恋人になって3週間俺達は2人の時間を大事にしつつ過ごしていた。
「学校は文化祭一色だね」
「だなぁ〜」
「優也は文化祭の思い出ってある?」
「ユウにめっちゃ連れ回された思い出はあるな〜クラスの出し物見たりステージ演目見たり挙句に突然自分も出るとか言い出して2人で割り込むようにステージに上がってLIVEしたりさ」
「本当に優也振り回されてたんだね」
「まぁね、今となってはいい思い出!これからはリサとの時間を大切にしていくから負けないくらいいい思い出作ろう」
「そうだね!あたし達らしいなって思い返して笑っちゃうようなさ思い出作ろう!」
「あぁ、でもまずは文化祭LIVEだな、俺一人で出ても良いけど、どうせならスリーピースバンド組みたいよね」
「アタシがベースやってあげるよ!」
「じゃあ、中等部からの助っ人って事であこちゃん呼ぶか」
「あたし達の学年にもドラム出来る子いるよ?」
「麻弥さんだろ?知ってるよ、でも、いきなり言って参加してもらうのもなって」
「もしかしてだけど…あたしの為だったり?」
「リサに嫉妬されたりしたら堪んないよ」
「いやいや、さすがにそれは無いって!そりゃ優也が他の子とベタベタしてたら嫉妬するかもだけど、メンバーに女の子選んだからって嫉妬はしないって」
「だとしてもリサも見知った奴の方がやりやすいだろ?Roseliaで一緒にやって来てる訳だしさ、実際俺も何曲か俺の曲のドラムをやった事があるあこちゃんの方がやりやすい」
「優也がそこまで言うなら後で声かけてみよう!中等部からの助っ人って事なら大丈夫だろうしバンド名とか曲とか色々決めないとね」
「やること満載だな」
「あたしも手伝うし1つ1つやっていこう!クラスの出し物もあるし」
「出し物なんだっけ?」
「喫茶店だよ!今回は色々な制服でやるんだって」
「そうなんだ、俺は関係ないと思って聞いて無かったな」
「優也は学ランだって!絶対似合うよね!学ランでオールバックとかだとかっこいいかも」
「リサはめっちゃ派手なギャルとかかな?あげぽよ〜とか言ってみたり」
「どうだろ?そこまで派手なのは無いかもだけど、逆にアタシも学ランかもよ?」
「それはそれで見てみたいかな〜」
「2人で学ランってのも悪くないかもね!」
「俺はちょっとヤンキーな感じで行くなら同じ感じにしてもらわないとね」
「じゃあ、スケバンかな?長いスカート履いて膝当たりまでスリット入ったやつ」
「リサ似合うかな?」
そんな話をしつつ2人の時間を過ごす俺達は幸せだと感じていた。
そして文化祭の話から話題は音楽へと切り替わる
「優也さ、ギター以外は何かやらないの?楽器」
「ギター以外となるとベースかな?でも、キーボードもやってみたいな」
「そうなるとバンドでやる楽器全部覚えなきゃいけなくなるよ?」
「あ〜それは無理だな〜ユウがピアノ弾けたからキーボードボーカルしてた事もあるけど、俺はギターだけだから他の音は編集で何とかしてたし」
「じゃあ、やっぱりギターだけ?」
「そうなるかな、ギターオンリーで良いなら弾いて欲しい曲あったら演奏するよ」
「じゃあ、優里か川崎鷹也がいい!」
「曲は知ってるけど演奏した事ないから練習しておく」
「やった!楽しみ」
その後俺達はあこちゃんにLIVEの話を持ちかけOKを貰い
3人で練 習に励んだ。
曲はカバーとオリジナルを1曲ずつ演奏する事に決まったので
俺達は少し悩んだ末にカバー曲は小さな恋のうたオリジナル曲は舞い散る花と見上げた空という俺の曲に決定した。
そして文化祭当日ギリギリまで練習に励んだ。
そして文化祭当日
LIVEまでは時間があるため俺とリサはクラスの出し物を手伝った後そのままの格好で校内の出し物を見て回っていた
「クラスの評判悪くなかったね」
「なんだかんだ楽しんでたからね、それが来てくれたお客さんにも伝わったんじゃないかな?」
「そうだよね!そうだと良いな〜」
「きっとそうだと思うよ、リサだって一生懸命だったし傍から見てて楽しそうにしてるのも伝わって来たよ」
「優也はちょっと無愛想だったけど、それがウケてたね」
「なんかね!」
2人で話しながら文化祭を見て周りステージ演目の時間になったのであこちゃんに連絡を入れて体育館で合流した。
出番が近付くに連れて俺の気持ちは昂っていく
俺は軽く深呼吸してから2人に話しかける
「2人ともそろそろ出番だけど、準備はいい?」
「もちろん!」
「いつでもいいよ!」
「頼もしいね!じゃあ、行こう!」
「「うん!」」
そして俺達の出番となりステージに立ちマイクを通して話し出す
「こんにちは、文化祭限定バンドのThe Youthです。少しの間自分達の演奏にお付き合いください。1曲目はカバー曲から小さな恋のうた」
曲名を告げると俺達は演奏を始め歌っていく
『広い宇宙の数ある一つ青い地球の広い世界で
小さな恋の思いは届く小さな島のあなたのもとへ
あなたと出会い時は流れる思いを込めた手紙もふえる
いつしか二人互いに響く時に激しく時に切なく
響くは遠く遥か彼方へやさしい歌は世界を変える
ほら あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの
ただあなたにだけ届いて欲しい響け恋の歌
ほら ほら ほら 響け恋の歌
あなたは気づく二人は歩く暗い道でも日々照らす月
握りしめた手離すことなく思いは強く永遠誓う
永遠の淵きっと僕は言う思い変わらず同じ言葉を
それでも足りず涙にかわり喜びになり
言葉にできずただ抱きしめるただ抱きしめる
ほらあなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの
ただあなたにだけ届いて欲しい響け恋の歌
ほら ほら ほら響け恋の歌
夢ならば覚めないで 夢ならば覚めないで
あなたと過ごした時永遠の星となる
ほらあなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの
ただあなたにだけ届いて欲しい響け恋の歌
ほらあなたとって大事な人ほどすぐそばにいるの
ただあなたにだけ届いて欲しい響け恋の歌
ほら ほら ほら響け恋の歌』
「1曲目は小さな恋のうたでした。次の曲に行く前に俺達3人を簡単に紹介します」
「まずはドラムのあこちゃん!俺達の2つ下の後輩でRoseliaのドラマーで、今回は一緒にやろうって俺から誘いをかけました。」
あこちゃんは紹介を受けてドドンとドラムを叩いてから手を振った
「よろしくね〜」
「次にベースのリサ!頼れる俺のパートナーでRoseliaでも精神的支柱とも言える存在です!文化祭LIVEしたいって言ったら真っ先に手伝うって言ってくれました。」
リサもベースを鳴らしてから手を振った
「最後にギターボーカルの優也!今、色々再スタートしたばっかりで文化祭LIVEもその一環って言ってたからこれから披露するオリジナル曲を聴いて楽しんで貰えたらなって思います」
俺もギターを軽く弾いてからよろしくと手を振った。
「じゃあ、次の曲にいきます。次の曲はさっきも紹介にあった通り俺のオリジナル曲になります。聴いてください、舞い散る花と見上げた空」
『風が吹いて目を閉じれば聞こえる風の音
木々や花の揺れる音目を開ければ花が舞い踊り
視界を彩る空を見上げれば風に踊る花びら
立ち止まり手を伸ばせばふわりと逃げる
風に舞う花びらがふわり髪にとまり手に取ると真っ白な1枚の花びらが手に納まっていたその花びらを手に見上げた空には色とりどりの花びらが舞っていた』
オリジナル曲を演奏し終えると同時に拍手が巻き起こった。
「ありがとうございました。」
「楽しかったよ〜!」
「今度はRoseliaのLIVEにも来てねー!」
そうして文化祭LIVEは幕を閉じた。
-LIVE後打ち上げ-
俺達はクラスの打ち上げに参加し俺は質問攻めにされていた。
「優也君LIVE良かったよ〜オリジナル曲なんか今の時期にピッタリだった」
「優也君の曲はCDとかで出したりしてないの?」
「あるよ!アルバムは作ってるよ」
「え〜超欲しい!」
「CD買うよ!」
「あ〜わかったわかった!休み明けに持ってくるからさ!」
「私、別な学校の知り合いとかにも宣伝しておくよ〜」
「それはありがとう、応援よろしく」
俺は質問を全て躱しきりリサの所へ行くとリサはご機嫌斜めな様子だ
「あの〜リサさん?何かご機嫌斜めじゃありません?」
「今更優也の良さに気付いてもな〜ってさ」
「それだけ優也の曲が受け入れられたって事だから喜びなさいな」
「そうなんだけどさぁ〜」
「余程優也が私達以外の女子に囲まれてるのが面白くないようよ」
「そう言われてもな〜実際この先男女関係なく関わりは増えるだろうしな〜」
「優也…ちょっと来て!」
リサは俺のネクタイを掴むと俺を引き摺るようにして教室を出る
「友希那!上手く言っておいて!」
「仕方ないわね、ちゃんと宥めて機嫌を取ってきなさいよ」
「行ってくる!」
引き摺られながらそれだけ言って教室を出ると階段の踊り場に連れてこられた
「リサ?」
リサは振り向くと俺に抱きついた
「どうしたんだよ?」
「わかってても、優也がチヤホヤされてて面白くない」
俺は壁にもたれかかってリサを抱きしめながら告げる
「俺さ、Roseliaに並び立てるアーティストになりたいって言ったでしょ?これだってその1歩だしさ、それにやってみたい事って言うか考えてた事もあってそうなるとこれからもっともっとリサを不安にさせちゃうかもしれないけど、俺はリサだけのものだからどこにも行かないよ」
「…じゃあ、証明して…優也がアタシだけのものだって」
「顔上げて」
俺は顔を上げたリサに口付けし抱きしめる力を少しだけ強めると囁くように告げる
「好きだよ!他の誰よりもリサが好き」
「アタシも好き!」
リサも俺に抱きつく力を強めるとリサの唇が首筋に触れた
「リサ?」
「これで余計にアタシのだって証明できるよね」
首筋にはリサからのキスマークが付いていた
「バレたらめっちゃ恥ずかしいやつ」
「いいじゃん!ワイシャツで隠れるって!」
「そういう問題じゃ…まぁ、良いか」
「うん!優也はあたしのものだよ!それと、やってみたい事って?」
「Roseliaだけじゃなくて他のバンドの子達にも曲を歌って貰えたらなって、必要なら曲も書く」
「それってRoseliaや他の子達にも曲を書いて楽曲提供してみたいってこと?」
「そういう事、だから他の子達との関わりも増えるからなおのこと不安にさせるんじゃないかなって」
「じゃあその時は私も行くよ!」
「わかった。さぁ、戻ろう!」
「うん!」
そうして戻った際に皆からからかわれて2人で赤面する事になった。
21話文化祭の話になります。文化祭を楽しむ描写はあまりないですが2人が楽しんでるなと思いながら読んで貰えたらと思います。
次回は看病イベントを書いていきますのでお楽しみに
次回「看病と2人だけの時間」
ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?
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すぐにお願いします。読んでみたいです
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読んでみたいけど、後々お願いします