夏休み明けからイベントが続き疲労が溜まっていると思い友希那に相談し文化祭振替休日の今日は練習は休みにしてもらった
俺とリサは朝から2人でゆっくりしようと話していたので
俺もいつもより少しだけ遅い時間に起きた
「リサもう来てるかな?」
そう呟き部屋を出てリビングに降りた所でインターホンが鳴る
俺は上着を羽織家のドアを開けると友希那が立っていた
「友希那、どうしたの?」
「リサが体調を崩したのよ」
「マジで!?昨日はあんなに元気そうだったのに」
「昨日の今日で疲れが一気に出たのでしょう」
「ああ〜なるほどね」
「それで、リサの看病お願いできるかしら?」
「俺が?」
「ええ、あなたしか居ないのよ」
「待って待って!友希那は?」
「私はこれから用事があるのよ外せない用事がね」
「そうは言ってもさ、ほら!着替えとかどうすんだよ!リサ体調崩してるって熱出して寝込んでるんだろ?」
「あなたが手伝ってあげたらいいじゃない。
仮にも彼氏でしょ?なんならそのまま一線越えちゃいなさいな」
「俺をなんだと思ってんだよ!熱出して弱ってるところに付け込んでんな事出来るか!」
「なら安心じゃない!これ、合鍵よ!じゃあ任せたわよ」
「あっ!ちょい待て!友希那」
「まだ何かあるの?」
「コンビニ付き合ってくれ、ついでに駅まで行くなら送ってやる」
「ならお願いするわ」
俺は友希那を自転車の後ろに乗せてコンビニに行きスポーツドリンクや熱さまシート等を買って友希那を駅まで送った後家に戻り動きやすい服装に着替えて家を出て隣の
リサの家に入る
「お邪魔します。部屋2階だよな」
俺は階段を上がりリサの部屋をノックするが返事は無い
「入るよ」
俺は断りを入れて部屋に入る
部屋に入ると熱気が籠っていた
「どんだけ我慢してたのやら」
俺はタオルで額と首元の汗を拭ってやる
「んん……優…也」
「悪い、起こしたか?」
「熱で朦朧としてるから寝るに寝られないよ」
「意識ははっきりしてるな、熱は?」
「38℃5分完全に風邪だね」
「疲れが出たんだろうさ、circleのLIVEに続いて文化祭準備に当日のLIVEもあったし、リサはその間にバイトもあったりしてさ気付かないうちに疲れてたんだろうさ、とりあえず熱さまシート貼るからおデコ出して」
「はーい」
俺はリサの額に熱さまシートを貼る
「冷た!」
「我慢!冷たいって感じるくらい体温高いんだ、リサ朝飯は?」
「一応は食べたよ」
「薬は?」
「呑んでないや、朝食べてそのままダルくて寝ちゃってた」「かなり汗かいてんじゃないのか?着替えた方が良いよ、俺、1度部屋から出るからさ」
「優也…その…背中拭いてくれたり…しない?」
「お前…熱で思考鈍ってるだろ?俺だって男だぜ」
「優也なら大丈夫」
「俺を信頼し過ぎだ!」
「アタシって…魅力…無い…かな?」
俺は髪をくしゃくしゃとしながらため息を付いて言った
「お前は、十分魅力的だ!正直俺は理性を保ってるのも精一杯だぜ」
「本当に?」
「心音聞いてみろよ」
リサは俺にもたれかかってくる
「ドキドキしてる」
「言ったろ!いつもと違ってさ、ちょっと無防備な姿にかなりドキドキしてるんだ」
「そっか…私に魅力が無いわけじゃ無いんだね」
「分かったら頼むから普通に着替えてくれ」
「でも、かなり体がだるいしさ、やっぱり背中だけでもお願い出来ない?」
「ハァ〜わかったよ、タオルとお湯持ってきてやる」
俺は1度部屋を出て風呂桶にお湯を張る
そしてその場に座り込む
「マジで理性持つかな俺…」
正直に言うとかなりキツイ、上手く言えないけど今の状態で素肌を見るのすら躊躇われる
「ハァ〜男に産まれてここまで罪悪感感じたのなんか初めてだよ…」
俺はそれなりにお湯の溜まった桶とタオルを持ってリサの部屋に戻り扉をノックする
「入るぞ、いいか?」
「大丈夫」
扉の向こうから返事が届いたのを確認して部屋の扉を開ける
「ごめんね、さすがに裸はあれだったからキャミは着てるんだけど大丈夫?」
「あぁ、平気、背中拭いてやるから後は着替えなよ」
「わかってる」
その後俺はリサの背中を拭いてやりリサが着替え終わるのを待ってもう一度部屋に入る
「優也…平気?」
「何が?」
「いや、ほら、優也も男子だからって意味」
「目の前に好きな女の子がいて素肌晒されたらかなりドキドキするしまぁ、あえてこういう言い方するならヤバい時もあるけど、それに任せてリサを傷付けたくないし、下手すると歯止め効かなくなりそうだから理性を総動員して抑えるさ」
「でも!」
「病人が人の心配するなって!今は甘えてくれて良いから」
俺は軽くリサの頭を撫でる
「優也…ごめん、こんな状況でアレなんだけどさ…優也とその…キスしたい」
「良いよ、むしろそのキスで俺に風邪うつして早く良くなれよ」
そうして俺達は口付けを交わす
お互いにお互いの熱を伝え合うように口付けを交わし
どちらからともなく唇を離しまた口付けする
「待ってくれリサ、これ以上は歯止め効かなくなる」
「お願い、もう少しだけ…優也を感じさせて」
熱と多少の羞恥で赤くなった頬と潤んだ瞳で見つめてくるリサに俺のタガが外れそうになるのを必死で抑える
「マジでさ…本当に歯止め効かなくなるからさ今だけは引いてくれ…」
「……ヤダ…優也を感じてたい」
「自分が色々危ない発言してるの気付け!」
「アタシってそんなに魅力ない?」
「逆だ逆!お互いに今冷静じゃないんだよ俺達は!」
「冷静だもん…優也がアタシに手を出してくれないから…」
「ハァ〜リサ、俺の目見て」
俺はリサの目を真っ直ぐ見て言葉を紡ぐ
「俺にとってリサはとんでもないくらい魅力的だよ!でもな
今のリサは病人なんだ、弱ったところに付け入るような真似はしたくない!好きだって言ってくれること、その…なんだ…性的な事も考えてくれてるってしれた事はすっごくすっごく嬉しいんだよ、だからこそ1時の感情に流されるままにそういう事はしたくない。意気地無しって思うかもしれないけど、これでも精一杯なんだ!わかってくれ」
「………わかった…その代わり、治るまでそばにいて、離れないで」
「あぁ、リサのそばにいるよ」
俺はリサをベッドに寝かせ手を握ってやると安心したのか寝息を立て始めた
「危なかった〜」
俺はある意味嫌な汗をかいた
しばらくしてリサが完全に眠ったのを確認し1度部屋を出て台所を借りてお粥を作ってトレイに載せて薬も一緒に持ってリサの部屋に戻る
「優也…」
「リサ?目覚めた?」
「んん、まだちょっとダルい」
「お粥作って来た、起きれる?」
「うん」
「1人でたべれるか?」
「あ〜ん」
「ったくしょうがないな、食べたら薬、飲むんだぞ」
「は〜い」
幸い食欲はあるようでお粥は綺麗に完食した。
そして薬を飲んでまた眠ったリサの手を握り俺もベッドの脇で軽く眠ることにした。
リサ視点
目が覚めると辺りは薄暗くなっていた。
そして隣には優也が寝ていた
「ずっと看病してくれてたんだよね」
何となくさっきまでの自分を思い返すとまた熱が上がったのではと錯覚するほど顔が熱くなる
(アタシってば熱で朦朧としてたとはいえなんて事したのよ〜優也が紳士でいてくれたから良かったものの、野獣になったらどうするつもりだったのさ〜)
1人でいたたまれなくなってゴロゴロしていると優也が目を覚ました
「リサ…」
「あ…ごめん起こしちゃった?」
「いや、大丈夫だ、リサは?体調大丈夫か?」
「まだちょっとダルいけど、大丈夫少し前より良くなった」
「なら良かった、でも、大事取って明日は休むこと」
「そうする。ぶり返しても嫌だし」
「まぁ、健康第一だよ」
「優也は平気なの?アタシと散々キスしたのに」
「小学校の頃以来風邪引いたことないからね、大丈夫だよ
それに、俺が風邪引いたらリサが看病してくれるんでしょ」
「もちろん!良くなったらまたデートしようね」
「じゃあ、9月末にやる夏の終わりの花火大会に行こうか」
「良いね!それまでに体調万全にしておくから約束ね!」
「当日体調崩さないようにな!」
そうして2人で笑い合いまた口付けを交わした。
22話目になります。今回は看病イベントという事でヒロインの方に体調を崩してもらいました。
次回は学校での1日を描きますのでお楽しみに
次回「学校とリサがいない時間」
ifルートの執筆も考えています。どっちがいいですか?
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すぐにお願いします。読んでみたいです
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読んでみたいけど、後々お願いします