1人と仲間の絆   作:凌介

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幼なじみの友希那とリサの2人と再会した優也はもう一度音楽と向き合う事となる


第2話自分にとっての音楽

あいつがいなくなってから俺の世界はすっかり色褪せた

そんな中で再会した2人の幼なじみが音楽をやっていると知りそして一緒に夢を追わないかと誘われたが今の俺は夢すらない中で同じものを見ることはできないだろう俺はどうすればいいのだろう?

「''ユウ''が今の俺を見たらなんて言うかな…」

そんな事を呟いても''ユウ''はここにはいないし、もう、会うことも叶わない

そんな事を思いながら、今日も1人で屋上にいる

まだすこし冷たい春の風が頬を撫でる

「また1人でこんなところにいる〜!」

「リサこそなにしてんの?こんなところで」

「優也を探しに来たんだよ!せっかくの昼休みがもったいないよ!」

「良いんだよ、俺は単独行動が好きなんだ」

「呆れた!こんなに可愛い幼なじみが呼びに来てあげてるのに、そんな反応な訳?」

俺はその言葉を聞いて可笑しくなり軽く笑ってから立ち上がってから言った

「自分で可愛い言うなよ、まぁ、どっちかっていうと美人な方なんじゃねーの」

そう言って俺はその場を後にする

「ちょっと!どこ行くの?」

「教室、戻るんだろ?」

そう言って俺は一足先に扉を潜るとリサが後ろを着いてきて

「まったくもう」

と呟いていた

そうして2人で教室に戻ると友希那が自分の席に座っで待っていたので俺達は友希那の席の周りに集り他愛ない会話に花を咲かせる中で友希那が俺に問いかけてきた

「優也、あなた距離を置いているとはいえ楽器経験者よね?」

「まぁ、そりゃね」

「なら、今日の放課後時間貰えないかしら?」

「理由を聞いてもいい?」

何となく聞かなくても想像は着いたが一応聞いておきたかった

「私達のバンドメンバーを紹介しておきたいのよ、関わっていく中でもう一度音楽と向き合おうと思えるんじゃないかしら」

「という訳なんだけど、どうかな?」

「遠慮する」

「どうしてかしら?」

「紹介してくれるのはありがたいけど、俺は新しい繋がりを作る気は無いからね」

「どうしてかしら?」

「無くすのが怖いんだ、もう二度と無くしたくない」

「優也…」

俺の名を呟くように呼ぶリサの方に視線をやったあと俺は自分の席に戻った所でチャイムが鳴った

それから午後の授業を受けて放課後を迎え俺は帰る為に荷物を持って立ち上がった時友希那とリサが俺の前に立った

「帰るの?」

「うん、帰るよ」

「本当に来ないの?」

「行かないよ」

「優也、どうしてそこまで繋がる事を恐るの?」

「無くすのが怖いから」

「昔何があったのか聞いてもいいかしら?」

「悪いけど…話す気はない、話しても何にもならないから」

「分からないじゃん!」

「ほっといてくれ!俺はこれ以上繋がりを持ちたくないしなくしたくない!あんな思いは二度とゴメンだ!」

俺の声が教室にこだまする。

2人は黙ったままだったので横をすり抜けるようにして

「またな」

と言って教室を出て行きそのまま家路に着いた

俺はしばらく歩いてから立ち止まって呟いた

「みっともねぇ、でもこれでいい、二度と''ユウ''の時のような思いはゴメンだ」

俺は自分の首に下げているネックレスに触れる

「そういえば、あいつがくれたというかつけたんだよなこれ」

俺はそのネックレスを自分で外すことは出来ない、なぜならそのネックレスはチェーンを錠前で固定したもので外そうとしてもチェーンが頭をとおらない、そして''ユウ''が俺を繋ぎ止めるものだと言っていた。

「コイツだけがお前を感じられるものだなんてな」

そう言って俺はそのネックレスに視線を落としてから顔を上げ再び歩き出し家路に着いた

それからしばらく歩いて自分の家に帰宅し靴を無造作に脱ぎ捨て部屋に入りブレザーとネクタイをハンガーに掛けてから

ベットに寝そべり1枚の写真を手に取る

「俺はどうしたらいいんだろうな''ユウ''」

そう呟いて写真に写る自分ともう1人の姿を見ながら俺は眠りに着いた。

それからしばらくして目を覚ました俺はスマホで時間を確認する、時刻は夜19時を示していた

「こんな時間か、買い物行かないとな」

そう言って起き上がり厚めのパーカーを羽織財布等の貴重品を持って近くのスーパーに出掛けた

「夕飯どうすっかな〜」

などと呟きながら店内を見て回りいくつか野菜をカゴに入れてその後肉類のコーナーを見て回っていると名前を呼ばれ振り返るとリサがいた

「リサ…なんでここにって愚問だったな、そっちも買い物?」

「うん、今日はバイトだったからね〜いつもより遅くなっちゃった」

「そうか、そういえば、バイトしてるんだっけか」

「うん!コンビニでバイトしてるよ〜これでも

バイトリーダーなんだから!」

「へぇ〜凄いんだな」

「まぁね!」

リサはそう言うと黙ってしまい会話が途切れる

多分、放課後の事を気にしているのだろうと思い俺は自分から放課後の事について話題を振る

「あのさ、誰にでも踏み込まれたくない部分というか、話したくない事ってあるだろう?俺にとって、音楽関係の話って言わばそれでさ、まだ自分の中で折り合いをつけられてない事なんだ、だから言い方もきつくなっちまって、ゴメンな不快な思いさせたかもしれない」

俺はそう言って頭を下げる

「頭上げて優也!こっちこそごめん!でも、アタシも友希那もさ、楽しく歌って楽器弾いてる優也を見たいんだよね、だから、昔の絆に負けないくらいの絆をもう一度結べたら優也がまた歌ってくれるんじゃないかなって思ってたの」

「そうだったのか…」

知らなかった、2人がそこまで考えてくれていたことを、それを知らずに拒絶し続けた俺はやっぱりみっともないと改めて思う、俺は少し考えた後現状を伝えておくべきだと思い話し出す

「あのさ、この後、時間あるか?」

「え?そりゃまぁ、あんまり遅くならなければ平気だけど…」

「じゃあ、買い物済ませたら、ちょっと付き合ってくれ」

「わかった」

そう言って俺達はお互いの買い物を済ませてスーパーを出ると昔よく遊んだ公園に来ていた

「それで、優也、何するの?」

「ちょっと待っててくれ」

そう言って俺はその公園にあるジャングルジムに登り深く息を吸ってから叫ぶ

「わあぁぁぁぁー!!」

「ちょっと!どうしたのさ!」

俺は叫んだ後スマホの音量を最大にして歌い出すが声が出ない、いや、正確には、掠れた声しか出ない、その様子をリサが驚いた表情で見ている。

俺は曲を止めジャングルジムから降りる

「わかった?声、出ないんだ…だから、音楽から距離を置いたんだ」

「でも、でもなんでそんな事になっちゃったの?今、話せてるよね?さっきは叫んでたよね?」

「単純に歌えないんだ!俺は大切な人との繋がりを無くして以来歌えないんだ、そいつと一緒に歌声も失ったんだよ」

「それって…」

「まぁ、そういう事だからさ…ただ言っておくとね、喉に以上はないんだ、俺自身歌えなくなった時は驚いたしね」

「そうなんだ…でも、じゃあなんでなの?」

「多分、精神的なものっていうか、心の問題なのかもね

本当に俺にもわからないんだ」

「また、歌えるようになるの?」

「まだわからないけど、俺は歌えたらっては思ってるよ!

音楽は俺にとって繋がりそのものだからさ」

「そっか、なんか言いづらいこと言わせちゃったかな?」

「別に、いつかは話さないといけない事だったとは思うから、気にしなくていいよ」

「ごめん…優也…」

「謝るなよ!良いんだ、俺が言わなきゃと思ったから言ったんだからさ」

「でも!」

「ストップ!それ以上言ったらいくらリサでも、許さないよ!」

「優也…」

「とにかく!この話はこれで終わり!」

俺は強引に話を切り上げてリサに一言

「また明日な」

と告げて公園を後にした。

 

リサ視点

「また明日な」

そう言って優也は帰ってしまった、アタシはただその場に立ち尽くすことしか出来なかった

「アタシ、わかってるつもりで何も知らなかったんだ、ただもう一度優也の歌を聞きたかっただけなんだけど、アタシに出来ることって無いのかな?」

そんな事を呟きながらアタシは家路に着き歩きながら自分の考えを口に出す

「優也にとってかけがけのない時間を失くしたんだろうけど、アタシは優也にもう一度音楽をやって欲しいし、もう一度絆を繋いで欲しい、それはアタシのわがままなのかな…」

アタシはこの事を友希那に伝えるべきか否かを迷いながら帰宅した

 

リサに歌えない事を告げて強引に話を切り上げて帰宅し夕飯と入浴まで済ませてベットに寝そべりまた1人物思いにふける

「俺は、どうしたらいいんだろうな」

何度目になるのか分からないその言葉を呟く

どうしたらいいのか、どうしたいのかすらわからない

あいつがいなくなってから何もかもが色褪せた世界で果たして音楽を繋がりをもう一度あの時のように、またあの頃みたいに心から笑って泣いて時には喧嘩したり出来るのだろうか

「思えば、あいつが俺の世界を染め上げたんだよな」

あの頃はあいつといるのがあいつと歌うのが何より楽しかった、そんな事を考えているとあいつが言ったことを思い出す

(何があっても音楽を辞めないでね!優の歌を優の声を届けてね!)

「そう言われてもな〜」

俺はずっと使っていなかったギターに触れる

「歌は無理だけど、演奏ならもしかしたら、もう一度」

そう言って俺は弦を張り替えてチューニングをしてから弾いてみるがしばらく弾いていなかったせいか指が動かないし思ったようにも弾けなかった、しばらく弾いてからギターを置いて寝そべる

「なんか、全然ダメだ、まぁ、当然なんだけどな」

そう言って俺は眠りに着いた。

 




2話目になります。約束を思い出し音楽と向き合う決意をした話を上手くかけていたらいいなと思いながらの投稿になります。次回はRoseliaのメンバーとも出会いながら幼なじみ2人と絆を深める話を書いて行けたらと思います。
次回「絆の形」

ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?

  • すぐにお願いします。読んでみたいです
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