両方を大切にしながら日々を過ごしていく
新しい枷を付けてもらい本格的にお互いの想いを再認識したその次の日、俺はRoseliaの練習に参加していた。
とは言っても俺は基本第三者視点でのアドバイスや休憩中にドリンクを配ったり等で本格的に練習には参加していない
そして休憩中友希那は俺とリサをチラリと見てから言った
「新しい枷を付けたのね」
「あぁ、つい昨日ね。やっと俺はリサに捕まえてもらえたよ」「やっとアタシに捕まってくれたもんね」
「でも優也、あなたはそれで良かったの?」
「と言うと?」
「枷の話よ、また錠前で良かったのかって思って」
「これがしっくり来るからね、それに薔薇の刻印がしてあるから、これが良い」
「つまりはRoseliaとしてのリサにも囚われたとみて良いのかしら?」
「元より俺は今井リサに囚われたんだよ!Roseliaとしてのリサだって今のリサにとってかけがえのないものだろ?だからこそ皆との時間を大切にするって意味でもこれが良いなって」
「2人で話して決めたんだよね!」
「あぁ、という訳だから改めてよろしくな友希那、皆も」
「よろしく、そして改めてようこそRoseliaへ」
「歓迎します優也君」
「よろしくね優兄ぃ!」
「よろしくお願いします」
「リサも恋人として仲間としてよろしくな」
「うん!」
改めてRoseliaの仲間になれた気がした。
それからまた友希那達は練習に戻り俺も気になる所があればアドバイスするようにした。
そして練習終了後、友希那からミーティングをするからまだ帰らないようにと言われていた。
そして皆が集まっているのを確認して友希那が俺に提案する
「ミーティングの内容は簡単よ、優也の曲を今度のLIVEで
やろうという提案よ 、そして今度のLIVEは優也にも出てもらおうと思っているの」
「俺も?」
「えぇ、合宿の時から考えてはいたのよ曲も言い方は悪いけれど、ちゃんと形になっているものだし、歌も取り戻したからソロで本格的に活動をしていくことになるだろうし、いい機会だからと思ったのよ」
「じゃあ、優也の曲をやるってのは?」
「そのままの意味よ、優也、昔の曲で構わないから2曲ほとんど提供して貰えないかしら?」
「構わないけど、それなりにあるよ?昔の曲」
「優也君、実際覚えてる範囲でどのくらいありますか?」
「10曲くらいかな?最近作ったの合わせれば14か15くらい」
「それなりにはあるのね、あの時歌った曲以外だと何かオススメはあるかしら?」
「帰り道と野に咲く花は?」
「どんな曲なの?」
「道行く人達を見守るように1輪の花が咲いてる様子を歌ったものだよ」
「Roseliaとしてはなんか違う気がするわね」
「ん〜なら散りゆく花と運ぶ風ならどう?
はじまりの花のアンサーソング的な意味で書いたものだけど」
「それが良いわ!」
「じゃあそれで、帰ったら曲入ったCD渡すよ」
「わかったわ」
それから俺達はスタジオを軽く清掃して解散した。
帰り道、俺達は友希那を含めた3人で帰っていた
「3人で帰るの久しぶりだね」
「だな、合宿の後からなかなか予定合わなかったし」
「そうねでも、2人で帰っても良かったのよ?」
「恋人同士になったとはいえ友希那を仲間はずれにするつもりは無いよ」
「そうだね、アタシ達は幼なじみなんだし」
「そう、ならいいけれど」
そうして俺達はそれぞれの家に帰宅し俺は友希那にCDを渡した後、居間でくつろいでいるとリサがやってきた
「優也、来たよ…ってごめん、寝てた?」
「ちょっとぼーっとしてただけだから気にしないで」
「じゃあさ、演奏して欲しい曲があるんだけど、良いかな?」
「なんの曲?」
「またあの時の曲聴かせて」
「あぁ、良いよ」
俺はアコギを演奏し歌っていく
『カラオケしたいなと君が突然言い出す
街は夜を始めたばかり
面倒くさそうな顔を作ってみたけど
本当はすごく嬉しかった
人混みかき分け公園通り抜ければ
やたら派手な電飾のBOX
ぶっきらぼうな声で部屋番号告げられ
2人きりで部屋に入る
僕が歌うラブソング真面目に聞いてる
寂しげな横顔忘れられぬ思い出重ねてこぼれそうだよ
ずるくてもいい代わりでもいい
君の淋しさの1番近くにいたい
いつか僕をいつか僕を
ほんとに好きになるその時までそばにいるよ
君が歌の途中で突然泣き出して僕は何も言えなくて
取り残された伴奏と泣き声だけが狭い部屋に響いていた
ごめんと言う君の震える肩を抱き防犯カメラに背を向け
濡れた頬を指で拭ってそっとキスをした
ずるくてもいい代わりでもいい
君の悲しみの1番近くにいたい
いつか僕がきっと僕が
彼を忘れさせるその時までそばにいるよ』
リサ視点
悲しいんだけど、凄い落ち着くんだよね。
優也の声と曲がマッチしてるからなのか
わからないけど、ずっと傍にいてくれるって言って貰えてるから嬉しい気持ちも同時に湧いてくる
『ずるくてもいい代わりでもいい
君の淋しさの1番近くにいたい
いつか君がいつか君が
ほんとに笑える時が来るまでそばにいるよ』
演奏を終えたタイミングでリサが俺の肩に頭を乗せる
「リサ?」
「優也、好きだよ」
「俺も好きだよ、ずっと俺だけのリサでいてね」
「アタシはいつでも優也と一緒だよ、優也を離さないからね」
「ずっと俺を繋いでいて、俺を逃がさないで」
俺はずっとこの時間が続けば良いと願ったリサにずっと囚われていたいと感じていた…
17話目ですちょっとだけ短いかも知れませんがキリが良く
タイトルに合った感じが個人的にあったのでここまでとします。
次回は夏祭り編を書いていきますのでお楽しみに
次回「夏祭りと花火の下で」
ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?
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すぐにお願いします。読んでみたいです
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読んでみたいけど、後々お願いします