1人と仲間の絆   作:凌介

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優也は合宿で見た花火を通して曲を作る


15話合宿と夏花火

合宿2日目俺はまだ日が昇りきらないうちに目を覚ます

隣にはリサが寝ていた。

「そういえば一緒に寝たんだっけな」

俺はリサを起こさないようにそっと部屋を出ると

軽く外を散歩する

「潮風が気持ちいいけど髪とかジャリジャリしそうだな」

そう呟き苦笑する

そして少しの間外をぶらつき別荘に戻り皆が起きる前に朝食の準備をして皆を起こす

「ほら、皆起きろ!朝飯出来たぞ!」

マイク越しの俺の声が聞こえたのか寝ぼけ眼を擦りつつ一人一人起きてくる

「リサは…まだか…しっかりしてそうでたまに抜けてるんだよな…」

俺は部屋に行きリサを起こす

「おい、リサ、起きろ!」

「…優也〜」

「朝飯だよ、起きて」

リサも目を擦りつつ目を覚ます

「おはよう優也」

そう言ってキスしてくる

「おはようのキスはかなり刺激的だね」

「いいじゃん!恋仲になった訳だし」

「まぁ…そうなんだけど、とりあえず起きろ!朝飯だよ」

「優也の手作り?」

「ああそうだよ」

「じゃあ、起きないとね!優也の手料理冷めたら残念だし」

「そうだな、まぁ、お昼はお昼で準備するけどな」

「それは楽しみだね」

そうして俺達は2人でリビングに降りた

そして皆で朝食を取っていると友希那が口を開く

「リサ、今朝は部屋にいなかったようだけど?」

「え!?ああ、実は優也の部屋に言って話しているうちに

寝落ちしちゃってさ…アハハ…」

「そう、でも、優也の枷が外れているようだけど?」

「「「え?」」」

他3人の声が重なる

「気付いてたのか?」

「当然でしょう、飾り部分こそ服で隠れるとはいえチェーンは常に見えていたのに今日は見えないもの」

「言われてみれば、ありませんね」

「そういえば無いね!」

「ありませんね」

「そこでバレるか…じゃあ話すけど、リサと付き合う事になった。だからアレは外してもらった。いつまでもアレを付けておくよりはね」

「優也!」

「言わせてリサ」

俺はリサの言葉を遮り続ける

「リサにはまだ付けてて欲しいって言われたけど、なんか違う気がしたんだ」

「詳しく教えて」

「うん、あのネックレスは俺とユウをいや優奈を繋いでくれる絆だったんだ、だからあえてあれは外してもらった

合宿が終わったら新しいのを買うつもり」

「そう…優也はリサにならもう一度縛られても良いと思えたのね」

「リサが言ってくれたんだ、せっかく再会出来たのにまた居なくなるのは嫌だって近くにいてって」

「聞いてるこっちが恥ずかしくなりますね」

「それ言ったら優也だってね!」

「ちょ!リサ!」

「なになに?聞かせてリサ姉」

「さっきより恥ずかしい話だったらさすがに私も赤面してしまうかもしれないんですが…」

「聞いてみたい気持ちもありますね」

「アタシ、昨日優也にね自分の気持ちを伝えた時ね

優也はねアコギで演奏した後まだ涙が止まらなかったアタシの涙を止めるためにね…その…キスしてくれたんだ

しかも私の涙をさ、こう優しく指先で拭ってくれてさ」

「ストップです!今井さん!これ以上はさすがに私達皆耐えられません」

「ここからが優也の超素敵なとこなのに」

「ごめんリサ、それはリサの記憶の中にだけ留めておいてくれないかな、自分でやっておいてアレだけど、改めて聞くと恥ずかしい」

「えぇ〜まぁ、いっか」

「優也、リサ付き合うのは構わないけど、それにかまけて

他の事を疎かにしないようにね」

「大丈夫、俺は約束を守るよ」

「アタシも!Roseliaとしても1人の女の子としても優也と皆を支えたい」

「それが聞けたなら満足よ、おめでとうリサ、優也」

「ありがとう友希那」

「ありがとう〜大好きだよ友希那〜」

「くっ付くのは優也になさい」

「今だけは友希那にくっ付くのが正解じゃないかな」

「はァ〜まぁ、いいわ切り替えて練習しましょう、私は本格的に作曲に入るわ、優也の方はどうなの?」

「まだ全然、いいフレーズが浮かばなくてさ」

「そう…でも、できるのよね?」

「やるよ!」

「そう、なら頑張りなさい」

そうして俺と友希那は作曲、他の皆は練習に勤しんでいるがどうにも行き詰まっている

俺の方は行き詰まってしまったので気分転換にギターを弾いているとリサが部屋にやって来た

「優也!海行こう海!」

「いきなりどうした?」

「皆で気分転換に海に行こうって!」

「そういう事!良いよ!今行く!」

俺は水着一応楽器を持って皆と合流し海に向かった

俺は更衣室で水着に着替えた後パーカーを羽織更衣室を後にする

そして場所を確保して皆を待っていると皆がやって来た

「待たせたわね」

「別に良いよ!俺も今準備終わったところだから」

「優也!どうかな?新しい水着買ったんだ!」

「可愛いよ、俺だけがその姿を独占出来ないのが残念なくらいにね」

「良かったわねリサ、でも、優也、この場合リサだけじゃなくて私達も褒めて欲しいわね」

「そうだな、友希那はいつもより可愛いさが勝る感じでいいと思うし、紗夜は水着だからこそなのか女子なのにカッコイイって思えるね、燐子は、清楚さが際立っていいと思うよ

あこちゃんはまさに元気全開って感じでいいんじゃないかな、もちろん1番を選べって言われたらやっぱりリサなんだけどさ」

「もう!優也!」

リサは顔を赤くして俺を叩く

「痛!叩くなよ」

「優也が気取ったこと言うから」

「思った事言っただけだって!それに、叩くんじゃなくて

その手でしっかりと俺を放さないように捕まえててよ」

「優也…」

そう言ってリサの手を握ると横から俺の耳を友希那が引っ張った

「痛い痛い友希那痛い!」

「イチャイチャするのは後になさい免疫のない2人が赤面しているわ」

友希那が指指した方を見ると紗夜と燐子は目を背けて赤面していた

あこちゃんだけはなぜかワクワクしたような表情をしていた

「アハハ、ごめんね、とりあえずアタシと紗夜でお昼買ってくるから優也達は荷物番お願いできる?」

「良いよ!焼きそば大盛りでお願いね」

「了解!行こう紗夜!」

「ぇぇ、行きましょう」

そうしてリサと紗夜は買い物にあこちゃんと燐子は砂の城を作るらしく波打ち際に走っていった

そして残されたのは俺と友希那だけだ

「優也…聞いてもいいかしら?」

「何?」

「どうしてリサだったの?」

「え?」

「私でも、他の皆でもなくどうしてリサだったのかと思ったのよ」

「そうだな〜俺を思って泣いてくれたのがリサだったからかな」

「どういう事?」

「友希那はさ、例えば俺の枷が外れてまた居なくなったら心配こそしてくれても泣いたりはしなかったんじゃない?」

「そうね、優也が音楽を続ける限り再会出来ると信じて涙は見せなかったでしょうね」

「他の皆はわからないけど、リサはね俺に感情をぶつけてくれたんだ、だからこそ答えたいと思ったんだ」

「そう…聞けて良かったわ…言っておくけど私だってあなたの枷になっても構わないとは思っていたわ」

「ありがとう。でも、俺はもうリサのものだから」

「あらそう、残念ね」

そう話しているとポピパのメンバーが走ってきた

「あれ?優也先輩に友希那先輩!」

「香澄、久しぶり!有咲ちゃんにりみちゃんも」

「どうもです」

「こんにちは」

「2人はどうしてここに?」

「合宿で来てて、俺と友希那は荷物番、リサと紗夜は買い物あこちゃんと燐子はあそこで砂の城を作ってるよ」

「みたいですね」

「先輩!良かったらこの後一緒に遊びませんか?」

「友希那どうする?」

「まぁ、息抜きに来たのだしリサ達が戻って昼食を終えたら少し遊びましょう」

「だってさ」

「じゃあ、私達の方も紗綾達が戻ったら話そう!」

そうして全員が揃った所で昼食をとりその後遊び始める

種目はビーチバレーでルールはボールが地面についたら負けと言うシンプルなものであこちゃんが盛大にスマッシュを決めようとして失敗し笑いが起きたりなど色々あったが楽しかった。

そして日が暮れて来た頃最後にポピパの皆のLIVEを観て俺達は解散した。

そして夜

夕飯を終えた俺達は皆で花火をして最後に打ち上げ花火を

やった

そして俺とリサは皆より少し離れたところで花火を眺めていた

「綺麗だね」

「そうだね、花火がこんなに綺麗なのも忘れてた、皆のおかげで思い出せた事が沢山あるよ」

「優也、これからも一緒だよね」

「ああ、ずっと一緒だ、俺はもうリサのモノだから、リサに縛られるって決めたんだ、だから、ずっと俺を繋いでいてくれ」

「優也…」

そして俺達はどちらからともなく口付けを交わした。

そして皆が寝静まる少し前

俺は曲を完成させた。

「できた!」

「優也、曲できたの?」

「うん!」

「聴いてもいい?」

「もちろん!今演奏する」

俺はギターを弾いて歌っていく

 

『花火が綺麗な事を忘れてた、目に映る全てがモノクロの世界でたった1人色を与えてくれた存在を忘れはしない

たとえ花火のようにそれが一瞬の泡沫の夢だったとしても

儚い夢花火だったとしても、たった一つの色褪せない思い出が心に残るのだから』

「こんな感じ」

「儚くて切なくてひと夏の淡い恋みたい」

「そのつもりで書いた歌詞だからね」

「でも、私達の恋は…」

俺はリサの唇に指を当て言葉を遮る

「わかってるひと夏の淡い恋になんかしないよ!リサの不安もわかるよ、でもね、俺はリサが好き、リサだけが俺に気持ちをぶつけてきてくれたから俺はここにいる、俺はずっとリサのそばにいるよ、不安ならまた俺にちゃんと枷を付けて繋いでおいて、リサのものだってわかるように」

「優也…アタシこんなに幸せで良いのかな?」

「大丈夫、世界中がリサの敵だとても俺は味方だよ」

「優也!ずっと一緒にいてね!」

「もちろん!」

そうして俺達に恋人としての約束が出来たのだった。

 

 

 

 

 




15話目になります。今日中に出せて良かったです。
恋人らしさって言われても正直筆者は恋愛経験はあまりなく
趣味趣向も偏っているためにそれらしくなっているか不安ではありますが楽しんで読んで貰えたら幸いです。
ちなみに合宿編については一応紗夜さんルートもありますのでifとして投稿しようと思っていますが、その辺はまたアンケートを取りますので是非回答してください
それではまた次回

次回「新たな枷と目に見える絆」

ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?

  • すぐにお願いします。読んでみたいです
  • 読んでみたいけど、後々お願いします
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