1人と仲間の絆   作:凌介

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ガールズバンドの皆に優也は自分の過去を明かすのだった。


第13話優也とユウ

その日俺はこの街に戻ってきて知り合い小さな絆を結んだ

ガールズバンドの皆をcircleに集めた

「優也、皆を集めたって事は話すのね」

「うん、皆に知っておいて欲しいから」

「それって…星になったって言ってた先輩の大切な人の事ですよね?」

「うん、どういう風に出会ってどうして星になったか、どうして俺がこの街に戻ってきたのか、そいういうの全部話そうと思う」

「優也、それは私達が聞いて大丈夫なの?」

「もちろん、さっきも言ったけど、知っておいて欲しいから」

「聞かせて、優也君、優也君の大切な人の事」

「うん、じゃあ話すね」

俺は話し出すユウ事 ''神里優菜''の事を…

 

-回想-

 

アイツと出会ったのは中学3年の時に同じクラスになったのがきっかけだった。

なんだかんだと理由をつけて絡んでくるユウに最初こそ鬱陶しいと感じていた、でも、自然とそれが苦じゃなくなって言って一緒に過ごす事に違和感が無くなって行った

そして同じ高校を受験して春からも同じ時間を過ごす事になった

 

「優也!高校でも、よろしくね!」

「あぁ、よろしくなユウ」

そうして高校でも俺達は変わらず一緒に過ごしていた。

周りからは付き合ってるのかと詮索される事もあったが

お互いにおそらくまだその感情は無いだろうと思ってた

「優也!私、いつもみたいに歌うんじゃなくて、ちゃんとしたステージで歌ってみたい!」

「ライブハウスでってことか?」

「そうそれ!優也ならそういうの詳しいだろうし、良いかなって」

「わかった、ライブに出られるか近くのライブハウスに聞いてみよう、ライブハウスで俺もユウの歌聴きたいしな」

「曲を作ったのは優也でしょ!それに''2人で''歌うんだよ!」

「そうだな、俺とお前で歌うんだもんな」

「でも優也!ライブ出る以上ユニット名決めないとじゃない?いつもは路上ライブだし、気にしてなかったけど

決めないと!」

「だな、ユウはどんなのが良い?」

「優也の曲にちなんた名前がいい!ユニット名に星が入ってると尚良いわ!」

「STARLight(星の光)は?」

「悪くは無いけど、ちょっと違う」

「じゃあユウが決めていいよ!」

「本当に!?」

「もちろん特に反対しないから」

「じゃあ優しい星!kindSTARは?」

「ユウが良いなら良いけど、普通に優也とユウでも良かったんじゃない?」

「私はこれがいいの!優也の曲は淡い星の光だったり満天の星空の光だったりで私、好きだし!」

「じゃあそうしよう!」

「うん!あっ!それと優也!ちょっとこっち来て目を閉じて」

「良いけど、なんで?」

「いいからいいから」

俺は言われるがままにユウに近付き目を閉じた

そして首にヒヤリとした感触があり一瞬だがぞくりとする

「もう目を開けていいよ」

言われて目を開けると首にはチェーンがついてこそに錠前が付けられていた

「なにこれ?」

「優也を縛るもの!優也はほっとくとどっか行っちゃうかもしれないからね枷を付けてあげないと」

「じゃあ、この枷外す時は?」

「外さないよ?」

「え?」

「私が優也を捕まえておくの!そうすれば一緒にいられるでしょ!」

「ったく、独占欲の強い女だな!」

「優也の曲も優也の音ももちろん優也も私の物だよ!」

「わかったよ!」

そうして俺はユウに縛られた。

それから俺は近くのライブハウスに交渉してOKを貰い出られる事になった

俺はその事をユウに伝えると大喜びしていた

そしてライブ当日

俺とユウはライブハウスで演奏した

曲自体は2曲程だったがかなりの盛況だった

そして、ライブから数日後、ユウは体調を崩し学校に来なくなってそのまま入院した…

そして、ユウは重い病気だと教えてくれた

ドナーが必要な程酷いものだとも

俺は自分がなれないかと聞いたが無理だと言われた

「そんな…じゃあユウは…」

「大丈夫可能性はあるさ、毎日ユウに会いに来てやってくれ」

「わかりました。」

俺はそれから毎日ユウに会いに行った会う度に衰弱していくようなことはなかったが、弱っているなとは感じてた

俺はユウに向けて曲を作っては曲を聞かせていた

「私、絶対元気になってまた優也と歌いたい!」

「待ってるよ!」

そう約束したがその約束を果たされるのはユウが星になる最後の瞬間だった…

季節は夏になりそして夏休みになった

そして夏休みも俺は時間が許す限りユウに会いに行き曲を作り歌った

そして夏休み最後の日ユウの体調が急変したと連絡が来て

俺は病院へと急いだ

そして面会の旨を伝え両親の了解も得てユウに会った

「ユウ?俺だわかるか?」

「優…也…」

「あぁ、俺だ、優也だ」

「ごめんね…私、もうダメ…みたい…」

「そんな事言うなよ!また一緒に歌おうって一緒に過ごそうって約束したじゃんか」

「うん…だからね…お願い…最後に…もう一度だけ…一緒に歌おう」

「最後なんて言うなよ!俺はいつでもお前と一緒に歌うよ!」

星空の花と夜風を2人で歌った

そして歌い終えた時ユウは笑ってそのまま目を閉じた

「ユウ?ユウ!」

名を呼ぶが返事はなく医師とユウの両親からはもう眠ったと言われた

俺はそのまま涙が枯れるまで泣き続けた。

そして病院を出てからありったけの思いを込めて叫んだ

それから俺は学校へも行かなくなりユウの最後を見届けてからはずっとモノクロの世界で1人でいた。

そして見兼ねた両親が転校を進めてくれて今に至る

 

-回想終-

 

「とまぁ、こんな感じ、それ以来歌えなくなったし、音楽からも距離を置いたんだ」

「でも、優也はまた再スタートを切れた」

「うん、皆のおかげ、皆との小さくとも確かな繋がりとユウの言葉がずっと俺を支えてくれて今に至る感じ、だからさ

改めて皆にお願い!俺の背中を押して

皆の音楽でもう一度」

「わかったわ!皆、準備は?」

「出来てます!」

その言葉を筆頭に全員が頷きそのままライブが始まる皆がそれぞれの音楽で俺の背中を押してくれる

そしてラストのRoseliaのみんなは

FIREBIRDとBRAVEJEWELで俺の背中を押してくれた。

「皆、ありがとう。友希那、改めてお願い、俺をRoseliaに入れて!皆と一緒に夢を追いたい」

「歓迎するわ!」

 

「「「「「ようこそ!Roseliaへ」」」」

Roseliaの皆から歓迎され

他の皆からもそれぞれエールを貰い新たな1歩を踏み出したのだった。

 




1ヶ月振りくらいですかね、今回も読んでもらってありがとうございました。次回から本格的にRoseliaと共に優也君が活動していきますのでお楽しみに。もちろん最初にヒロインと恋仲になるよう書いていきますので待っていてください

次回「合宿と新たな絆」

ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?

  • すぐにお願いします。読んでみたいです
  • 読んでみたいけど、後々お願いします
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