の近くのバス停で降りて
また少し歩きユウの家に到着しインターホンを押すとユウの両親が出迎えてくれた。
「よく来たね、入ってくれ」
「お邪魔します」
「いらっしゃい、来てくれたのね」
「そろそろ命日も近いですしその前にと思って」
「そう、仏壇の方にもお線香をあげてくれる?」
「もちろんです。」
俺は仏壇の方にも線香をあげてから居間にいるユウの両親の所へ行き話をする
「あれから何か見つかりました?」
「あぁ、見つけたよ、ユウが机の奥にしまっていた手紙がね」
「それと一緒にこの小さな宝箱も見つけたわ」
「中身は確認しましたか?」
「いいや、君に渡すべきだと判断して中身は見ていない、君が開けてくれ」
「わかりました。」
俺は鍵と箱を受け取り開けて中身を確認する
鍵を開けると曲が流れ出す
「これってオルゴール…しかも、俺がユウに向けて最後に歌った'星空の花と夜風'」
「ユウが残したいと言ったいたものね、1日だけ退院してきた時、あの子が曲をオルゴールに込めたいと言っていて、その曲だったのね、それにUSBメモリが入っているわね」
「みたいですね、こっちは後で聞きます、手紙も後から見てみる事にします、封筒の中に鍵も入っているみたいですし」
「君はこれで解放されるのか?」
「ちょっと違いますね、解放ではないです、ただ枷を外すだけですから」
「そうか…頼む事ではないが、これからもユウを忘れないでいてくれ」
「俺がアイツを忘れるわけないですよ、あいつが俺を陽の光の当たる場所へ連れ出してくれたんですから」
「そう言ってくれて嬉しいよ、あの子の親としても君のもう一人の父としても」
「こっちこそ、家族同然に扱ってもらって感謝しかないです」
そうして俺はユウの家を後にし自宅に戻り手紙に目を通す
優也へ
この手紙を読んでいる頃
私は貴方の前からいなくなっている事でしょう
でも、悲しまないで私は星になって貴方を照らしています
私にとってのあなたはまさに星の光のような存在でした
ずっと1人でいて放っておいたら消えてしまいそうな淡い光
あなたは私がいなくなったらまた1人になるかもしれないけど、それでもあえて私は貴方を縛ったまま去ることを許してください、貴方を1人にしないために、貴方に私と同じかそれ以上に大切な人が出来たらこの鍵を使って貴方自身にかけられた鍵をその人に外してもらってください。
そして音楽を、そして、繋がりを持つことを諦めないでください
辛いこともあるかもしれないけど、貴方はきっとそれを糧に前に進めるはずだから、だから私という存在するを失くしても
前に進んでいってください。
最後に、メモリに私が作った曲を入れておきました、いつか鍵を外した時にでも聞いてください。それじゃあ、またね。
俺は手紙を読んだ後涙が頬を伝った
「なんだよ、自分がいなくなることがわかってて残す手紙がこれかよ…俺の事ばっかじゃねーか!アイツらしいけどさ…
もう少し自分の事も書いておけよな…」
そうして頬を伝う涙を拭い呟いた
「ありがとうなユウいつだってお前が俺を引っ張ってくれるから俺は俺を見失う事がないんだ、いつだってお前が俺の光だったんだぜユウ」
俺は手紙をしまうと宝箱の箱を開けオルゴールの音色を聴きながら眠りについた。
次の日
まだ少し朝の早めの時間にもう一度ユウの墓参りに行ってからその足で駅に向かった
駅につくと父さん達が待っていた
「優也、これから戻るんだろ?」
「うん、明日の夕方から向こうでも大切なイベントがあるんだ、向こうでできた仲間がそのイベントに参加するから見届けないとね」
「そうか、そこまで大切な仲間ができたんだな、一緒にやりたいと思える仲間が」
「まぁね、ずっと待たせてるんだけど、そろそろ本格的にね」
「いい報告が聞けることを祈ってるわ」
「うん、まぁ、待っててよ」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
そうして俺は友希那達の待つ街に向けて再び旅たった。
お久しぶりです。長くなりそうだったので前後編にして書いて行きますので今回はここまでとさせてもらいます。
このまま後編の執筆をしていきますので次回までもう少しお待ちください。それではまた次回
次回「ラストLIVEと優也の歌(後編)」
ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?
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すぐにお願いします。読んでみたいです
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読んでみたいけど、後々お願いします